先日インターネットの映像で和束の茶畑の風景を見た。私は普通の郊外の風景に惹かれることはあまりないのだが、この和束の茶畑の光景は以前から好きで、このあたりのトレランは何度も行っている。
久しぶりに和束へ行ってみようと思って、何か魅力的なコース設定ができないかと考えて、以前に加茂町から海住山寺、神童子に行ったコースと、加茂町から和束を経由して童仙房、野殿に行ったコースをつなげてみようと思った。
久しぶりの長距離。地図でのルートでも 30km 以上ある。はたして完走できるだろうか。そんな一抹の不安を抱えながら 6/27(月)の朝、家を出た。
出かける時にうっかり冷凍庫に入れておいた水を取り忘れるという失態を演じて、おかげで電車が予定よりも1本遅くなってしまって、JR奈良線の棚倉駅を出発したのは9時前だった。
しばらく車道で、案内に従って神童寺(じんどうじ)に向かう。それにしても今日も朝から暑い。ネッククーラーを持ってくるのを忘れてしまった。
神童寺は前回参拝しているので今日はパスして山城神童子の集落を進む。
前回、まさかと思うようなところに下りてきたことを覚えているので、たぶんここだろうと判断して横に入った(左の舗装道路の方)。
ほどなくクモの巣だらけのヤブに突入したが、かすかな踏み跡。おそらく地元の人ですら歩いていないだろう。
数分ほど上がると突然しっかりした道に合流した。こんな道、前回あったのかどうか思い出せないのだが、そばの茶畑のための道のよう。車が走った轍がある。
そのうちに轍が消えて竹藪になってきた。
しばらく進むと道標が出てきた。
かすかな記憶のある鳶ヶ城の案内。確か前回立ち寄ったはずなので今日はパス。
北側の森林公園への分岐。
出発して1時間半ほどで海住山寺まで来たが、ここも前回参拝したので今日はパス。
こんな道だったかなあと思いながらかすかな踏み跡を下りていたら、いつの間にかロストしていた。どこで間違ったのかまったくわからない。
三角形の二辺を辿って正しいルートに戻って、車道から加茂町を見下ろす。
和束までずっと車道なのだが、まだ4分の1くらいしか来ていないのに早くも脚が疲れてきた。緩い下り坂でもスロージョグ程度でしか走れない。
これでは到底予定のルートを走り切ることは不可能だと思ったが、和束まで行くとエスケープもなかなか大変。
しかし昔のマラニックの大会で走ったルートでJR玉水駅に戻るのではあまりになさけないので、なんとか童仙房までは行って、大河原へ下ろうと思った。
和束のエリアに入ると大きな茶畑が出てきた。
玉水へ向かう分岐のそばに日除けのかかったベンチがあったので、腰を下ろしてようかん休憩にした。
和束茶カフェを横目で見送って通り過ぎる。
和束川の北側の道から和束の街並みを見下ろす。
いつも通り和束川の川縁の道を進んでいたら、突然通行止めのフェンスが現れた。脇を通り抜ける。新しい橋がかかるらしい。
間違って一つ手前の大きな橋を渡ってしまったが、すぐに気づいて引き返した。
いつもの小さな橋のたもとから鷲峰山を望む。
東海自然歩道に入って、お好みの茶畑の畦道を登る。ようやく待望の景色に出会えました。このためにここまで来たのだ。
茶畑が途切れたあたりの木陰でおにぎり休憩にした。
出発から5時間。ようやく堂仙房への車道に出た。
緩やかな車道に出たがもうまともには走れない。しかし気持ちはもう野殿まで行こうと開き直っていた。大河原への分岐は迷うことなく見送る。
道端にホタルブクロ。
童仙房の中心街に入るが、来るたびに閑散としてくる。人の気配がまったく感じられない。
大河原へ下りなかったのは大きな理由があって、確かこのあたりに自動販売機があったはずと記憶していたから。まだ若干の水分は残っているが、冷たいものが飲みたい。
期待通りこの少し先で自動販売機を発見して、100円の缶コーラを乾いた胃に流し込んだ。
野殿へはまだ距離もアップダウンもある。一昔前はほんのひと頑張りだったけれど今日はただひたすら歩くのみ。
野殿に近づいたらお墓が見えた。お墓があるということは水道があるはず。やはりありました! 今日、初めて顔を洗って首筋などを冷やした。さすがに飲む勇気はなかったけれど。
ほどなく野殿の集落へ。今日は平日なので陸上クラブの仲間の別荘訪問はやめておいた。
つづら折れの車道を下って、押原まで1時間かかった。昔はここを50分で上ってきたのだけれど。
あとは交通量の多いR163を行くだけ。道の駅は通過。
何とか予定通りのルートを完走(完歩?)して、午後4時20分にJR月ヶ瀬口駅にゴールした。
駅やその周辺には自動販売機も無いというおそろしく閑散とした駅で、実はこれまでに何度か利用したことがあるのだけれど、そんなことはまったく記憶になかった。時間があるので残り物のパンを食べたかったけれど、それは途中の駅での乗り換え時間にジュースを買えるまでお預けとなってしまった。
約35km、7時間半。疲れました。