恵庭岳、そして敦賀へ

11/2(木)はいよいよ最終日。苫小牧からのフェリーの出港は夜遅くだが、これまでは最終日は万が一を考えて山へは行かなかった。

しかしウポポイは昨年二度行ったし、これまでも観光での時間つぶしはとても楽しいとは思えなかったので、今回は最終日も山に行くことにした。

天気も良さそうなので、あまり長くないルートで、苫小牧から遠くない山ということで、恵庭岳に行くことにした。実は恵庭岳は昨年のこの時期にも予定はしていたのだが、前日の羊蹄山で結構疲れたので、行先をウポポイに変更したのだ。

ニセコの道の駅から2時間近く走って、幌美内峠の駐車スペースに車を停めた。

恵庭岳へは東側の恵庭岳登山口から登るのが一般的なのだが、ルート検索した結果、登山口の標高の高い北尾根ルートで行くことにした。

準備を整えて9時12分に出発した。

すぐにオコタンペ湖への道に入る。案内板によると今日の昼前に車両は通行止めになるらしい。

車道を10分少々歩いたら左側に踏み跡っぽいものが目に入った。

道標は無いがピンクテープがついていたのでここが登山口だろうと思って這い上がったら、やはり踏み跡が続いていた。

あまりポピュラーなルートではないようで、踏み跡が不明瞭なところもところどころある。おまけに前日の雨で足元が滑りやすいので、早々にポールを出した。

なかなかの急登で、古いロープが随所に出てくる。

出発してから1時間20分ほど登ったら上部が見えてきた。上部は思いのほか厳しそうだ。

男女二人のパーティが下ってくるのとすれ違って、少し登ると本峰と西峰の間のコルに出た。出発してちょうど2時間だった。

本峰(左の突起)はなかなか厳しそう。記録ではピークまで登っているのもたくさんあるが、ガイドブックには山頂部分は崩壊していて登れないと書かれている。

足元は支笏湖。

コルから見えた手前の突起はトラバースして、本峰の最後のガリーを這い上がる。

11時24分、恵庭岳の山頂(1320m)に到着した。

しかし真の山頂は向こうの突起と思うので、ここにザックを置いて突起まで行った。

山頂からのパノラマ。

オコタンペ湖を見下ろす。

時間があるので西峰の方に行ってみようと思ったが、中峰から見える西峰はまだ距離があって、おまけに結構厳しそうだったのでここで引き返した。

ズルズルの急斜面を登っている時は下りも苦労するんじゃないかと思ったが、思ったよりはスムーズに下れて、コルから1時間半くらいで車道まで下りてきた。

案内板の通り、ゲートが閉じられていた。

駐車スペースに戻ってきたのは午後1時27分。トータル4時間15分。予想よりも登りごたえのある山でした。

行動中は飲み物しか補給しなかったのでおにぎりなどを食べてから支笏湖の駐車場に向かった。

ここは冬は無料なのだが夏は有料になる。11月に入ったのでそろそろ無料になっていないかと期待したが、まだ有料(500円)でした。

後ろは昨年登った風不死岳と左に樽前山

こちらはつい先ほど登ってきた恵庭岳。

WiFiが使えて椅子のあるビジターセンターで時間つぶし。

日が暮れてから定番の苫小牧の「なごみの湯」へ。

貸しタオルと1000円くらいの食事がついて1580円というセットメニューがあったので(平日のみ)、それにした。以前からあったのだろうか。

2階の休憩室でのんびり時間つぶしして、マックスバリュでビールと翌日の朝食などを調達してからフェリーターミナルに向かった。

7月はインターハイ帰りの高校生の大集団に愕然としたが、今日は閑散としていた。

帰りも海は穏やかで、静かな船旅ののちに翌日の夜に帰宅した。