姥ヶ岳

自分としては山スキーもそろそろお終いかなと思っているのだが、ここだけは行っておきたいとずっと思っていたのが月山と鳥海山。

昨年はゴールデンウィークの後に計画していたのだが、天気が悪そうだったのでやめてしまった。

月山のスキー場がオープンするのは4月中ばで、鳥海山の鳥海ブルーラインが開通するのは4月末。

今年は雪不足なので行くなら早いうちにと思って4月の終盤に計画した。

あいにく今年も天気があまりよくなさそうなのだが、4/22(月)の昼前に家を出た。山形まで走っていく。

600km走って新潟市の少し先のパーキングで車中泊した。

23日(火)は天気予報どおりのどんよりした天気だったが月山に向かって、10時前に駐車場に到着した。協力金という名目の駐車料金は1000円。

あいにくの天候だがそれなりの客は来ている。


✳︎赤が登り、青が滑り

ここからリフト乗り場まで15分くらい歩かなければならない。兼用靴で歩くのはたとえ雪道でも大変なので、駐車場のすぐそばからシール歩行で行くことにした。

15分くらいでリフト乗り場に到着した。

リフト券は1回券(800円)を購入した。

乗り場に向かったところ、シール着用のままでは乗れないとのこと。危険防止のためと言っていたがどういう危険があるのかよくわからない。

手に持てばいいとのことだったので板を脱いで手に持って乗った。

リフトの下は土の出ている部分もけっこうあって、例年がどうなのかはわからないのだがかなり雪は少なそう。

リフトを降りたところではガスガスであたりはほとんど見えない。

視界10mくらいだがgpsを頼りに月山に向かうことにする。

姥ヶ岳方面へ向かう人がちらほら見受けられるが、そちらに行かないように右寄りに進む。

しかし次第に本来のルートからは離れてきたので修正しようと思って思い切って右寄りに行こうとしたが、意外と傾斜が急で、おまけに雪質も不安定で雪崩の危険性を感じる。

この斜面をこのまま進むのは危険と思って、今日は姥ヶ岳へ向かうことにした。

しばらく登ると前方に何やら人工物が見えた。Tバーリフトの終点のよう。営業はしていない。

リフト終点から45分くらいの登りで姥ヶ岳の山頂(1670.1m)に到着した。

散策路の木道がある。

ここでシールをはずして下るが、ビンディングを滑走モードに戻すのが非常に固くて苦労した。家で試した時はこんなことはなかったのだが、ちょうど1年前くらいに付け替えたビンディングで、登高モードで歩いたのは初めてだった。

ここから大斜面と呼ばれる広大な斜面に下れるのだが、初めてで地形もまったくわからないので、登ってきた斜面をおとなしく下ることにした。

gpsで確認しながらリフト降り場まで下ってきた。雪質は重くて滑りにくい。

ここからはスキー場の沢コースを下る。

滑りにくい重い雪で、とてももう一度リフトで上がって滑りたいという気分にはならなかった。

山頂から20分くらいで駐車場まで戻ってきた。

さて、これからどうするか。天気予報では明日、明後日とさらに天気が悪くなるとのこと。鳥海ブルーラインが開通するのは26日なのでそちらへ行くわけにもいかない。

候補にあげていた湯殿山への登山口に行ってみたが、最近の記録で道路脇に駐車したと書かれていた場所は駐車禁止の張り紙がはられていて、ここに停められなければ湯殿山へは向かうことができない。

ひとまず月山温泉の「かしわや」へ。

月山と鳥海山のあとは吾妻山の方へ行こうと思っていたのだが、こちらの方がまだ多少はマシな感じなので、先にこっちへ行ってみようと思った。2時間以上かかるが時間的にはまだ余裕がある。

2時間半ほどかかって道の駅ふくしまに到着した。