今回の主要テーマは再挑戦三山だが、もう一つぜひ登っておきたい山があった。
この4月に月山に向かって車を走らせていた時に、たまたま停まった交差点で「日本国登山口」という案内板が目に入った。
「日本国」なんて名前の山が本当にあるのかと後から調べてみたら、山形と新潟の県境に標高555mの山が日本国という山名で存在していた。三角点もある。
秋田から南下してきて、鳥海山までクリアできたらその後にぜひこの日本国に行ってみたいと思っていた。
1/26(土)も快晴。ナビに導かれて日本国ふれあいパークに到着した。
駐車場のそばにあるのは小学校らしいが、今も生徒は通っているのだろうか。
休憩所もあって、トイレはきれいに清掃されていた。
案内板を確認する。
準備を整えて8時半に出発した。登山口は休憩所の向かいにある。
いきなりがっつりした登り。
少し上がると湧水が出ていたのでひと口いただいた。標高が低いせいかあまり冷たくなかった。
道は整備されているがそれなりの登りがずっと続く。
登り始めからずっとこういう標識が設置されている。
たぶんあれが山頂だろう。
登り出して50分少々で東屋に出た。下山はここから反対側に下る予定。
今日のコース唯一の展望場所。あれは大朝日だろうか。
ここからしばらくなだらかな道になる。
日本国という山名の由来は諸説あるそうだが、その一つの鷹待場。
あと少し。
9時38分、登山口から1時間少々で日本国山頂(555.2m)に到着した。三角点は二等なので富士山の剣ヶ峰や剱岳と同じ格。
山頂には休憩所があって、そのそばには展望台が設置されている。
展望台に上がっても展望はいまひとつ。北西方面が少し開けていたが海までは見えない。
山名の由来は、
東屋まで戻って、往路とは異なる方向に下山した。こちらを歩く人は少ない感じ。
下の方にはなぜか蔵王堂。
その由来は、
小さな穴からカメラを向けたらいちおう映っていました。
山頂から1時間足らずで車道に下りてきた。
あとは車道で戻るのみ。車道は出羽街道で、このあたりは小俣宿。
歴史を感じさせるような家が多くて、ほとんどすべての家の正面にこのような表記がある。
日本国の山頂はあの向こう側だと思う。
郵便局もあります。
隣は保育所だがまさか営業はしていないだろう。いつ頃まで営業していたのだろうか。
11時前に駐車場に戻ってきた。車が増えていたが途中で出会ったのは下山時の東屋での男女二人パーティのみだった。
今回は秋田からスタートしたかったので行きはフェリーに乗った。しかし帰りは、4月に車で月山、鳥海山に行った経験から、途中サービスエリアで夜を明かせば自力で走って帰れると考えていたので、帰りの予定は特に決めていなかった。
翌日以降の天気が悪そうならこのまま帰路に向かっても良かったのだが、明日はそこそこの天気と予報されている。
それならということで会津の方に向かうことにした。4月に東吾妻山などに行っているので、多少の土地勘はある。3時間以上かかるが、時間潰しにもちょうどいい。
道の駅などで休憩しながら3時過ぎに喜多方までやってきた。
どこかで温泉にと思って調べてみたが、喜多方では日帰り温泉が少ない感じ。快晴の土曜日の夕方なのでできるだけ混んでいなさそうなところと思って選んだところは、何と休業日だった。老人保険施設のようなところなので週末は営業していないのかも。
結局、一番避けたかった、道の駅に併設された温泉になってしまった。
浴室に入った時にちょうど洗い場に空きがあったので、先に洗ってしまうことにした。
これは正解だった。湯船でゆっくりしているうちに洗い場は順番待ちになっていた。
セブンイレブンで食材を買って、裏磐梯の道の駅に車を停めた。ここはありがたいことにゴミ箱が設置されていた。