10/27(日)はどこにするか最後まで迷った。
4月に東吾妻山には登ったが、登っていない西吾妻山に行って吾妻山両山クリアということにするか、はたまた有名な磐梯山にするか。
磐梯山はあまりにも有名なのでこれまではさほど興味が湧かなかったのだが、ちょっと調べてみると実は火山で、私好みの火山地形が味わえそうで、それに惹かれて磐梯山に行くことにした。
4月にも車で通った八方台登山口の駐車場は、7時半ですでにほぼ満杯状態だった。
7時50分に駐車場を出発した。登山口は駐車場のすぐ向かい。
好天の日曜日なのでハイカーが多い。20分ほど登ると磐梯山の頂上部が望めた。
中ノ湯跡。硫黄の匂いが漂っていた。
後ろに西吾妻山から東吾妻山にかけての全景が見えてきた。
出発して1時間20分ほどで弘法清水へ。清水には帰路に立ち寄ることにする。
さらに登ると背後に噴火口壁と、後ろには吾妻山連峰。
山頂は混雑していた。
9時半に山頂(1816.2m)に到着した。
山頂からのパノラマ。猪苗代湖は半分雲海に覆われていた。
山頂直下に小屋があったが、営業していなかった。
写真を撮ったら早々に下山。
弘法清水で湧水を一杯。定期的に水質検査をしているので安全とのこと。
すぐそばには営業小屋が二つある。
湧水の前に岡部小屋。
斜め向かいあたりに弘法清水小屋。
どちらもメニューが出ているが価格は書かれていない。いずれにしても飲む気はないけど。
下山はまずは北側の旧噴火口の方に向かう。
期待通りの光景。
振り返るとあれが天狗岩?
これから辿る尾根。右は櫛ヶ峰だがここには登らない。
右手に火口壁を眺めながら樹林帯を急激に下る。
弘法清水から1時間弱で火口原まで下りてきた。
今度は左手に火口壁を眺めながらしばらく樹林帯を行く。
スキー場への広い道に合流した。
ほどなくスキー場のトップへ。桧原湖が見下ろせる。
スキー場から15分ほどで銅沼(あかぬま)へ。
出発して4時間ほどになったのでここでおにぎり休憩にした。
ここから標高差で200mほどの登り返しだが、30分ほどで往路の道に合流した。
そして午後1時前に登山口に戻ってきた。
早朝に来てさくっと登って下りる人が多いようで、駐車場の車は半分くらいに減っていた。
さて、明日以降どうするか?
行動食の残りを食べながら天気予報を調べてみると、明日以降は天気が崩れる予報。
これまで予想以上にスムーズに行程をこなせてきたので、このあたりでお終いにするのが安全だろうと判断した。
ということで帰路に向かうことにする。
温泉は坂下の洲走の湯にした。
山の中でまわりは畑以外何も無いようなところで、本当にこんなところに温泉があるかと疑うような場所だったが、本当にありました。
浴槽は定員3〜4人程度の小さなもので、訪れるのは地元の人が大半かも。私が入った時に入っておられたもう一人の高齢の方はいかにもそういう雰囲気だった。
無色無臭のお湯だが、肌触りはぬるっとしていて、間違いなく温泉。何日か滞在して湯治するにはいいのではないかという感じのお湯だったが、近くには店も何もない。
コアな湯治マニアならお気に入りかも。
その後、会津坂下のインターチェンジから高速に入ってから新潟のサービスエリアで一夜を明かして、翌日の昼過ぎに無事帰宅した。