白雲山、天望山、かんの温泉

10/15(水)はまずは然別湖(しかりべつこ)に向かう。

以前に一度来たことがあるが、その時は土曜日で大変な人混みだった。今日は平日なので空いていた。

8時15分に登山口を出発した。

黒岳ほどではないが、わりと歩きにくい登り。

しばらく登ると然別湖が見下ろせるようになってきた。

尾根に出ると穏やかな気持ちいい道になった。

あれが白雲山(はくうんさん)だと思う。

士幌町からの道と合流。

山頂エリアは岩ゴロゴロで歩きにくかった。

9時43分に白雲山の山頂(1186m)に到着した。

山頂からのパノラマ。

このあとは天望山(てんぼうやま、手前の山)に向かう。

十勝平野が見下ろせる。手前はゴルフ場?

峠に下りてから天望山へ。

あと少し。

11時8分、天望山(1173.7m)に到着した。

然別湖を見下ろす。

誰もいなくて気持ちがいいのでドーナツ休憩にした。

このあと来た道を引き返すか、東雲湖(しののめこ)に下りるか迷ったが、まだ昼前なので東雲湖に向かうことにした。

30分ほど下ると足元に東雲湖が見えてきた。

東雲湖は北海道三大秘湖の一つとか。他はオコタンペ湖とオンネトー。湖岸までうっすら踏み跡があるが、これはパス。

50分ほど湖岸を歩いたら峠からの道に出会った。

然別湖を眺めながら平坦な道を淡々と進む。

午後2時前に駐車場に戻ってきた。

今日はこのあと「然別峡かんの温泉」に泊まるのだが、少し時間があるので然別湖畔のネイチャーセンターのあるところに行った。

温かいコーヒーが飲みたかったのだが何故か外の自動販売機は冷たいものばかり。ホテルに入ってみたら中の売店であたたかい缶コーヒーを売っていたのでそれを買って、ホテルのロビーのソファでのんびりした。

かんの温泉は今回ぜひ泊まりたいと思っていた宿で、ここから車で30分くらいの山奥にある。

手前の建物が温泉棟で、奥が宿泊棟。

車を置いてから宿泊棟に向かっていたら、鹿がのんびりと草を食んでいた。

ここは山奥の峡谷なので携帯は圏外。宿ではSTARLINKの衛星通信でWiFiを使えるようになっているが、電話はダメ。

温泉棟は中で二つに分かれていて、それぞれ3つから4つの浴槽がある。夕食時に男湯と女湯が入れ替えられる。

浴槽ごとに源泉が異なるが、いずれも基本的にはナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉で加温・加水なしの源泉かけ流し。

やさしいお湯で、いくらでも入っていられる感じ。

黒岳

1/14(火)は連休明けの平日なので、ロープウェイを利用して黒岳に行くことにした。

今朝も寒かった。ロープウェイの駅では気温5度くらいだった。

上部の寒さを想定してヤッケの上下を羽織った。

ロープウェイは20分間隔で運行されているのでそれほど待たされることもなく上の駅へ。

リフトにも乗ることにした。黒岳が真ん前に見える。意外と急峻。

ロッジの横が登山口。すでに標高1500mを越えている。

8時15分に歩き出したが、いきなりの急な階段。

下から見た山容も急峻だったが、道の傾斜もジグザグとは言えなかなか厳しい。

対岸はニセイカウシュッペだと思う。

快晴無風の急登なのでヤッケの上を脱いだ。

歩きにくい石ゴロゴロの急登が続く。

9時45分、突然山頂(1984m)に飛び出した。

旭岳は冠雪している。

山頂からのパノラマ。

いつもなら写真を撮ったら早々に下山するのだが、あまりにも素晴らしい眺めで、こういう景色を生で見られるのはひょっとしたらこれが最後になるかもしれないと思って、ヤッケを羽織って腰を下ろして大福休憩にした。

下山中にすれ違った登山者は半分以上が外国人だった。

11時25分に登山口まで下りてきた。

まだ昼前なのでベンチに腰掛けておにぎり休憩にした。

リフトを降りてからロープウェイの駅までの間に小さな資料館があるので立ち寄った。

ロープウェイからは層雲峡の壮大な景色が眺められた。

朝にはほんの数台だった駐車場は、下りてきた時はほぼ満車状態だった。

そして温泉は以前にも一度訪れた「黒岳の湯」へ。600円。

ここの並びにあった店でかき揚げそばをいただいた。温かいものが食べたかった。

今日はこのあと大雪エリアを離れて士幌町に向かう。

三国峠からニペソツを望む。

セブンイレブンで買い物をして、士幌町の道の駅に入った。

塩狩峠、川村カ子ト記念館

今朝は一段と寒かった。気温0度。

10/13(月)は月曜日だけれど祝日。一息入れて観光で過ごすことにした。

まずは塩狩峠へ。昨年の2月に特急列車で通過したが、ぜひゆっくりと再訪したいと思っていた。

もちろん無人駅。

ちょうど旭川行きの列車が停まっていったが、乗降客はゼロ。

そばには列車事故で亡くなった長野政雄氏の碑がある。

すぐそばにはユースホステルがある。

少し丘を上がったところに塩狩峠記念館があるが、月曜日は休館日(後から調べると祝日の場合は開いているようだが、この時は閉まっていた)。

三浦綾子夫妻はしばらくここに住んでいたもよう。

そばには公園がある。昔は塩狩温泉という施設があって、それなりに繁盛していたらしい。

江戸時代に近藤重蔵が蝦夷地探査の際にこのあたりを通過した。

車道沿いに小さな店があるが、たぶん営業していない。

今回は温泉旅なので午前中から「遊湯ぴっぷ」へ。入浴料700円。午前中だったがそれなりの客がいた。

光明石の湯とのことで「塩化カルシウムや塩化カリウムなどの成分により、 さまざまな効能を発揮します」とある。昨日と同じく、本当の温泉ではないもよう。

お昼はラーメンを食べて、川村カ子ト(かわむらかねと)アイヌ記念館に向かった。

川村カ子トは旧国鉄の測量技手を勤めながら、アイヌ文化の啓発・普及に寄与した。

父の開いたアイヌ博物館を「川村カ子トアイヌ記念館」として拡充させた。

二階建てで展示内容は立派だったが、入館料800円はこういう施設にしてはなかなかの値段。ちょっとしたアクセサリーなども売っていたがわりと高そうに感じた。

クリアファイルを買ったが、だいたいこういうのは300円くらいなのだが、ここのは600円もした。

私の他には入場者は誰もいなかった。

その後、久しぶりにコインランドリーへ行った。

祝日のせいか混んでいて、最初に行ったところは満杯だったので別のところへ行ったらかろうじて1台だけ空きがあった。小型機だったが乾燥込みで1300円もした。

コインランドリーで時間がかかったので夕方の温泉はやめて、またスーパー経由で道の駅に帰った。

途中、昨日見つけた安いガソリンスタンドで給油した。

ニセイカウシュッペ山

11/12(日)は日曜日なので人の少なそうな山ということでニセイカウシュッペ山に向かうことにした。

ニセイカウシュッペ山は石狩川を挟んで黒岳の北側にある山で、今の私の体力でも何とかなりそうと思った。山名はアイヌ語で「峡谷の上にいるもの」という意味。

R273からはずれて狭い未舗装の林道を30分余り進んだところが登山口。駐車スペースはそこそこの大きさがあった。

1台停まっていて、準備をしているうちにあと1台やってきた。

8時前に出発した。

しばらくなだらかで穏やかな道を進む。

歩き出して1時間少々で目標の山が見えてきた。

そしてほどなく雪が出てきた。

しばらく進むと雪がしっかりついてきたのでチェーンスパイクを着用した。

ちょっとした岩場を越えるところが何ヶ所かあって、雪や氷が乗っていて、おまけに左側が急斜面なので慎重に越えた。

このあたりからはルートがほぼ見渡せる。

出発して2時間20分ほどで「あと1km」の標識。このあたりから逆に雪が少なくなってきた。

前に見えているのは前衛峰だが、これは左側をトラバースする。

あと少し。

11時ちょうど、ニセイカウシュッペ山の山頂(1878.9m)に到着した。

山頂には先行していた二人と、私を抜いていった三人がおられた。

天塩岳方面を望む。

三角点と山頂の標識があるが、実は真の最高地点(1883m)は少し東へ行ったところにある。

旭岳方面を望む。

写真を撮ったら早々に下山する。他の人たちはすでに下りていった。

岩場の通過は下りになるので行きよりも緊張した。

難所が終わって、雪が切れたところでようかん休憩にして、チェーンスパイクを脱いだ。

あとは淡々と下りるだけなのだが、小雨が降ってきた。

しばらくしたら雨が強くなってきたので雨具の上とザックカバーを着用した。

午後1時40分、登山口に下山した。雨は止んでいた。

下山中に、登ってくる二人パーティとすれ違った。日曜日にもかかわらず4パーティ、総勢8名の入山者だった。

温泉は「当麻ヘルシーシャトー」へ。JAF割り引きで630円。

ラジウム鉱泉ということで、長万部二股温泉ラジウム鉱石を使用している。本当の意味の温泉ではなさそう。

湯冷めしにくいやわらかなお湯とのことだが、効果のほどはよくわからない。

昨日と同じく、スーパー経由で道の駅に帰った。

三段山

10/11(土)は吹上温泉から三段山へ向かう。このコースは雪の季節に二度訪れているが、無雪期は初めて。

土曜日なので駐車場の混雑を懸念して早めに来たが、6時半にはまだまだ空きスペースがあった。

7時前に出発した。積雪期は正面のキャンプ場の広場をそのまま登っていくのだが、段差が結構あるので道がどこなのかわかりにくかった。

道ははっきりしている。

しばらく行くと急な階段が出てきた。

三段山の山名の由来は三つの段差があるということ。アイヌ語の当て字ではない。

雪が出てきた。どうも私が今日の先頭のようで、笹原の雪払いをして進まなければならない。

自然の創り出す芸術的な霜柱。

霧氷を払いのけながら進む。

森林限界を超えて山頂が近づいてきたころ、エゾシマリスが無防備に歩いていた。

あと少し。

9時20分、三段山の山頂(1748m)に到着した。

三段山は私にとって初めての北海道で最初に登った山なので思い出が深い。

十勝岳方面がガスがかかって見えない。

昨日おとずれた安政火口を上から見下ろす。

昨日のルートは完全に吹き晒しの地形だったので、あそこで止めておいて正解だった。

寒いので写真を撮ったら早々に引き返す。

前十勝の山腹から噴煙が上がっている。

ほんの30分ほど前は雪をかぶっていた笹原はもうすっかりとけていた。

11時半、駐車場に下りてきた。

さて、今日のお楽しみは白銀荘。

これまでここには二度来ているのにここの温泉には入ったことが無い。ここは保養センターという公営の温泉宿。研修施設などもある。日帰り入浴700円なり。

山を望める露天もあり、温度の異なる浴槽がいくつかあって楽しめた。

真ん中が前十勝で左後ろが十勝岳。

あとは旭川郊外のスーパーで買い物をしてから道の駅へ。

安政火口、三段山1600mまで

10/10(金)は富良野に向かう。

夜は寒かった。

これまで10月後半に2回ほど北海道へ来ていて、ニセコで雪に降られたりしたこともあったが、気温そのものはまだ秋という感じだったので、その時の印象で装備を準備してきたのだが、昨晩は寒かった。

シュラフはダウンだが冬用ではないのでそれほど厚くない。

大阪ではまだ昼間は30度になる日もあるくらいだったので、頭ではわかっていても身体が冬モードにはなれず、ウエアも大阪なら暑すぎという程度で来た。

おまけに多少厚みのある中綿ジャケットを持ってくるのをうっかり忘れてしまったので、防寒着はトレラン用のペラペラの中綿ジャケットだけ。

秋用のヤッケ上下はあるけれどさすがにこれは山でしか着られない。

まさか何万円もする暖かいウエアをこちらで買うわけにもいかないので、あるもので耐えるしかない。

最近は体力に不安があるので山はそこそこにして、今回は温泉を楽しもうと思ってやってきた。

十勝岳温泉の駐車場には10時半頃に着いた。3年前に富良野岳へ行った時に訪れた。実は今日の一番の目的は下山後の凌雲閣の温泉。

10時45分くらいに出発した。

記憶にある広い道を15分ほどで三段山への分岐。

富良野岳方面に進むと安政火口が見えてきた。

富良野岳へはヌッカクシ富良野川を渡ってヘアピンカーブになるのだが、ちょうど沢を渡ったところに案内板があった。

道標に従って沢の左岸の踏み跡を辿ったが、ほどなく行き止まりになった。急斜面の上に出てしまって沢に下りることができない。

沢筋を見渡したら向こう側に案内の矢印が岩に書かれているのが見えたので、引き返して沢筋を遡ることにした。

安政火口が目の前に広がってきた。

道なき道を進む。

このあたりまで来ると硫黄臭が漂ってきた。あまり深入りすると危ないかも。

立ち入り禁止などの看板は無いが、このあたりでおしまいにしようと思う。

来た道を引き返す。

三段山の分岐でまだ12時前だったので、三段山に向かうことにする。

少し行くと小さな沼があった。

落石の危険があるので立ち止まるなという警告。

このあとしばらく厳しい登りになった。途中でポールを出した。

30分ほど急登を登って平坦なところに出たら富良野市街が広がっていた。

このあたりから冷たい風が吹きつけるようになってきたのでジャケットを羽織った。

ハイマツ地帯になると風が吹きさらし。

山頂までは標高差であと100m少々くらいだが、このコンディションでこういう場所に長居するのは危ないと思って、ここで引き返すことにした。

1時40分頃に駐車場に降りてきた。

フロセットを携えて凌雲閣へ。

入る前に建物の裏側の展望場所から富良野岳方面を眺める。

凌雲閣は全国に100ヶ所少々ある「日本秘湯を守る会」の会員温泉。ただし立地条件で言うとさほど辺鄙な場所ではない。

「日本秘湯を守る会」の温泉はこれまでに何ヶ所か訪れているが、共通しているのは入浴料金が高いということ。だいたいどこでも1000円で、ここも1000円だった。そのわりにはカランやシャワーなどの設備が貧弱なところが多い。

ここは源泉が二ヶ所あって、一つは含鉄泉なのでお湯が赤い。白いタオルが少し染まった。

露天は温度が低めで、のんびり長湯できる感じ。

いいお湯でした。

その後、セイコーマートで買い物をして美瑛の道の駅に車を停めた。

コンビニのコーヒーは安いわりにおいしくてお気に入りなのだが、このところずいぶん値段が上がって、一昔前は100円だったのが今はセブンイレブンで140円、ローソンは何と160円になっている。ところがセイコーマートは108円のまま。

私レベルなら味の違いはさほど感じないし、ある程度の品数を買うと無料でレジ袋に入れてくれる。

まさに正義の味方というコンビニなのだが、惣菜やレトルトなどの品質はセブンイレブンには見劣りする。まぁ値段相応というところか。

北海道へ

例年10月後半には北海道か東北に出かけている。

今年の10月は毎月第3日曜日の講座が第4日曜日になったせいで中旬に長い空きができたので、これを利用して北海道へ行くことにした。

10/8(火)夜のフェリーで敦賀から苫小牧に向かう。

翌日の夕刻に津軽海峡を通過するのが楽しみで、今回も竜飛崎を望むことができた。

いつか雪の季節に竜飛崎を再訪してみたい。

しばらく進んで大間崎。

恵山岬は日が暮れて見ることができなかった。

定宿のウトナイ湖の道の駅に車を停めた。

思いの外、寒い。

賤ヶ岳

10/6(月)は講座で湖北の賤ヶ岳へ行ってきた。

集合は北陸本線の余呉駅。

少し車道を歩いて登山口に向かう。

大岩山へ立ち寄る。

大岩山山頂。

賤ヶ岳の合戦で戦死した中川清秀のお墓。

昼過ぎに賤ヶ岳山頂(421m)に到着して、ここで昼食にした。

反対側は琵琶湖。

正面に雲のかかった伊吹山と、右の方は鈴鹿山脈。

下山は一気に下って飯浦切通へ。

南側に少し下ったところにあるお地蔵さん。

ほどなく余呉湖畔まで下りてきた。

あとは湖岸の東側を車道を歩いたり芝生を歩いいたりして駅に戻る。

3時前に余呉駅に戻ってきた。ようやく秋です。

雲母坂

9/24(水)は京都一周トレイルの講座で比叡山の雲母坂を登ってきた。

叡電の修学院駅に集合して、まずは鷺森神社へ。

参道にヒガンバナの白花。

神社の本殿にお参り。

正面奥に比叡山。右はてんこ山。

右手に武田薬品の薬用植物園。

曼殊院門跡。

いよいよ雲母坂に入る。

40分ほどがっつり登って水飲対陣に到着した。

すぐ上の展望場所はだんだん視野が狭まってきた。

浄刹結界跡で昼食にした。

この上の展望場所から京都市内を望む。

千種忠顯の碑に立ち寄る。

ケーブル駅そばの展望場所からは大阪市内もうっすらと見えていた。

ケーブル比叡駅で解散した。

観音峯山

9/21(日)は講座で大峰の観音峯山へ行ってきた。個人的には何度か訪れているが、こんな遠方に公共交通機関で日帰りするとは思わなかった。

近鉄の下市口からバスで観音峰登山口へ。バスは大淀から来ると思っていたので、日曜なのですでに混雑しているだろうと懸念していたのだが、乗った便はここが始発だった模様。

バス停で降りてから休憩所で準備。

少し登ると観音の水。

なかなかの厳しい登りで観音平へ。

さらに急登を這い上がって展望台に出た。ここで昼食にした。

真ん中に大日山と稲村ヶ岳。右はバリゴヤノ頭。

八経ヶ岳と弥山は雲に隠れて見えない。

この先はしばらく笹原。色褪せたトリカブト。

笹原を振り返る。

午後1時前に観音峯山の山頂(1347.6m)に到着した。

このあとはしばらく細かなアップダウンを繰り返す。

が、ここでアクシデント発生。一人の方が斜面を滑落されて、頭部をケガされた。

応急措置を施したら何とか自力で歩けるようになられたので、何とか頑張っていただく。

急斜面を慎重に下って、法力峠に出た。

なだらかな道を45分ほど進んで、母公堂への分岐に到着した。

15分ほどで母公堂に下山した。

あとは車道を淡々と洞川へ向かう。

道端にアケボノソウ。

修験道の道場の蛇之倉七尾山。

1時間少々の車道歩きでバスターミナルにゴールした。

夕刻になると急に気温が下がった。