鯖街道は初めてだった。まだ残りが10km以上あるとは言え、後はおおむね下り基調の車道と河川敷なので、距離はさておいて地形的にポイントになるような所は無いので、おおむねコース全体のイメージを得たと言っても良いだろう。
まだ本番を迎えていないのにこんなことを言うのも何だが、正直言ってあまり楽しくないコースである。
コースの半分以上は車道。トレイルの部分もかつては林道で、別に良い道ができたために車が走らなくなって、かと言って雰囲気が良いという訳でもないので歩く人もあまりいなくて荒れているというような部分が多い。
試走したのは土曜日だったにも関わらず、トレイル部分では最後までただの一人も出会うことが無かった。
八丁平も保護のためかいたるところにネットが張られており、せっかくの湿原の景観を著しく損ねている。
そこそこ気持ちが良かったのは前半部分だけだった。後半は八丁平周辺以外は道も荒れていて、杉峠手前は廃車や大型ゴミがいたるところに散乱していて、目を背けたくなるような状態だ。
鯖街道という歴史的な意味が無ければほとんど存在意義が見いだせないようなコースだと感じた。
大会そのものはかなり評判が良い。エイドが充実していて、総合的に見て参加費1万円は現在では他の大会に較べると割安ということらしい。
そんな評判に惹かれて今回エントリーしたのだが、コースそのものに関して言えば何度も走りたいと思えるようなものではないと感じた。
投稿者: まつだ
鯖街道試走、鞍馬まで
予定通り昨日、鯖街道の試走へ行ってきた。
全コースは約76kmとのことで、日帰りで全コースの試走は私のレベルでは難しい。しかしこのコースは途中で便利な公共交通機関に出会える場所があまり無く、小浜からコースに入ると鞍馬までは途中リタイアも容易ではない。その鞍馬まででも60kmくらいはある。
六甲縦走キャノンボールを走る前までは鞍馬までの試走すら難しいと感じていたが、キャノンボールを完走したことで気持ちの余裕ができて、思い切ってやってみることにした。
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一番早い電車でもバスで遠敷(おにゅう)に着くのが9時過ぎになる。バス停の待合室で準備をして、スタートできたのはもう9時半になろうという時だった。
しばらく車道を行くことになるので、走り出してすぐの所にあった神社のトイレで用を済ませて、車の少ない車道を行く。天気は良くて、低温予報に反して少し暑いくらいだ。
今回も積極的に行く。徐々に登りがきつくなってきて、心拍数は160近い。1時間半くらいたって、ようやくトレイルへの入り口に到着した。
トレイルは落ち葉がたくさん道にたまっていて、どこが道なのか判然としない。わずかな気配で道を判断しながら進む。所々スギの木に赤テープが巻き付けてある。
一度林道に出て、またトレイルに入る。このあたりでは所々まだ雪が残っている。
約800mまで登り切って、しばらく下って車道に出る。ここからは延々と2時間くらい、車道を走らされることになった。途中で一度腰を下ろしてパンを食べて休憩した。
久多でふたたびトレイルに入る。沢を離れて八丁平に向かうところで2回目のパン休憩。
小雨がぱらぱらし出していたが、休んでいるうちに本降りになりそうな気配になってきたので、ジャケットとパンツをはいて、ザックにもカバーを付けた。
ここからはジグザグに登っていく。どういうわけかここでGPSがロスト状態になり、しばらく行っても回復しないので、一旦offにしてから再度起動した。谷の下で、植林の中ではあるけれど、衛星が捕捉できないほどの条件ではないと思うのだが。
ようやく八丁平に到着。中学でワンダーフォーゲルにいた頃は、八丁平は『京都の秘境』という印象で、これまで訪れたことが無かったのだが、まさかこんな歳になって、こんな形でやってくることになるとは思いもしなかった。
小雨がずっとぱらついているが、このあたりでは少しみぞれのような感じだ。
何となくのんびりした気分でいたら、この後たて続けで3回ほどコースミスしてしまった。1回目は花脊への矢印につられて八丁平の周遊道路に入ってしまい、2回目と3回目はうっかり林道を行ってしまった。せっかくGPSに地図を入れてきているのに、林道でスムーズに走り出すとつい確認を怠ってしまう。
そろそろずっしりとした疲れを感じてきた。これまですでに45kmくらい。しかしまだまだ先は長い。平らな車道は走れるが、荒れた山道はフラットでもあまり走れない。緩い登りも早歩きが精一杯というところだ。
2月の六甲試走と同じ状況になってきた。しばしば立ち止まって地図で現在地を確認するが、そのたびに期待したほど進んでいなくてがっかりするということの繰り返し。
もう登りはこれが最後のはずだ。しかし登りと言ってもそんなに急な道ではないので、気分的にはむしろ走らなくて良いだけ気楽なくらいだ。しかし歩きでは距離が進まない。
それにしてもあちこちに古い車やおおきな家庭ゴミが捨てられているのには唖然とする。こんなところまでどうやって運んできたのかと思われるような大形のキャンピングカーまで放置されている。
そうこうするうちにようやく花脊峠へ到着した。午後6時前だった。
ここからはもう車道を下るだけのはず。ここの下りが急でつらいというのを何人かに聞かされていたが、これくらいならそれほどではない。確かに下りで脚へのダメージはあるものの、しっかり走れるので距離が稼げてありがたい。
かなり薄暗くなってきたが、何とかライトを出さずに終われるだろう。
途中で、出町行きのバスが追い越して行った。音楽を流しながら走っていたので、おそらく手を挙げれば乗せてもらえたと思う。過ぎ去って行くのを見ながら、乗せてもらった方が良かったかなと少し後悔したが、そんな気持ちもすぐに消え去った。
途中で地図を確認するが、まだ以外と距離がありそうだ。
かなり暗くなってきた頃、ようやくくらま温泉を通過した。もうすぐだ。
土産物店はすでに全部閉まっていて、食べ物はおろかビールを買うこともできず、鞍馬駅に到着したのは6時45分だった。9時間以上かかって、約63kmの試走がようやく終わった。
鯖街道試走
明日は鯖街道の試走へ行こうと思っている。
しかし朝に家を出発ではさすがに全コースは時間的に厳しいので、バスを小浜の手前で降りて、そこから鞍馬まで行くつもり。これならトレイル区間はすべてカバーしているし、距離も60kmくらいになるので、試走としては十分だろう。
走り出しが9時過ぎくらいになるので、あまりのんびりしていると暗くなってしまうかも知れない。
できれば8時間以内、夕方5時くらいには鞍馬に着きたいところだ。
ボストンマラソン
私が一度は走りたいと思っている唯一の海外マラソンはボストンマラソン。そこで今回、テロ(おそらく・・・)が発生した。多くのマラソンファンが大きな衝撃を受けたことと思う。私もその一人だ。
ボストンマラソンは田中繁樹さんに始まり、山田敬蔵さん、君原健二さん、瀬古利彦さんなど、日本人優勝者も何人かいて、日本人には馴染みの深い大会でもある。
もう20年ほど前になるが、出張で3日ほどボストンを訪れたことがある。歴史を感じさせる街並みで、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学などがあり、文化性の豊かな街でもある。ニューヨークが東京だとすると、さしずめボストンは京都と言ったところだろうか。
あまりテロの舞台にはならなさそうな雰囲気の街がそのターゲットに選ばれたということは、ある意味ニューヨークのテロよりもアメリカ人にとっては衝撃が大きいかも知れない。
こういう行為はいかなる理由をもってしても許されることではないし、オバマ大統領も容疑者割り出しに強い姿勢で臨むことを表明している。
アメリカの大統領は常にテロとの闘いを大きなメッセージとして掲げてきているが、いくら事件の容疑者を逮捕して処分したとしても、そんなモグラ叩きのようなことをいくら繰り返してもテロは決して無くならないだろう。
アメリカ人はこれを機会に、アメリカ軍の無差別爆撃で殺されたイラクやアフガニスタンの何万人という一般市民の気持ちも、少しは考えてみたらどうだろうか。
今回のテロの容疑者がどういう背景なのかはまだわかっていないが、こういうことが起こるたびにそんなことを考えてしまうのだ。
ダイトレ
昨日はダイトレ(大阪チャレンジ登山)だった。
昨年に続いてこれで3回目。スタート地点が変わって、わずかだが距離が短くなった。
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天王寺から河内長野行きに乗ったので、古市で乗り換えになったのだが、うっかり橿原神宮行きの急行につられて乗ってしまって、3つほど先の駅から戻ることになってしまった。しかし時間的には本来の各停を待っていても同じくらいだった。
スタート地点が以前の道の駅からさらに10分ほど先で、駅からかなり遠い。スタート時間は約50分後の9時40分になった。
9時スタートの組にクラブの知り合いが二人いた。一人はぼくよりはるかに速い人。もう一人もぼくよりは少し速いはずなので、まず追いつくことはないだろう。
今回も荷物はすべて背負って走ることにする。
スタートしてすぐに登りが始まるので、いきなり心拍数が大きく上がるのはよろしくないので、数分程度軽くアップしておく。今回は積極的に行くつもりだ。
スタートして少し行ったところで以前のコースと合流した。
結構積極的にいっているつもりだったが、葛城山のチェックポイント通過タイムは昨年とまったく同じ。今回はコース変更で若干距離が短くなっているはずなので、実質的には落ちているということ。ここで一つだけ持ってきたジェルを補給する。
水越峠も昨年とまったく同じ。
金剛山の登りの終盤あたりで空腹感を感じるようになったので、念のためにと持ってきたキンツバを3分の1ほど食べる。
階段を上りきった後の緩い登りも積極的に走ったが、金剛山の到着は昨年より1分遅れ。ここでバナナを3切れほどいただく。
しかし昨年はレース直前に天気が荒れて金剛山の上部は一部雪が残っており、道もぬかるんで走りにくい部分がわりとあったので、今年はそれが無い分はタイムが縮められるだろうと期待していた。
行者杉への下りの段差には昨年は非常に苦しんだ記憶があるのだが、今年はそれほどでも無かった。しかし行者杉の通過タイムは期待したほどではなく、今年も5時間30分くらいかなという感じだった。
昨年苦しんだ下りも今年はそれほどキツイとは思わなかったが、道の状況は基本的に同じなので、そうそうペースアップできるようなものでもない。下りでの転倒は大けがにつながる。
またまた空腹感を感じてきて、車道に出てからキンツバの残りを二口ほどかじって、最後の一踏ん張りを頑張った。
緩い下りではキロ4分30秒くらいまで上がっている時もあって、最近のマラソンでのダメさから考えるとよく走れているなとは思ったが、結局ゴールタイムは5時間52分56秒。昨年が5時間54分33秒だったが、若干の距離の短縮を考えるとほぼ同タイムだった。
これまでのベストは4年前の初回の時の5時間19分59秒だが、金剛山までのタイムはこれまでの3回ともほとんど同じ。初回はこの後の下りが10分ほど速かった。
このところのロングトレイルの練習で、長い時間走り続ける筋力、体力の強化を目指していて、それなりの手応えも感じているのだが、実際のところはいざレースになると後半のペースダウンが以前よりも大きくなっている。
ただ、六甲全山往復のようなことはおそらく1年前ならできなかったと思うので、こんな感じで続けていこうと思う。
今回はタイム的には不満足だが、走りの内容は悪くなかったと思う。終盤の登りもハムストリングをしっかり使っていい歩き方ができていたと思うので、合格点を与えておこうと思う。
英語学習
このところ英語学習に取り組んでいる。これまでも何度かトライしてきたが、いつも中途半端でフェードアウトしてきたので、今度こそは何とかモノにしたい。
30歳台の頃は何度も海外に出かけて、一人でも英語が通じれば何とかやってきたが、いつも心の底では『こんないい加減な英語力では本当の意思疎通はできない』とずっと思っていた。
会社員時代は会社の英会話クラスに参加したり、50歳を過ぎてからも地域の英会話サークルに参加したこともあったが、どれもこれも中途半端にしかならなかった。
2年ほど前に初めてTOEICを受験してみたが、630点という結果は自分としては非常に中途半端なスコアだった。
再度気合いを入れ直してまだ1ヶ月。きっかけはとある英会話教材の紹介ビデオで、あの日本語ぺらぺらのジェームス・スキナーが『英語学習は発音から』というものだった。ただ、その教材を購入するほどの金銭的な余裕が無いので、似たようなアプローチの学習素材が無いかどうか探していたところ、運良く図書館にあったCD付きの書籍を見つけた。
それは松澤喜好氏の『単語耳』という本。
さっそくamazonで中古を購入し、本文で推奨されていた『多読』にもトライしつつある。
amazonでは中古の安いものがたくさん購入できるが、そうは言っても調子に乗るとカードの請求で慌てることになりかねない。
無料の素材が無いかいろいろと探したところ、kindleの無料版で子供向けのやさしい洋書がいくつかあるのを見つけた。kindleではおまけに無料の辞書がダウンロードできて、本文の単語が簡単に調べられる。
多読では流れを切らせずに読み進むことが重要だが、そうは言っても意味がまったくわからない状態ではなかなか読み進められないので、この辞書機能は非常に助かる。
使わなくなったandroid端末の思いがけない復活にほくそ笑んでいる。
今日も山田池ジョグ
今日も山田池ジョグ。昨日がいい感じだったので、今日もその流れでスムーズに走り出せた。
自然とペースアップして、後半はジョグでは久しぶりにキロ4分台まで自然に上がった。朝の心拍数も久しぶりに49まで下がっていたので、体調は良さそうだ。
この体調を維持して、ダイトレでは5時間少々くらいを狙いたい。
山田池ジョグ
今日は山田池でジョグ。日曜日はダイトレなので、練習会で走るアップダウンコースにした。
このところ、前傾姿勢を意識して走るようにしている。そのせいか、以前よりもジョグのペースが少し上がったような気がする。それも、自然と気持ち良く上がる感じ。
キロ5分前半のペースで気持ち良く走れたので、体調はほぼ回復していると思う。日曜日の25kmジョグでは終盤に右脚ハムストリングに軽い痛みを感じたが、今日はそれも無かった。
週末の天候は悪くはなさそうなので、気持ち良く走れそうだ。
競技場インターバル
今日は久しぶりに競技場での練習会。天気予報では昼くらいから急速に悪化の予報だが、朝はまだ穏やかな天気だった。おそらく雨が降り出すという予想で、ライトジャケットとパンツ、帽子を持って出かけた。
本練習前には雨が降り出してきたので、帽子をかぶる。風はまださほど強くない。
幸い、同じくらいの走力の数人のグループになったが、最後尾を走る。1本目はギリギリの3分台。少しほっとする。
2本目はグループから少し離れてマイペースの走りになってしまって、何と4分12秒。とてもインターバルと言えるようなタイムではない。
3本目と4本目は何とかグループの最後尾に付いて、4分少々というところ。最後はちょっと踏ん張って何とかギリギリの3分台で終了した。
まだ身体の芯に疲れが残っているのを感じるが、何とか5本を消化できてほっとした。こういうところはクラブで練習しているメリットだ。一人ならとてもこんな練習はできない。
雨は思ったほどひどくはならず、心地良い疲れを感じながら帰ってきた。
ようやく疲れが取れてきた
キャノンボールランの疲れがようやく取れてきた。こんなに疲れが残ったのは本当に久しぶりだ。
全盛期の頃はフルマラソンをうまく走れた後はだいたいこんな感じだった。レース後2週間くらいは疲れが残っていて、まともな練習を再開するのは1ヶ月くらい経ってからだった。
ところが最近はさほど疲れが残らないし、レースの翌週の練習会でインターバルをやったりすることもある。
疲れがあまり残らないのは、レースでうまく力を使い切れていないということだろう。以前も失敗レースの後はすぐに練習を再開することができた。
キャノンボールランではそこまで力を出し切ることができたということで、これは喜ばしいことに違いない。
このところはマラソンの終盤でいつも失速するので、どうしても抑え気味のスタートになってしまうのだが、今度は少しアグレッシブに行ってみようと思う。
来週はダイトレだ。
キャノンボールランの疲れでモチベーションが戻るかどうか不安だったが、あと1週間あれば持ち直せそうに思う。
できればこの週末は少し長い距離を走っておきたいのだが、どうもかなりの悪天になりそうである。少なくともトレイルは止めた方が良さそうだ。