氷室

2/8(水)は京都一周トレイルの講座で氷室をあたりを歩いてきた。

北大路バスターミナルからバスで高橋南まで行って、しばらく車道を歩く。

十三石橋の先から一周トレイルコースに入る。

少し登ると谷筋に残雪が出てきた。

この道は来るたびに荒れてくる。

倒木を何度も超えたりくぐったりして、ようやく小峠に到着した。

ほどなく氷室の集落へ。

氷室跡に立ち寄って、ここで昼食にした。

昼食後はまずは氷室神社に参拝。

このあとはずっと車道で、トイレ休憩のために「はせがわ」に寄り道。

京見峠の少し下から京都市街をチラッと眺める。

しばらく下ったところから比叡山。

旧道を一気に下って千束へ。

少し登り返して鷹峯の然林房(ねんりんぼう)の前に出た。

そして源光庵前のバス停で解散した。

国見山

2/6(月)は講座で奈良県御所市の国見山へ行ってきた。

近鉄吉野線の市尾駅に集合して、しばらく車道を歩く。

数分歩いて市尾墓山古墳へ。6世紀初め頃のものとか。

墳丘の上から左に大和葛城山、右に二上山。

また車道を進んで、天満神社参道脇の「楠の龍神様」。

天満神社の奥に市尾宮塚古墳。6世紀中頃のものらしい。

たまたま整備作業をしておられている方々がおられて、中の石棺を見ることができた。

いよいよ国見山に向かって、国見神社の参道に入る。

石段を上がって、国見神社の本殿。

11時17分に国見山山頂(229.2m)に到着して、ここで昼食にした。

昼食後は北に向かって下山する。下の方にある行者堂。役行者が祀られている。

その後は車道を歩いて、掖上鑵子塚(わきがみかんすづか)古墳。5世紀後半のものとか。

このあともずっと車道で大和武尊の白鳥陵に向かう。このあたりは三年ほど前に個人的に散策した。

そばにはもう梅が咲いていた。

古い家の残る街並みを歩いて、孝安天皇陵へ。

孝安天皇は第6代の天皇で、欠史八代の一人だが、このあたりには神武天皇を始めとして欠史八代の天皇にまつわる史跡が多く点在している。

これらの天皇の実在性はかなり疑わしいが、飛鳥に朝廷が築かれる前の時代にこのあたりに権力者が存在していた時代があったのではないかという気はする。

天皇陵の前から正面に金剛山、右に大和葛城山。

天皇陵の裏手にある金比羅神社。

そして最後に役行者の生誕地と言われている吉祥草寺へ向かう。

山門手前にある地蔵堂。

そして本堂へ。ただし中へは入らず。

近鉄御所駅に向かう途中にあったのは再現された高札(こうさつ)場。江戸時代の掲示板のようなもの?

午後3時前に近鉄御所駅に着いて、ここで解散した。

鉢ヶ峯

1/30(月)は講座で大阪南部の鉢ヶ峯を歩いてきた。

「鉢ヶ峯」ってどこ? 山はどこにあるの? という感じだったが、堺自然ふれあいの森はなかなか気持ちのいいところだった。

泉北高速鉄道の泉ヶ丘駅からバスで鉢ヶ峯まで行く。

まずはすぐそばの法道寺を参拝。天智天皇時代の創建とか。

境内にはいくつかの建物があるが、食堂(じきどう)は鎌倉時代のもの。

その後、広大な堺公園墓地に入る。入ってすぐのところに小西行長の供養塔。戦国時代の武将だそうだが私はまったく知らない。

それにしても大きな墓地。

そして堺自然ふれあいの森に入る。

住宅地からさほど離れていないが自然は豊か。

大きなヤマモモの木のあるヤヤモモ広場で昼食にした。

昼食後はほどなく広い道に出たが、このあとまたササヤブになった。

地形図の143mに地点に出て、そのからの岩湧山。

こちらは雪をかぶった金剛山。

ハーベストの丘の遊園施設が足元に見える。

少し行ったら車道に出た。

このあとは広大な住宅地に設けられた散策路をひたすら駅に向かって歩く。

3時前に栂・美木多駅に到着して解散した。

青葉山

青葉山は若狭富士と呼ばれる端正な山容の山で、舞鶴と小浜の県境に位置している。一度訪れてみたいとかねがね思っていたのだが、1/19(木)にようやく積年の想いを遂げてきた。

JRに「ジパング倶楽部」というのがあって、男性65歳、女性60歳以上で加入できて、年間20回までJRの長距離切符が割引価格で購入できる。

鉄道旅は以前から興味があって、まともな山登りができなくなったらぜひ鉄道旅を楽しみたいと思っていて、昨年の5月にこのジパング倶楽部の会員になった。

4千円弱の会費を払って入会したものの、乗車距離が200km以上にならないとこれが利用できないので、これまで一度も利用する機会がなかった。

有効期間が一年間なのでせめて元くらいは取りたいと思っているのだが、なかなか適当なチャンスがないままずるずるとこれまできてしまっていた。

青葉山はわりと遠くて、早朝に出れば車で日帰り可能なのだが、JRの小浜線に近いので電車の駅から周回することができる。しかしこの線は運行本数が少なくて、舞鶴経由で行こうとすると登山口到着が昼前くらいになってしまう。

しかしながら新幹線で米原まで行って敦賀から小浜線に乗ると9時半くらいに到着できるということがわかった。

帰りは舞鶴回りの山陰線経由で帰ると京都駅を起点にして200km以上になって、しかも片道切符として購入できて、途中下車できるので、新幹線の特急料金と帰りの綾部から京都までの特急料金を含めてもトータルで6千円弱でJRの切符を購入することができた。

朝5時過ぎに家を出て、9時半に小浜線の青郷(あおのごう)駅に到着した。敦賀のあたりでは小雨が降っていて愕然としたが、ここではほぼ晴れていた。

準備を整えて9時45分に出発した。青葉山が目の前に見えるが、車中から見えていた端正な容姿ではなかった。

しばらく車道を行く。ちょっとわかりにくい道だがGPSにルートを入れてきたので間違いなく進むことができた。

10時10分に中山寺にたどり着いた。

足元に青葉山登山道の標識が置かれていたのでそれに従って登山道に向かう。

少し行ったら大きな害獣避けネット。しっかりと取り付けられていて開け閉めに苦労した。

少し登ると車道と交差した。

山頂の青葉神社への表参道なのだろう。

つづら折れの道を淡々と登る。先日の比叡山ではかなり寒い思いをしたので少し暖かめのウエアで来たので、少し暑い。

稜線に出た。電波塔のあたりまで行けば海が見えそうだが、そのうちに展望台に出るだろうと思って先に向かった。

予想通り、展望台に出た。

展望台の上から若狭湾。遠方は霞んでいてよく見えない。

金比羅神社。

山頂が見えてきた。

馬の背とやらが現れた。トラバースルートがあるようだがせっかくなので馬の背に向かう。

わずかの距離だがうっすらと雪が被っていて緊張した。南側が切れ落ちている。振り返ると、

11時32分、青葉山山頂(東峰、693m)に到着した。

神社は閉店。

早々に西峰に向かう。梯子が次々と現れる。

ロープもあるでよ。

11時55分、西峰に到着した。

神社の裏の岩山に登る。

西峰の山頂(692m)。

山頂から内浦湾。

丹波高地の山々。

ほぼ予定通りの12時に西峰まで来られて一安心した。帰りの特急は指定席券を購入しているので遅れるわけにはいかない。少し陽も差していたので神社の前に腰を下ろしておにぎり休憩にした。

下山は南に向かう。しばらく急なジグザグを下ると林道に出た。地形図にはここから林道をショートカットする山道が記載されている。その方向に向かってみると、登山道はほぼ消滅状態だがわりと新しいピンクテープが続いているので、そこに突っ込んでみた。

最初のうちはピンクテープが続いていたのだが次第にまばらになって、いつの間にやら無くなってしまった。

20分ほど適当に下って行ったらもう少しで林道というところで堰堤に当たってしまった。

周囲を念入りに見渡して、右岸の方の斜面を這い上がったらかすかな踏み跡が現れて、それを行ったらほどなく林道に出た。やれやれ。

あとは車道を淡々と下るだけ。青葉山を振り返る。

道端に数匹のサルの群れがいた。一匹だけ落ち着いてこちらを眺めていた。

国道からまた青葉山を振り返る。

午後1時48分、無事、青郷駅に戻ってきた。

予定の電車は15時1分なのでまだ1時間以上あるが、このあたりはコンビニもなにも無いので、自動販売機でコーヒーを買って駅の待合室で時間をつぶした。

駅員さんが一人おられて、私一人のために待合室のストーブをつけて下さった。暖かくて助かった。

電車旅は気楽なのがいい。車中では時間潰しにスマホで電子書籍などを読もうと思っていたのだが、結局ほとんどずっと車窓を眺めたり居眠りしたりでのんびり過ごした。

市街地を走る電車では外を眺めていてもあまり楽しくないが、こういう郊外を走る電車は飽きることなく眺めていられる。

またぜひこういう山行きをやってみたいと思った。

くろんど園地

1/15(日)は講座で私市(きさいち)のくろんど園地を歩いてきた。一昨年に別の講座で歩いたのとほぼ同じコース。

集合は京阪交野線の河内森駅。

まずは天田神社に参拝。年始の日曜日ということもあって参拝者が多かった。

獅子窟寺への急な参道に入る。

仁王門の跡。

「お大師さまの水」に寄り道。

さらに王の墓(亀山上皇・佶子皇后供養塔)へ。墓石がたくさんあってどれが王の墓なのかわからない。

獅子窟寺の本堂。

展望場所から大阪北部と六甲の眺め。

観音岩(?)。

八丈岩に上がったが展望は無し。

さらに龍岩窟に寄り道。その途中に鏡岩。

そして龍岩窟へ。

くろんど園地の展望台の手前から枚方、八幡方面。真ん中の小山は天王山。

展望台で昼食にした。展望台からの生駒、葛城山方面。

そして三角点のある最高地点(318.7m)へ。

以前のランニングコースだった八ツ橋に出た。

くろんど池に向かう途中で「そよかぜの展望台」に寄り道。ここからの生駒、葛城山方面。

このまま進んでくろんど池に向かう道に下りたが、空模様があやしくなってきたので池には行かずに私市に向かうことにした。

途中で月の輪滝。

住宅街を抜けて私市駅に到着して解散した。

向山

1/11(水)は京都一周トレイルの講座で向山(むかいやま)に登ってきた。

叡電の二ノ瀬駅に集合して、まずは川沿いに歩く。

線路を渡って守谷神社へ。倒木でひどい時もあったがおおむね復旧している。

20分少々の登りで夜泣峠へ。

それから20分ほどで本日の最高峰の向山(426m)に到着した。

木の隙間から烏丸通が真っ直ぐ延びているのが見えたが、残念ながら写真ではわからない。

少し先のベンチのある場所で昼食にした。

一気に下って、十三石橋のたもとへ。

車道から向山を望む。

1時半過ぎに市原駅に到着して解散した。

比叡山

1/5(木)に初登山で比叡山に登ってきた。当初は国境へスキーに行くつもりだったのだが、そちらの方は雪のようで、道路が心配だったのでやめた。

軽く半日行程のつもりだったので、朝10時過ぎに修学院駅からスタートした。

上着もオーバーパンツも着たままで雲母坂の登山口まで行って、ここで歩く準備を整えて、10時半過ぎに登り出した。

25分ほどで水飲対陣跡へ。

展望場所から市街を眺める。

さらに上の展望場所からの京都市街。

ケーブル駅あたりまで来ると雪景色になってきた。

スキー場跡の横を登る。寒くなってきたのでウィンドブレーカー を羽織った。

ガーデンミュージアムの展望台に立ち寄る。

琵琶湖方面の眺め。

12時12分、大比叡の山頂(848.1m)に到着した。

そろそろおにぎりでも補給したいところなのだが、寒いので先に進む。

延暦寺の方に下りる。東塔をちらっと眺める。

一周トレイルのルートをスキー場跡の方向に少し戻って、八瀬への道に入る。

どこかでおにぎり休憩と思いながら下ったが、あいかわらず寒い。スキー場下からの道の峠まで来てしまった。

ここはこれまで何度も通っているのだが、少し北にこんな場所があるのは知らなかった。ちらっと目に入ったので寄ってみた。

午後2時、ケーブル駅に下りてきた。冬場は運行していない。

いつもの道で八瀬駅に向かおうとしたら「八瀬駅へは行けません」という小さな表示が目に入った。あれっと思ったがかまわず進んだら、橋が工事か何かで渡れなかった。

仕方なく戻って車道に出てから八瀬駅にゴールした。

修学院駅を出発してからほぼ4時間、ほとんどノンストップの飲まず食わずで歩いてきた。

滝畑山、権現山

12/18(日)は講座で大阪南部の滝畑山、権現山を歩いてきた。いずれも初めての山だった。

ダイトレの岩湧山の北西に位置する山で、かなり通好みのコースだ。

河内長野からバスで滝畑ダムのそばまで行く。

しばらくダム湖畔の舗装路を行く。

登山路はいきなりの急登。しばらく急登が続いた。

しばらく登ると大阪市街が望めるようになった。

湖畔から30分ほどで権現山に到着した。

思いがけず岩稜が現れた。

ダム湖が望める。後ろは槙尾山。

権現山から30分ほどで滝畑山(451m)に到着した。

さらに稜線を辿って梨ノ木山に到着。

12時前にトンネルそばの車道に下りてきた。

しばらく登り勾配の車道を行く。

横道にそれて布引滝に寄り道した。なかなか立派な滝でした。

車道を戻って、道路脇のちょっとした空き地で昼食にした。

この後も車道を北上して、権現滝に寄り道した。

そして滝尻のバス停にゴールした。

バスで河内長野に戻って、今年の講座が無事すべて完了した。

戸寺から鞍馬

12/14(水)は京都一周トレイルの講座で大原の戸寺から鞍馬まで歩いてきた。

戸寺バス停前の味工房志野。今日は寒い。

高野川そばから奥に比良の山。雪があるかと思ったが無かった。

江文神社に足を延ばしてトイレ休憩。

山道を少し登って江文峠へ。ここの前は車道。

静原に出て、静原神社横の公園で昼食にした。

本殿前の御神木の大杉。

集落を抜けて、薬王(やっこう)坂に向けて急登を登る。倒れた板碑。

わずかの登りで薬王坂に到着した。

いつもどおり竜王岳(500m)に寄り道した。

ここは鞍馬寺の全貌が眺められる唯一の場所。

鞍馬に下りて登山道は終了。

鞍馬街道を少し歩いて、重要文化財の匠斎(しょうさい)庵。江戸中期の住宅。かつては中が見学できたが今は営業していない。

駅に向かって戻って、鞍馬寺の登り口。ここで一旦解散にした。

叡電鞍馬駅にゴール。

このところ京都の観光地では観光客が回復していてコロナ前の状況に戻ってきているのだが、鞍馬はまだ観光客も少なく、土産物店もわりと閉まっていた。

繖山

12/5(月)は講座で琵琶湖湖東の繖山(きぬがさやま)へ行ってきた。行くのはもちろん、名前を聞くのも初めての山だった。

JR能登川駅からしばらく車道を歩く。正面はこれから登る猪子山の稜線。

坂道を少し登って岩船神社。

祠のそばの岩を後ろから眺めると、

さらに進んで上山天満天神社。

山道を少し登ると琵琶湖側が開けてきた。

このエリアはいたるところ木の階段だらけ。

出発してから1時間足らずで猪子山(267.5m)に到着した。

少し下って北向十一面岩屋観音。

しばらく稜線を辿って雨宮龍神社のそばで昼食にした。これは神社の本殿。

展望場所から伊吹と霊仙方面。いずれも上部は雲に覆われている。

午後1時25分、繖山(432.6m)に到着した。

今度は南方面の眺め。真ん中の左に三上山。やや右に比叡山が望めた。

山頂から1時間ほどで車道に下りてきた。

繖山を振り返る。

午後3時、JR安土駅に到着して解散した。