愛宕山

今年に入ってからなぜか愛宕山へ行きたいという気持ちが湧いていた。しかし自分の都合と天候がうまく合わず、なかなか実行に踏み切れなかった。

2/26(土)はようやくそのチャンス到来の日となった。

行くならこのルートと決めていた保津峡駅を 8:48 に出発した。

5分ほどで登山道に入る。

10 分ほど急登だが、その後はなだらかな気持ちのいい稜線歩きになる。この道は私有地なのか一般の登山地図には記載されていない。おかげで好天の休日でも静かな山歩きが楽しめる。

前方に愛宕山が見えてきた。

出発して 45 分ほどで荒神峠(こうしんとうげ、または長坂峠)。

このあとまた急登で、そのうちに雪が出てきた。

表参道に合流するとやはり多くの登山者と出会うようになった。水尾の別れでは道はすっかり雪に覆われていた。

石段(と言っても雪に覆われているが)を上がると黒門。

10時40分、出発して2時間足らずで神社の麓に着いた。神職の人たちのためか、石段の一部が除雪されている。

滑らないように注意して上がって、本殿にお参りした(924m)。

下りでは念のためにと思って持ってきたチェーンスパイクを装着した。助かった。

下りは月輪寺の方に向かう。

月輪寺には以前はいつ来たのかもはや記憶が無い。協力金 300 円となっているが、何の協力金?

本堂でしょう。

飼われているのかどうかよくわからないシカがうろうろしていた。

途中でおにぎり休憩をとって、神社から1時間少々で林道まで下りてきた。

林道を 25 分ほど歩いて表参道の登山口へ。

今日はこのあと嵯峨の方に向かう。清滝トンネルは一車線の狭いトンネルなので歩く時はいつも試峠(こころみ峠)を越えていたのだが、つい最近、このトンネルが京都では有名な心霊スポットだということを知った。

それならばということで「興味本位で立ち入らないようにして下さい」なんて警告もネットで見かけたが、ヤジ馬根性で突入することにした。

ワクワクしながら進んだが、幸か不幸か何も感じない。カーブに差し掛かったら出口が見えてきた。

10分足らずで嵐山側に出てしまった。何も起こらず残念だった。

その後、うっとうしい車道を避けて観光客の歩く道で嵯峨に向かった。コロナのせいか好天の土曜日なのに観光客はほんのわずかだった。これは清涼寺。

神立山

神立山(こうだちやま?)ってどこ? どうも生駒のようだけれど地図にはそんな山名は見当たらない。そんな山に 2/20(日)に講座で行ってきた。

近鉄奈良線の瓢箪山駅に集合してまずは商店街を歩く。

そして瓢箪山稲荷神社へ。

しばらく「らくらく登山道」を行く。

結構な登り坂で、大阪市内が見下ろせる。

出発して 40 分ほどでようやく山道に入る。沢筋で、ここもなかなかの急登が続く。

山道を 40 分ほど登って舗装道路に出た。

そこから 10 分ほどで勝手知ったる縦走路に出た。

展望台の広場で昼食。

ここは 10 回以上通っているがいつも素通りで、今回初めて上に上がった。てっぺんから生駒山山頂を望む。

こちらは大阪市内方面。後ろにうっすらと六甲山系。

しばらく縦走路を進んで、ほんの少し横にそれた丘に十三塚。こんなものがそばにあるのはまったく知らなかった。

十三峠のガードをくぐって服部川への道に入る。

この少し下で南側のヤブに突入する。いよいよ神立山へ。

ヤブをさまようこと 30 分ほどで、ようやく目的の神立山(462m)に到着した。

地形図を見ると確かに三角点がある。三等三角点で点名は経ヶ塚。電波塔はアマチュア無線の中継用。

下りはほんの5分ほどで車道に出た。


歩行者が歩いてはいけないスカイラインのガードレール脇を歩いて十三峠の展望台へ行った。展望台からの大阪市内。

引き返して十三峠へ。

今度は服部川への道を素直に下りて、水呑地蔵院。

ほどなく舗装路に下りて、玉祖(たまおや)神社。

ニワトリが放たれている。

大きなクスノキ。

そして本殿。

古墳を探したが見つからず、3時半頃に服部川駅に到着して解散した。

生駒の縦走路はもう全山縦走できる体力は無いと思うので、こういうコースを歩いてみるのも楽しいかなと思った。

栂尾から沢の池、鷹峯へ

2/9(水)は京都一周トレイルの講座で栂尾から鷹峯まで歩いてきた。バス便の関係でこの部分だけは逆向きに歩いている。

栂尾に集合してしばらく車道を歩く。なぜか京都駅からのバス代が市内均一区間の 230 円になっていた。

そして福ヶ谷林道に入る。

結構な登りの林道を 30 分ほど歩くと沢の池への登山道になる。

稜線に上がると展望箇所が一箇所だけある。奥は小塩山。その手前が嵐山から松尾山の山並み。

昼前に沢の池に到着してここで昼食にした。昨年は珍しい光景に出会えたのだが、今年はごく普通だった。

沢の池からはしばらく林道を歩く。元々はここから山道だったのだが、この先が近年崩壊したために昨年からコースが変更になった。今日はこちらへは行かない。

まだしばらく林道を歩いて。東海自然歩道と同じルートに入る。

いつもはこの先の峠を越えて千束に下りていたのだが、今日は本来の一周トレイルのルートを歩いて京見峠に向かう。

ちょっとしたアップダウンの道を 30 分ほど歩いて京見小屋。もちろん無人。

ここで一旦「はせがわ」へ行ってトイレ休憩。

また戻って、展望場所から京都市内を眺める。ずっと遠方は鷲峰山など。実は奈良の山まで見えていた。

無事、京見峠の車道に出た。

その後は先月と同じ道を辿って千束に下りてきた。

先月同様、ここで解散した。

鉢伏山

2/7(月)は講座で茨木の鉢伏山へ行ってきた。鉢伏山という名称の山はたくさんあるが、茨木市にもあるということはまったく知らなかった。

集合はモノレールの彩都西駅。モノレールのこの路線に乗るのは初めてだった。

しばらく市街地を歩く。

そして鉢伏自然歩道に入る。

まずは稲荷神社にお参り。

境内の水が凍っていた。

神社の石段の下から鉢伏山を往復する。ようやく山道へ。

20分足らずで鉢伏山山頂(299m)に到着した。

山頂からの茨木市街地方面。

こちらは阿武山

また神社下に戻って、鉢伏自然歩道をしばらく歩いて彩都あかね公園へ。大きな建物は山頂から見えていた物流倉庫。ここで昼食にした。

昼食後はさらに自然歩道を南に下る。

途中で自然歩道からはずれて、川端康成の旧跡。家の表札は川端さんでした。

西国街道を歩いて、郡山宿本陣(椿の本陣)。

ちょうど午後2時頃にモノレールの豊川駅で解散した。

モノレールは京阪の門真駅と接続しているので本当なら便がいいはずなのだが、門真駅は各停しか止まらない。枚方から門真に向かう時はだいたい手前の萱島駅でうまく接続しているのだが、逆向きはそうでないことが多く、さらに各停は本数が少なくて、大阪市内の淀屋橋や京橋から帰るよりも時間がかかることが多い。この日もモノレールで門真駅に着いてから牧野駅まで50分くらいかかった。淀屋橋からよりも時間がかかった。本当にうんざりした。

焼杉山

1/16(日)は講座で京都大原の焼杉山へ行ってきた。

焼杉山へは行ったことがあるのかどうかよくわからない。いずれにしてもはっきりした記憶は無い。近くの天ヶ岳や翆黛山へは近年に行っているのだけれど。

国際会館に集合してからバスで古知谷まで行った。

阿弥陀寺のそばから登山道に入る。

急登を上がって、鉄塔から比良山方面。蓬莱山は雲がかかっている。

さらに上の鉄塔から比叡山。

雪も増えてきてなかなか厳しい登りが続く。

12時過ぎに焼杉山(717.4m)に到着して、ここで昼食にした。

昼食後は 30 分ほど下って大原への道に合流。

ここから翆黛山に向かう。

30 分少々の登りで翆黛山(577m)に到着した。

滑りやすい道を大原に向かって下って、林道に合流した。

寂光院のそばでトイレ休憩してから大原のバス停に向かった。

冬の北山らしい一日だった。

氷室

1/12(水)は京都一周トレイルの講座で山幸橋から氷室を経由して鷹峯まで歩いてきた。

山幸橋は交通の便が悪いのでこれまではタクシーに分乗してきたのだが、新しいバス路線ができて近くまでバスで来られるようになった。

市バスで高橋南停留所まで乗った。雪が舞っている。

20分少々で山幸橋まで来て、ここから一周トレイルのコースに入る。

少し登ると一面の雪景色。私が子供の頃はこれが冬の普通の景色だったけれど、近年ではめずらしい。

谷筋を1時間少々登って小峠へ。

氷室の集落もすっかり雪に覆われている。

いつも氷室跡の草むらで昼食にするのだけれど、今日はご覧の通りの雪なので、氷室神社のそばで昼食にした。

これからはずっと車道。ちょっと寄り道して「はせがわ」でトイレ休憩。

峠には見えない京見峠。

京見峠茶屋跡。

途中から旧道に入って、不動岩。

千束に下りてきた。

坂を登り返すと鷹峯の然林房(ねんりんぼう)。

みなさんはここの近くのバス停からバスで帰られたが、私はいつも通り賀茂川に出て出町柳まで歩いた。

六甲山

1/10(月)は講座で六甲山へ行ってきた。

昨年10月と同じく集合は六甲ケーブル下の駅。

昨年と同じコースだが軽いクラスなのでケーブルで上がる。ここのケーブルに乗るのは初めてだと思う。

ケーブル山上駅からの摩耶山。

少し歩いて全山縦走路に合流。

そしてガーデンテラスで昼食にした。ここからの瀬戸内海の眺め。気温が高めのせいか遠方は霞んで見えない。

六甲枝垂れ。以前に一度金を払って入ったけれど、まったくしょぼい。

残雪が結構あるので登山道が北斜面のところはドライブウェイを行く。

南斜面のところは登山道へ入る。

午後1時過ぎに六甲山(931.3m)に到着した。

山頂から三田方面。

雪の残る坂を慎重に下って一軒茶屋の休憩スペースへ。

1時間ほど下って有馬の車道に出た。

温泉街を通って金の湯の前へ。人通りは多かった。

その後、神戸電鉄と地下鉄で三宮へ出て帰ってきた。

三上山

12/19(日)は講座で湖東の三上山へ行ってきた。三上山は近江富士とも呼ばれる美しい山。個人的には登山で来るのは初めてだが、5年前に陸上クラブの合宿で来た時に登った。

JR野洲駅に集合して、ここから歩いて行く。今日も寒くて風が強い。

次第に近づいてきた。

ふもとの御上(みかみ)神社。

サクラが咲いていた。

住宅街から山道に入る。

整備された道を上がって割岩へ。隙間は狭くてザックを下ろさないと通れない。

岩場をしばらく上がると展望台へ。真ん中に金勝アルプス。左は阿星山

さらに登って山頂の御上神社奥社。

昼前に山頂(432m)に到着して、ここで昼食にした。山頂にあった温度計は2度を指していた。

下山はまずは東側に向かってから北上する。足元に希望が丘公園が見える。右の方は5月に歩いた天山あたりの山々。

三上山を振り返る。ところどころ白くなっているのは残雪。

琵琶湖の向こうに比叡山。朝方は雪をかぶっていたがすでに消えている。

岩のトンネルをくぐる。ひょっとして古墳のあと? 石舞台古墳のミニチュア版のような感じ。

時間があるので展望台まで足をのばした。真ん中の建物は陸上クラブの合宿の時に泊まった施設。向こうの山は6月に行った菩提寺山

少し戻って西側の沢筋を林道に下りた。ツツジの花が咲いていた。

ここにも三上神社。

その後はしばらく車道を歩いて、3時前に野洲駅に戻ってきた。

風が強くて寒い一日だった。

向山

12/8(水)は京都一周トレイルの講座で向山(むかいやま)を歩いてきた。

叡電の二ノ瀬駅を出発して夜泣峠に向かう。

線路脇の守谷神社。中には立ち入れなくなっている。

三年前の台風で崩れた登山路は迂回路がもう正規ルートのようになっている。

神社から30分少々で夜泣峠に到着した。

さらに20分少々で向山(426m)に到着。本日の最高標高地点。木が茂ってきてあまり展望が無い。

さらに15分ほど進んで、いつものベンチのある場所で昼食にした。

下りの途中で少し京都市内方面が望めた。真ん中は大文字山。

40分ほどで山幸橋のたもとまで下りてきた。

このあとはしばらく車道で、その後クリーンセンターの公園を抜けて市原の集落を歩いて市原駅に向かう。

2時前に市原駅で解散した。出発時は小雨がパラついていたが、何とか雨に降られることなく終えることができた。

峰床山

11/21(日)は講座で京都北山の峰床山へ行ってきた。

JR堅田駅からバスで葛川中村へ。ここから山に入る。

しばらくは江賀谷の朽ちた林道を行く。

50分ほどで右の谷に入る。

飛び石伝いに沢を渡る。

近年の豪雨などで道は荒れている。

かなりの急登や急斜面のトラバースなどを1時間あまり繰り返して、ようやく八丁平のエリアまでたどり着いた。

ここからはわずかで八丁平の広場に出て、ここで昼食にした。

昼食後は高層湿原のエリアをぐるっと周る。あまり湿原という感じはしない。

昔、新心荘のあった場所。

午後1時過ぎに峰床山(969.9m)に到着した。完全に京都にある山の最高峰。皆子山(971.3m)は滋賀県との県境にある。

遠くには愛宕山が見えた。

少し下った展望場所から皆子山。

しばらく下って林道を渡る。

下山は大悲山口のバス停に向かうのだが、バスの時間にはまだまだ余裕があるので、三本杉を経由して行こうということになった。しかしすでに疲れている人が二人ほどおられたので、この先でそのお二人を私がショートカットルートにお連れすることになった。

ところがここで大失敗!!。谷を下りなければならないのだが、そこにあった道標をちらっと見て朽ちた林道の方へ進んでしまった。

何か変だなと思っていたら稜線を辿ってきた本隊と再会してしまった。その後、稜線を忠実に辿る本隊と分かれてそのまま林道で下ったのだが、ずいぶん大回りになってしまって、お二人には大きな迷惑をかけることになった。

三本杉は我々が辿った道からも寄り道できるので立ち寄ってみたところ、ちょうど下りてきた本隊と同じタイミングだった。

ここは来るたびに近寄れなくなってきて、前回辿った道は迂回路を行くようになっていた。

峰定寺(ぶじょうじ)は入れなくなっているらしい。

林道を歩くうちに日が暮れて、午後5時を過ぎて暗くなってからようやくバス停に到着した。

それにしても何たるミス!!。しっかりと地図で確認すべきだった。以前に歩いたことがあるとは言っても7年前の一度だけ。決してあってはならないことである。猛省。