目国内岳、岩内岳

6/28(金)は先日、目国内岳だけで終わったコースを再挑戦しようと思った。

長丁場になるので6時過ぎに新見峠の登山口に来た。今日は一番乗り。

6時20分に出発した。今日は最初からポールを出した。

昨日の雨のせいか道がぬかるんでいる。

雑草で足元が濡れるので雨具のパンツを着用した。

出発して45分ほどで前目国内岳(980.5m)。

岩の門を通過。

オトギリソウ。

チシマフウロ。

標識がかかっていたが判読不可能。

天候が回復してきて目国内岳の山頂部が望めた。

山頂はパスして先に進む。目国内から先に行くと道が荒れてきた。多分、歩く人が少ないのだろう。一部、濃いヤブ。雨具のパンツを脱がなくてよかった。

しばらく下りだが、倒木や大きな岩などで歩きにくい。またここに戻ってくるのかと思うと憂鬱になる。

40分ほど下るとパンケメクンナイ湿原が見えてきた。

ほどなく湿原に出た。桃源郷のような場所。ただし足元がぐちゅぐちゅなので要注意。

ハクサンチドリ。

パンケ目国内川の源頭の沼。

アヤメ。

ミヤマキンバイ。

湿原を越えて斜面を登ると岩内岳が見えてきた。もういらないだろうと思って雨具のパンツを脱いだ。

さらに進むとなぜかこのあたりだけササが刈られて道が整備されていた。

ようやく岩内岳への分岐まで来た。

あと少し。

10時4分、岩内岳山頂(1085m)に到着した。

足元には日本海。

山頂からのパノラマ。

雷電山方面。

目国内岳も心なしか遠く見える。

出発してから4時間弱。雷電山まで行くと往復であと3時間くらいはかかると思うので、ここを今日の最終到達地点にする。ゆっくりとおにぎり休憩。

カラマツソウ。

あの荒れた道は登り返しの方が歩きやすかった。

思ったよりすんなり戻ってこられたので目国内岳の山頂に寄っておく。

ここも山頂部は岩岩。

目国内岳山頂(1220m)。

岩内岳を振り返る。右奥。

前目国内岳でチョコバー休憩。

2時ちょっと過ぎに新見峠に戻ってきた。

今日も綺羅乃湯から倶知安のマックスバリュ、そしてニセコの道の駅というコースで今回の最後の夜を過ごした。

シャクナゲ岳、チセヌプリ

昨年の秋にこのあたりを周回したが、その時はシャクナゲ岳までは行かなかった。と言うか、行けなかった。

何となく宿題を残したままという感じだったので、それをすっきりさせてしまおうと思った。

6/27(木)はそこそこの好天で、8時前に神仙沼のレストハウスに到着した。すでに数台の車が停まっていた。

準備を整えて8時過ぎに出発した。

25分ほどで長沼。実は人工的に作られた貯水池。正面の左がチセヌプリで右がシャクナゲ岳。

登山地図には岸辺も道があると書いてあったので今年はそちらを歩いてみたいと思って眺めてみたが、そういう道は見当たらない。

昨年は確か沼の南端で岸辺に近づけるところがあったと記憶しているのだが、気づかないうちに上りになってきた。

出発して1時間ほどでチセヌプリとシャクナゲ岳の分岐のビーナスの丘へ。なぜビーナスの丘なのかまったくわからない。

しばらく平坦な道をシャクナゲ岳に向かう。ゼンティカ。

シャクナゲ沼に行く道からそれて山頂に向かう。昆布岳目国内岳もそうだったが、このあたりの山は山頂部分はだいたい岩山になっている。

山名からシャクナゲがあるのかと見回しながら登ったが、私の目にはシャクナゲは見当たらなかった。シャクナゲの葉は特徴的なので花オンチの私でもわかる。ちょっと調べたところでは昔はシャクナゲがあったらしい。

9時42分、シャクナゲ岳の山頂(1074m)に到着した。

手前からチセヌプリ、ニセコアンヌプリ、雲がかかった羊蹄山。

昆布岳。

真ん中に目国内岳。右に岩内岳。

せっかくなのでシャクナゲ沼に寄っておく。下山中、下に見えた。

分岐から数分程度だったけれど、沼に近づくと女性の声が聞こえてきた。

沼のそばに女性3人パーティが休憩していた。ビデオを撮りたかったけれど彼女らの声が入るので諦めた。後から考えたら音声を消せば良かったのだ。

さて、まだ時間があるのでチセヌプリにも登っておくことにする。

アカモノ。

これは何?

11時20分、チセヌプリ山頂(1134.2m)に到着。

シャクナゲ岳を見下ろす。

誰もいないので腰を下ろしておにぎり休憩にした。

スミレの何か?

チセヌプリスキー場への道は廃道。

ハクサンチドリ。

最後に時間潰しに神仙沼へ。昨秋は道路が閉鎖されていたので一般観光客は誰もいなかったが、今日は多少の観光客が訪れていた。

神仙沼。

名称の由来はこういうことだそうです。

ワタスゲ。

午後1時半、レストハウスに下山した。

今日は綺羅乃湯は開いていた。

昨日と同じく、倶知安のマックスバリュで買い物をしてからニセコの道の駅へ。

美瑛富士

6/25(火)は可もなく不可もなくという天気予報で、美瑛富士に向かうことにする。

十勝岳登山口の望岳台を6時半ちょっと前に出発した。

ちょっと先に標識の岩。

しばらく行くと白銀荘への分岐。

出発して40分ほどで十勝岳と美瑛岳との分岐。正面の稜線は2年前に歩いた

なんとかキンバイ?

イソツツジ。

天気が良くなってきた。

エゾノツガザクラ。

美瑛富士が見えた。このあたりは2年前に歩いた道。

エゾコザクラ。

ウコンウツギ。

ルンルン気分で歩いていたら突然、目の前に雪渓!!

結構、傾斜もあるし、滑り落ちたらタダでは済まない。もちろん、アイゼンは無し。また敗退かと一気に気分が落ち込んだ。

上部の状態はよくわからないのだが、横の斜面を眺めてみたところ、上に巻いているようなかすかな足跡が目に入った。わりと傾斜はあるけれど登れないほどの斜面ではない。ポールを出した。

灌木につかまったりしながら何とか向こう側に抜けることができた。しかし滑りやすい斜面でこれはこれでスリリングではあった。

チングルマ。

そしてシャクナゲ。

その後も何度か雪渓のトラバースがあったが、いずれも何とか渡ることができた。

そして沢を渡る。融雪期なので水量が多かったが、完全な水没までは至らずに渡ることができた。

このあとはしばらく急登。

そして美瑛岳と美瑛富士の分岐へ。2年前は美瑛岳からここに下りてきた。

美瑛富士に向かうためにはこの雪渓を渡らなければならないのだが、行くしかない。

その後も何度か雪の斜面を渡って、コルへのフラットな道になった。この頃から風が強くなってきた。

9時45分、ようやくコルに到着した。風が強かったので雨具のジャケットを羽織った。

縦走路は右の方に行くが、美瑛富士は正面を登る。

ガラガラの歩きにくい道だがジグザグにトレースがあるのでそれからはずれないようにひたすら登る。

このあたりから周囲はガスってほとんど視界が無くなってしまった。

10時12分、美瑛富士の山頂(1888m)に到着した。

展望も何も無いので早々に下山。

少し下りたら視界が開けてきて、振り返ったらチングルマのお花畑越しに山頂が見えた。

コルに戻ったら池塘が見えたのでちょっと行ってみた。

コルから少し下りて風の当たらないところで美瑛富士を眺めながらおにぎり休憩にした。腰を下ろすのは今日初めて。

例の雪渓のトラバースは安全第一で帰りも上を巻いた。

その後、天候が崩れてきて、本降りの雨になってきたので雨具の上下を羽織ったが、よくあることでほんの少ししたら止んでしまった。

十勝岳への道に合流する手前で雨具を脱いで、ポールをしまって、パンを食べた。

火山の礫の道は足元が不安定なので疲れる。ようやく登山口が見えてきた。

午後2時ちょうどに駐車場に戻ってきた。

風呂は近場の白金温泉へ。

「杖忘れの湯」という変わった名前の宿。こじんまりしたいい雰囲気ではあったけれど、露天もあるものの浴槽も洗い場も小さいので週末は避けた方が良さそう。

そして帰り道にあの「青い池」。陽がさしていないと青く見えないとのことだがうまい具合に晴れている。

ここも駐車料金500円で、アトサヌプリのようにいい場所がないか探ってみたけれどどうにも見当たらず、諦めて駐車場に入った。

平日にもかかわらずかなり混んでいた。ただし耳に入る言葉はほとんど中国語。台湾人かも知れないけれど。

なぜ青く見えるかというと、

その後、美瑛駅のそばの道の駅に行ってみたが思いのほか小さかったので、また昨日と同じビルケに停めた。

硫黄山敗退

今日(6/23)も天気はあまり良くないが雨ではないので硫黄山に向かうことにする。

未舗装路をカムイワッカ湯の滝に向かう。

2年前に来た時の駐車スペースに車を停めた。実は登山者用の駐車スペースは少し手前にあったようなのだが、よくわからずに通過した。

日曜日なので混んでいるかもと思ったが誰もいなかった。

このところ寒かったのでTシャツを一枚重ね着して、パンツも暖かいタイプをはいた。

林道通行許可証を箱に入れて、7時ちょっと過ぎに出発した。

このあたりは人よりもヒグマの方が多いと言われているエリアだが、実際はシカだらけ。

ほんの5分ほどで登山口へ。

いきなりの急登だが今日は大丈夫。

30分ほど上ると噴火の跡のような地形になってきた。

硫黄の採掘場所の跡。

噴火の跡。

一部、ずるずると滑りやすい場所があった。何で滑るのかよくわからない。

それにしても意外と暑い。標高が上がれば気温も下がってくるのではないかと思っていたが、曇天のせいかあまり気温も下がらず、たまらずTシャツを脱いだ。

このあと樹林帯に入った。

このあとしばらくは大きな石や倒木で歩きにくい道がしばらく続いた。

エゾイソツツジ。

しばらく下ったら沢に出た。

沢を少し上がったら雪が出てきた。ここでポールを出した。

エゾコザクラでしょう。北海道なのだから。

雪はすぐに消えて、しばらくナメ滝を巻いたりしながら登っていった。

しばらく上るとしっかりと雪の残った雪渓が現れた。

今回はアイゼンを持ってきていない。甘く見過ぎたようだ。

少し登ってみたがこれでは下りが危なすぎる。もし足を滑らせたらピッケルがなくては止められない。

ここで引き返すことにした。9時25分。標高1000mちょっと。

今日は日曜日なのできっと登ってくる人がたくさんいるだろうと思って、すれ違うたびに「敗退しました」と弁解するのは面倒だなぁと思ったが、結果的にすれ違ったのは1パーティだけだった。

最後の樹林帯は不気味だった。クマが現れそうな気配があって、声を出しながら下った。

11時18分に登山口まで下りてきたので、興味のあった知床林道へ行ってみることにした。実は末端の番屋まで一日かけて往復したいと思っていたのだが、時間があるので様子を見ておくことにした。

登山口でおにぎり休憩をとって、その後、数分で知床大橋へ。

オホーツク海は霧で見えない。

橋のすぐ先にがっちりしたゲートが設置されていた。

その気になればこれくらいのゲートなら越えられるが、そこまでするほどではないと思ってここで引き返した。この道はやはりオホーツク海が眺望できないと歩く価値がないと思う。

それにしてもこのあたりのシカの多さには驚いた。まるで動物園で自分が客のシカから眺められる動物になったような気分。

2年前に来た時はカムイワッカ湯の滝の中には入らなかったので、今回はどんなお湯なのか味わってみようと思ってサンダルで行ったところ、

結局、橋から眺めるだけで終わってしまった。また来ることはあるだろうか。

このあたりはスマホ圏外なので一旦ウトロの道の駅に戻って、天気予報などを見て今後の行程を考えた。

明日は雨で、その後もすっきりしない。昆布岳が晴れだった以降はもう4日間晴れ間無しで、明日も雨予報。天候が回復するのは週末あたりからという予報。梅雨の無い北海道に来ているのにまるで梅雨真っ只中という状態。

さすがに気持ちが萎えてきた。

こんな日が続くくらいならもう帰ってしまおうかという気持ちが湧いてきて、フェリーの混み具合を調べてみたところ、明日以降も空席がある模様。

それならと思って予約変更をしようとしたところ、満席で変更できないという返事が返ってきた。

詳しく調べると私が予約している半個室でカギのかかるタイプの部屋だけが満室になっている。明後日も同じ。

今の予約をキャンセルして別のタイプの部屋で新たに予約することはできそうだが、往復割引が適用されないなど料金面でかなり損をする。

そこまでやる気にはなれないので、いろいろと調べながら明日以降の行程を考えた。

目国内岳

6/20(木)は目国内(めくんない)岳から雷電山に向かう。ここは昨秋に行こうと思っていたが、すでに道路が冬季閉鎖になっていて登山口に辿りつけずに諦めたコース。

目国内岳の山名は目国内川の水源に位置することによるが、アイヌ語で「メクウンナイ」は「物の背後にある谷川」を意味する。

結構な距離があるので雷電山まで行けるかどうかはわからないが、往復コースなのでいつでも戻ることはできる。

登山口の新見峠に向かう途中で、昨日登った昆布岳を望む。

6時半過ぎに新見峠の駐車場に到着したが、すでに何台かの車が止まっていた。そのうちの1台の屋根にラジオが置かれていて、大きな音で放送が流れていた。左の車の屋根。

最初、迷惑な車だと思ったのだが、おそらく熊避けのためだったと思う。

小雨が降ってきたので雨具のジャケットを羽織って7時前に出発した。

登山口は駐車場のすぐそば。

少し進むと急登が出てきた。早くもポールの出番となったのだが、どうも身体が重い。昨日の下山時の脚筋疲労というのではなく、どうにも気持ちが乗ってこない。

一汗かいたら体調も戻るのではないかと期待したが、残念ながらそうはなってくれない。雨が本降りぽくなってきたので雨具のパンツを着用。

前目国内岳が見えてきた。

ゴゼンタチバナ。

出発して50分ほどで前目国内岳(980.5m)に到着した。雨が止んでいるので雨具を脱いだ。

このあと標高で100mほど下る。緩い下り。

エゾフウロ?、チシマフウロ?

目の前に目国内岳。

こういう花、山でよく見かけるけれど、いまだに何かわからない。セリ?

岩ノ門。

上りになると一段と身体が重い。今日は目国内岳だけでお終いにしようと思った。

ようやく山頂部が見えてきた。

最後は岩場を上がって、9時7分に目国内岳山頂(1220m)に到着した。

ニセコ連山と羊蹄山。

遠くに駒ヶ岳も見えていた。

駐車場はスマホが圏外なので前目国内岳で腰を下ろしてスマホで天気予報などをチェックして、この先の行程を考えた。

11時10分、登山口に下りてきた。

駐車場の車のラジオはなくなっていた。

このあとしばらく天気が良くない。山は楽しめそうにないので、山以外に予定していた訪問先を訪ねてみることにした。

内陸部を走ってもおもしろくないので、日本海側で留萌に向かうことにした。

小樽を通過したが、運河のあたりの人混みはすごかった。昨秋に来た時とは比較にならない大勢の観光客だった。

小樽の街をしばらく過ぎたあたりのラーメン店でチャーシュー麺を食べたが、チャーシューたっぷりで満腹になった。

増毛で「オーベルジュましけ」の「トロン温泉」という案内が目に入ったのでここに立ち寄ることにした。

留萌のマックスバリュで買い物をして、近くの道の駅に入った。

昆布岳

6/19(水)はニセコ郊外の昆布岳へ。

何ともかわいらしい山名だが、元々はアイヌ語の「トコンポ・ヌプリ」(小さなコブ山)から来ている。

確かに山頂部がコブのように突出している。

登山口に到着したら2台の車が来ていて、出発準備をしていた。

8時15分に最後尾で出発した。

ほどなく一合目の標識。

遠くから眺めた山容の通り、ゆるやかな上り道。

しばらく行くと先行の2パーティを追い越してしまった。おそらく今日の先頭だと思う。

1時間足らず登ると山頂部が見えた。

マイヅルソウ。

上りがきつくなってきた。

タカネシオガマ?

山頂に近づくと道がさらに厳しくなってきて、ロープの張ってあるところもあった。

10時7分、昆布岳の山頂(1044.9m)に到着した。

羊蹄山がど〜ん。

洞爺湖。

駒ヶ岳も見えていた。

パノラマ映像はこちら。

ひとしきり眺望を楽しんだら下山。

なだらかな下りになってからが想定外の難関だった。穏やかな道なので自然とスピードが出てしまって、制御できなくなってしまうのだ。

フラットな道なので横にカベのようなものもなく、何とか横の草地で止まろうとしても踏ん張り切れずにあえなく転倒!! というようなことを何度か繰り返しているうちにますます脚が踏ん張れなくなるという悪循環。

幸い、道端には岩などはなく、少し汚れたくらいでケガもなく下りてくることができた

11時45分に登山口に戻った時は脚筋はほぼ売り切れという状態だった。後から考えたらポールを使えば良かったのかも。

さて、今日はニセコに向かうのだが、その前に黄金温泉へ。一昨年の秋に一度訪れていて、その時の印象が非常に良かったのでぜひ再訪したいと思っていた。

しかしここはこぢんまりした風呂で、洗い場が二人分しかないので、週末には行く気にならない。

幸い、今日は水曜日なので空いているだろうと期待して行ったところ、案の定先客は二人だけで、ゆっくりと汗を流すことができた。

実はここに来たのはもう一つ目的があって、前回来た時に食べたカレーが安くておいしてくボリュームもたっぷりという三拍子整った優れものだったので、下山後も何も食べずにやってきた。

ところがそのカレーが無くなっていた。店に人によると昨年からやっていないとのこと。やめた理由は聞かなかったが、意外と手間がかかるのではないかと思われた。

時間があるので倶知安のマックスバリュへ行ってお気に入りのイオンブランドのプレミアムビールを買って、ニセコの道の駅に車を停めた。

ここはゴミ箱があるのがうれしい。私がこういう車中泊の旅を始めたのは4年くらい前からだが、その当時は道の駅はどこでもゴミ箱があったのだが、いつの間にやらほとんどの道の駅からゴミ箱が撤去されてしまった。今や自動販売機の空き缶さえ捨てるところが無いというところがほとんど。

最近は駅でもゴミ箱が減ってきていて、ここまで街中のゴミ箱が無くなると結果的にポイ捨てや不法投棄が増えてしまうのではないかという気がする。

高速道路のSAのゴミ箱はどこも満杯状態だが、結局あるところに集中することになってしまうのだ。

羊蹄山を眺めながらのんびりした。

鷲峰山

6/16(日)は講座で山城の鷲峰山(じゅうぶざん)に行ってきた。

JR加茂駅からバスで和束町原山まで行って、ここから参道を登る。この道は東海自然歩道。

写真ではそれほどには見えないが、茶畑の畦道はなかなかの急登

畦道が終わるとなだらかなハイキング道になった。

このあとジメジメした道になって、そのあたりはヒルだらけだった。私も三カ所ほどちょっとだけ吸われた。

林道に出て金胎寺の山門に着いたが、いつの間にやら中に入らなくてもこのあたりを歩くだけで入山料(300円)を払わなければならなくなっている。

致し方なく払って、本堂へ。このあたりで昼食にした。

そばに行者堂。

昼食後は最高地点(682m)へ。

その後、一等三角点に向かう。

標高681m。

琵琶湖が望める。写真ではよく見えないが左の方。

少し戻って東海自然歩道の林道を下る。

しばらく下って休憩所のあるところから林道をはずれて維中のバス停に向かって未舗装道を行く。なぜか入り口が鎖で閉じられているが、理由は不明。

45分ほどで参道の入り口まで下りてきた。

あとはひたすら車道を維中のバス停まで。

途中に信西入道塚(しんぜいにゅうどうづか)。源平の争乱によって死んだ信西入道=藤原通憲の受難を今に伝えるもの。

午後3時過ぎにバス停に到着して、ここで解散した。

横高山、水井山

6/12(水)は京都一周トレイルの講座で比叡山北方の横高山と水井山に登ってきた。京都一周トレイルのコースではもっとも標高の高いエリア。

いつものように登山口のバス停から歩いて集合地の横川へ行って、そこから皆さんと一緒にせりあい地蔵へ向かう。

せりあい地蔵から横高山へ。

急登を十数分で横高山の山頂(767m)に到着。

ちょっと下ってからまた急登を上がって水井山(793.9m)へ。ここが京都一周トレイルの最高地点。

これまではいつもここで昼食だったのだが、バスの時間の関係で今日はこれまでより1時間ほど早く出発したので先に進む。

水井山から1時間足らずで仰木峠に到着した。

いつも足を伸ばす展望場所で昼食にした。展望場所から琵琶湖方面の眺め。

大原へ向かう道から分かれてボーイスカウト道に入る。

30分少々で林道まで下りてきた。

出発が早かったために時間の余裕があるので、惟喬親王の墓に立ち寄った。

そして戸寺に下山。

左から金比羅山、小ピークの右に翆黛山。右遠方に焼杉山。

戸寺のバス停で解散した。

バスはこれまでに出会ったことのないような混雑で、たまらず八瀬駅で下車して叡電で帰ることにした。

六個山

6/3(月)は講座で北摂の六個山へ行ってきた。六個山はずいぶん以前に一度随行で来ているが、まったく記憶に無い。

阪急の箕面駅に集合して、滝の方へは向かわずに住宅街の坂道を上る。まるで六甲に向かうよう。

10分少々歩いてハイキング道の入り口へ。

展望場所から大阪方面を望む。ビル街の向こうは葛城金剛山系。

所々ロープのある急斜面を這い上がって六個山の山頂(395.8m)に到着。ここで早めの昼食にした。

昼食後は少し行くとゴルフ場のすぐそばをしばらく歩く。

お次は五月山霊園。駐車場から神戸方面の眺め。

そして日の丸展望台でひと休み。

展望台の上からは大阪空港を離陸する飛行機が何機か見えた。

すぐそばの三角点(314.9m)に立ち寄っておく。

住宅街に下りてきた。

時間があるので池田城址に寄り道。

ハナショウブ。

その後、阪急の池田駅で解散した。

ひき岩群

ひき岩群は和歌山県田辺市の郊外にある景勝地で、以前にたまたまテレビで見て、それ以来興味を持っていた。

車なら問題なく行けるがわりと距離もあって、高速料金もかかるので、できれば電車で行きたいと思っていた。

登山口までは駅から4kmくらいだろうか。途中までバス便があるが本数が極めて少なく、適当な時間の便が無いので、駅から歩いて往復することにした。

5/22(水)に、全席指定の特急くろしおを奮発して紀伊田辺に向かった。紀伊田辺駅に着いたのは10時前だった。

駅のきれいな待合の椅子で準備して、10時過ぎに出発した。

しばらく車道を行く。会津川を渡って右岸を行くと秋津王子の案内板があった。以前に中辺路を歩いた時もここを歩いたに違いない。

おおむね予定通りの1時間弱で自然公園センターに到着した。

これでようやく山道に入れると思ってほっとした。

岩口池のほとりの舗装路を行く。

記録を見ると北側からぐるっと周回するルートがあるようなのでその方向に向かった。

ところがほどなく道が不明瞭になって、この先に遊歩道は無いという標識が現れた。

この北側はすぐに車道なのだが、とりあえずそちらに出る。

結局、車道を20分ほど歩いて岩屋観音の入り口まで来た。

石段を上がってみた。これが本堂?

裏山に新西国三十三番霊場めぐりのルートがあるのだがどれくらいの時間がかかるのかわからないし、今日の目的のひき岩群はまだ先なので、ここで引き返すことにした。

またしばらく車道を行く。あれが蟾蜍(ひき)岩?

ひき岩群への道の入り口がわかりにくかったが、ちょうど反対側に案内板が貼られていた。

しばらく行くとそれらしい雰囲気になってきた。

眼前に壮大な風景が広がってきた。あれが下から見えた蟾蜍岩だろうか。

この硬そうな岩を削って道を整備するのは大変だったろうと思う。

第2展望地からの眺め。

しばらくすると下りになって樹林帯に入った。

そばには小さな沢が流れていて、ところどころ道が泥沼状態になっている。

またひと登りすると第1展望地に出た。

ここから見えている巨大な岩は「像の背」と呼ぶらしい。

第1展望地は小さな場所で、ここを過ぎるとすぐに下って樹林帯に入るので、ここでおにぎり休憩にすることにした。

絶景はこれでお終い。

一周回って岩口池の見えるところまで戻ってくると、ササユリが群生している場所があった。

特に柵などは設置されていなかったので保護されているのではなさそう。このあたりはシカがいない?

1時前には自然センターに戻ってきた。時間があるので中に入ってみる。

靴を脱がなければならないのが面倒だったが、ほんの数分ぐるっと回った。アカデミックな展示内容で、あまりじっくり見る気分ではなかった。

このまま往路を戻ると2時には駅に着いてしまうので、動鳴気峡(どうめいききょう)に寄っていくことにした。

車道を南へ向かうとほんの数分で動鳴気峡の看板の場所に出た。

名勝と書かれているがどのあたりが名勝なのかよくわからない。

車道を辿って往路の道に合流した。

帰りは4時半の特急の指定券を買っている。まだまだ2時間以上あるので、駅の北側にあるちょっとした丘に寄ってみる。

細い道を上ると八幡宮という神社があった。

そばのベンチに腰掛けてソイジョイを食べたりしたが、蚊が寄ってきてうっとうしいので駅に向かうことにした。

軽く食べられてビールが飲めそうな店がないかとちょっとウロウロしてみたが適当な店が見当たらず、2時半に駅に戻ってきた。

わりと大きな待合室があって、すぐそばにセブンイレブンがあるので、缶ビールを買ってのんびりすることにした。

ひと息ついたら歩いて数分のところにある闘鶏神社に行ってみることにした。

めずらしい名前の神社だがこんな謂れが。

本殿は立派。

帰りは車窓から海を眺めていたらいつの間にか寝入ってしまった。