大文字山

2/14(水)は京都一周トレイルの講座で大文字山へ行ってきた。

地下鉄の蹴上駅に集合して、まずは蹴上発電所そばの広場へ。

ここから見た第二発電所。

ここは今は稼働していないが、第一発電所の跡に建てられた第三発電所は現役で発電している。

ねじりまんぼ(蹴上トンネル)。

お決まりのコースで田邊朔郎博士像へ。

そして蹴上義経地蔵。

「蹴上」の名前の由来は、

石段を上がって日向大神宮へ。

天の岩戸くぐり。

ようやく山道らしくなってきて、山科方面を望む。今日は暖かくて空気がかなり霞んでいる。

京都市内を望む展望場所は年々視野が狭まってきている。

大文字山の山頂は一周トレイルのコースではないのだが、すぐそばまで来ているので山頂(465.3m)で昼食にする。

山頂から京都市内と西山方面を望む。

少し戻ってから鹿ヶ谷へ下る。

楼門の滝。

車道に降り立って、京都市内を眺めながら急坂を下る。

法然院の山門に寄り道。

哲学の道。このあたりまで来ると外国人観光客が多かった。

疏水通りのトイレの前で解散した。

壺阪峠、高取山、芋峠

その昔、飛鳥や藤原京、平城京から吉野に向かうには山を越えていかなければならなかった。もちろん今もそれは変わらないのだが、今は車や電車などで簡単に越えられる。しかも最上部はトンネルがあったりする。

昨年、歩いた細峠や竜在峠もその一つだが、これらのうちのいくつかは車道になっており、他はもはや歩かれることも少なく朽ちてしまっている。

細峠や竜在峠はその後者のタイプだが、今回歩いた壺阪峠と芋峠は車道が通っている。とは言っても幹線道路ではなく、舗装されてはいるもののあまり交通量の多くないひっそりした車道である。

快晴予報の 2/9(金)、朝8時45分に近鉄吉野線の壺阪山駅を出発した。

信号を渡って土佐町の街を行く。

静かそうに見えるが意外と車が通る。土佐町の名前の由来はこのとおり。

曲がる道を間違えて変なところに入り込んでしまったりしたが、しばらく車道を進んでから標識に従って壺阪寺へのハイキング道に入る。

丁石があるので以前はここが表参道だったのだろう。

出発してから1時間足らずで壺阪寺の入り口を通り過ぎて、少し土道を登ってからまた車道に出る。そこから壺阪寺を見下ろす。ここを前回歩いたのはもうずいぶん以前のこと。

その後、数分で高取山への分岐に到着して、車道を少し進んで壺阪峠を踏んできた。

ハイキング道に入ってほどなく五百羅漢。リニューアルされているような気がするが、以前に来た時はここの写真は撮っていなかったようだった。

このあたりは昔のまま。

ここから30分ほど歩いて高取城跡へ。

最上部の天守台。

天守台の上には高取山の三角点(583.6m)。

天守台からの金剛山。右に大和葛城山。

本丸からは高見山がよく見えた。

南に目を向けると大台ヶ原と大峰の山々。いずれも雪が少ない。

ここで今日初めて腰を下ろして小さなスィートポテトを補給した。

少し戻って芋峠への道に入る。この道は数年前に反対方向で歩いている。

井戸の跡が何箇所かあった。

しばらく進むと林道に出た。一部林道歩きがあったことは覚えている。

しばらく舗装された林道を歩いてからまた土道に入る。

高取山から50分ほどで芋峠に出た。

道を渡って少し登ったところのベンチに腰掛けておにぎり休憩にした。11時50分。

ここからは明日香村に向かって下る。この道も数年前に反対方向で歩いた。

少し下って車道に出たところに役行者の像。

しばらく登り返しでおそらくここが小峠。

車道に出て少し進んだら先日歩いた道に合流した。

今日は時間があるので飛鳥川上坐宇須多岐比賣命(あすかかわかみにいますうすたきひめのみこと)神社に寄っていく。ここも数年前に訪れた

200段ほどある石段を上がって本殿へ。

これは拝殿で、以前に来た時には確認しなかった本殿を裏にまわって見たところ、何も無い。

後にある木が御神木なのだろうかと思ったりしたがそれほどの年輪の木にも見えない。帰ってから調べたところ、この裏山(南淵山)がご神体とのことで、大神神社の三輪山のようなものか。

今日は石舞台古墳を眺めていく。裏側の車道からしっかり見ることができる。

飛鳥川沿いの道を行って甘樫丘へ。

午後3時過ぎに橿原神宮前駅にゴールした。

平日とは言え真冬のせいだろうか、山中では誰一人出会わなかった。高取山はこれまでに何度も訪れているが、ここは城跡が有名で、すぐそばまで車で来ることができるので、まったく誰一人いないというのは初めてだったような気がする。

おかげで静かな歩きが楽しめて良かった。

音羽山、千頭岳

1/21(日)は講座で京都・滋賀県境の音羽山から千頭(せんず)岳を歩いてきた。3年ほど前に個人的に歩いたコースの前半部分。

京阪の大谷駅に集合して小雨の中、まずはトイレのある逢坂山関跡へ向かう。

トイレのそばにある石碑。

トイレ休憩の後はちょっと戻って蝉丸神社へ。

かつては芸能の神様として信仰を集めたが、今はすっかりすたれてしまっている。これは本殿。

本殿の右側の踏み跡を進むとほどなく東海自然歩道に合流した。

少し進むと歩道橋へ。

しばらくダイトレのような木の階段が続く。

出発が遅めだったので音羽山の山頂(593.1m)付近で昼食にした。

山頂から大津と琵琶湖を見下ろす。

昼食後は稜線を南に向かって、パノラマ台で一休み。

音羽山から1時間少々で千頭岳(600m)に到着。

地形図ではここが千頭岳の表記になっているが、三角点のあるのはここから少し西に行った西千頭岳で、標高はこちらの方が少しだけ高い。

と言うことで西千頭岳(601.8m)に寄り道。

あとは石山の方に向かってひたすら下る。

反射板のある大平山。

雨上がりの滑りやすい道を慎重に下って、無事車道に下りてきた。

個人的に来た時はここから岩間寺に向かったのを思い出した。

あとは車道歩きで、午後4時過ぎに中千町のバス停に到着して終了した。

清水山

1/10(水)は京都一周トレイルの講座で清水山を歩いてきた。

京阪の清水五条駅に集合して、五条通りをしばらく東に向かう。

歩道橋の上から清水山を望む。

渋谷街道を歩いて一周トレイルのコースに合流。

寄り道して清水寺へ。

今日はトイレ休憩を兼ねて下まで下りた。音羽の滝の実物は初めて見た。

元に戻って一周トレイルのコースに入る。

本日最高峰の清水山(242.2m)。

東山山頂公園で昼食にした。

公園からうっすらと比叡山。この頃から小雨が降ってきた。

そばの展望場所からの京都市街地と西山。

将軍塚のそばを下って、京都ホテルと遠方に比叡山。

めずらしく尊勝院が開いていた。

住宅街に下りて、粟田神社。

その後、三条通りを西に歩いて、地下鉄の東山駅で解散した。私はそのまま西に向かって京阪の三条駅から帰宅した。

御領山

1/8(月)は講座で大文字山そばの御領山を歩いてきた。このあたりは1年ちょっと前に別の講座で歩いたが、今回は銀閣寺側から登る。

集合場所の白川通から大文字山を望む。今日は大文字山にも立ち寄る予定。

銀閣寺の前を左折する。

早々に火床への道をはずれて御領山のエリアに入る。

振り返ると大阪市内まで見えた。

このあたりは中尾城跡。昔はどこかに標識が立っていたような気がするのだが今日は見当たらなかった。

中尾滝に立ち寄る。

標高が上がると雪が残っている。

幻の滝。実はこのあたりは石切場の跡。

このあたりで早めの昼食にした。

昼食後は大文字山に向かう。

大文字山の山頂(465.3m)に到着。今日は月曜日だが祝日(成人の日)なので人が多い。

山頂から京都市方面を望む。大阪市は霞んできた。

しばらく京都一周トレイルのコースで南に向かうが、途中で分かれて山科方向に下る。

ちょっと寄り道して安祥寺上寺跡へ。

今は平らな地面が残るのみ。

登り返して尾根筋を南に下る。山科の市街地が近づいてきた。

後山階稜。

ほどなく林道に降り立った。

毘沙門堂。

あとは住宅街を歩いて山科駅で解散した。

リトル比良

12/17(日)は講座でリトル比良へ行ってきた。リトル比良は同じ講座で数年前にも歩いているが、その時は高島から登って高島に下山した。

集合は湖西線の北小松駅。

しばらくは車道だが結構な上り坂。

楊梅の滝のたもとまで来たが、今日は滝には寄らない。

滝見台からは木の向こうに雄滝がチラッと見えた(写真ではほとんどわからない)。

涼峠でひと休み。

その後、湿地帯を越えて寒風峠に出た。

しばらく稜線を歩いて、本日最高地点の滝山(703m)で昼食にした。

少し戻って稜線を下って、鵜川越の林道に降り立った。

今度は登り返して岩阿沙利山(686.2m)。ここは三角点がある。

山頂のすぐ下に仏岩。

アップダウンを繰り返してお次は鳥越峰(702m)へ。

少し戻って岳山に向かうとオウム岩という展望場所がある。オウム岩から武奈ヶ岳、釣瓶岳の稜線を望む。

反対側の琵琶湖方面。

そしてようやく岳山(565m)に到着した。

山頂のすぐ下にある石造観音三尊。

琵琶湖を眺めながら下っていく。

弁慶の切石。

白坂を横目に見て下る。前回来た時は立ち寄った。

午後3時半過ぎにようやく賽の河原に下りてきた。山道はこれでおしまい。

林道を下って長谷寺でトイレ休憩。

最後は大急ぎで近江高島駅に向かって、4時20分の電車に飛び乗って帰った。

前日までの温暖な日々から一気に気温が下がって、時折小雪の舞う寒い一日だった。

伏見稲荷から京女鳥部の森

12/13(水)は京都一周トレイルの講座で伏見稲荷から京女鳥部の森を歩いてきた。

京阪の伏見稲荷駅に集合してから表参道で本殿に向かう。

朝から大混雑。

千本鳥居は通勤電車並み。

膝松さんにお参り。

そしてこだま池へ。

空気が澄んでいて大阪市内まで見えた。

階段をひと登りして四辻へ。

時間があるので稲荷山まで足を伸ばした。

四辻まで戻って、いつもの展望場所で昼食にした。

展望場所から愛宕山や西山方面を望む。

昼食後は住宅街を歩いて泉涌寺へ。

今熊野観音寺でトイレ休憩。

最後に京女鳥部の森で今日初めての土道に入る。

こういう道になるとほっとする。

京都女子大学の上のバスの駐車場に下りて、ここで解散した。

鏡山

12/4(月)は講座で湖東の鏡山へ行ってきた。鏡山は別の講座で9月にも行ったが、前半は別のルートで登った。


✳︎GPSのバッテリー切れで終盤欠落

JR野洲駅からバスで希望ヶ丘文化公園まで行った。

公園からの三上山

しばらく公園の舗装道路を行く。一般車は入らないが公園の車はまれに通る。

途中からハイキング道に入る。

いよいよ鏡山への登山道へ。

ほどなく奥鳴谷広場へ。

ここからは意外とがっつり登る。

11時45分、鏡山山頂に到着した。標識は「竜王山」と表記されているが地形図では「鏡山」。

そばの展望台から鈴鹿方面の眺め。

三角点(384.5m)のところへ行って、ここで昼食にした。

下山は前回と同じく道の駅の方に向かう。

今度は琵琶湖と比良山系。

小ピークのアップダウンを繰り返して星ヶ崎城址へ。

正面は近江八幡の山々。

さらに下ると宝篋印塔。

道の駅に下りてここで解散した。このあたりは義経ゆかりの場所が随所にある。

釈迦ヶ岳

大峰奥駈道はかなりの部分を歩いている。テント泊で全行程走破も一時は本気で考えたけれど、もはやそれだけの体力も気力も無いが、やはり全部歩いてみたいという気持ちは残っている。

先日、玉置山からの南部を歩いて、残る大きな部分は奥守岳から笠捨山で、ここは交通機関の便が極めて悪いのでなかなか実行できないでいた。

やるなら前鬼から稜線に出て行仙岳から下北山村に下りるくらいしかなさそうなのだが、あまりにも交通の便が悪くてとても思い切れない。

そこで苦肉の策として釈迦ヶ岳の太尾登山口から釈迦ヶ岳をトラバースして稜線に出て、涅槃岳まで日帰りピストン。そして後日、行仙岳から涅槃岳まで日帰りピストンというのが何とかなりそうなアイディアと考えた。

ただし太尾登山口から涅槃岳までは片道 10km 以上あって、おまけに復路が登り基調になるので簡単ではない。

やるならこれしかないと思って、11/26(日)に決行することにした。

家から3時間少々かかって太尾登山口まで走った。前回来た時もそうだったが、今回も7時半過ぎに到着した時はすでに駐車スペースが満杯で、手前の横のスペースに停めた。

準備を整えて8時前に出発した。相変わらず「熊出没注意」の看板が置いてあるが、今日は熊スプレーを持ってきている。

稜線に上がると目指す方面が見えてきた。ただし涅槃岳がどのあたりかはわからない。

30分ほど登ると釈迦ヶ岳と大日岳が見えてきた。

目指す稜線を眺める。涅槃岳はどれ?

さらに登ると深仙の宿が見えてきた。この時はすぐに行けそうに見えた。

出発して1時間足らずで古田の森。ここは標高 1618m で、涅槃岳(1376.2m)より高い。

しばらく行くと千丈平。水面は凍っていた。

出発して1時間15分ほどで神仙の宿への分岐に到着した。ここからは釈迦ヶ岳へのルートからはずれて右に向かう。

こちらに入ると一気に道の状態が悪くなったのでポールを出した。以前に反対向きに歩いたことがある。

神仙の宿に到着した。分岐から25分程度だったけれど意外と疲れた。

きれいに手入れされている感じ。

よく見たら扉が開けられそうだったので中を覗いてみた。

この時、涅槃岳まではムリなんじゃないかと感じたが、とにかく前に進む。

釈迦ヶ岳の東側の壁はすごい迫力。

大日岳の麓から大日岳を見上げる。

行場に興味はあるけれど高齢者の単独行なので万が一にも事故を起こしてはならない。

それよりも出発してからすでに2時間が経過している。地図を見るとまだ半分も来ていない。往路のタイムリミットを4時間と想定していたが、どう考えても5時間はかかりそうだ。しかも復路が登り基調になるのでそれ以上の時間がかかる。

ここまでがそれほど遅かったわけではないので、計画が甘すぎたようだ。

せめて地蔵岳まででもと思ったりもしたけれど、以前に奥守岳から嫁越峠を眺めた時のことを思い出して、またそれの再現になるだろうと思った。

それくらいならここで引き返して釈迦ヶ岳にでも登った方がすっきりするような気がして、ここで戻ることにした。それほど悩むこともなかった。

神仙の宿を過ぎて釈迦ヶ岳への稜線を登る。写真ではよくわからないが岸壁の右の方に穴がある。これが都津門。

そこに行くだけでも命がけだが、修行の人たちはどうやってあそこまで行くのだろうか。

左の方に古田の森が見える。

あと少し。

10時52分、釈迦ヶ岳山頂(1799.9m)に到着した。

釈迦如来像のそばにある一等三角点。

山頂から西の方面のパノラマ。

山頂は風が冷たいので少し下りたところでおにぎり休憩にした。

もうちょっと下ると水場があった。ここの水場に水が流れているのは初めて見た。

あとは往路と同じ道を淡々と下って、12時34分に登山口に下山した。

帰りは google のナビが京奈和道の渋滞をうまく避けてくれて、5時前には家に帰り着くことができた。

油日岳

11/19(日)は講座で鈴鹿山系最南端の油日岳に行ってきた。行ったことがあるような無いような・・・。いずれにしても記憶は無い。

集合はJR拓殖駅。何かイベントがある模様。

9時過ぎに出発した。

大日堂。戦後に作られたもので、それほど古い歴史のあるものではなさそう。

道標に従って登山道へ入る。

山道に入ってからまずは熊鷹神社。

なかなかの登りが続く。

登りきって旗山に到着。

南に霊山。

小平山との分岐のピーク。

真ん中遠方に御在所岳が見える。

ちょっと下って、ゾロゾロ峠。

この先の稜線のちょっとスペースのある場所で昼食にした。

倉部山を通過。

午後1時前に鈴鹿の主稜線の三国岳に到着した。

ここからは左右の切れたアップダウンが続く。

加茂岳を通過。

午後1時40分、油日岳(693m)に到着した。

山頂には岳大明神。

少し下った展望場所から信楽方面を望む。

少し戻って沢筋を下りて、杣川の林道に出た。

登ってきた油日岳を振り返る。

ほどなく車道になって、油日神社へ。お寺に寄りたい方がいらっしゃったのでひとまずここで解散にした。

午後4時過ぎに油日駅に到着した。

稜線では冷たい風が吹いて、寒い一日だった。