鳥海山文殊岳まで

4/27(土)は天気予報では不安定な感じだったがとりあえず鉾立の登山口に向かう。

鳥海ブルーラインを通行できるのは8時から17時までなのでいずれにしても山頂まではムリだと思う。それに果たして雪がしっかり残っているのか・・・。

鉾立の登山口から山を眺めてみたがかなり雪が少ない。もちろん初めてなので例年がどうなのかはわからないのだが。

取り付きは雪が付いているがどうもしばらくスキーを担がなければならなさそうなので、スキーは諦めて歩きで行くことにした。

駐車場を出発したのは8時45分くらいだった。スキーを担いでいる数人のパーティが先行していった。

雪の斜面を少し登って展望台のような場所から鳥海山を望む。

このあとはしばらく土道。

大きな滝が見えた。

土道を30分以上歩いてようやく雪の斜面に出た。こんな道をスキーを担いでスキーブーツで歩く気力はもう無い。先ほど先行していたスキー組はここでスキーを履いていた。

ここからの雪の斜面は広大で、できるだけ夏道をショートカットできるように進んだ。雪はわりとしっかりしているので東吾妻山の時のようにズボズボと踏み抜くようなことは無かった。このあたりは賽ノ河原というらしい。

出発して2時間弱で神社の鳥居。

御浜小屋の前でようかんを食べて休憩した。

鳥海は遠い。

目の前は鳥海湖。

どこまで行けるかわからないがとりあえず前に進むことにする。

しばらく行くとちょっとした下りがあった。スキーだったら登り返しになる。

このあと雪の切れているところが2箇所ほどあった。

スキーヤーは別のラインを登っているようだが、私はツボ足のトレースを追った。

ほとんどみんなこの方向に進んでいるので同じようにトレースを追ったのだが、実は鳥海山へ向かうにはこの手前で左側の沢に入らなければならなかったということを下山してから気がついた。もちろんこのルートで稜線伝いに登ることもできるが遠回りになる。

12時10分、文殊岳(2005m)に到着した。

少し先まで行ってみたが山頂までは到底ムリなので、眺めのいい場所でおにぎり休憩にした。

こちらに来ているスキーヤーはみんな鳥海山を目指しているのではなくて、この稜線の南側の斜面を鳥海湖のあたりまで滑って、それから稜線に登り返すというルートを行っているもよう。

下山はスキーヤーが登ってきているラインを下ろうかと思ったが、登ってきた稜線からはかなり離れているのでやはり不安なので、稜線を下ることにした。岩がゴロゴロした道は歩きにくかった。

面倒な登り返し。スキーヤーはシールを貼りなおしていた。

御浜小屋でまた少し休憩してから登ってきたラインで下った。

鉾立が遠くに見えた。

3時過ぎに鉾立に戻ってきた。まだ1時間以上余裕があるが、山頂まではやはりムリだったと思う。

駐車場からは日本海がうっすらと見えていた。

どうも車道のすぐそばまで滑れるラインがあるようで、翌日にそのラインを行ってみようかという思いがちょっと浮かんだが、よく調べないまま行ってやっかいなことになっても困るので、今回の鳥海山はこれでお終いにすることにした。

温泉は鳥海の道の駅の近くの鳥海温泉へ。

そしてまたマックスバリュでイオンプレミアムビールを調達して庄内の道の駅に車を停めた。