日曜日(12/17)は今年最後の随行で醍醐の山を歩いてきた。
このあたりの山を歩いた記憶はまったく無く、醍醐寺のエリアも入るのは初めてだったと思う。
地下鉄の醍醐駅に集合して、しばらく車道を歩く。今日は寒い。
上醍醐の入山料を払って山道に入る。
道は整備されているけれど、それなりの登りの道がずっと続く。
薬師堂。
実は国宝だそうです。
五大堂。
醍醐山の山頂はこの奥の方向なのだけれど、奥はフェンスで行けなくなっているので、山頂はあきらめる。
さらに進んで開山堂。
この先から修験道に入る。
千頭岳を望む。
覗きの岩場。岩の向こう側は垂直のガケ。
今日の最高峰、本宮ノ峰(476m)で昼食にした。かなり寒い。
その後、志津川に向かって下る。沢に出会う手前にはちょっとした鎖場もあります。
車道に出会った所から西側の沢筋に入って、ユウレイ峠へ。峠名の由来はわからず。
稜線を南下して、パノラマ岩から眺める京都南部と西山の山並み。
日野山(373m)。
供水峠。
さらに南下して天下峰(348m)。展望無し。随分たいそうな山名だけれど、ここもその由来はわからず。
供水峠まで戻って、西側に下山する。
街に出るちょっと手前でちょっと横道にそれて、鴨長明の方丈石。
今でこそ住宅街まで歩いて十数分程度だけれど、その時代(平安末期?)ならかなりの山奥だったと思う。山寺ならいざ知らず、よくこんな所に一人で住めたなという感じ。
本道に戻って、ほんのわずかで車道に出た。
地下鉄の石田駅に向かって歩いていると、サクラ?
その後、石田駅で解散となった。もう5時近くで、一段と冷えてきた。寒い一日だった。
カテゴリー: 登山
伏見桃山から伏見稲荷
水曜日(12/13)は京都一周トレイルの講座で伏見桃山から伏見稲荷まで歩いてきた。
この講座は京都一周トレイルを深草からぐるっと反時計回りに廻って西芳寺までを 16 回に分けてゆっくり歩くというもので、コースとしてはこの日が初日ということになる。
最初に京都一周トレイルが設定された頃は伏見稲荷がスタート地点だったのだけれど、何年か前から深草ルートが追加された。しかしここは大半が住宅街で、トレイルという風情はほとんど無い。
元々、地元でハイキングコースとして設定されたいたものを流用したようである。
私が担当している講座ではこの日がもっとも楽チンな日で、家を出たのは9時だった。
※出発時に GPS の電源を入れるのを忘れたために途中から。
深草ルートの起点の標柱が京阪の伏見桃山駅のそばにあるので、そこからスタートした。
まずは御香宮へ。ただし中までは入らず。
それから乃木神社のそばを通って伏見桃山城へ。
ここには昔、遊園地があって、私も子供の頃に来た記憶がある。天守閣はその時に造られたもので、秀吉・家康の伏見城とはまったく関係の無い近代のもの。
外堀のあとは公園になっている。
車の多い、歩道の無い狭い道路を通って、八科峠。
住宅街を抜けてようやく土道へ入る。
しかしこの道は土木関係の会社の私有地(?)で、大きなダンプがひっきりなしに通る。これまで2回ほど来た時はそれほどでは無かったのだけれど。
いつも通り、大岩山の展望台で昼食にした。
この日は空気が澄んでいて、遠くまで見通せた。アベノハルカスが見えているのだけれど。
ど真ん中、愛宕山の左やや下のあたりに一昨日登った山上ヶ峰が望めた。
昼食後、ようやく山道に入る。
大岩神社は結核に御利益があるとかで、かつては随分たくさんの人が訪れたらしい。
ここの見物は堂本印象画伯が寄進した鳥居が二つ。本殿横は小型版。
参道を下ると大型版。
このあとまた住宅街から笹藪を歩いて、ようやく伏見稲荷に近づいてきた。
伏見稲荷のエリアなのだけれど、伏見稲荷のはまったく関係の無い神寶神社。天照大神が奉られているとか。
この先で一周トレイルの東山ルートに合流する。ここまで来ると平日でも人だらけ。
千本鳥居を通って、本殿前で解散となった。
まだ2時半くらいなのだけれど、適当な寄り道先も無いので、そのまますんなり帰った。
明智越え、のち山上ヶ峰
昨日(12/11)は随行で亀岡から明智越えを歩いた。
「明智越え」は明智光秀が愛宕山へ参拝する時に辿った道だそうで、亀岡から水尾までがハイキングコースとして整備されている。ちょうど3年前に随行で途中まで歩いている。
今日は初心者向き講座のため、集合は亀岡からバスで1停留所分乗ったバス停。3年前の講座では亀岡から歩いた。私は当然、亀岡駅から歩いて行った。
保津橋のたもとは保津川下りの出発地点になっている。
保津橋から眺める愛宕山。こういうアングルで愛宕山を望むことはあまり無い。
集合して、しばらく車道を歩く。
ようやく山道に入る。
山道に入ってすぐに保津城跡。誰の築城かわかっていないらしい。
ちょっとした峠で一休み。
峯ん堂(むねんどう)。56代清和天皇を祀ると伝わっている塚。
こんなハイキングコースも台風の影響で道はかなり荒れている。杉の木が根こそぎ倒れるとこんな土塀が現れる。
至る所に倒木。
ハイキングコースからちょっとはずれて眺めのいい鉄塔で昼食。正面に山上ヶ峰。
本来のコースに戻ってしばらく下ると水尾の集落が見えてくる。
ほどなく車道脇の林道に合流した。
このあと車道を歩いて、午後2時 20 分に保津峡駅で解散となった。
私はここから一人で、昼食時に真ん前に眺めた山上ヶ峰に向かう。嵐山から保津峡への道はもう何度も歩いているのだけれど、山上ヶ峰はこの道からちょっとはずれていて、おまけにはっきりとした道が無いので、まだ一度しか登ったことが無い。
以前に登った時は傘をさしながらのヤブ漕ぎを強いられたのだけれど、北西の尾根を辿るとわりとすんなり登れるという情報を得たので、そこを行ってみることにした。
しかし保津川からの急登部分はこれまでに無い荒れ方。
保津川岸から 27 分ほどで林道出合まで登り切った。そこから数分で北西稜線との出合に出た。
道らしい道は無いけれど、所々にテープマークがあって、取り付きから 12 分ほどで山頂(482.2m)に到着した。標識は何も無し。ひょっとしたらこのあたりはマツタケ山なのかも。
今日はおとなしく取り付きまで戻って、あとはひたすら嵐山を目指す。
烏ガ岳(398m)だけは寄っておく。
嵐山の山頂はカットして、足元には渡月橋。
午後4時 41 分に阪急嵐山駅にゴールした。
摩耶山のちマヤ遺跡
土曜日(12/2)は登山講座の六甲全山縦走シリーズ第3回で、鍋蓋山直下から摩耶山までを歩いてきた。
前回は鍋蓋山から北へ下山したので、今回は南側から鍋蓋山を目指す。
集合は地下鉄の大倉山駅。ここからしばらく車道を歩いて平野谷に向かう。
祥福寺の境内で一休み。
ようやく山道へ。
サザンカ。
紅葉もきれいです。
真新しい林道に合流した。
ほどなく登山道に戻って、ようやく鍋蓋山が見えてきた。
七三峠。このあたりは道がたくさんあってややこしい。
11 時半頃、ようやく鍋蓋山山頂すぐ東の全山縦走路に合流した。
大竜寺の広場で昼食。
市ヶ原の桜茶屋はめずらしく閉まっていた。
いよいよ摩耶山の登りにさしかかって、前方に黒岩尾根。
市ヶ原から1時間半ほど登ってようやく摩耶山の電波施設にたどり着いた。
掬星台から六甲アイランド、大阪方面。
ここからの北東方向の眺めはこれまで見たことが無い。
今回はここで解散となった。
私は予定通り、上野道へ向かうことにした。
神戸の「マヤ遺跡」というのがちまたで話題になっているらしい。廃墟ファンに人気で、有料のガイドツアーは毎回満員になるとか。
私は随行で青谷道を下ったことがあるのだけれど、今日は「マヤカン」を訪れるべく、上野道を下ることにした。
まずは前回も通った天上寺跡。
火災を逃れた仁王門。
この下の分岐で上野道に入る。
摩耶花壇跡。
そしてケーブルの虹の駅から摩耶観光ホテル跡(マヤカン)。
これより先は入ってはいけないことになっている。
少し下にまたボロボロの廃墟。何かわからん。
多少は興味があったけれど、わざわざそのために来ようとまでは思わない「マヤ遺跡」。ついでに訪れることができて良かった。
その後、住宅街を下って、JR の灘駅から帰路についた。
佐和山
月曜日(11/27)は先月が雨予報で中止になった講座のリターンマッチで、彦根の佐和山へ行った。
ここはテレビドラマの影響で観光客が増えているそうだけれど、私はテレビはニュースしか見ないのでよく知らない。
快晴のもと、彦根駅からしばらく車道を行く。
井伊家菩提寺の清凉寺(せいりょうじ)。
観光客がタクシーでやってくる。
石田三成の銅像。
入山許可証(個人の場合は不要)をもらって井伊神社へ。
天井の絵が素晴らしいそうだけれど、普段は非公開。
紅葉が素晴らしい。
大洞弁財天へ向かう。
ここから山道に入って、急登をひと登りして弁天山(196m)へ。
ここから稜線を南に向かって、塩硝櫓跡。
絶景の佐和山山頂(232.6m)で昼食。
伊吹山と手前にフジテックの工場。
彦根城と琵琶湖。
このあたりも紅葉がきれい。
昼食後は少し南へ下って、城跡めぐり。佐和山城は人為的にかなり激しく壊されたらしい。
石垣の残骸。
井戸の跡。
「ここから先は私有地なので戻れ」という立て札の所で引き返して、東の鳥居本方向に下山した。
佐和山城の大手口。
中仙道鳥居本の街を歩いて鳥居本駅へ。
近江鉄道の鳥居本駅で解散した。
この路線は1時間に1本しかないのだけれど、時間調整をして歩いてきたのであと数分で電車が来る。しかし彦根までは一駅。まだ2時半前で、一駅くらいなら近江鉄道には乗りたくないので、私は歩いて彦根に戻ることにした。
佐和山から下山してきた道に戻って稜線の峠を越えて、山の西側の石田三成像の所に出て、その後は JR の線路沿いの道を辿って彦根まで歩いた。45 分くらいだった。
大又から薊岳、国見山周回
昨日(11/25)は台高山脈の薊岳(あざみだけ)から国見山(くにみやま)を周回してきた。
薊岳と国見山は共に随行で行ったことがある。
11/23 に予定していたのだけれど、朝方の天候が怪しげだったので、好天予報の土曜日にした。
随行の時はマイクロバスで登山口まで送ってもらったけれど、自分の車だと駐車場所をあらかじめ確認しておかなければならない。
大又には県道から少し入った登山口のあたりに少しスペースがあるとのことで、細い林道を上がったところ、ターンできないくらいの急カーブが出てきた。少し上に民家があるようで、よくわからない分岐もある。
間違って民家の方に少し上がってしまって、道幅が車幅ギリギリくらいの坂道をバックで戻るという緊張を強いられて、結局そのままバックで登山口のスペースに停めた。
他には車は無かったけれど、もし後から車が来たら、ヘタをすると下りられなくなってしまうんじゃないかと心配だったけれど、ここに置いておくしか無さそう。
随行の時は県道脇の笹野神社から登山道に入って、ちょうどここに出てきた。
しばらく緩い登りで、ちょっと厚着し過ぎだったかもと思った。と言っても上は登山用の長袖下着と薄いフリースだけなのだけれど。
ほどなく急登になるのは記憶していた。おかげで1時間足らずで標高差数百メートル上がって 1000m くらいになると雪景色になってきた。
気温はぐっと下がってきて、風が当たると寒いくらい。好天を期待していたのだけれど、樹林帯のせいもあって日射しはまったく届かない。
出発して1時間少々で大鏡池(1183m)まで来た。池の水面はよくわからない。このあたりまで来ると登り傾斜は緩やかにになる。
いよいよ山頂エリアの岩稜帯へ。雪がうっすらとかぶってなかなかデリケートだ。木が茂っているとは言うもののこのあたりは両側ともわりと切れていて、滑って落ちるとタダでは済まない。
出発して1時間 50 分で薊岳(1406m)に到着した。遠景中央の鋭峰は大峰の大普賢岳。その右に山上ヶ岳。
上部は雪はあるだろうとは思っていたけれど、こんなきれいな霧氷に出会えるとは思わなかった。
さすがに寒いのでライトジャケットと、耳を覆えるヴィーニーを着用した。
下りになると足元が滑りやすくて緊張する。ポールを持ってくれば良かったと思ったけれどもはや後の祭り。
しばらく登ったり下ったりで、薊岳から 50 分ほどで明神平を望める場所まで来た。
今日は穂高明神まで足を延ばすので、明神平へは下りずに稜線をそのまま進む。
これまで誰にも会わず、足跡すら動物(ウサギ?)のものしか無かったのだけれど、明神平からの道と合流すると突然たくさんの足跡が出てきた。
穂高明神(1432m)には 10 時 43 分に到着した。出発してから2時間 53 分。今日の最高標高点。ここはこれまで2回の随行で予定していながら時間切れで届かなかった山だ。
明神平のエリアは思いがけず混雑していた。薊岳やこの先の国見山方面ではほとんど人に出会わなかったので、みんな大又の県道終点の駐車場から登ってくるのだろう。
そろそろエネルギー補給したかったのだけれど、人のたくさんいる明神平では落ち着けないので、ひと登りして水無山を少し越えた所で今日初めて腰を下ろしておにぎり休憩にした。
国見山(1418.9m)には 11 時 34 分に到着。
ここから先は落ち葉で道が不明瞭で、アップダウンはあまり無いものの気分が疲れる。
しばらく行くと幻想的な池。硯池と言うらしい。
池から5分で赤ゾレ山(1300m)。
振り返ると国見山。その向こうが穂高明神?。
南には薊岳。ずっと奥が大峰。
西の方には金剛葛城山系が望める。
ここから先はさらに踏み跡が不明瞭になって、沢が狭まったデリケートな地形の所に入り込んでしまった。
どう見てもルートをはずしているとしか思えないのだけれど、gps や地図のルートからははずれていない。
落ち葉にうっすらと雪が被って滑りやすくて、持てる木もほとんど無い急な斜面で、ポールがほしいところだけれどどうしようも無い。少しだけ露出した木の根や岩角などを気安めにして、何とか危険地帯を通過した。
稜線に上がったらうっすらとした踏み跡に出会った。きっともう少しマシな道があるのだろう。
悪戦苦闘していたのはおそらく 15 分程度だと思うけれど、汗ばんできたのでジャケットとヴィーニーを脱いで、ジェルを補給した。
伊勢辻山(1290m)には 12 時 43 分に到着した。
このあたりまで来ると道はかなり明瞭になってきた。
気が楽になってルンルンで下っていたら、いつの間にやらルートをはずしていた。分岐を見落としたようなのだけれど、そんな分岐は無かったような・・・。
gps を見ながら戻って、分岐のあたりにさしかかったら、テープマークがあった。gps を見ながら正しい方向に少し進んだところ、見落とした原因がわかった。
ちょうど分岐で道標が立っている場所が倒木で通れなくなっていたのだ。
しばらく下ると道は沢筋になった。明瞭ではあるけれど、土砂崩れの跡が何カ所かあった。
単調な緩い下りを淡々と足を運ぶ。歩きやすいと言えば歩きやすいのだけれど、傾斜が緩いのでなかなか標高が下がってくれない。
和佐羅滝に近づいたあたりで、gps のルートからはずれてきた。しかし道はこれしか無かったと思う。
しばらく下ると和佐羅滝への分岐の道標が現れた。ずいぶん沢から離れてしまっているように思えるけれど、おそらくもうここへ来ることは無いと思うので、滝の方へ向かってみた。
しかしやはり遠そうだったので、諦めて戻ることにした。
さらにしばらく下ると、また分岐の標識があった。
おそらく和佐羅滝まで行けばここに下りて来られたのだろう。
ほどなく県道に出た。
ここはちょうど駐車スペースへの林道の分岐の場所で、そちらに向かった。
この林道に入って橋を渡ってすぐの所にちょっとした駐車スペースがあった。朝は気が付かなかったのだけれど、ガイドブックに記載されている駐車スペースというのはここのことだったのかも知れないと思った。
車の所に戻ったのは午後2時半くらいだった。
楽しかったのかどうか、なかなか評価の難しい山行だった。ただ、久しぶりにちょっと手応えのあるコースだったとは思う。個人的に来ることはおそらくもう無いと思うけれど。
太郎坊山
先の日曜日(11/19)は随行で湖東の太郎坊山へ行ってきた。
このところ朝晩は冷え込むけれど昼間はそこそこ気温が上がるという日が続いていたけれど、この日は昼間も結構寒かった。
集合は近江鉄道の市辺駅。近江八幡で JR から乗り換えるのだけれど、近江鉄道というのはいまだに IC カードが使えず、そのくせ自動販売機は 1000 円までしか使えない古いものが1台だけ。
この会社はバスも同様で、車内では両替もしてくれないし、1日数本しか無い沖島との船便ともほとんど接続を考えていないような運行で、こんなことでもなければ絶対に乗りたくない鉄道会社だ。今回もたったの4駅、ほんの 10 分程度の乗車で 310 円という超高価路線。沿線住民はよくこれで我慢していると感心する。
少し車道を歩いて船岡山に向かう。
船岡山ふもとの阿賀神社。
このあたりは万葉集でよく歌われている蒲生野。何か来たことがあるような・・・と思ったら、1年半ほど前に花の講座の下見で来ていた。けれど花がほとんど咲いていなかったので、本番では来なかった。
少しだけ山道を歩いて船岡山を越えて、またしばらく車道を行く。
そして岩戸山に向かう。
少し登ると紅葉が美しい。
摩崖仏。
正面真ん中は比叡山。比良山系は上部が冠雪していた。
この紅葉も素晴らしい。
このあたりは小脇山城遺跡というらしい。
これが旗振り場。
小脇山(373.4m)。標識がいくつかあって、いずれも標高が微妙に異なる。373.4m は国土地理院の地形図の表記。
そして箕作山(みつくりやま、372m)で昼食にした。
北の方に観音寺山。
太郎坊山の山頂からの鈴鹿山脈。比良も鈴鹿も上部は雲におおわれていた。
ここから太郎坊宮へ下る道では登ってくる観光客とたくさんすれ違った。
太郎坊宮のエリアまではすぐ。
延命公園に向かう途中で振り返ると太郎坊山(右側の突起)。
延命公園は紅葉の名所とのこと。
古墳がいくつか残っていた。
その後、近江鉄道の八日市駅に向かった。
小冨士山、仁寿山
月曜日(11/13)は随行で播磨の小冨士山、仁寿山へ行ってきた。
朝はかなり冷え込んだけれど、昼間はぐっと気温が上がって暑いくらいだった。
山陽本線の御着駅からしばらく車道を歩く。前に見える尖った山が小冨士山(麻生山ーあさおやまーとも呼ぶ)。
大歳神社でちょっと休憩。
いよいよ山道へ入る。
このあたりの山々は標高は低くても道は結構険しい。
しばらく登ると背後には以前に歩いた播磨アルプスの全景。
山頂のすぐ手前には華厳寺。
11 時過ぎに小冨士山(173m)の山頂に到着して、ちょっと早めの昼食にした。
なかなかの眺望で、大阪方面と瀬戸内海。
昼食後は仁寿山に向かう。
わずかではあるけれど急に下って急に登る。
山頂の手前で車道に出た。
みなさんは登山道で山頂に向かわれたけれど、少し疲れた方がおられたので私はその方に付いて車道を上がった。
仁寿山(174.8m)山頂には NHK の電波塔がある。
この先の登山道は少し歩きにくそうなので、安全のために車道で下山する。
住宅街に出て小冨士山を振り返る。
銀杏並木が美しい。
ちょうど2時頃、山陽電鉄の白浜の宮駅に到着して解散となった。
ポカポカ陽気で気楽な一日でした。
松尾山のち唐櫃越え
毎月第2水曜日は京都一周トレイルの講座になっている。昨日(11/8)は西山コースの最終回で、嵐山から西芳寺までを歩いてきた。
天気予報通り、朝から雨。しかしお休みは一人だけだった。
阪急の嵐山駅に集合。
トレイルコースに入ると台風の風による倒木。1ヶ月前はこんなのは無かった。
急な登りがしばらく続くので、汗をかかないように傘で歩く。
今日のコースは短いので、嵐山城趾に寄り道する。トレイルコースからはずれるとまたもや倒木。
山の嵐山の一つ手前のピークまで行く。何も残っていないけれど、いちおう城跡。
トレイルコースに戻って、松尾山山頂(275.6m)で昼食にした。幸い、雨は止んできた。
展望場所はガスってほとんど何も見えず。
時間があるので西芳寺への下りに入る直前のスペースでお茶タイムを取った。
雨で滑りやすい道を下って、林道に下り立った。
西芳寺はいつも前を素通りするだけ。
バス停で解散して、私は唐櫃越えへ向かった。
しばらく舗装路を上がってお墓の間から山道に入る。
実は今日は夜に京都市内で予定があって、だいぶ時間をつぶさなければならないので、距離の長い唐櫃越えを行くことにしたのだけれど、今の時期は山道を歩けるのはせいぜい5時くらいまでなので、それまでに下道まで出られるかどうか不安はあった。
前回、馬堀から唐櫃越えを行った時は山道に入る直前からこのお墓の所まで2時間ちょっとだったのだけれど、この時は一人でトレランだったので、軽装で走れるパートは走っている。
今日は足元こそゴアテックスのトレランシューズだけれど、荷物があるので、フラットな場所でも軽快に走るというわけにはいかないので、同じパートを2時間半以上はかかるだろうと思う。
お墓の横が午後2時 38 分だったので、時間的にはギリギリというところ。場合によっては途中で引き返すということも考えなければならないと思いながら山道に入った。
山道入るやいなや、もう上がったと思っていた雨がまた降り出してきた。仕方無く傘を出す。
しばらくは緩い登りで、おそらく前回は軽快に走って下ってきただろうと思う。この道も台風の影響がかなりあって、所々道が荒れている。不明瞭な所に入り込んだと思ったら、実は行ってはいけない道に入っていたようだ。
お墓からほぼ1時間で沓掛山(416m)に到着した。ここは前回来たときは小さな標識があったように思うのだけれど、今日は何も無かった。
ここでちょっと思案した。まだ半分も来ていない。まっ暗になる前に下山できるかどうか、微妙な時間だ。ヘッドランプは持ってきてはいるけれど、あまり遅くなって肝心の用事に間に合わなくなってしまったりしたら元も子もない。
しかし標高としてはほぼ最高点に近いくらいまで上がっていて、これから先はもうあまり長い登りは無いし、この先、しばらく舗装路の林道があることは覚えているので、思い切って先に進むことにした。
この道も倒木がたくさんあって、道も不明瞭になっている部分がしばしばある。
時々、道を間違っているんじゃないかと不安になったりしたけれど、少し進むとまた明瞭になってほっとしたりした。
時間が気になってあせって進んでいたら、そばにあった木の枝に傘がまともに当たって、「バキッ!!」という音がした。骨が1本、折れていた。金属なら曲がるのだろうけれど、軽量の樹脂なので完全に折れてしまっている。
このモンベルの折りたたみ傘はまだ買って1年もたっていなくて、使ったのはおそらくせいぜい 10 回くらい。ショック。
午後4時過ぎに林道に出た。
この林道はほとんどフラットなので、走れそうな所はスロージョグで走った。
みすぎ山に近づくと登りになる。北側は幻想的な風景。
再度山道に入ってみすぎ山へ最後の登り。
またもや障害物。
みすぎ山(430.1m)には4時 43 分に到着した。
すでに薄暗くなってきていて、亀岡方面はあかりが点っている。
最後は沢筋に下りになることは覚えている。あとは時間との競争。
沢筋に入ると上空が木で遮られて、すでに足元がおぼつかない状態になっている。
本当ならヘッドランプを出さなければならないところだけれど、うっかりヘッドランプをザックの底の方に入れたままだったので、暗闇の中、小雨で滑りやすい谷筋を下るという無謀なことを続けた。
下道に出たのは5時7分だった。よく転ばずにすんだと自分でも感心した。
馬堀駅には5時 20 分に到着した。
高取山から菊水山、鍋蓋山
先の土曜日(11/4)は登山講座の六甲全山縦走第2回。前回の続きで、高取山の安井茶屋から北東に向かう。
集合は高取団地前のバス停で、私は別の講座で高取山へ行った時に下山した、西代からの道を歩いて上がることにした。
西代駅の前の小学校のわきを曲がって少し行くと参道が始まる。
20 分少々でバス停そばの登山道の標識に到着。
しばらく車道を上がって、車道終点の高取大明神。
ここから登山道に入って、30 分ほど登ってトイレのある公園に到着した。
山道を少し下るとすぐに丸山の住宅街に入る。住宅街と言ってもアップダウンばかりで平坦路はほとんど無い。
左方向の小高い所に大仏のようなものが見えた。何か新興宗教の施設だろうか。この道はもう何度となく通っているけれど、今日初めて気が付いた。トレランで行っている時は山道の展望場所以外で遠くを見ることはほとんど無い。
50 分ほど歩いて鵯越駅へ。
しばらくほぼ平坦な道を歩いて、12 時前に菊水山への最後の登りの始まる休憩ポイントに到着。
そろそろお腹が空いている人もいるようだけれど、ここからしばらく急登になるので、食事直後の急登はしんどいし身体にもよくないので、山頂まで上がることにする。
30 分足らずで快晴の菊水山山頂(458.8m)に到着した。
ここで昼食にしたのだけれど、そろそろ休憩が終わろうかという頃、突然天気が急変して雨が降ってきた。
西からの風もわりと吹いて、気温も下がってきたけれど、私は傘でしのぐ。
その後、雨は降ったり止んだりという感じで、幸い本降りの気配は無い。
下りきって天王吊り橋を渡る。
鍋蓋山(486.1m)には午後2時くらいに到着した。
ここからの展望はいつも素晴らしいけれど、一番美しいのはやはり夜景だ。
今日は縦走路はここが最後で、少し下った所から鈴蘭台への道を下る。
25 分くらいで車道に出た。
水源地前バス停で解散した。
鈴蘭台駅まで歩く人もいたけれど、私は翌日は始発で出てトレランに行くつもりだったので、バスで駅に向かった。