イワオヌプリ

1/27(月)はイワオヌプリに向かう。

ロッジの前から羊蹄山。

9時半頃に五色温泉の少し先の駐車スペースに到着したが、すでに車はほぼ満杯状態だった。ここでも外国人パーティが多かった。

準備していたら、あたたかいお茶を入れたテルモスを忘れてきたことに気がついた。冬山で暖かい飲み物が無いというのは致命的だが、まさか取りに戻るわけにもいかない。

先日の三段山では行動中は飲み食い無しだったし、今日もそれでいけるだろうと判断して、水だけで出かけることにした。


✳︎赤が登り、青が滑り

9時45分に出発した。3年前の記憶を頼りにまずは車道を行く。右手にニセコアンヌプリ。

左前方にイワオヌプリ。

ほぼ快晴無風の絶好のコンディションなのだが、どうにも気力が出ない。登りになると、どこで終わりにしようかと考えるようになったが、終わりにするきっかけがつかめずに何となくゆっくり登っていった。

たくさんの人たちが先行していったのだが、どういうわけか前方には人はポツリポツリくらいしかいない。ニセコアンヌプリの斜面にもパーティは見当たらない。

ところが足元に目をやってみると、車道のところにたくさんの人たちが歩いているのが目に入った。腰を下ろしてのんびりしているような人たちもいる。どうも山スキーに来ているのではなく、クロカン的な歩きを楽しみに来ている人たちがたくさんいるようだ。

やめるきっかけが見当たらないまま何となく登り続けてきたら、山頂が見えるところまで来た。

ここまで来たら山頂まで行くしかない。

12時前にイワオヌプリの山頂(1116m)に到着した。

山頂からのニセコアンヌプリ。

西の方は左からニトヌプリ、チセヌプリ、シャクナゲ岳、目国内岳、岩内岳。

準備を整えて、滑りへ。

3年前のこの斜面はとびきりのパウダースノーで感激したが、今日はそれほどではなかった。

滑ってきた斜面を振り返る。まるでゲレンデのようなシュプールだらけで、おそらくしばらく雪が降っていないのだろう。

数分で車道まで下りてきたが、このまま車に戻っても時間が余るだけなので、腰を下ろして軽食を食べながらしばらくのんびりすることにした。

近くの斜面では短い距離を何度も登ったり滑ったりして楽しんでいる人たちが何人かいた。

その後、時間潰しと土産物の物色にニセコの道の駅へ行った。ここからの羊蹄山はいつも美しい。

藻岩山スキー場

1/26(日)は富良野に別れを告げてニセコに向かう。

下道をのんびりゆっくり走ろうかと思ったりもしたが、やはり貧乏性のせいで何かやらずにはいられない気持ちの方が勝って、藻岩山スキー場で少し滑っていくことにした。

雪が少なくてすいすい走れて、一部高速を走って11時前にはスキー場に到着した。

ここはスキーヤーオンリーといううれしいスキー場で、リフト券もシニア5時間で2800円なり。日曜日だが小学生のスクールの団体がたくさんいた。

リフトは数基。こんな時期なのに雪不足でいくつかのコースは閉鎖されている。

一番上まで上がると上部に展望台が見える。ここは4年前の夏に訪れた。

札幌市内も望める。

真ん中は恵庭岳。

日曜日だがリフト待ち時間はほぼゼロ。昼食休憩をはさんで3時前まで滑ってからニセコに向かった。

倶知安のマックスバリュで食料を購入してから定番のニセコ駅前の綺羅乃湯へ。

地元の人がほとんどという感じだった富良野の温泉とは違って、ここの客は大半が欧米系の外国人だった。

ニセコ駅は電飾されていた。

そして今日から3泊する「ルート66ニセコ」へ。

✳︎翌朝に撮ったもの

一棟借りのコテージで、自炊設備が整っている。ホテルよりも安かった。

三段山

1/25(土)は三段山に向かうことにした。ここは5年前の3月に初めての北海道での山スキーデビューをした思い出の山。

9時過ぎに登山口の吹上温泉白銀荘に到着した時にはすでに駐車スペースはほぼ満杯状態だった。

準備を整えて9時半過ぎに出発した。この風景は記憶がある。

前回来た時はコロナの時期で人が少なくて、特に外国観光客は入国できない時だったのだが、今回は北海道ブームで外国人パーティがたくさんいた。ほとんど欧米系の人たち。

晴れてはいないもののこのあたりでは穏やかな天気だったが、樹林帯を越えると冷たい強風が吹き荒れてきた。昨日の旭岳もこんな感じだったのだろう。

バラクラバで口や鼻も覆っているが、ヘルメットの内側にかぶる薄い生地なので顔面凍傷になりそう。

はるか前方には先に進んでいるパーティが少し見えたが、それまで近くにいたたくさんのパーティはぜんぜん見かけなくなった。

2時間ほど登って、標高1500mあたりで地形の関係で少し風が避けられる場所があったが、少し進むとまた強風に襲われた。この先はずっと拭き晒しになりそう。

下るにはシールを外したりブーツとビンディングをセッティングし直したりしなければならないので、今日はこのあたりが潮時かなと思った。

下りでは、強風エリアでは誰も出会わなかった。後続のパーティはみんな下りてしまったのだろうか。

樹林帯まで下りると雰囲気も和らいで余裕が出てきた。

さらに下ると、登ってくるいくつかのパーティとすれ違った。

12時20分、白銀荘まで下りてきた。

車の中で行動食を食べたりしてゆっくりしたが、まだまだ時間があるので、昨年の6月に訪れた美瑛の「青い池」の冬景色を見に行ってみようと思った。

この季節でもそれなりの観光客だった。大半は中国や東南アジア系の人たち。なぜかこういう場所では欧米系の観光客はあまり見かけない。

青い池ではなくて「白い池」でした。

宿の前からは十勝の山々が眺められた。どれがどの山かはよくわからず。

層雲峡

1/24(金)は平日なので旭岳へ向かうことにした。週末はロープウェイが混雑する。

9時過ぎにロープウェイ乗り場に到着して、準備を整えて乗り場に向かった。

ところが強風のために運休中とのこと。

30分ほど待っていたが再開の気配はなく、スマホの天気状況を見てもさほど良くなる感じはしなかった。

待っていれば一時的に再開するかも知れないが、たとえ再開したとしてもおそらく上部は強風で、ロープウェイの山頂駅から下りるだけになってしまうだろう。

高い金を払ってそれではもったいないので、行き先を変更して層雲峡の方に向かうことにした。

途中、忠別湖の湖面が凍結しているのが美しかったので思わず立ち寄った。

最近、ネットの情報で、冬場に石狩川が凍結すると層雲峡のゴルジュを川面を歩いて眺めることができるということを知ったので、ぜひ行ってみたいと思っていた。

トンネルとトンネルの間の駐車スペースに車を停めて、トンネルの側道に向かう。

スノーシューで歩いたトレースがある。

トンネルから離れると通行止めのゲート。

無雪期は散策路になっている。

神削壁(しんさくへき)の看板のところでトレースが切れていた。

実はHOKスキーを持ってきていたのだが、何となくいらないような気がして車に置いてきてしまった。この先はかなりの積雪なのでツボ足ではとても行けない。

これはもうここで諦めるしかないかと落胆していたら、河原の方から3人パーティがこちらに向かってくるのが目に入った。

よく見るとこのゲートは橋になっていて、右から回り込んで下をくぐって河原に出られるようだ。

で、無事河原に出ることができた。

しかし川はそれほど凍結していない。これではとても河原を歩くことはできないが、とりあえず戻ってきたパーティのトレースを追って先に進む。

神削壁。

足元を踏み抜かないように慎重に歩いて、10分少々で前方に羽衣岩。

左には錦糸ノ滝。

アイスクライミングをする人がいるようだが、今日は誰もいない。

トレースはここまで。ここまでは左岸沿いに歩けたがここから先は岸が無い。川は凍結していないのでここから先へは行くことができない。

ということで岩に腰掛けて行動食を食べてゆっくりした。

帰路はすんなりと30分少々で駐車スペースに戻った。

富良野の宿までは2時間くらいかかった。

南ふらのスキー場、幌舞駅

1/23(木)から3日間、富良野の宿に泊まる。

今冬はまだ一度もスキーで滑っていないので、まずはスキー場で足慣らしをすることにした。

富良野スキー場のようなリフト券高額のところへは行く気がしないので、ローカルスキー場の南ふらのスキー場へ行くことにした。

リフトはシングルとダブルの2基が並行して設置されており、シングルの方が少し上まで伸びている。さらに上に1基あるのだが運行されていなかった。

上部はまあまあの中級斜面。足元に南富良野町の市街地が見下ろせる。

10時過ぎに到着して、2500円の8時間券を購入して、1時間弱の昼休憩をはさんで午後3時頃まで滑ったが、どうも今ひとつ気持ちが盛り上がらなかった。

その後、すぐ近くなので昨年6月に訪れた幌舞駅を再訪することした。冬の雪景色が見てみたかった。

駅舎の跡には映画「鉄道員」ゆかりのものがたくさん展示してある。

駅のそばにはロケで使われた建物も残されている。

ホームからは南ふらのスキー場が見える。

そして今宵の宿は富良野の「フロンティアフラヌイ温泉」。

ここの日帰り温泉はこれまでに何度も利用しているが、泊まるのは初めて。一度ゆっくり泊まってみたいと思っていた。

北海道へ

昨年のこの時期に北海道行きを計画していたのだが、出発当日の朝にフェリー欠航の連絡があって、翌日もおそらく欠航とのことで、ずいぶん前から宿の予約をしていて、突然の予約変更もできないので、やむなく計画を諦めた。

冬場の日本海はだいたい荒れているようで、昨年のことがあったのでフェリーの運行状況をずっとチェックしていたが、前の週も毎日のように運行が乱れていた。

しかしこのところは天気が安定して、何とか予定通りに行けそうだった。

定刻より少し遅れたが、1/21(火)の深夜12時過ぎに無事、敦賀港を出港できた。

翌日の午後3時半過ぎには龍飛崎を通過したが、思ったより雪が少ない。

ほぼ定刻の午後8時半少し前に苫小牧東港に到着して、まずはガソリンスタンドで軽油を満タンにして(軽油は冬は凍るので売っている地域によって成分が異なる。寒冷地ではその地で入れなければならない。ただし価格は全国と同レベル)、マックスバリュでビールと翌日の朝食と軽食を買って、予約しておいた佐竹旅館に行った。

大和葛城山

1/19(日)は講座で大和葛城山へ行ってきた。

近鉄御所駅に集合して、バスでロープウエイ乗り場まで行った。

まずは櫛羅(くじら)の滝へ。

沢から離れて尾根筋を登る。

しばらく登ると雪が出てきた。

櫛羅の滝から1時間半ほどの登りで舗装路に出た。

白樺食堂裏の展望場所から奈良方面の眺め。

これは大峰方面。

そして山頂(959.7m)に出て、ここで昼食にした。

山頂からの金剛山。

下山はしばらくダイトレのルートをたどってから北尾根に下りる。

だいぶ下りた展望場所から大峰の眺め。

そして往路の道に合流した。

ロープウエイ乗り場で解散して、私は御所駅まで歩いて戻った。

若草山

1/13(月)は講座で奈良の若草山へ行ってきた。

若草山は小学校の頃に遠足で行った記憶がある。生駒など奈良の山へ行くと若草山の広大な芝生の山肌はいろんな場所から目立ってよく見えるのだが、実際にはほとんど行く機会が無かった。

奈良公園の中を通って、集合地の破石(わりいし)バス停に向かう。

浮見堂。

バス停に集合してからはしばらく車道を行く。

その後、滝坂の道の石畳に入る。この道は何度か歩いているがこれまでは下りばかりで、上るのは初めてなので新鮮な感覚。

寝仏。

朝日観音。

首切地蔵。

ドライブウェイに合流した。

春日山石窟仏に寄り道して、ここで昼食にした。

ドライブウェイから分かれて歓喜天へ立ち寄ったが、災害による崩壊で入れなかった。

お次は鶯の滝へ。

ドライウェイに戻って少し行くと、奈良奥山最大の山桜は伐採されていた。

さらに進んで駐車場でトイレ休憩。

若草山はこの時期、東大寺側からは登れない。

山頂は古墳らしい。

山頂(341.7m)から奈良北部を望む。

こちらは京都南部の南山城村方面。

春日大社のそばまで下りてきて若草山を振り返る。

奈良国立博物館の前を通って、近鉄奈良駅に戻ってきた。

保津峡から嵐山

1/8(水)は京都一周トレイルの講座でJR保津峡駅から六丁峠を越えて嵐山までを歩いてきた。

JR保津峡駅に集合してしばらく車道を歩く。

トロッコ列車の保津峡駅に寄り道。

橋の下を保津川下りの船が通って行った。

駅にいたら保守車両のようなものが通ってきた。

トンネル横の見晴らし台から書物岩。

河原に下りて、保津川と清滝川の合流地点で昼食にした。

しばらく車道を登って六丁峠へ。

峠を下ったら鳥居本。

嵐山のメインストリートを歩いて二尊院へ。

お次は向井去来の墓。

このあたりまで来るとこの季節でもそれなりの観光客。

小倉餡発祥の小豆畑。

小倉池と御髪神社。

超人気スポットの竹林。

亀山公園に入って、展望場所から保津川を見下ろす。

川縁に下りて、渡月橋。

橋のたもとで解散して、私は阪急の嵐山から帰った。

大岩岳

12/15(日)は講座で北摂の大岩岳へ行ってきた。行くのはもちろん、山名を聞くのも初めての山だったが、実はわりとポピュラーな山のようだった。日曜日のせいかハイカーもそこそこ出会った。

JR福知山線の道場駅に集合した。駅から不動岩が見える。クライミングをやっていた頃には何度か訪れた。

しばらく車道を進んで千苅ダムへ。

登山道に入るといきなりの急登。

ひと登りした展望場所からダム湖と向山(?)。

まずは西大岩ヶ岳。

南には六甲。

そして大岩岳(384.1m)に到着した。真ん中やや右の山は大船山。

このあと急坂を一気に下ってから沢を登り返して、また尾根をひと登りして東大岩岳へ。

馬の背に寄り道して、ここで昼食にした。

午後は丸山湿原へ。晩秋で渇水期なので湿原という感じはしない。

そして281.4mの三角点。

最後の見どころの風吹岩へ。

午後3時前に往路で歩いた車道のすぐそばに戻ってきた。

このあとは往路と同じ車道で道場駅に戻って解散した。