横手山・渋峠スキー場

12/15(水)、16(木)は志賀高原の横手山・渋峠スキー場に行ってきた。

先月末にまとまった雪が降って随所のスキー場がオープンして、私も岐阜県のスキー場に2回行ったが、その後はまとまった雪が降らず、信州のスキー場も含めて滑れるエリアが減っていく一方だった。そのために致し方なく志賀高原まで遠出することにした。

志賀高原は20年ほど前には家族でしばしば出かけたが、嫁がスキーに行かなくなったのと私は山スキーがメインになったので、すっかりご無沙汰になっていた。

昔は一の瀬や高天ヶ原がメインだったが、このあたりはまだ十分なエリアが滑れない。そこで、今一番広く滑れそうな横手山に行くことにした。ここはこれまでに行ったことが無い。

14日の午後に家を出て、高速のパーキングで夜を過ごしてから横手山に向かった。志賀高原のエリアに近づくと路面に雪が出てきて、蓮池あたりまで来ると道は完全に雪に覆われていた。慎重に運転して無事駐車場に到着した。

まずは目の前のリフトで上がって初心者コースを下りてみる。期待に反して雪質が悪い。しばらく新雪が降っていないのだろう。朝でまだ気温が低いので雪が堅い。

その後は中級斜面で練習したが、滑れる斜面は意外と少ない。練習目的で来ているので構わないが、遊びで来たスキーヤーなら半日くらいで飽きてしまうんじゃないだろうか。

リフトなどの設備も古くて、20年前の一の瀬に比べても古風なスキー場だ。まるで学生時代に遡りしたような感覚。

横手山の山頂は標高が 2307m あって、スキー場としては日本最高地点。

正面には 10 月に訪れた妙高黒姫戸隠の山々。

その左は北アルプス。

実は富士山も見えていたのだが写真を撮り損ねた。

横手山の反対側には渋峠のゲレンデがある。ここは初中級程度の斜面で、斜面の横に非圧雪のエリアが少しあったので何度かそこに入ってみた。ただしまだヤブが出ていて、しばらく新雪が降っていないので固くて滑りにくかった。

温泉は湯田中駅そばの「楓の湯」へ。何と入浴料 300 円で石鹸シャンプー付き。おまけに露天まであった。

昨夜からこのあたりは大雪のようで、岐阜などのスキー場も来週にはまたたっぷり滑れるようになるだろう。

向山

12/8(水)は京都一周トレイルの講座で向山(むかいやま)を歩いてきた。

叡電の二ノ瀬駅を出発して夜泣峠に向かう。

線路脇の守谷神社。中には立ち入れなくなっている。

三年前の台風で崩れた登山路は迂回路がもう正規ルートのようになっている。

神社から30分少々で夜泣峠に到着した。

さらに20分少々で向山(426m)に到着。本日の最高標高地点。木が茂ってきてあまり展望が無い。

さらに15分ほど進んで、いつものベンチのある場所で昼食にした。

下りの途中で少し京都市内方面が望めた。真ん中は大文字山。

40分ほどで山幸橋のたもとまで下りてきた。

このあとはしばらく車道で、その後クリーンセンターの公園を抜けて市原の集落を歩いて市原駅に向かう。

2時前に市原駅で解散した。出発時は小雨がパラついていたが、何とか雨に降られることなく終えることができた。

スノーウエーブパーク白鳥高原

12/3(金)は今シーズン2回目のスキーで月曜日のウィングヒルズ白鳥のすぐそばのスノーウエーブパーク白鳥高原へ行った。

ホームページによるとほぼ全面滑走可能になっているらしい。しかも自然雪で。

先日同様に高速の途中で居眠りしたり朝食をとったりしながら、リフト運行開始の8時を少し過ぎた頃に到着した。平日にもかかわらずすでに結構な車が停まっていた。

いざゲレンデに出てみると運行しているリフトはゲレンデの下半分の数百メートルくらいのスロープの部分だけで、スロープの横幅はウィングヒルズに比べるとはるかに広いものの、距離が短いのであっという間に終わってしまう。リフト乗り場の直前に少し登り坂があるのでボードの人は面倒だと思う。

しかし1時間少々したらゲレンデ最上部まで上がれるリフトが運行開始となった。

全般的に設備はウィングヒルズに比べると古くて、リフトも遅いダブルリフトで時間がかかるが、上まであがるとそれなりの変化もあって滑走距離も長くなった。

今日は逆にウィングヒルズを眺める。結構大きなスキー場だが現在オープンしているのは真ん中の左側の3分の2くらいのスロープのみ。

まだまだ積雪は十分ではないけれど、途中には自然雪の未整地斜面を滑ることもできた。

シーズン初めのこの時期に何とか日帰りできるエリアでこういう斜面を滑れるとは思っていなかったので、ちょっとうれしかった。

このスキー場は初めてだったが、全般的に疎林でどこでも滑れそうで、雪がしっかり積もったらプチ山スキー気分も味わえそう。

リフト券はシニア料金 2500 円と安くて平日だと駐車場もタダなので、高速料金がかかるのを我慢すればなかなかいいゲレンデだと思った。

ウィングヒルズ白鳥

11/29(月)は今シーズン初スキーで岐阜のウィングヒルズ白鳥へ行ってきた。ここは 10 年以上前に何度か来たことがある。

今月中旬のオープン当初はまるでゴルフ場にトイレットペーパーを転がせたような状況だったが、先週後半の降雪で一気にスキー場らしくなってきた。

とは言っても実際に滑れるのは多少は幅が広くなった人工雪コース1本だけなので、混雑が予想される週末は避けて平日に行くことにした。

高速の深夜割引を使うために朝3時に起きて出かけたが、さすがに途中で眠くなってパーキングで居眠りして、リフト運行開始の8時を過ぎてからようやく到着した。

平日なので駐車場はタダ。昔は週末もタダだったような気がするが。屋根付きのエリアはすでに結構いっぱい停まっていた。

一見、全面滑れそうに見えるが、実際は真ん中の盛り上がった部分のみ。

出だしの部分がちょっとだけ急斜面になっているので最初はちょっと緊張したが、心配した雪質もそれほど悪くなかったのですぐに慣れた。オープン当初の人工雪だけの時は午前中はアイスバーンのガリガリだったようだが、先週後半の自然雪のおかげでかなり状況は改善された模様。あせって早く来なくて良かった。

コースは1本だけだが距離が 1000m くらいあるので、それなりの滑った感は得られる。

平日の割には人が多いようにも感じたが、それはコース1本でリフトも1本しか動いていないからで、リフト待ちは多くても5台待ちくらいで、リフトを下りたらすぐに滑って、そのままリフト乗り場に直行というのをずっと繰り返した。

上からは対岸にスノーウェーブパーク白鳥高原が見える。ここもすでにオープンしている。

昼食とコーヒーブレークの2回の休憩をはさんで、リフト終了の4時までネズミの回し車のごとく滑り続けた。

先週後半の全国的な降雪のおかげで随所でスキー場がオープンしている。この雪が根雪になるかどうかは今後の天候によるが、早く前面滑走可能になってほしい。もちろん山スキーができるようになるのが一番いいのだが、それにはまだしばらくかかりそうだ。

峰床山

11/21(日)は講座で京都北山の峰床山へ行ってきた。

JR堅田駅からバスで葛川中村へ。ここから山に入る。

しばらくは江賀谷の朽ちた林道を行く。

50分ほどで右の谷に入る。

飛び石伝いに沢を渡る。

近年の豪雨などで道は荒れている。

かなりの急登や急斜面のトラバースなどを1時間あまり繰り返して、ようやく八丁平のエリアまでたどり着いた。

ここからはわずかで八丁平の広場に出て、ここで昼食にした。

昼食後は高層湿原のエリアをぐるっと周る。あまり湿原という感じはしない。

昔、新心荘のあった場所。

午後1時過ぎに峰床山(969.9m)に到着した。完全に京都にある山の最高峰。皆子山(971.3m)は滋賀県との県境にある。

遠くには愛宕山が見えた。

少し下った展望場所から皆子山。

しばらく下って林道を渡る。

下山は大悲山口のバス停に向かうのだが、バスの時間にはまだまだ余裕があるので、三本杉を経由して行こうということになった。しかしすでに疲れている人が二人ほどおられたので、この先でそのお二人を私がショートカットルートにお連れすることになった。

ところがここで大失敗!!。谷を下りなければならないのだが、そこにあった道標をちらっと見て朽ちた林道の方へ進んでしまった。

何か変だなと思っていたら稜線を辿ってきた本隊と再会してしまった。その後、稜線を忠実に辿る本隊と分かれてそのまま林道で下ったのだが、ずいぶん大回りになってしまって、お二人には大きな迷惑をかけることになった。

三本杉は我々が辿った道からも寄り道できるので立ち寄ってみたところ、ちょうど下りてきた本隊と同じタイミングだった。

ここは来るたびに近寄れなくなってきて、前回辿った道は迂回路を行くようになっていた。

峰定寺(ぶじょうじ)は入れなくなっているらしい。

林道を歩くうちに日が暮れて、午後5時を過ぎて暗くなってからようやくバス停に到着した。

それにしても何たるミス!!。しっかりと地図で確認すべきだった。以前に歩いたことがあるとは言っても7年前の一度だけ。決してあってはならないことである。猛省。

江文峠、薬王坂

11/10(水)は京都一周トレイルの講座で江文峠、薬王坂を歩いてきた。

戸寺のバス停を出発して、高野川の川縁から金比羅山(左)。一つ小さなピークをおいて翆黛山(右)。

比良山系も見える(真ん中奥)。

江文神社でトイレ休憩。

沢沿いを少し登って、いったん車道に出て江文峠へ。

静原の集落を歩く。

静原神社のそばの公園で昼食にした。

薬王坂への途中の板碑は木が倒壊して無残に倒れていた。

ひと登りして薬王坂(やっこうさか)に到着した。

いつも通り、横道にそれて竜王岳へ寄り道。

20分ほど登って竜王岳の山頂(500m)へ。

ここからは鞍馬寺を眺めることができる。

鞍馬に下りてから駅と反対の花背峠の方に少し歩くと、江戸時代の町屋の形態を残している「匠斎庵(しょうさいあん)」がある。

鞍馬寺は多少は観光客が戻ってきている様子。

2時20分に鞍馬駅に到着して解散した。

1年ほど続いた市原から鞍馬までの土砂崩れによる不通が9月にようやく復旧したので、無事電車で帰ることができた。

くろんど園地

11/8(月)は講座でくろんど園地(生駒市北部)に行ってきた。くろんど園地はかつてのトレラン定番コースでこれまでに何十回も行っているが、このところはすっかりご無沙汰している。

出発は京阪の河内森駅。

まずは天田神社に参拝。ずいぶん古い神社らしい。

このあと獅子窟寺に向かうが、かなりの急坂が続く。

獅子窟寺は役小角(役行者)の開基で、行基が堂塔を建てたという歴史のあるお寺。その後、空海もこの山で修行した。国宝の薬師仏がある。

修行の山らしく、大きな岩が随所にある。

八丈岩に登る。これはほんの頭の部分だけで、実は非常に大きな岩。ただし上からの眺望はほとんど無かった。

くろんど園地のエリアに入って、展望台で昼食にした。

ここの上からようやくくろんど池が見えた。

昼食後はくろんど園地最高地点の鉄塔へ。ここには三角点がある(318.7m)。

山名がついているようだが・・・。

ようやく八つ橋で良く知っている林道に合流した。

そして久しぶりのくろんど池。

そばには相撲部屋の稽古場が設えられていた。

その後は私市(きさいち)に向かう。

岩窟の奥に小さな滝がかかっている。

月の輪の滝。正直言ってショボい。

午後2時半、京阪私市駅で解散した。

くろんど園地には何度も行っているが、今回歩いたのは大半がこれまで歩いたことのない道で、なかなか新鮮で楽しかった。

別府大分観光

別府へ来たのは 1992 年 2 月の別府大分毎日マラソン(別大マラソン)以来なので 29 年ぶりということになる。別大マラソンは私の人生で最も大きなイベントだったので、たまにはノスタルジーに浸ってみたいと思った。

泊まったホテルは別府タワーの近くで、ちょうど別府駅から海に向かった道の海岸のそばにあった。

浜辺には的ヶ浜公園という公園がある。

初めて別大マラソンに参加した 1988 年は別府のホテルに泊まったので、散歩に出てこの公園を散策した。

その時たまたまこの公園に「別大マラソンの森」という一画があるのを発見した。それは歴代優勝者の出身(所属)県の県木が毎年植樹されていた。

当然、毎年増えていくし、年数が経てば木も育って大きくなっていくので、はたして今はどうなっているのだろうかと興味を持って探してみた。

見つかったのは「森」ではなくて顕彰碑に変わっていた。後ろの石板に歴代優勝者の氏名と記録が描かれたプレートがはめ込まれていた。

この公園に面した道は別大国道と呼ばれた国道 10 号線で、別大マラソンのコースになっている。大分をスタートしてこの道を北上して、別府港のあたりで折り返す。

このあたりからも鶴見岳がよく見える。昔はそんなことまったく意識していなかったけれど。

その後、別大マラソンで走ったコースを辿って大分市営陸上競技場に向かった。海岸沿いのあたりはかつては片道2車線だったけれど、いつの間にか3車線になっていた。海岸を埋めて拡張したのだろう。

29 年ぶりに訪れた大分市営陸上競技場は以前とほとんど変わっていなかった。古いままで、一部耐震補強がされていたくらい。

中に入れたのでトラックに出てしばし思い出に浸って佇んでいた。そして以前は上がったことのなかったスタンドに上がってフィールドを眺めていた。

あの頃のような気持ちで一生懸命何かに取り組むということはその後は無かったし、ましてや今後も絶対に無いだろうと思う。

おそらくもう二度とここに来ることは無いだろうと思いながら別府に向かって引き返して、途中で高崎山に立ち寄ってみることにした。

高崎山は野生のサルで有名だが、これまで来たことがない。ワクチンキャンペーンをやっていて、運良くタダで入ることができた。

なかなか楽しかった。

道の反対側(海側)には「うみたまご」という水族館があって、今の別大マラソンはここがスタート地点になっている。私が参加していた頃は陸上競技場がスタートゴールだった。

水族館にはあまり興味が無いので(入場料がずいぶん高かったし)、別府に戻って的ヶ浜の有料駐車場に停めて別府の街に出た。

別府駅はずいぶんきれいになっていたような気がする。

むかし来たときは駅のそばに「ほうちょうだんご汁」という旗のかかった店があって、何度かそこでだんご汁を食べて帰った。しかし駅前は様変わりしていて、昔の店は無くなっていた。だんご汁と壁に描かれた古い建物があったが、営業はしていなかった。

別府の温泉は全国的に有名だが、有馬などにあるような土産物店が並んだ街並みは見当たらない。昔もそうだったが、駅前のメインストリートにも土産物店はあまり見当たらない。

そのかわりにしばしば見かけるのがこういう銭湯。ここは昔来たときに入った記憶がある。

だいたいどこでも 100 円から 200 円で入れる。由布院で入ったのもこういうタイプの銭湯だった。

今日の夜のフェリーで帰るので最後に温泉に入って帰ろうと思っていた。本当はこういうタイプの銭湯を何件かハシゴするというのが温泉の楽しみ方の王道なのだろうが、そこまでのマニアでもないし、やはり石けん、シャンプーのある温泉に行きたかったので、フェリーターミナルの近くの「かっぱの湯」に行った。

今回の山旅は現地 12 日間で、到着日と最終日は観光にあてたもののそれ以外の 10 日間は連続で山に登った。10 日間も連続で山に登ったということはこれまでに無い。

九州の山はほとんど火山で、上に上がるほど傾斜が急になって岩場が出てきたりするが、山の大きさという点ではあまり大きな山は無い。今回の 10 山もほとんどが登山口から2時間以内で山頂や山頂エリアに到達していて、すべて半日行程だった。

直前の噴火の影響で阿蘇山には登れなかったし、九州最高峰の屋久島の宮之浦岳には近づいてもいないけれど、九州の山はこれでほぼ満足した感じがする。

今回も天候に恵まれたおかげで充実感に満たされてフェリーの人となった。

鶴見岳

いよいよ九州山旅の最終登山日(11/1)となった。今回の山旅もほとんど好天で、開聞岳からまさかの 10 日連続登山となった。

由布院の宿は朝食もボリュームたっぷりで、これだけ食べれば昼食は必要ないと思ったので、ちょっとしたお菓子程度で鶴見岳の登山口に向かった。

鶴見岳は山頂直下までロープウェイで上がることができる。ロープウェイ乗り場の駐車場からは山頂まで見ることができる。

9時45分、駐車場そばの登山口を出発した。

別府湾から山頂まで駆け上がるルートが整備されている。

出発して30分少々で御嶽権現へ。

上部ではクサリ場も出てきた。

急に視界が開けてロープウェイの山頂駅が見えた。

少し進むとロープウェイ駅からの散策路に合流した。好天のせいか人が多い。

山頂直下に夫婦岩。新婚時にこの岩の下を通ると子宝に恵まれて夫婦円満になるとか。

11時半に鶴見岳山頂(1375m)に到着した。今回最後の山頂。

別府湾を見下ろす。

山頂エリアには七福神が置かれている。

別の展望場所から由布岳。

午後1時10分、駐車場に戻ってきた。

小学生の時に家族旅行で九州に来て、その時に別府の地獄めぐりに行ったことを覚えている。いくつ廻ったのかは覚えていないのだが、この「血の池地獄」だけは鮮明な記憶が残っている。なつかしい。

今日も別府のホテルに泊まる。

明日は山へは行かずに別府と大分を観光する予定。

由布岳

九州山旅もいよいよ終盤になってきた。連日の好天で開聞岳以来8日間続けて山に登ることができた。

昨夜は久しぶりに本降りの雨だったが朝には止んでいた。上部は雲がかかって見えないが、天気予報では次第に晴れてくるはず。

早朝までの雨で道がぬかるんでいる可能性があるので、今日(10/31)は念のためにポールをザックに付けて出発した。

午前7時半、駐車場から車道を渡って登山路に入る。

しばらくなだらかな草原を進む。前方に先行者が何人か見えるが由布岳は雲に隠れて見えない。

30分ほどで山道になった。

円錐形の火山で斜面の傾斜は次第にきつくなるのだが、九十九折れの道がうまく作られているので順調に高度を上げられる。

しばらく登ると阿蘇山が望めるようになってきた。

さらに高度を上げると上部が見えてきた。思いのほか岩でゴツゴツしている。

9時ちょうどに西峰と東峰の鞍部に出た。

まずは最高峰の西峰に向かうが、意外と厳しそう。

急なクサリ場もいくつか出てきた。

劔のカニの横這いのような切れ落ちたトラバースもあったが、9時15分に由布岳西峰の山頂(1583.3m)に到着した。

お鉢巡りもできるようで、この時に山頂にいた何人かはそちらに向かって行ったが、結構危なそうな感じがしたので私は行かないことにした。

いったん鞍部に戻って、9時45分に東峰(1580m)。

日向越えに向かって下りる。序盤はクサリ場の連続。

1時間足らずで日向越えまで下りてきた。

時間があるので日向岳(1085m)に寄っておく。後ろにチラホラ咲いているピンクの花はやはりミヤマキリシマ。ここでおにぎり休憩にした。

ここから日向越分岐までの道は地図に迷いやすいという表記があったが、テープマークがしっかりしているにもかかわらず次が見えにくい場所もあって、確かにわかりにくい道だった。一度少しルートをはずしたがgpsのおかげで方向がおかしいことに気づいて事なきを得て、無事日向越分岐に戻ってきた。

草原に出てしばらくしてから振り返ると由布岳が見えていた。

駐車場には12時過ぎに戻ってきた。今日は日曜日なので無料駐車場は満杯で、向かい側にある有料駐車場もかなり埋まっていた。

今日は由布院に宿を取っている。時間はあるが温泉街を観光するような気にはなれないので、車の中で昼寝したりして時間をつぶしてから今宵の宿に行った。

温泉街から車で10分くらい離れた場所で、古民家を改装したロッジのような宿。4部屋しかない宿で、今日の宿泊客は私一人のよう。

大きな岩のある風呂で、二人くらいしか入れない。私一人なので自由に入れたが、複数客の時はどうするのだろうか。

ネットの評判によると夕食のボリュームがすごいらしい。たしかにその通りで、200gくらいありそうな地鶏と牛肉の炭火焼き。そして大きなアユとエビの焼き物。さらにフライドチキンが4切れ。

どう考えても二人分くらいのボリュームだったが、一人なので残すのも申し訳なくて、何とか完食した。