白馬コルチナスキー場

3/4(木)は初の白馬コルチナスキー場へ。

ゲレンデの真ん前にすごいホテルが・・・。

このスキー場は、一般的なスキー場では立入禁止になるような樹林帯のエリアが開放されている。あくまでも自己責任ということではあるけれど。

パウダーマニアに人気なのが「裏コル」と呼ばれるコースで、ゲレンデの最上部から白馬乗鞍スキー場の方向に滑っていく。

いきなりここに突っ込むのは危ないので、まずは林間コースからちょっとそれて新雪の残っている斜面に入ってみたが、とんでもない重い雪質でまったく制御不可能。

そんなわけで下の初心者向き緩斜面でひたすら練習に取り組んだ。

リフト最終まで滑って、姫川温泉・白馬ハイランドホテルの天神の湯へ。

スーパーで食材を買って、今夜もまたサンサンパークで一人宴会を楽しんだ。

八方尾根スキー場

先週はまた長野へスキーに行ってきた。

3/2(火)の夕方に家を出て、高速のパーキングで夜を明かして、まずは八方尾根スキー場へ。

スキーで八方に来るのは 30 年ぶりくらいだろうか。

ゲレンデに近くて無料ということで咲花(さっか)ゲレンデの駐車場に停めた。

ゴンドラ乗り場には遠いのでリフトを乗り継いで上部へ。

さすがに八方は大きい。菅平とは大違い。

八方に来た目的は、先日の菅平で果たせなかった、自分のフォームを撮影してもらうため。この日の午後に 30 分間の撮影を予約してきた。

無事、撮影が終了してからゲレンデの最上部まで上がった。

第1ケルンと白馬三山。左から鑓ヶ岳、杓子岳、そして白馬岳。

10 年以上前に白馬大雪渓を上がって、鑓ヶ岳からスキーで滑り降りた。ちょうどこの写真の鑓ヶ岳の左側の斜面を滑った。

パソコンのデータを探っていたらその時の動画が出てきた。この頃は山岳会の仲間と一緒に行っていた。

2008/5/18

こちらは鹿島槍ヶ岳と五竜岳。

そしてこのあと滑ったリーゼングラートの斜面。

八方に来たのならやはりリーゼンを全部滑らなければということで、写真撮影以外はノンストップで下まで滑った。ただし最下部はゴンドラに乗るために横にそれたが。

3時を過ぎると急に気温が下がってきて、雪面が堅くなってきた。八方のゲレンデは全般的に厳しい斜面が多いので、ムリをしてケガをしないように、3時半くらいでお終いにした。

温泉は「倉下の湯」へ。

入り口の自動販売機で入浴券を買って入るが、受け付けなどはなく、置いてあるカゴに券を入れて入る。

設備は古いけれど、お湯は茶色で温泉ぽいいい感じ。多分ずいぶん昔に来たことがあると思う。

その後、スーパーで食材を調達して、サンサンパーク白馬というトラックステーションのような場所に車を停めて、一人宴会にした。

競技場練習会

緊急事態宣言が解除されたので久しぶりに競技場での練習会が再開された。

トラックを走るのは久しぶりで、今年になってからは初めて。

もはや一人では練習と言えるようなレベルの走りはできず、そこそこまじめに走っているつもりでもキロ6分以上かかっている。

もうキロ5分台の走りすらできないのではないかと感じていたが、ちょうどいいペースで走る人について行ったおかげでキロ5分半をちょっと切るくらいのペースで走れた。

メニューは1万メートルのペース走で、8000m を越えてからはラストスパートモードに切り替えた。

次の 1000m は5分ちょうど。

最後の 1000m は精一杯がんばったつもりだったけれど、4 分 57 秒で、かろうじて5分を切った程度だった。

でも久しぶりに精一杯走ってすっきりした。

龍王山

3/1(月)は講座で奈良の龍王山へ行ってきた。ここは以前にも別の講座で行ったことがある。個人的にも2回ほど行った

天理駅に集合して、そこからコミュニティバスで天理ダムまで行く。

しばらく車道。

30分ほど歩いて分岐を登山道に向かう。

1時間少々でまずは北の城跡へ。

城跡の展望場所からの金剛山地。

山頂(585.5m)の南の城跡で昼食にした。

これは生駒方面。

午後は柳本に向かって下山。まずは柳本龍王社に立ち寄る。

1時間ほどで麓まで下りてきた。

長岳寺の山門。

そばのトレイルセンターは運悪く月イチの休館日だった。

駅に向かう途中で黒塚古墳に立ち寄る。ここは三角縁神獣鏡がたくさん出土したことで有名。

墳丘から龍王山を望む。

午後3時、柳本駅で解散した。

好天に恵まれて気持ち良く歩けた。

菅平高原スノーパーク

この冬はスキーに注力している。

一度は諦めた山スキーだが、北海道の山を滑りたいという気持ちはどうしても抑えることができない。

昨年末から週イチのペースで国境高原スノーパークに通ってきたが、いくら練習目的とは言ってもさすがに飽きてきた。

なかなか思ったようには上達できないけれど、やはりここは集中的に滑り込むしかないと感じて、久しぶりに信州のスキー場に出かけることにした。

そうは言っても単に数をこなせば上達するというのものでもないので、一度自分の滑りを自分で見てみることが必要だろうと思った。

仲間と一緒に行けば自分の滑りを撮影してもらうことは簡単なのだけれど、常に単独行動の私の場合はそういうことができない。

いろいろと調べてみると、スキーなどの動画を撮影してくれるサービスがあることを知った。

長野のいくつかのスキー場で、予約した日時に撮影してくれる。動画データはネットでダウンロードするものや SD カードで受け取る方法などがある。30 分で 3000 円程度なので、さほど高額ではない。

しかしさらに調べてみると、ゲレンデにビデオカメラが設置されていて、スマホで操作して撮影する「ゲレロク」というサービスがあることを知った。無料で利用できる。

信州エリアだと菅平と野沢温泉に設置されている。それならということで、行先を菅平に決めた。天気予報を見て、2/18 から 22 までの4日間にした。

2/17 の夕方に家を出た。平日なので高速の深夜割引を使うために SA か PA で夜を過ごすことにした。

この日は北陸地方はかなりの荒天で、米原から関ヶ原のあたりは吹雪状態だったが、養老を越えたあたりからは回復して、この日は辰野の PA で夜を明かした。

予定通り8時くらいにスキー場の駐車場に到着して、リフト運行開始の8時半ちょっと前にゲレンデに出た。予報通りの快晴。

この写真は最終日の夕方に日の出ゲレンデの下から撮ったもの。

ゲレンデの上からは北アルプスの絶景が望めた。白馬などの後立山方面。

こちらは根子岳(左、ねこだけ)と四阿山(右、あずまやま)。

根子岳の麓も菅平スキー場のエリアで、ここから根子岳へは半日行程で山スキーが楽しめる。実は後半には行ってみようかと考えていて、シールなども用意してきたが、結局は行かなかった。

菅平スキー場は初めてだ。信州のスキー場に来るのは本当に久しぶりで、ここ 10 年以上は来ていない。

このところ国境やびわ湖バレイなどの小さなスキー場しか行っていないので、最初は大きくて楽しかったが、ゴンドラなどは無くて、何キロもあるようなロングコースは無い。

ラッキーだったのは、上田市が観光事業に補助金を出しているようで、その恩恵でリフト券が割引価格になっていて、シニア2日券が通常 7000 円のところが 5000 円になっていた。駐車場はタダなので、一日あたりわずか 2500 円。

さて目的のゲレロクだが、設置されている場所に行ってみたところ、かなりの傾斜のコブ斜面で、これは到底ムリと思った。下りるだけなら下りられないことはないと思うけれど、それを撮影しても練習のためのフォームチェックにはならない。あっさり諦めた。

この日は4時頃まで滑って、上田市方向に 20 分ほど走ったところの「ふれあいさなだ館」という温泉に行った。

このあたりは上田市真田町という地区で、真田幸村と関連があるもよう。スキー場の最上部にも真田幸村の看板が立っていた。

その後、近くの西友で食材を調達して、公園の駐車場で一人宴会にした。

その後の3日間もまったく同じパターンで練習に励んだ。おかげでゲレンデの滑りに関しては以前のレベルくらいまでは戻ってきたかなと思う。まぁもともと大したレベルではないのだけれど。

最終日は温泉に入ってから一路家に向かって車を走らせた。最後は時間調整のために京滋バイパスをゆっくり走って、午前0時01分に久御山淀 IC を出て深夜割引をゲットした。

そろそろ本来の目的の山スキーにも行ってみたいところだが、2年前に準備不足で失敗した経験があるので、次は白馬へ行って滑りを撮ってもらって、もう少しゲレンデ練習をやってから山デビューしようと思う。

鶴嘴山

2/14(日)は講座で竜野の鶴嘴山(つるはしやま)へ行ってきた。行くのはもちろん、名前を聞くのも初めての山。

姫路からさらに姫新線で 30 分近くかかる東觜崎(ひがしはしさき)駅に集合した。

しばらく車道を歩いて揖保川に出ると「寝釈迦のわたし跡」。背景がお釈迦様が寝ているように見えるということで、昔はここに渡しがあった。

そして、觜崎磨崖仏。

ハイキング道に入る。

播州の山は太古の火山の噴火によってできているそうで、標高は低いけれどゴツゴツしていて、道も結構険しいところが少なくない。

觜崎の屏風岩。実は揖保川岸から続く大きな岩。

タイコ岩からは瀬戸内海が見える(写真ではわからないが)。

岩陰に仏像。

少し登り返して鶴嘴山(263m)に到着した。ここで早めの昼食。

下山は稜線を途中ではずれて南東に下る。

下りたところには池に打ち込むゴルフ練習場があった。ボールの回収はどうしているの?

しばらく下道でまた揖保川に戻る。

朝に立ち寄った觜崎磨崖仏は川の対岸に遥拝場所がある。昔は橋が無かった。

ここから屏風岩を望む。

川沿いをしばらく歩いてから鶏籠山(けいろうさん)へ。

峠の石灯籠。

山頂(218m)は赤松一族が築いた龍野古城の本丸跡。

少し下って二の丸跡。

下りてきたところでは弓矢の体験ができるイベントをやっていた。

龍野城の門はずいぶん立派だった。

電車の駅まではまだ距離があるが、このあたりの旧街並みがこのあたりの見どころということでここで解散した。

京都一周トレイル深草コース

2/10(水)は京都一周トレイルの講座で深草コースを歩いてきた。先月で 16 回のコースが終了したのでまた最初から再開する。受講生の中には何度も周られておられる方もチラホラと。

京阪線の伏見桃山駅に集合してしばらく車道を歩く。

伏見桃山駅の駅前に起点の標識があるのだが、駅ビル工事のためにフェンスに隠れている。

御香宮神社でまずは簡単なご挨拶。この門はかつての伏見桃山城から移設したもの。

明治天皇陵をかすめて桓武天皇陵の参道へ。このあたりは平日でも散策している人が多い。

桓武天皇陵へは行かずに伏見桃山城跡へ。

お城は観光のために作られたもので歴史的な価値はまったく無い。私が子供の頃はここに遊園地があった。お城は今は入れない(耐震力不足のため?)。

北堀公園を抜けて車道を行って、八科峠。墨染と六地蔵を結ぶ道で、結構交通量が多い。

小堀遠州の墓に寄り道。

公園でトイレ休憩をとって、ようやく未舗装路に入る。ただし車は通る。この日はたまたま一台も通らなかったけれど、大型ダンプがしばしば通る。

15分ほど登って大岩山の展望台に到着して、ここで昼食にした。

展望台からの愛宕山方面。

こちらはポンポン山や天王山などの西山方面。

食後はハイキング道で大岩神社へ。これは堂本印象が寄進した鳥居。

参道の下の方にはもっと大きい鳥居もある。

このあとはまた車道に出て、仁明天皇稜。

深草北陵に立ち寄る。ここは 12 人の天皇が祀られており、十二帝稜とも呼ばれている。

しばらく山裾の車道を歩いて、いよいよ伏見稲荷のエリアに入る。

真ん中やや左の水の流れが「弘法の瀧」。滝と言っても自然の滝ではなくて修行のために作られたもの。こういう滝がこのあたりにはたくさんある。

伏見神寶神社。

そして表参道に合流した。

その後、千本鳥居を通って、本殿前で解散した。

天候に恵まれて気持ちのいい一日だった。

氷ノ山

この冬は雪山を楽しんでいる。山スキー復活に向けてゲレンデ練習も週イチペースで国境に通っているが、こちらはまだまだ前途多難な状況。

さて、昨シーズン購入した Altai skis The Hok

何度か試した感想としてはやはり前評判の通りで、滑りは非常に難しい。正直、これの練習をするくらいなら普通のスキーを練習した方がまだマシという感じ。

そうは言ってもせっかく買ったものなので、また一度使ってみたいという気になった。

しかしこれが使えるような山域は限られている(と感じる)が、これのために遠方に行くのは躊躇する。どうせそれほどは楽しめないだろうから。

日帰りエリアでどこか候補地がないかとあれこれ探って、氷ノ山なら下から雪があるだろうと思った。スキー場があるくらいなので。

氷ノ山は二年前の春に行ったが、この時は人が多くてうんざりした。冬なのでまさか小学生の集団がやってくることは無いだろうけれど、記録を見るとやはり人気が高そうだ。

西側から周回するコースが楽しそうだがアプローチが遠いし、スキー場のリフトを乗り継いで登山口まで上がるというのがおもしろくない。

若干物足らないかも思ったが、東側から前回登った東尾根を往復することにした。

2/7(土)、途中でカップ麺とおにぎり、コーヒーで朝食をとって、3時間ほどで氷ノ山国際スキー場に到着した。駐車料金 1,000 円なり。リフトの運行開始時刻まではまだしばらくあるのだが、すでにかなりの車が停まっている。

スキーとワカンを持って、7時55分に駐車場を出発した。

リフト乗り場の横を少し上がったところでスキーを履いて、林道のような雪道を進んだ。雪はガチガチ。

登り始めて 15 分くらいでゲレンデの途中に出た。リフトはまだ運行されていない。

大きなゲレンデの端を登るが、次第に傾斜が急になってきた。雪が柔らかければどうということのない程度の傾斜なのだが、このアイスバーンで、しかもシール部分が板の半分くらいしかないこのスキーでは次第に厳しくなってきた。アイゼンで登った跡もある。

直登をあきらめて斜めに行こうとしたが、このスキーはエッジがまともに効かないので、ずりずりと滑るばかり。

これ以上このスキーで登るのは無理と思ったが、この状態では身動きできない。

とにかく板を脱ぐしかない。

どうにかこうにか左の板をはずすことができた。離さないようにビンディング部分をしっかり持って、右の板もはずそうとしていた時、一瞬左手の握りが緩んだのか、持っていた板が流れだしてしまった。

シールがあるので普通の板ほど猛スピードにはならないが、それでもどんどん滑り落ちていくのを見送るしかなかった。

どこへ行ったのか見えなくなってしまったが、ゲレンデの下には平らな場所があり、リフト乗り場などの建物もあるので、そのあたりで止まるだろうと思った。しかしすでにスキーヤーが集まってきていたので、誰かに当たったりしないか、それが心配だった。

何とかゲレンデの端に戻って、残った板を置いてゲレンデを下った。

下の平らな場所であちこち眺めて、横の谷を覗き込んだりしてみたが、それらしいものを見つけることはできなかった。幸い、誰かに当たったりはしなかったようだ。

どうせまた戻ってくるので、取りあえずは先に進むことにした。

リフトが動き出す前にゲレンデの上まで行ってしまいたかったが、ゲレンデを登っている途中で上からスキーヤーやボーダーが降りてきた。

登り始めから1時間以上かかって、ようやくゲレンデの上部に到着した。鉢伏山がきれいに見えている。

ここからは登山ルートになる。ショートカットのようなトレースがあったのでそちらに向かう。

このあと、東尾根に上がるまではなかなかの急斜面が続いた。10本爪のアイゼンで来たが、12本爪にすれば良かったと思った。

ゲレンデ上から 35 分ほどで東尾根に出た。

尾根に出ると風が強くなってきたので、避難小屋の陰でジャケットを羽織った。

思ったよりも人が少ない。スキー場を越えてからは誰にも会わない。天気もどうも下り気味のようで、視界はあまり無い。

淡々と登っていたら、上から4人パーティが降りてきた。

樹林帯を過ぎて山頂エリアに来るとほとんど視界が無くなった。見えるのは足下のトレースのみ。あられのような雪が舞っている。

突然、避難小屋が見えて、山頂(1509.8m)に到着したことがわかった。11時29分だった。

小屋の中に入ると男性と女性が一人ずつおられた。男性は山スキーヤー。

おにぎりを食べて、さらにどら焼きも食べた。余計なアップダウンがあったので意外と疲れていた。

先の二人が出て行って、入れ違いに4人パーティが入ってきた。

早々に下山する。外は乳白色で何も見えず、風でトレースもあやふやになっている。足元のわずかな形状で方向を定めて下る。

樹林帯まで下りたら視界も少しマシになって、トレースもはっきりしてきた。

山頂から 45 分ほどで避難小屋まで下りてきた。小屋の前には山頂の小屋で出会った人のものと思われるスキーが立ててあった。

その後 20 分少々でスキー場に戻ってきた。

雪はすっかり緩んでいた。本来の下山ルートを見送って、またスキー捜索のためにゲレンデの下まで下った。

再度、あたりを見渡してみたが、やはり見当たらない。正直、見つからなくてもいいかなという気持ちもあった。もし見つかったとしても、今後これを楽しく使える時が来るとは思えない。むしろ無くなってしまった方が諦めがついていいかなと思ったりもした。

そんなことを思いながらあたりを見回していたら、リフト乗り場のそばのネットのところに立てかけてあるのを発見!!。このあたりは朝の捜索でも調べたところなのだが、この近くのどこかに落ちているのを誰かが見つけてここに置いてくれたのだろう。

やはり見つかるとうれしい。特に損傷も無かった。

せっかくなので最後にこれを履いて、登り口まで下りることにした。

ここの下にはコースは無いので、本来のルートまで少し登り返す。ここは問題無し。

そして林道のような緩い下りへ。ここはスキーコースではないのでスキーヤーはいない。

案の定、下りに入るとまるで制御が効かなくなった。少し下っただけでもう諦めて脱いだ。

そして午後1時50分、登り口のリフト乗り場まで下りてきた。

やはりこのスキーを使いこなすことは至難の技であるということを再認識した。もう当分使うことは無いだろう。

氷ノ山の山頂まで行けたのは良かったけれど、展望はまったく無かったし、HOK Ski は散々だったので、何となくすっきりしない気持ちで帰路についた。

歌垣山

2/1(月)は講座で北摂の歌垣山へ行ってきた。歌垣山は個人的には一度訪れているが、すでに6年前のこと。

亀岡からバスを乗り継いで、犬飼から出発した。

犬飼川に沿ってしばらく林道を歩く。この道は近畿自然歩道になっている。

1時間 20 分ほど車道を歩いて、ようやく登山口まで来た。

昨今の台風での被害が懸念されたが、やはり倒木が。

能勢の変電所のそばまで来るとコンクリートの道が出てきた。

少し車道を行ってから登山道に入るが、なかなかの急登が続く。

次第に穏やかな道になって、車道に出た。

またしばらく車道を進んで、山頂の手前でヤブ斜面に突入して山頂北の東屋に出た。

ここで昼食にした。この光景はかすかに記憶がある。

食後は少し南の三角点(553.4m)に行った。

そばの展望台から愛宕山(右)と地蔵山(左)。

少し北に戻って西の倉垣に下る。

30分ほどで集落に下りてきた。

少し時間があるので倉垣天満宮に立ち寄る。

境内に大きなイチョウの木があるのだが、逆光で真っ黒の写真になってしまった。

バス停のそばから歌垣山を振り返る。

本数の少ないバスで妙見口まで出て、その後は電車を乗り継いで帰ってきた。

稲村ヶ岳

先週の週末はずっと雨で、その後は講座もなくて、2週間ぶりの山行きとなった。

稲村ヶ岳へはちょうど4年前の正月に行った

この時は目標は山上ヶ岳だったのだが、トレランシューズにチェーンスパイク、トレランポールという軽装で、レンゲ辻の手前で凍った斜面のトラバースに恐れをなして敗退した。

このことがずっと心残りで、いつか再挑戦したいと思い続けていたが、もちろん無雪期では再挑戦する意味が無い。

今シーズンは雪が多いので、いよいよチャンス到来と思って出かけることにした。もちろん今度は登山靴に 12 本爪アイゼンで。

1/30の土曜日、家から2時間ほどで観音峯登山口の駐車場に到着したが、天川村手前から道にも雪が出てきて、洞川へ向かう道は完全に雪道になっていた。こんなことは初めてだ。

こんな日にここへ来る人はいるのだろうかと思っていたが、意外とたくさん車が停まっていた。

雪がちらついていたのでヤッケにオーバーズボンの完全装備で7時半に駐車場を出発した。

まずは吊り橋を渡る。前回とはまったく様相が違う。こんな日に限ってワカンを持ってきていない。

先行者は一人。ただしすでに見えない。

少し登って観音の水。写真を撮っていたら後ろから人が来たので、先に行ってもらった。

暑くなってきたのでヤッケを脱いだ。

8時18分、観音平に到着。

少し登ると「お歌石」。大塔宮護良親王がこのあたりに身を隠している時に歌を読まれて、その歌が刻まれた石がこのあたりにあったそうだが、次第に風化してわからなくってしまったのでここに再構したというもの。

南朝の皇族が一時身を隠していたと言われている岩屋は少し道をそれる。時間があれば帰りに立ち寄ろうと思う。写真は帰りに撮ったもの。

急に周囲が開けて、観音峯展望台。今回も展望は無し。

先ほど先行された人がアイゼンを装着されているのを横目で見ながら先に進む。

9時8分、観音峯山(1347.7m)に到着した。先行者が前に見えた。

ここでアイゼンを装着した。

しばらく進んだら先行者が見えて、立ち止まって地図を見ておられる横を先に進んだ。今日のこのルートの先頭に出てしまった。しかしこの程度の雪なら歩きに差し障りは無いので、踏み跡の無いところを進めるのは気持ちがいい。

ガツンと下って10時18分、法力峠に出た。出発から2時間48分かかった。前回より 40 分ほど余計にかかっていた。

ここから先は踏み跡だらけ。緩い登りでトラバースが続くが、次第に斜面が厳しくなってきた。クサリも出てくる。

先行者を何人か追い越しながら進む。ここはクサリもロープも無く、ウィペットのピックを頼りに進む。

前回とはずいぶん状況が違う。このコンディションと時間を考えると、山上ヶ岳へ向かうのはムリだと思った。おそらくトレースも無いだろうし、レンゲ辻からの登りはラッセルになりそうだ。

11時43分、ようやく山上辻に到着した。やはり山上ヶ岳への道はトレースが無かった。時間も時間なので目標を稲村ヶ岳にする。

冬期の休憩スペースは誰もいなかったので、まずはヤッケを羽織っておにぎり休憩にした。中にあった温度計はマイナス9度を指していた。

オーバーミトンをはめて稲村ヶ岳に向かう。部分的に風が強くて急激に身体が冷える。末端冷え性で指先がじんじんする。

片側が壁になっている狭い場所で下山者とかちあわせてしまったが、たまたま壁の下部にちょっとした窪みがあったので、私がそこにもぐりこんで通過してもらった。

この光景はうっすらと記憶がある。前回はチェーンスパイクで恐る恐る通過した。

稜線に上がって、最後の登りにさしかかる。先行者のトレースは風で消えている。

12時40分、無事、稲村ヶ岳(1726.1m)に到着した。

今回も展望はなく、見えるのは樹氷だけ。

写真を撮ったら早々に下山する。

山上辻へ向かう途中で追い越した4人パーティが上がってくるのに出会った。

30分ほどで山上辻に戻って、立ち止まらずに法力峠に向かう。

往路で何人かの登山者を追い抜いたが、復路で出会ったのは先ほどの4人パーティのみ。他の人たちは途中で引き返したのだろうか。序盤にすれ違った二人もその後に出会うことはなかった。

法力峠の手前で観音峯への稜線を拝む。登り返しは 150m 程度だが、ずいぶん大きく見える。

山上辻から1時間ほどで法力峠に着いて、少し上がったところでどら焼き休憩にした。そしてヤッケと耳当てを脱いで、オーバーミトンもはずした。

しばらく急登が続くのでアイゼンは履いたままにしていたが、雪もやわらかくてわずらわしくなってきたので脱いだ。

登りなので暑くなると思って少し軽装にしたが、風が吹くと結構寒い。結局また耳当てとオーバーミトンを身につけた。

午後3時52分、ようやく観音峯山まで戻ってきた。

展望台では天候が回復して、大峰の冬景色を眺めることができた。真ん中左の突起が大日山。その右に稲村ヶ岳。さらにずっと右へいくとバリゴヤの頭。

真ん中が弥山だと思う。右が八経ヶ岳かな。

時間が無いので岩屋には寄らずに、観音の水を二杯飲んで、午後5時7分、ようやく登山口に戻ってきた。残っていた車は私のものだけだった。

こんなに時間がかかるとは思っていなかったが、gps のログによると 20km ほど歩いていた。9時間半ほどの行動時間だったが、登山地図の無雪期の標準コースタイムがちょうどこれくらいなので、それほど遅かったわけではないと思う。

やはり大峰は楽しい。日帰りでこれだけの充実感が味わえる山域は京阪神エリアでは他には無いと思う。周回ルートがなかなか設定しにくいという難点はあるが、もっといろいろな場所に行ってみたいと思う。