今日は京都で開催されたトレイルレースのサポートに行ってきた。ボランティアではなく、それなりのギャラをもらってのアルバイト。
与えられた任務は貴船口のやや上の滑りやすい急な下り箇所の手前で、ランナーに注意を促すというもの。
10 時に貴船口駅に集合ということだったので、せっかくの好天なので出町から鯖街道を北上してジョグで行った。
賀茂川はカモが岸辺に上がって散歩していた。
左足首に痛みは相変わらずだが、幸い次第に痛みも薄れてくれた。しかし市原のあたりで突然、右股関節に痛みが出て、少し歩きに。しばらく歩いてからスロージョグを再開したところ、少ししたら痛みは消えてくれた。
私の担当箇所は私一人だけなので、ランナーがやってくるとしばらくはそこを離れることができない。しかもスタートから 30km ほどの場所なので、トップと下位との時間差はかなり開いていることが想定される。
トップランナーが通過したのは 11 時 15 分くらいだったが、その前におにぎりを一つ食べておいた。
トップの数人くらいはかなり開いていて、一人通過して数分してようやく次のランナーが来るという感じ。
私もコースを少し歩いてみたのだが、そんなに危ない箇所には見えない。
やはり速いランナーは技術も高いようで、最初のうちはみんな特に問題無く通過していったが、トップから1時間くらい経過してくると、徐々に足を滑らせる人が散見されるようになってきた。
ちょっと見ている限りではそこまで滑りやすそうには見えないのだが、少し上で足を滑らせて腕を痛めた人が出て、様子を見ようと上に上がろうとした。そこで認識が一変した。
たくさんのランナーが通過したせいで路面が非常に滑りやすくなっており、登りでも注意しないと滑ってしまうほどの状態になっていた。
腕を痛めた人は少し休んだらましになったということで、そのまま自力で下りて行かれたが、その後を下る時は滑らないように恐る恐るという感じだった。
注意ポイントも当初はちょっとした段差があって、スピードを緩めて慎重に行けばさほど問題は無いという感じだったのが、大勢の通過で角が削れて足を止める場所が無く、おまけに路面もつるつるの状態になってしまっていた。
トレイルレースを開催すると路面が非常に荒れるということで、自然保護団体などからはしばしば非難されているのだが、なるほどこれなら非難されても仕方ないということを目の当たりにすることになった。
4時近くになるとさすがにランナーもまばらになってきたので、隙を見て、もらったおにぎりをほうばった。
最終ランナーが通過したのは 4 時 15 分くらいで、私も係の人たちと一緒に下山した。
しかし好天で本当に良かった。もし雨や雨上がりなどだったらいったいどうなったことだろう。例の志賀高原のコースほどひどくはなかったが、トレイルの初心者のような感じのランナーも少なくなかったので、事故が発生しても不思議ではない状態だった。
何とか無事に任務を終えて、京阪の特急でウォークマンを聴きながらのんびりしていたところ、何と京橋まで止まらない列車だった。最後でがっかりさせられることになってしまった。
Over the Rainbow
花粉症の症状は二日ほどでかなり治まってきたが、それと引き替えに気管支喘息の症状が出てきた。
元々気管が少し弱いようで、子供の頃は医者にもらった湿布薬を胸に貼って、ぜいぜい言いながら寝ていることがしばしばあった。
しかし大きくなるにつれて発症頻度は減って、大人になってからは数年に1回程度でしか現れなかった。このところは 10 年くらい出ていなかったように思う。
子供の頃はどうだったのかは記憶にないのだが、大人になってからの発症は、寝ている時に次第に息苦しくなって目が覚めるというパターンだった。ところが今回は、昨日の昼間から調子が悪くなってきて、夜はあまり眠れなかった。
だいたいは数時間程度で症状が治まるのだが、今朝はまだ具合が悪かったので、近所を一回り散歩した。
台風一過の晴天とはいかないのだが、西の空に大きくてきれいな虹が広がっていた。こんな立派な虹を見たのは久しぶりだ。
喘息の症状もかなり治まってきたので、夕方は穂谷川沿いにスロージョグに出かけた。
すると今度は北東の空にまた大きな虹が!!
何か良いことがあるだろうかと期待しているのだが、左足首の不調はまだそのままだ。
花粉症
ここ二日ほど、突然の花粉症に襲われている。9月後半に一時期涼しくなった後に、このところ昼間の気温が高くて好天の日が続いたために、雑草が春と勘違いしたのではないかと思っている。
私の花粉症はイネ科に対する反応で、スギやヒノキには反応しない。時期的にはゴールデンウィークあたりに暖かくなってからの1ヶ月くらいで、かつては医者へ行って抗アレルギー剤や鼻のスプレーなどをもらってこないと耐えられないくらいだったが、ここ数年は徐々に症状が軽減されてきて、市販薬を少し服用するくらいでしのいでいる。
イネ科の雑草は川辺などがもっとも繁殖するエリアで、淀川の河川敷などは最悪である。土曜日の午後に淀川を走っていた時に少し違和感を感じたのだが、まさか今頃花粉症とは思わなかった。
昨日の競技場での練習会は、左足首の不調のためにキロ6分程度のジョグしかやらなかったのだが、気温が上がるにつれてくしゃみを連発するようになり、帰ってからはティッシュの手放せない最悪状態だった。こんなにひどい症状は久しぶりだ。
夜も鼻や喉の不快感でなかなか寝付けなかったが、夜中から時々雨が降り出したせいか、今日は昨日ほどはひどくない。
台風も心配だが、通過後の好天で気温が上がると花粉の飛散が非常に多くなるので、それだけは勘弁してほしいと思う。この時期なので長く続くことは無いと思うが。
西方ヶ岳・蠑螺ヶ岳
今日は登山教室の随行で敦賀の西方ヶ岳(さいほうがだけ 764m)と蠑螺ヶ岳(さざえがだけ 685m)を縦走してきた。敦賀湾と若狭湾の間の半島で、北端には敦賀原発、西側には三浜原発のある原発銀座だ。
より大きな地図で 西方ガ岳、蠑螺ヶ岳 を表示
貸し切りバスで京都駅を7時半に出発したが、歩き始めたのは 10 時。標高は 1000m にもまったく満たない山だが、海抜ゼロメートルから上り下りするので、見た目よりも歩き甲斐のあるルートだ。
それにしても暑い。もう少し涼しくなるのではないかと思っていたが、まったくの無風で、しかも結構な急登だ。
所々にある展望台で休憩しながら登って行くと、リンドウがたくさん出てきた。
さらに進むとブナ林に。
こんな海のすぐそばにこんな林が広がっているなんて不思議な感じがする。
12 時半頃に西方ガ岳に到着。
山頂には避難小屋がある。そのあたりで昼食。
三角点は少し離れた所だが、展望はまったく無し。
山頂から少し離れた展望岩から蠑螺ヶ岳を望む。
1時過ぎに蠑螺ヶ岳へ向けて出発。途中、オウム岩に寄り道してまた展望を楽しむ。
三浜原発の全貌が見える。
2時過ぎに蠑螺ヶ岳に到着。
この後も所々で眺望を楽しみながら、4時過ぎに敦賀原発のすぐ南側に下山した。
すぐにバスに乗って、登り口のすぐそばにあった常宮神社(じょうぐうじんじゃ)に寄って行く。
ここには国宝の朝鮮鐘(ちょうせんしょう)があるそうだが、現在は一般公開はされていないとのこと。朝鮮から持ち帰ったものだそうで、韓国人からの返還要求が増加している関係のようだ。
遠路はるばる出かけたわりには距離もしっかり歩けて、なかなか満足の山行だった。しかし自分の意志でまた来るかと言うと、それはないだろうという感じ。また随行で来るようなことがあればうれしいと思うが。
梅田までジョグ
左足首の不調は、昨日の走り始めは若干の痛みがあったものの、その後はまったく問題無かった。しかし帰って時間が経ってくると、次第に何とも言えない違和感が出てきた。やはりダメージは少なくなかったようだ。
就寝中も熱っぽいような違和感がずっと続いていたので、今日は思い切って完全休養にするかどうか迷った。
しかし今月末にはキャノンボールを控えているし、今の目標はロングトレイルなので、痛みに耐えて走るということも実は重要なポイントの一つなのだ。スピード勝負のロードレースとは違う。
と言うことで、修理に出していたトレランポールが治ったという連絡を受けたので、梅田の石井スポーツまで淀川を走って行くことにした。台風が近づいているので、午前中に出発して雨に遭わないようにしたいと思った。
10 時半頃に家を出る。やはり走り始めは左足首に痛みが出る。最低限度の着替えなどを背負っているので、キロ6分かそれ以上くらいのスピードしか出ない。芝生の上を走ったりすると、キロ6分 20 秒くらいになる。
曇り時々晴れという天候で、走るにはちょうど良いコンディションだ。おまけに追い風が吹いている。左足首の痛みも消えてきた。
守口の手前あたりに来ると、大阪ランニングフェスタというナンバーカードを着けたランナー集団に遭遇した。レースが開催されているようだ。守口の橋のたもとを起点にして、上流方向に片道 5km のコースが設定されているようだ。ハーフ(おそらく)の選手はこれを2往復する模様。
芝生のある所は芝生を走るようにしたが、早くも脚に疲労感を覚えてきた。まだ 20km も走っていない。例年は4時間走の翌日はマラニックの大会に参加しているのだが、マラニックだとアップダウンや山道などがあるので使う筋肉が適度に変わるので、以外と大きな疲れを感じずに走れてしまう。
しかし今日はまた単調でフラットなロードなので、昨日とまったく同じ筋肉を使い続けることになるため、マラニックに較べると一見楽そうに見えるが、実は同じ場所に疲労が蓄積してくるのだ。
2時間 10 分ほどで毛馬に到着して、大川沿いにしばらく行って、源八橋を渡って梅田へ向かった。ここからはずっと街中の歩道なので、快適に走るという訳にはいかない。
歩行者の迷惑にならないように走ったり歩いたりしながら、2時間 40 分ほどで駅前ビルの前に到着した。
ポールは染みついたドロもきれいになって戻ってきた。修理代は 5,800 円。気分的にはこれでようやく志賀高原のダメージから脱却できた感じ。左足首の不調を除いては・・・。
山田池4時間走
今日は恒例の山田池4時間走だった。昨年、一昨年は4時間目一杯で 43km ほど走ったが、今年はこのところの練習内容と左足首の不調を考えると、これまでと同じような走り込みはムリだろうと思っていた。
午前9時ちょうどに一斉にスタートする。例年より参加者が少ない感じ。明日、福井のハーフマラソンがあって、これは公認大会なのでこれに参加する人が例年多く、そのために走力のある人がわりと少なめになるが、それにしてもやや少ない。
左足首の不調は登り坂で特に具合が悪いので、今日も内側のショートコースを行くことにする。スタートして少し行くとちょっとした登りがあるが、左足首に微妙な痛み。ただし走りに差し障るほどではない。
前の集団はみんな坂を登っていくが、私は一人だけショートコースに分かれる。早くも単独走になってしまった。私の少し後ろにショートコースを行く数人の集団ができているようだ。あそこに入っておけば良かったと思ったが、今さらペースダウンするのも憚られるので、そのまま自分のペースで行くことにする。
1周目は 12’15″。おおむね予定通りのペースだ。心拍数は 140 少々で、ピッチは 195 くらい。これもちょうどいい感じ。
体感的には同じペースと感じていたが、徐々にペースが上がって、4周目には 11’59” になった。少し自重したが、次は 12’04″。左足首はまったく問題無し。
1周 2.2km 弱というところなので、3周に1回の割合で給水する。
ずっとこのくらいのペースで周回を重ねていたのだが、何故か 10 周目に 11’46” になってしまった。ペースアップしたつもりはまったく無いのに。スタートしてからちょうど2時間くらいだった。
このあとはしばらく 11 分台が続いた。ひょっとしたら 20 周いけるかも知れないと思った。
このまま押していけそうに感じていたのだが、15 周目あたりから疲れが出てきた。心拍数は 150 まで上がっている。
残りがあと5周と考えるよりも、もっと距離の長いレースを走っていると思った方が身体をごまかせるのではないかと思って試したところ、何となくまだまだ走り続けられそうに感じた。が、実際のペースは徐々にダウンしてきた。
18 周目に入ると、脚が一気に重くなるのを感じた。時間はまだ残っているので、せめて 19 周は行きたいと思った。そうすれば 40km を越える。
しかし今日は気持ちを維持することができなかった。この周回の後半で、今日はこれが限界だと感じた。
結局 18 周を約 3 時間 40 分で終了した。gps では 39.27km だった。
ペースとしては昨年、一昨年とほとんど変わらないが、今年はきつい登り坂を走っていないので、内容的にはかなり見劣りする。こういう距離になると最後の 3km ほどが走れたかどうかも大きな違いだ。
王滝ダートマラソンの2年前からのタイムダウンなどを考えると、今の力は出し切れたかなとは思う。
昨年、一昨年はこの翌日に京和トライアスロンクラブのマラニック大会に参加してきたのだが、今年はエントリーしなかった。ちょうど台風が近づいて天気も悪そうなので、エントリーしなくて良かった。
山田池練習会
今日の練習会も山田池。昨日の疲れも若干あり、左足首の調子もすっきりしないので、いつもの外回りコースはやめて、アップダウンの少ない内回りコースを行くことにした。一周約 2.2km(実際はもう少し短い?)。練習会でこのコースを走るのは初めてだ。
10 人近い集団でスタートする。ベテランの方がペースメーカーのような形で進むが、思ったよりはペースが速い。正直、体感的にはそんなに余裕があるという感じではない。
1周目は 11’57” で、その後じわじわとペースが上がって行って、次第に人が減ってきた。最初は左足首に若干の痛みを感じたが、次第にそれも無くなってきた。これなら予定通り8周行けそうだ。
5周目を 11’08” で通過して、なかなかいいペースだと思っていたところ、はっきりとペースが落ちてきた。先頭を走る方がセーブされたのかも知れないと思って、ここからは自分のペースで行こうと思って前に出た。
私よりも若くて走力のある方がずっと一緒だったので、この方は付いて来られるに違い無いと思ったが、以外にも単独走になってしまった。
6周目以降は 10 分台で、最後は 10’28” で終了した。外回りコースなら 11’40” くらいのペースだろうか。心拍数も平均で 165、ピッチも 205 くらいまで上がっていたので、かなり追い込むことができたと思う。
外回りコースと較べると距離的には 300m ほど短いだけだが、アップダウンの程度が少ないので、体感的にはかなり楽だ。しかし急なカーブが二カ所ほどあるので、走りやすさという面ではそれほどでもない。
今日の時点としては納得のいく練習ができたが、ロードの走力がどれくらいまで戻せるだろうか。この状態ではフルはおそらく3時間半以上になってしまうだろう。加古川ではせめて3時間半は切りたいところなのだが。
淀川ジョグ
左足首の調子がなかなかすっきりしないので、このところはフラットな淀川に出かけるようにしている。登り坂があまりよろしくないのだ。
2時間少々、20km 以上というつもりで3時半頃に家を出た。出かけた頃はまだ日射しも強く、日焼け止めを塗って帽子をかぶって出かけた。
ペースを上げると左足首に負担がかかるが、チンタラジョグにはしたくなかったので、キロ6分を切るくらいのペースで走り始めた。
リズムに乗ってくると自然とペースアップして、キロ5分台の前半くらいまで上がってきた。気分は上々。
樟葉に近いあたりでクラブの会長さんにばったり。ご自宅がこの近くで、このコースはずっと昔からのマイコースなので、私がクラブに入るずっと前から私のことはご存じだったようだ。
片道 4.5km くらいのコースを2往復して、家からの往復などでトータル約 26km。2時間半ほどのジョグだった。
個人練習でロードをこれだけ走ったのはかなり久しぶりだ。かなり気分が良かった。
それにしても驚いたのは御嶽山の噴火。この3ヶ月は毎月御嶽山方面に出かけていたので、噴火に出会わなかったのは本当に幸いだった。特に今月の王滝ダートマラソンの直前は地震が増えていたようで、警戒されていたとのこと。
好天の休日の真っ昼間だったので、犠牲者はかなり増えるのではないだろうか。活火山とは言え、普段は焼岳のように噴煙が上がっているわけではないので、噴火に出会われた登山者の方々はびっくりされたことと思う。
岐阜県側の濁河温泉はつい先日下山したところなので、テレビに映っている光景はまだはっきりと記憶にある場所ばかり。何とも言えない気分だ。
山田池練習会
今日は山田池の練習会に参加してきた。ナイター練習会は何度か参加したが、正規の練習会の参加はおそらく3ヶ月ぶりくらいだった。
集合場所へ行ったら、好天なのに何故か普段より少なめ。実はホームページでの予定表が以前は競技場になっていて、競技場へ行っている人も何人かいたらしい。今さら場所を移動するのも時間のムダなので、それぞれの場所でそのままやろうということになった。
左足首の不調があるのでゆっくりめのジョグにしようかと思っていたのだが、せっかく久しぶりの練習会なので、やはり練習会でしかできない強度でやろうと思い直した。
ただししばらくスピード練習をやっていない状態であまり突っ込むのは危険なので、しゃべれるくらいのペースでスタートした。
1周目は 12’22″。体感よりはいいタイムだったが、早くも左足首に痛みが出てきた。特に登り坂は具合が悪い。
3人のグループのようになったので、少ししゃべりながら走る。が、2周目は 11’55” で、キロ4分台のペースに上がっていた。体感的にはまだ余裕がある。
しかし3周目に入ると左足首がさらに悪化してきた感じで、せめて4周くらいはと思っていたが、この先のことを考えて、3周で終わることにした。3周目は 11’48” だった。体感的にはまだ余裕があると思っていたが、心拍数は平均で 162 まで上がっていたので、かなり目一杯に近い状態だったようだ。
家からの往復を入れても 15km くらいで、3周はそれなりの強度だったとは言え、やはり不完全燃焼。
次の練習会は日曜日なので、土曜日をどうするか迷っている。天気が良ければ六甲にでも行きたい気分だが、そうなると日曜日の練習会がただのジョグになってしまう。
このところレースはロングトレイルばかりで、スピードを上げた走りがしばらくまったくできていないので、そろそろそういう走りの感覚も取り戻していきたいと思っている。
またもやトレイルランナーの事故
稲葉実さんと言ってもご存じの方はほとんどおられないと思う。かく言う私もたった1回、インターネットのライブストリーミングに出演(?)されていたのを見ただけだ。
※右端の方
東京在住で 50 歳のトレイルランナーだが、私よりははるかにハイレベルとは言え、大きなレースで上位にからむほどのレベルではない方。ランナーとしての実力よりも、トレイルランニングの普及のような文化的な活動の方で、一部の方々では有名な存在だったらしい。
私が王滝ダートマラソンを走った連休は天気が良くて、山ではずいぶん事故の情報がテレビなどで伝わっていた。北アルプスの鹿島槍でも滑落死亡事故があったのをかすかに記憶していたのだが、これが稲葉実さんだった。
私が鹿島槍を歩いたのはもう何十年も前のことで、唯一の記憶は稜線の西側斜面の少し下の方にクマがいたことくらいで、滑落するような岩場があったのかどうか、まったく思い出せない。少なくともマッターホルンのような緊張感の中での登山では無かったことだけは間違い無い。
昨日、上州武尊山スカイビューウルトラトレイルという大会が開催されたが、このコースの試走に行かれた方が試走中に亡くなる(心臓麻痺か何か?)という事故も少し前にあった。
これらは非常にまれなケースだと思うが、トレイルランナーというのは山ではどちらかと言うと疎まれる存在で、特にアルプスの稜線などをランニングシューズで軽装で走っていると、一般登山者からのキビシイ視線を受けることが少なくない。
事故でも起こせば『バカモノが。ざまぁ見ろ!!』と思われることは間違い無い。
だから、私自身は特にアルプスのような高山では事故を起こさないように非常に注意している。六甲や生駒程度であればケガをしてもまぁ何とかなりそうだが、アルプスではそうはいかない。
とは言っても注意しただけで事故が無くなる訳ではないので、非常用のブランケットや最低限度の救急用具などは持っておいて、できる範囲でのセルフレスキューはできるようにしている。
保険に入ったからと言って、油断しないように十分注意したい。