キャノンボールランへ

今年もまた六甲縦走キャノンボールランに参加することになった。
ロードレースはしばらく参加するつもりは無く、トレイルも大会はもういいと思っていた。
しかしこの2月はじめ、キャノンボールのエントリーが始まって一日くらいたってからサイトを覗いてみたところ、パワー部門(全山往復)はまだエントリー可になっていた。
どうもこのところはスピード部門(片道)が人気沸騰で即刻満員になるが、パワーは以前に比べると参加希望者が減っているのではないかと感じられる。
大会への参加意欲が減退した今でも、この大会だけは目の前に『エントリー可』が見えると、そのまま素通りできない魅力がある。
と言うことで、勢いでエントリーすることにした。もはやかつてのようなスピードは望むべくも無いので、片道でタイムを追うことには興味が無い。
その後、クラブの練習会で、ある女性とおしゃべりしながら走っていたところ、どうもこういう大会に興味があるようだった。
彼女は大阪国際女子マラソンを3時間少々くらいで走る実力者で、鯖街道ウルトラの半サバ(全サバの半分少々の距離)や高山のウルトラで女子優勝というレベルなのだ。おんたけウルトラの 100K でも私より1時間以上速かった。
キャノンボールのパワーはすでに満員になっていたけれど、バディという男女ペアの部門はまだエントリー可だったので、主催者に問い合わせてバディに切り替えてもらうことになった。
そんなわけで強力なパートナーを得たのだが、本音を言えば安心というよりはプレッシャーだ。
2週間前に試走に行ったけれど、慣れていないせいか走れないような登山道ではあまり速くないものの、ロードでの走力はさすがのもの。六甲の縦走路はドライブウェイや住宅街などの車道部分が結構多いので、彼女が本気で走れば私より1時間以上は速いだろう。
昨秋のヘルニア手術のことは弁解がましく伝えてはいるけれど、あまりイライラさせるようなことはしたくない。
まぁ、そんなことを態度に出すような人ではないけれど。
と思っていたら、何と二日前に脚を痛めたとのこと。
彼女はこのあとにも本気レースをいくつか控えているので、ムリはしない方がいいと伝えたけれど、初キャノンボールランなのではやり行きたいとのことで、今晩のスタート地点の須磨浦公園に向かうことになった。
キャノンボールは降水確率が異常に高い大会で、今回も日曜日は怪しげだったけれど、さほど悪くは無さそうだ。
六甲の縦走は夜に限る、と言うのが私の印象。1年ぶりの夜景を楽しんできたいと思っている。