とよなかシティリレーマラソン

29 歳でマラソン完走を目指して走り出してから 55 歳まではどのグループにも所属せずに一人で走ってきた。
いわゆる『走友』というものは誰もいなかったけれど、市民駅伝の大きな大会が始まるのを機会に職場の若手に声をかけて、年に一度だけ4人で駅伝に出るようになった。
最初は 1991 年(おそらく)。軽い気持ちで始めたのが、たまにメンバーが一部入れ替わることもあったけれど、ほとんどこの4人で 2014 年まで 25 年間続いた。
その間、参加する大会はいくつか変わったけれど、秋から年末あたりの恒例の行事になった。
昨年(2015 年)は私のヘルニアや他のメンバーの故障などもあって、エントリーはしたものの直前でドタキャンになって、ついに連続記録が途絶えてしまったが、今年はまた新たな一歩を踏み出すことになった。
昨日はその大会として服部緑地公園で行われた「とよなかシティリレーマラソン」を走ってきた。2014 年に続いて2回目。
この大会は1周 2km ちょっとの周回コースを 21 周(1周目は約 1.5km)してフルマラソンの距離を走るというもの。参加者はチームあたり4人から 15 名までで、一人で何周走ってもかまわない。我々は5人でエントリーした。参加チーム数十くらいのローカル大会だ。
朝から雨で気分は盛り上がらない。個人レースならやめようかと思うくらいだが、駅伝なのでそういうわけにもいかない。
競技場に着いたらすでに他のメンバーは到着していて、しかもスタンドに大きな雨よけシートを張ってくれていた。
普通のレースなら雨で濡れても終わって着替えればいいのだけれど、今回はみんなおおむね3回くらいは走るローテーションにしているので、まさか毎回着替えるというわけにはいかない。
どういうウエアで走ろうか迷ったけれど、上はメッシュのノースリーブの上に半袖Tシャツとアームウォーマー、そしてその上にライトジャケットを着ることにした。下は膝上までのハーフタイツ。そして帽子。
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一昨年は3時間を切るタイムで走れたけれど、このコンディションでは難しいかも知れない。
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12 時にスタートして、私は最初は4走目で1周。走り出せば雨はほとんど気にならない。ただし路面の水たまりがちょっとわずらわしい。
このところスピード練習をほとんどやらなくなったので、以前ほど追い込めない。まだ余裕があるのだけれど、そこでブレーキがかかってしまう感じ。
せめて8分台で、と思っていたところ、何とかギリギリの 8’59” でタスキを渡すことができた。
一人、今シーズン自己ベストを更新してサブスリーを達成した気力十分の仲間が2周走って、後はみんな1周でタスキを渡していく。
待っている間は身体が冷えないようにジャージと雨具を羽織る。幸い風は無いけれど、じっとしているとやはり寒い。
前回に比べるとやはりみんな今ひとつスピードに乗れないようで、前回の記録に比べるとおおむね1周あたり 10 秒から 20 秒くらい遅くなっている。
私の2回目はちょっと余裕がありすぎたようで、9’23” に落ちてしまった。
3回目は多少なりともタイムを取り返すべく頑張ったけれど、それでも 9’07” だった。
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結果的には3時間 01 分 37 秒で、サブスリーには届かなかった。
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私自身はもはやタイムへのこだわりはほとんど無いので、悔しいとかいうような気持ちはまったく無く、久しぶりにこういうスピードで最後まで走り切れたことに満足していた。
大会後は冷えた身体を中から温めるべく、江坂の居酒屋で打ち上げ。
久しぶりの楽しいお酒で、帰りの電車で危うく乗り過ごしそうになってしまった。

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