ペシ岬、そして礼文島へ

4泊したキャンプ場を後にして、今日(7/21)は礼文島へ渡る。

フェリーは昼過ぎなので時間はたっぷりある。時間潰しに温泉のすぐそばにある高山植物園に寄ってみる。

こじんまりしたエリアだが手入れはしっかりされている感じ。早朝だが(朝の7時半くらい)二人の男性が作業をされていた。

ただしこういう場所に咲いている花は概して勢いが無くてしょんぼりした感じ。本来の場所ではないところに連れてこられて元気を無くしているのではないかと思ってしまう。

フェリーターミナルのコインロッカーにザックを預けてペシ岬に向かう。

適当に歩いていたら登り口があった。

少し登ったところに会津藩士の墓。

こういう云われだそうです。

ノコギリソウ。

最後の登りは結構急です。

登り口から 10 分少々でてっぺんへ。

フェリーが泊まっている。利尻山がうっすらと。自転車道路の高架橋も見える。

向きを変えると鴛泊灯台。

こちら側をぐるっと廻って車道まで下りた。

WiFi のつながるフェリーターミナルでタブレットを開いたりして時間をつぶして、13時15分のフェリーで利尻島に別れを告げた。

今度のフェリーは椅子が並んでいるタイプだった。

午後2時に礼文島の香深港に到着した。

礼文島でも観光客誘致キャンペーンをやっていて、宿泊施設に泊まると費用の半額、最大5千円まで補助されるというもの。最長3泊まで。

これなら民宿にでも泊まってみたいと思ったが、翌日から四連休というタイミングに当たってしまって、飛び込みで泊まれるような宿はまったく無し。

礼文島は利尻島に比べるとかなり不便で、キャンプ場はフェリーターミナルから 5km くらい離れている。バスは一日数便しかない。

唯一のセイコーマートもフェリーターミナルから 2km くらいの中途半端な場所にある。

それならば自転車を借り切れないかと思ったが、翌日からの連休で予約でいっぱいとのこと。

次のバス便まで1時間以上あるので、覚悟を決めてまずはセイコーマートに向けて歩くことにした。

礼文島は利尻島のように島を一周するような車道は無く、実質的に東海岸を北から南まで走る1本のみ。あとは東西に走る新桃岩トンネルくらい。

重い荷物をかかえてとぼとぼと車道を歩き出したが、驚いたことに大型ダンプがひっきりなしに走り抜ける。

こんなに小さな島で一体何をやっているのだろうか。あきれるくらい何台も次から次に爆走していく。仕事で走っているのだろうが、本当にがっかりした。

30分くらい歩いただろうか、ようやくセイコーマートに到着して、今晩と翌日の食料を調達した。キャンプ場はまだまだ先だが、ここまで来たらもう歩いて行くしかないが、肩甲骨のあたりがとても痛い

歩道の無い道の横を大型ダンプが次々と走り抜けていく。陽がさしていないのがせめてもの救いだ。

周囲の景観にまったく似合わない見内神社。

フェリーターミナルを出てから1時間半くらい歩いただろうか、ようやく緑ヶ丘公園キャンプ場に到着した。

ここはキャンプ場としてはなかなか快適。これなら雨が降っても大丈夫そう。

当初はまずは礼文岳と考えていたが、礼文岳は半日行程なので、最後に登ってからその日に稚内へ戻るという行程にしようと思い直して、明日は8時間コースへ行くことにする。