ニセコへ

1/24(月)は手稲ネオパラへ行こうと思って登山口に向かったが、住宅街の細い道に入り込んで登山口にたどり着くことができなかった。除雪で雪の壁ができていて道幅も細くなって見通しがきかない。こんなところでウロウロしていたら事故を起こしかねないので諦めることにした。

それならということで無意根山に向かったのだがまたもや登山口がわからず、結果的に登山口への道が除雪されていないということがわかった。

今日は札幌で泊まろうと思っていたのだがここまで来たら札幌に戻っても翌日適当な行先が無いので、ニセコに行ってしまうことにした。

ニセコは昨年3日ほど過ごしたのでだいたいの様子は覚えている。まずは道の駅へ。

羊蹄山は見えているのは下半分くらい。

まだ昼過ぎなので五色温泉の方に行ってみることにした。

平日だが数台の車が停まっていた。せっかくなのでニセコアンヌプリの麓を少し滑ってみようと思って準備していたら、こんな時間でも後からやってくる人たちがいた。

午後2時頃に出発した。

このあたりの地形は記憶がある。

次第に天気が悪化してきたので40分ほど登ったところでおしまいにすることにした。

シールを剥がして下りへ。

ものの5分くらいで車まで戻ってきた。

板を脱いで片付けをしてりたら突然片方の板が勝手に滑り出してしまった。滑走モードで下りてきているのでストッパーが効くはずなのだが、どういうわけかストッパーが上がってしまっている。歩行モードにしないとこういう状態にはならないはずなのだがどうしてこうなったのかさっぱりわからない。

板は車道をどんどん滑っていった。最初追いかけようとしたのだが、歩いて追いかけたくらいでは追いつかなさそうで、それに追いついたとしても戻ってくるのが大変だ。

ブーツを脱いで装備を大急ぎで車に放り込んで、車で追いかけることにした。

幸い、200mくらい先で止まっていた。ちょうど五色温泉の宿のそばだったので、ここの温泉に入っていくことにした。

いいお湯でした。

今宵の宿は昨年2泊したトイレのある駐車場。

今回初めての青空駐車場泊。寒さにはさほど不安はないのだけれど、天気予報ではこの先はかなり雪が降りそう。車中泊している間に雪が積もるとドアを開けた瞬間に雪が車内にどさっと入ってくるということを経験的に知っているので、明日から倶知安の安ホテルに泊まることにした。

ホテルが取れたので気分が楽になって、ほっこりした気持ちでアマゾン毛布入りシュラフに潜り込んだ。

朝里岳

1/23(日)は朝里岳に向かう。

※赤が登り。青が下り。

朝里岳は札幌国際スキー場のゴンドラ山頂駅からスタートするのでまずはスキー場へ。今回初めて晴れた。

朝里岳だけが目的ならゴンドラ片道切符だけでいいのだが、時間的にはたっぷり余裕があるので1日券を買った。

ゴンドラ山頂駅から立ち入り禁止のロープを越えていく。山スキーヤーだけではなくボーダーやスノーシューのハイカーなどがたくさん朝里岳に向かう。

目の前に朝里岳が望める。

準備を整えてスタートしたとたん、ビンディングが簡単にはずれてしまった。何度やりなおしてもうまく履けない。しかも左右の両方。ここまでの二日間は問題なく使えていたのだが・・・。

実はゲレンデでこういうことがこれまでに何度かあったが、何が原因かさっぱりわからない。ブーツに雪がついているわけでもない。

30分くらいは悪戦苦闘していたのではないだろうか。ついに諦めてゴンドラでいったん下ることにした。スキーは2セット持ってきている。

別の板を持って再度ゴンドラ乗り場に向かったところ、長い行列ができていた。今日は好天の日曜日なのだ。しかし並ぶしかない。が、待ち列に一人客用のあって、こちらに行くと意外とすんなりと乗れた。

2時間近くタイムロスして、再スタートできたのは11時過ぎだった。

ようやく山に入れたと思ったとたん、うるさいエンジン音が聞こえてきた。何とスノーモービル。排気ガスの匂いまで漂ってきた。がっかり。

しかしスノーモービルが走っていたのは出発直後のエリアだけで、間もなくエンジン音も聞こえなくなった。

気温はかなり低いようで、写真には写っていないがダイアモンドダストがキラキラ輝いていた。

樹林帯を越えて広大な斜面が目の前に広がってきた。

歩き出して1時間くらいで山頂エリアまで来たが、あまりに広大でどこが山頂なのかわからない。小ぶりのスノーモンスターに出会った。

余市岳と手前に広がる飛行場と呼ばれている大平原。こういう真っ平なところをスキーで行きたいとは思わない。

あたりを見回しながら歩いていたら標識らしきものが目に入った。12時20分、ようやく朝里岳山頂(1280.6m)に到着した。

モンスターの陰でシールを剥がして下りの準備。

そして無木立の広大な斜面に飛び込んだ。

チョー快適な斜面だが快感はあっと言う間に終わってしまった。2分くらい?

あとは平坦なところをえっちらおっちら。さらに板を担いでちょっとした尾根に上がって、滑れそうに見えた林に入ったらすぐにアップダウンの試練が待ち構えていて、山頂から30分ほどかかってようやくスキー場エリアに戻ってきた。

あとはゲレンデを下までおりて、車に戻ってカップ麺昼食にした。

その後は4時過ぎまでゲレンデを滑って、ちょっと前にネットで見つけた「ていね温泉ほのか」へ向かった。

ここは24時間営業という温浴施設で、個室で寝ることができる。明日は札幌郊外のルートに行きたいと思っていたので小樽には戻らないことにしたのだが、どこか屋内で車を停められるところがないか探していて見つけた。もちろんコインパーキングよりははるかに高いけれどホテルに泊まるよりはマシ。車も屋内の駐車場に置くことができたので安心して眠ることができた。

朝里川温泉スキー場

1/22(土)は春香山へ行こうと思って登山口に向かったが、目的地の数百メートルくらい手前で通行止めになっていた。距離的にはここからでも歩けるくらいだが、このあたりに車を停めておけそうな場所が無い。仕方なくここから近い朝里川温泉スキー場へ行くことにした。

シルバーだとリフト券は3000円。駐車場は無料なのでかなり割安だ。

ゲレンデは圧雪されていなくて、上部の斜面はパウダー部分が結構残っている。

ツリーランエリアもあって、林の中を滑ることができた。

昨日の塩谷丸山の雪とは全然違って「これが噂の北海道のパウダースノーか!!」という感触だった。

温泉は昨年も寄った「湯の花 朝里殿」へ。

夜はまた小樽に戻って昨日と同じ屋内駐車場に入った。

塩谷丸山

記録に書かれていたようにJRの塩谷駅の駐車場に車を止めた。雪が降ったり止んだり。

出発しようかどうしようかと悩んでいたら、後から来た車の3人パーティが小雪の中を出発して行った。

それを見ると急に気分が楽になって、がぜん行く気が出てきた。

※赤が登り。青が下り。

準備を整えて10時頃に出発した。しばらくはザックにスキーをつけて車道を歩く。

15分ほどで登山口へ。

除雪されているのはここまで。この先でスキーを履く。

先行者のトレースを追っていたら前方に見えてきた。先頭が男性で後続の二人は女性のよう。

しばらく後ろについていたが、ふとgpsを見ると入れてきたルートからはずれてきている。先行者は知っていてルートを選んでいるのかも知れないが、そのあたりのことはわからないので、私は斜面を適当に横切って本来のルートに向かうことにした。

小雪が舞って風も強くなってきたが、あと少しのはずなのでピークを目指す。

ピーク直下に来たら人影が見えた。先ほどの3人パーティだった。

ここでスキーを脱いで12時40分、塩谷丸山山頂(629.2m)に到着した。

わずかの間、視界が開けて石狩湾が望めた。

写真を撮ったら早々に下山に移る。

頂上直下の斜面は大変な重雪で、滑り出したとたん、前のめりにつんのめって頭から雪面に突っ込んだ。先が不安になる。

このルートは上部では滑りは登りとは違うラインで下るようなのだが、初めてだと不安を感じていたのだが、幸い先行パーティがそのラインへ行ったようなので、そのトレースを追って行った。幸い、雪質はマシにはなったが、期待していたほどのパウダーではなかった。

先行パーティの一人の女性がちょっととまどっておられたようで、少し離れたラインで追い抜いてしまった。ルートがよくわからないが、gpsのルートから離れないようにして下って登りのトレースに合流した。

20分ほどの下りで登山口に戻ってきた。

この下でスキーを担いで歩いていたところ、3人パーティの男性が追い付いてこられた。「山頂の雪は重かったですねぇ」と言葉を交わした。

午後2時前に駐車場に戻ってきた。

カップ麺やコーヒーで一息ついてから、フェリーターミナルそばの「小樽温泉オスパ」に向かった。JAF割引で650円で入れた。

今晩どこに車を停めるか調べていたところ、小樽駅の近くにコインパーキングで屋内の施設があるというのを発見して、ここに行くことにした。24時間1000円なり。

冬の北海道の極寒に備えてアマゾンで新規購入したシュラフの中に入れるタイプの毛布に潜り込んで眠りに入った。

小樽へ

昨年3月に初めて北海道へ山スキーに行ったが、予想外に雪が悪かった。もちろん十分に楽しんだのだが、次はぜひ評判の北海道のパウダースノーを味わいたいと思った。

となると1月か2月。さすがにこの時期は寒さが厳しそうでいささか腰が引けるが、やはり一度は行っておかなければならないだろう。

かなり悩んだが1月末に行くことに決めた。

フェリーは問題無く予約できたが、いざ出発が近づいてくると寒さに対する怖さが大きくなってきた。ホテル泊なら不安は無いのだけれど、基本的には車中泊の予定。おまけに天気予報ではしばらく晴れ間は無さそうだ。

これまでに車中泊で朝に水が凍っていたようなことは何度も経験しているし、ずいぶん昔は冬山のテント泊もやっていたが、加齢とともに耐寒能力が衰えてきているのを感じる。手足の指先が冷える末端冷え性は一段とひどくなる一方で、実は20ウン年前に冬山を辞めたのはこれが最大の要因だった。

以前に山スキーをやっていた時も一度手の指先に軽い凍傷を負って、その時の後遺症で今も指先の感覚が少しおかしい。

それでも北海道の山へ行くなら山スキーという気持ちが非常に大きくて、昨年ようやくその夢を実現した。

今さら危険を伴うようなルートを目指すつもりはないけれど、やはり北海道のパウダースノーを一度は味わってみたい。それもゲレンデではなくて山スキーで。

本当は昨年行った大雪や十勝を再訪したいのだが、さすがにこの時期は寒さが厳しそうなので、札幌以南のあまり標高の高くない山をめぐる計画を立てた。

まずは小樽に上陸する。予定の便は1/19(水)夜12時前の出航。少し前にトンガで海底火山の大爆発があって、その津波の影響でフェリーの運航に影響が出ていたが、予定の便は日本海航路なので大丈夫だろうと思っていた。

しかしこのところ日本海側はしばらく天候が悪く、出発当日の午前中に、出航が遅れるという電話が入った。午前1時半までに着いてほしいとのこと。

舞鶴は雪かもしれないので若干の余裕をもって出かけて午前1時前にターミナルに到着したところ、何と乗船は3時半くらいとのこと。

致し方なく待合室で時間をつぶして、結局乗船できたのは4時過ぎで、出航したのは5時くらいだったのではないだろうか。当初の予定より5時間くらい遅れている。まぁ時間通り到着しても一晩寝るだけなので大勢に影響は無い。しかし今回は出だしからトラブルで、これはあまり気持ちのいいことではない。

日本酒を軽く吞んでから横になったが、やはり熟睡できない。海が荒れているので大浴場は開かないと案内している。フェリーでこれほど揺れるのは初めてだ。幸い船酔いはしない体質なので今のところは大丈夫だけれど、ほぼ1日この状態が続いたらどうなるだろうか。

航海状況の案内によると小樽到着は21日の午前5時半頃の予定とのこと。そのあとの運航スケジュールはどうなるのだろうか。

朝と昼はレストランが営業されたが、夜は荒波のために営業できないとのこと。弁当の販売のみ。大揺れで食欲はまったく無いが、とりあえず幕の内弁当を買って、無理やり胃袋に収めた。

乗船から25時間以上かかって1/21(金)の朝6時にようやく小樽に上陸した。当初の予定より9時間くらい遅れた。

まだ暗い。フェリーターミナルのそばのセイコーマートで朝食などの食糧を買って、あらかじめ調べておいた無料の駐車スペースに向かったところ、調べておいた二カ所とも除雪されていなくて入れなかった。

通りかかったコンビニの駐車場に入って、コーヒーを飲みながら今日どうするか考えた。

天気は雪。体調は良くないが、こういうダルさは少し運動した方が改善するということが経験的にわかっているので、ここから近い塩谷丸山(しおやまるやま)という600mほどの山に向かうことにした。

焼杉山

1/16(日)は講座で京都大原の焼杉山へ行ってきた。

焼杉山へは行ったことがあるのかどうかよくわからない。いずれにしてもはっきりした記憶は無い。近くの天ヶ岳や翆黛山へは近年に行っているのだけれど。

国際会館に集合してからバスで古知谷まで行った。

阿弥陀寺のそばから登山道に入る。

急登を上がって、鉄塔から比良山方面。蓬莱山は雲がかかっている。

さらに上の鉄塔から比叡山。

雪も増えてきてなかなか厳しい登りが続く。

12時過ぎに焼杉山(717.4m)に到着して、ここで昼食にした。

昼食後は 30 分ほど下って大原への道に合流。

ここから翆黛山に向かう。

30 分少々の登りで翆黛山(577m)に到着した。

滑りやすい道を大原に向かって下って、林道に合流した。

寂光院のそばでトイレ休憩してから大原のバス停に向かった。

冬の北山らしい一日だった。

氷室

1/12(水)は京都一周トレイルの講座で山幸橋から氷室を経由して鷹峯まで歩いてきた。

山幸橋は交通の便が悪いのでこれまではタクシーに分乗してきたのだが、新しいバス路線ができて近くまでバスで来られるようになった。

市バスで高橋南停留所まで乗った。雪が舞っている。

20分少々で山幸橋まで来て、ここから一周トレイルのコースに入る。

少し登ると一面の雪景色。私が子供の頃はこれが冬の普通の景色だったけれど、近年ではめずらしい。

谷筋を1時間少々登って小峠へ。

氷室の集落もすっかり雪に覆われている。

いつも氷室跡の草むらで昼食にするのだけれど、今日はご覧の通りの雪なので、氷室神社のそばで昼食にした。

これからはずっと車道。ちょっと寄り道して「はせがわ」でトイレ休憩。

峠には見えない京見峠。

京見峠茶屋跡。

途中から旧道に入って、不動岩。

千束に下りてきた。

坂を登り返すと鷹峯の然林房(ねんりんぼう)。

みなさんはここの近くのバス停からバスで帰られたが、私はいつも通り賀茂川に出て出町柳まで歩いた。

六甲山

1/10(月)は講座で六甲山へ行ってきた。

昨年10月と同じく集合は六甲ケーブル下の駅。

昨年と同じコースだが軽いクラスなのでケーブルで上がる。ここのケーブルに乗るのは初めてだと思う。

ケーブル山上駅からの摩耶山。

少し歩いて全山縦走路に合流。

そしてガーデンテラスで昼食にした。ここからの瀬戸内海の眺め。気温が高めのせいか遠方は霞んで見えない。

六甲枝垂れ。以前に一度金を払って入ったけれど、まったくしょぼい。

残雪が結構あるので登山道が北斜面のところはドライブウェイを行く。

南斜面のところは登山道へ入る。

午後1時過ぎに六甲山(931.3m)に到着した。

山頂から三田方面。

雪の残る坂を慎重に下って一軒茶屋の休憩スペースへ。

1時間ほど下って有馬の車道に出た。

温泉街を通って金の湯の前へ。人通りは多かった。

その後、神戸電鉄と地下鉄で三宮へ出て帰ってきた。

競技場練習会

昨年5月からの腰の不調が長引いていて、陸上クラブの練習会はここ2ヶ月ほど行っていない。年明けからようやく小康状態になってきたので久しぶりに行ってみることにした。

メニューは 2000m + 400m を3〜5本。アップのジョグからいまひとつ体調が上がらず、スタートしてはみたもののこれではまともな走りはムリと思って、結局ジョグを 4000m ほどでおしまいにした。

国境高原スノーパーク

年末の降雪で国境も滑れるようになっていたが、正月休みの混雑を避けて 1/5(水)に滑り初めに行ってきた。

近畿地方は年末から正月にかけては中南部ではおおむね好天だったけれど、北部はずっと雪模様だった。天気が回復するのは週末になりそうだったので、降雪覚悟で出かけた。

リフト運行開始前の8時頃に着いたが、予想通りの雪。気分が乗らない。

しかしリフト運行開始の8時半頃になると雪が止んで、少し晴れ間も出てきた。

しかしそれも束の間で、ほぼ終日小雪が舞っていた。

もっといい雪が積もっているのかと思っていたが意外に堅雪でちょっと期待外れ。

ひとつラッキーだったのは、シニア割引のために運転免許証を出したところ、一緒に入れていた JAF の会員証がひっついて出てきて、それを見た窓口の方が「JAFの会員さんですね」と言われて 200 円の割引とソフトドリンクのサービスが受けられたこと。

JAF は昨年の北海道遠征に備えて入会したのだが、かなり多くの施設で割り引きサービスが得られるにもかかわらず、それが非常にわかりにくい。意図的にわかりにくくしているのではないかとすら思ってしまう。