4/24(日)はいよいよ今回の最高峰の岩手山。快晴の元、雫石の道の駅から馬返し登山口に向かう。
目の前にど〜ん。
6時を過ぎて駐車場に到着した。すでに10台くらいの車が停まっていた。
スキーを持ってきている人がいた。滑れるような斜面があるのだろうか。
準備を整えて6時40分に出発した。
少し登るとトイレなどのキャンプ場の施設がある。
30分ほど歩いてもまだ0.5合目。
それから15分ほど歩いて標高が900mを超えると雪が出てきた。
ほどなく一合目に到着。
登山地図には急登と書かれているがそれほどの急登とは感じない。
しばらく登ると周囲が開けて上部が見えてきた。
一合目から13分ほどで二合目。
後ろを振り返ると盛岡の雄大な眺めが広がっていた。遠方の山は明日の予定の早池峰山。
岩のゴロゴロした歩きにくい斜面を上がって四合目へ。寒くなってきたので雨具のジャケットを羽織った。
本当に歩きにくい。
しばらく登ると雪の斜面になった。
傾斜もそれほどではないし雪も柔らかいのでツボ足のまま登った。山頂部分が見えてきた。
長い雪の斜面を上がると夏道に合流した。
ここでようかん休憩。
平坦な道を少し行くと八合目避難小屋があった。
最後の火口壁への登りが目前に。
ザレた道を上がってようやく火口壁に出た。強風が吹きつけてきた。
右手は火口内の小ピーク。
あと少し。
10時35分、岩手山山頂(2038m)に到着した。出発してほぼ4時間だった。
信仰の山です。
自撮りしたかったが強風でカメラが飛ばされてしまうのであきらめた。山頂には誰もいなかった。これはパノラマ。
写真を何枚か撮ったら火口壁の周回に向かう。それにしてもとんでもない強風。突風に飛ばされそうになって何度かポールで身体を支えた。
火口内にある岩手山神社奥宮。
それにしても近年経験の無い強風。とにかく少しでも早く下り口に行きたい。
下り道に入って足元に避難小屋が見えた時は本当にほっとした。
スキーをザックに付けて登ってくる人がいた。いちおう「強風で危ないですよ」と一声かけておいた。何のためにスキーを背負ってくるのか意味不明。
避難小屋の前でドーナツ休憩をとって、往路を下山する。
雪の斜面では念のためにアイゼンを着用したが、すぐにダンゴになってしまってまったく無意味だった。
が、トレースを追っていくと意外と早く土道に出た。往路はもっと長い距離を登ったような気がするのだが。とにかくアイゼンは脱ぐ。
往路では見なかった六合目。
こんなつづら折れは登っていない。
この下で雪の斜面に出た時にわかった。往路ではここで右の斜面を登って行ったのだ。gpsのトラックで避難小屋の手前でトレースが2本あるが、上のルートが往路。
往路では気づかなかった「改め所」。
午後1時50分、無事駐車場に戻ってきた。
もう一度、岩手山を眺めてひととき満足感にひたった。
温泉は盛岡市郊外の「フォクスバーデン」へ。こんなところに温浴施設があるのかと思うような場所だったけれど、いいお湯でした。
今宵の宿は道の駅区境(くざかい)高原へ。
5時過ぎに着いたがすでに営業は終了していて、夜間も車中泊の車は他には一台も無かった。