アポイ岳、様似

7/30(日)はいよいよ今回最後の山で、アポイ岳に向かう。

休日は混雑するとのことで、暑い季節でもあるので早朝に出発することにした。

朝の5時に登山口を出た。登山届けによると数人の先行者がいた。しばらくは林道。

登山道に入ったら一合目の標柱が現れた。これは最後まであった。

1時間ほどで五合目の避難小屋に到着した。

太平洋が見えていたけれど写真ではわからない。

キンロバイ? キジムシロ?

森林限界を越えてきた。いつの間にか今日の先頭になっている模様。

上るにつれてガスってきて、展望はほとんど無くなった。

お花畑への分岐。帰りはお花畑をまわるつもり。

こういう山にはあまり似つかわしくない九合目の表記。

どういうわけかこの先でまた樹林帯になって、7時ちょうどにアポイ岳の山頂(810m)に到着した。

下山はお花畑の方をまわる。イブキジャコウソウ。

幌満お花畑。花はほとんど無し。

シラカンバの林を抜ける。

往路でちょっとした突起があったのをやり過ごしてきたのだが、帰りはそこに立ち寄ってみることにした。

ここが馬の背だった。

9時15分に登山口に下りてきた。

水分以外は無補給で歩いてきたので後片付けをしてから車の中でおにぎりなどを食べて、時間潰しにそばのジオパークビジターセンターへ入った。

ビデオを見たりして時間をつぶしてから、中でもらった様似(さまに)の観光パンフレットにのっていた観光スポットを訪ねてみることにした。

まずは日高耶馬溪へ。

明治、大正、昭和の3つのトンネルが並んでいる。上の写真の真ん中が明治、その右の大正は半分だけ写っている。

それから幌満川のダムに向かう。離合不可能な狭い未舗装路が続く。

途中に神社。上までは上がらず。

近くに「かんらん岩の露頭」。

未舗装路を20分以上走ってようやく幌満川第3発電所ダムに到着した。

こんなところにこんな大きなダム湖があるとは。

さて、来た道を海岸の国道まで戻って、そのそばにある和助地蔵。

開けて中をのぞくと、

このお地蔵さんは斎藤和助さん。昔は日高耶馬溪を越えるためには様似山道という山道を越えなければならなかったのだが、その山道の整備に尽力した人とのこと。

様似山道はハイキング道として残されているようで、一度歩いてみたい。

お次は冬島の穴岩。

「冬島」というのは元はアイヌ語とのこと。

そして昨年訪れたエンルム岬へ。

階段を上る。

アポイ岳は霞んでいて見えない。

最後に観音山へ。

先ほどのエンルム岬。

足元にはソビラ岩。

そして親子岩。

そばにはアイヌのチャシ跡。

様似観光を堪能して今宵の宿の浦河のビジネスホテルに入った。

今回は最後まで車中泊のつもりだったのだがあまりの暑さにうんざりして、このあたりでは標高の高い適当な車中泊場所が見当たらないので、急遽ビジネスホテルを予約した。

こんなところでも(失礼!)つぼ八は繁盛していた。