浦河、義経神社、二風谷、そして敦賀へ

7/31(月)はいよいよ最終日。夜のフェリーで敦賀に向かう。

二風谷のコタンだけは当初から予定していたが、それだけでは時間が余ってしまうので、観光案内を見て浦河でいくつか名所を巡っていくことにした。

まずはルピナスの丘へ。情報では急な坂を登ると書いてあったが、上まで車で行けてしまった。

海が見下ろせる花壇になっているのだが、花の名前の表記がまったく無い。

こんなに暑いのにコスモスが咲いている。

次は先日、風呂に立ち寄ったレジャー施設のそばにある紅白ナナカマド。

少し走ってオロマップ展望台へ。

足元に広がっている牧場は牛ではなくて馬。日高はサラブレッドなど競走馬の産地で有名。

ぐるっと回ってオバケ桜へ。

先ほどのオロマップ展望台からも見えるようだが、花が咲いていないのでどれかわからなかった。

またしばらく走って浦河ダム展望台へ。

ダム湖のうらら湖は気が茂っていて見えず。

いよいよ今日のメインイベントの義経神社に向かう。

昨年、二風谷コタンに行ったときに「義経神社」という標識を見かけたのだが、その時は義経伝説とアイヌの関係をまったく知らなかったので、あれっと思っただけで通り過ぎてしまった。

歴史上は義経は平泉で自刀したことになっているが、実は生き延びて北上したという伝承が残っている。正史では否定されているが、その伝承を伝える場所がいくつかあって、津軽には義経(ぎけい)寺という寺があって、昨秋に津軽を訪れた時に立ち寄った。

平取(びらとり)の義経(よしつね)神社は江戸末期に幕吏の近藤重蔵翁が贈った御神像を祭るために創建された神社で、イザベラ・バードが二風谷のコタンを訪れた際にもコタンの有力者に案内されてここを訪れている。

建物は立派で、非常に良く管理されている模様。

本殿。

中に入ると、

お守りなどが置かれていて、PayPayで支払えるようになっていたので一つ買ってきた。

資料館は残念ながら休館日だった。

平取で昼食を食べてから二風谷のコタンに行った。昨年に続いて二回目。

平取で昼食を食べた時、二風谷でアイヌ料理を食べればよかったとちょっと後悔したのだが、来てみたらアイヌ料理の店は閉まっていた。

チセ(家のこと)が建っているなかを歩いて奥に向かう。

アイヌ文化資料館に入る。

ウポポイにも二回行ったし、ここも二回目なので正直、もうあまり新鮮味は無い。

昨年は気がつかなかった奥の方の展示スペースを回ってからビデオ映像を鑑賞して時間をつぶした。

そこそこの時間になってきたので土産物店の人に紹介された鵡川(むかわ)の道の駅へ。ちょうど二風谷を出た直後から豪雨になったのだが、運良く道の駅に着いた時にはほとんど上がっていた。

温泉があるのだが夜は定番のなごみの湯に行くつもりなので売店などでひまつぶし。

その後、なごみの湯でのんびりした。

ここは料金は高めなのだが(950円)風呂が大きく、露天や水風呂もあり、中のレストランが割安でしっかりした夕食がとれる。

ゆったりしたソファのある休憩室でフリー WiFi を使って遅い時間までのんびり過ごせるので、苫小牧からフェリーで出る時はここで過ごすのが定番になっている。

最後にマックスバリュでビールや朝食のパンなどを買って、フェリーターミナルに向かった。

ターミナルに到着したところ、見たこともないような高校生の大集団。ゆうに100人は超えている。これがみんな同じ船に乗るの?

実は札幌でインターハイが開催されていたのだった。

いつも以上にロビーは混雑していたし、レストランも生徒のための余分の時間なども営業してくれたおかげで恐れたほどの混雑ではなかったが、やはり今までに経験したことのない混雑ぶりだった。

風呂はあと数分タイミングがずれていたら大混雑に巻き込まれるところだったが、運良く入れ違いでやり過ごすことができた。

家に帰り着いたのは8/1(火)の夜遅くだった。