札幌岳

3/29(月)は札幌郊外の札幌岳の予定だが、天気予報では雨。朝、起きた時は雨は降っていなかったが、どんよりした厚い雲がたれこめている。

とにかく登山口に向かう。移動中は雨が降ったり止んだりだったが、登山口に着いた時は止んでいた。

ここは駐車スペースが無いので路肩に停める。天気の良くない月曜日なので他に車は無い。

もし天気が悪くなってきたら引き返そうというくらいの気持ちで 8 時 45 分に出発した。

まずは道路脇の雪の壁を這い上がる。

これまでに行った山とは違って奥美濃のような樹林帯を行く。

スノーブリッジを渡る。このあとにも崩壊寸前のスノーブリッジがあった。スキーだから渡れたけれど、ツボ足ならたぶんムリ。

林道と交差。

今日のルートはずっと沢沿いなので、これまでのようなすっきりした登りは無い。おまけに天候もイマイチ。

10 時半に冷水小屋に到着。ブーツを脱ぐのが面倒なので中には入らず(入れない?)。

このあと傾斜が急な部分があっててこずったが、何とかスキーのままで這い上がる。

上に上がるに従って風が強くなって、視界も悪くなってきた。少しエネルギーを補給したいところだがこんな状況では止まりたくない。

昨日は前十勝で山頂までは行けなかったので、今日は何とか山頂を踏みたい。

あと少しと思ってからが意外に遠くて、12 時ちょっと過ぎにようやく札幌岳山頂(1293m)に到着した。

写真を撮ったら早々にシールを剥がして下る。しばらく下って風の当たらないところでおにぎりと和菓子を食べた。

狭い沢で雪も重く、昨日までの快適さに比べたら雲泥の差。わざわざ北海道まで来て来るようなコースではない。1ヶ月前ならどうだったのかわからないが。

午後1時半、登山口に戻ってきた。ずっと誰にも逢わず、他の車も無かった。

何とか山頂まで行けたのでほっとした。

これからニセコへ向かう。

まずは駅前の温泉、綺羅乃湯へ。

そしてスーパーで買い物をしてから道の駅のビュープラザへ行った。ここが今宵の宿。

ネットの情報によると随分魅力的な道の駅と紹介されていたが、正直それほどの違いは感じられなかった。

天気予報では明日は好天とのことだが、夕刻から激しい雨に襲われた。

前十勝

3/28(日)は吹上温泉から前十勝へ。今日も快晴。

*登りが赤、滑りが青。

7時過ぎ、ジャケットとヘルメットをザックに括りつけて、今日は十勝岳方面に向かう。

ちょっとしたアップダウンがあって、無人の観測局。

このあとルートを間違えて斜面を上がってしまったが、戻って沢を渡る。

朝が早いせいか誰もいない静かな正面尾根を登る。向こうには先日登った三段山

次第に傾斜が強くなってくる。実際はそれほどではないのだが、クラストしているので結構気を使う。おまけにクトーが外れないように気を使わなければならない。帰りの滑りに不安を感じる。

稜線の肩まで上がると上はハイマツになっていた。おまけに噴火口の噴煙が尾根の方向に流れている。

これ以上登っても滑ることはできないし、噴煙の中に入るのは心配なので、このあたり(1550m くらい)でお終いにすることにした。

ぐるっと見渡す。

不安を感じながら滑り始めたが、まぁ何とかなりそう。

少し下ると下の方にたくさんの登山者が見えた。

滑っていくとみんなこちらを注目している。大した腕ではないので本当はあまり見られなくないのだが、隠れる場所も無い。

中には手を振ってくれる人がいる。せっかくなので手を振り返していたら、ギャラリーの前で大転倒!! 流れ止めをしていたのに片足のスキーが外れてしまった。

たまたま近くにおられた方が拾ってくれた。やれやれ。

その後は快適だった。

沢を渡ってからのアップダウンはうっとうしかったが、9時 40 分、早くも吹上温泉に戻ってきた。

今日はこれから札幌に向かう。時間があるので下道で。

途中でラーメンを食べたりしながら札幌に到着して、まずは極楽湯へ。これって大阪にもある極楽湯?

その後、コインランドリーで洗濯した。

今日は札幌でグルメするつもり。すすきののコインパーキングに車を停めて、街に繰り出した。

居酒屋に入ったが、一人だと一品の分量が多いので、あまりたくさんの種類は食べられない。魚料理など3品でおなかいっぱいになった。

旭岳

3/27(土)は北海道最高峰の旭岳を目指す。

好天の土曜日なのできっと人が多いだろうと思って9時始発のロープウェイ山麓駅に8時過ぎに到着した。しかしすでにかなりの人と車。予想を超える混雑ぶりだ。

*赤が登り、青が滑り。

2便目のロープウェイで姿見駅に上がった。

準備を整えて、9時半に出発した。スキーヤーとスノーシューやツボ足の登山者が半々くらいだろうか。

20 分足らずで避難小屋。

噴火口からは噴煙が舞い上がっている。硫黄のにおいが漂ってくる。

稜線を辿るが、スキーだとクトーを履いていても苦労するような傾斜がしばしば出てくる。クラストしているので滑りやすいし、キックターンも簡単ではない。写真ではそんな風には見えないけれど。

結構、岩が出ていて、私の技術ではとてもこの稜線を滑ることはできない。

標高 2065m の標柱のところでここにスキーをデポすることにした。上部は岩も出ているし、どうせ滑れない。

アイゼンに履き替えて山頂を目指す。

あと少しで山頂。

11 時 45 分、北海道最高峰の旭岳山頂(2290.9m)に到着した。快晴無風。

360 度の絶景だが、どれが何山なのかまったくわからない。これは黒岳方面。

トムラウシ方面。

デポ地に戻って、おにぎりと和菓子でエネルギーを補給した。

登ってきた稜線は岩が出ていていやらしいので、横の斜面を滑る。

何とかロープウェイ姿見駅まで戻ってきた。

あとは山麓駅までコースを滑り降りる。一般的なスキー場のようなゲレンデにはなっていなくて、10m くらいの幅で整地されているだけ。横の非圧雪の斜面も滑れるが、初めてで地形がわからないのでコースを下まで滑った。

午後1時過ぎに山麓駅に戻ってきた。

ゆっくりと荷物を整理して、「森のゆ花神楽」へ。露天風呂から旭岳が望めるという素晴らしいロケーションだった。

このあとはまた富良野へ戻る。途中、スーパーで買い物をして、一昨日の駐車スペースを目指した。ナビを使わずに走っていたらいつの間にやら随分行き過ぎていて 10km ほど余計に走ってしまった。

三段山

3/26(金)はいよいよ北海道山スキーデビューの日。しかしながら朝起きた時は小雨がぱらついていた。

山は雪かもと期待してとにかく登山口の吹上温泉に向かう。いつの間にやら雨は止んで、路面には雪が出てきた。

曇り空の下、吹上温泉白銀荘に到着した。

*登りが赤、下りが青

準備を整えて、7時半に出発した。

1ヶ月前に新調したシールを初めて着けて、まともな山スキーは 10 年以上ぶりのぶっつけ本番。天気もすっきりしないので期待よりも不安感の方が大きい。

ガイドブックによるとここは初心者コースなので登りは何とかなると思うが、問題は滑り。二年前のようにならないことを祈るのみだ。

今日は三段山に向かう。トレースはいっぱいあって、迷うことは無いだろう。

ジャケットを着てヘルメットも装着して出発したが、ほどなく暑くなってきて、ジャケットを脱いでヘルメットもザックに付けた。

なだらかで広大な斜面が続く。十勝岳は雲に隠れている。

一人、黙々と登り続ける。

部分的に傾斜のきつい場所が出てきたのでクトー(スキーアイゼン)を装着した。

かなり先に先行者が二人見えた。山頂直下の稜線まであと少し。

稜線に登り上げたら山頂が見えた。先行した二人が山頂に見えた。

山頂手前にスキーをデポして、10 時ちょっと過ぎ、三段山(1748m)に到着した。初の北海道山スキーで何とか山頂まで到達できた。セルフタイマーで自撮り。

十勝岳の全貌は見えず。

さて、いよいよ問題の下り。ジャケットにヘルメット、流れ止めの完全装備。雪面は結構堅い。

傾斜がそれほどではないので何とか制御できている。しかし下るとともにガスが濃くなってきた。

風の当たらない場所で腰を下ろしておにぎり休憩にした。

下るにつれて雪質が非常に悪くなってきた。おそらく黄砂のせいだと思う。昨日の富良野スキー場の雪もひどかった。

雪質は悪かったけれど 11 時 13 分、思ったよりもすんなりと白銀荘まで下りてきた。

本当に久しぶりの山スキーで、しかも二年前の失敗の悪夢がまだ頭にこびりついている中、いきなりの北海道で本当にどうなることかと不安ばかりだったが、何とか予定の行程をクリアできてほっとした。

今日は夕方に旭川で人と会う予定があるので、旭川に向かう。

途中、美瑛の道の駅でコロッケ定食を食べた。おいしかった。

実は今日はホテルをとっている。前日の夜に楽天トラベルで予約したもので、一泊 4060 円なり。

旭川の駅は新幹線でも停まるのかと思うほど立派だった。

富良野スキー場

北海道初上陸2日目の 3/25(木)は予報通りどんよりした曇り空だった。

朝5時に起きてカップスープと惣菜パン、コーヒーで朝食をとって、6時前に富良野の向けて出発した。

道の駅ウトナイ胡の向こう側にはちらっと湖面が見えた。この写真には写っていないけれど。

今日はあまり天気が良くなさそうで、初北海道の実質初日でもあるので、足慣らしに富良野のスキー場で滑ることにした。

しばらく高速を走ってから国道を走る。周りの風景が本州とは随分違う。もちろん私は東北はほとんど知らないし、九州も実質的にマラソンでしか行ったことが無いので、それらの地方の自然がどんなものなのかは知らないのだが。

なだらかな大きな丘陵のような地形が至る所にあり、国道脇にシラカバ林が点在している。丘陵は今は雪に覆われているので無雪期はどうなっているのかわからないのだが、とにかく雄大な風景と言うしかない。

富良野スキー場には8時頃に着いた。8時半営業開始と思っていたが、実際には9時開始だった。

ロープウェイで上に上がる。このあたりに自衛隊の駐屯地があるのか、自衛隊のユニフォームを着て、古いタイプのウロコ板を持った隊員がたくさんいる。指導員というワッペンを着けているのでみんな上手なのだろうと思ったが、実は訓練だったようだ。それにしてもこの訓練はどういう実戦を想定しているのだろうか。

ひとまず下まで滑ってみる。そこそこ距離もあり、私にはちょうどいいくらいのレベルの斜面だが、途中のリフトが営業していないので下りるたびにロープウェイに乗らなければならない。つまりそのたびに板を脱がなければならないということ。

またタイミングによっては 10 分くらい待たされる。客は少ないのですぐに乗れるのだが、正直わずらわしい。

後日行く予定の十勝の山々は見えない。まぁ見えても山座同定はできないのだけれど。

ロープウェイの上にもう1本リフトがあって、斜面はそこそこ楽しいのだけれど、いかんせん短い。ただ、コースの横の非圧雪の樹林帯部分に入れるので、今後のためにそこに何度か入ってみた。

やはりと言うか、ゲレンデ斜面を滑っているようにはいかない。おまけに重い湿雪なのでなおさらのこと。しかもかなり黄砂が降っている模様。先行きに不安を感じる。

ゲレンデスキーに来た時は昼食はいつもカップ麺やおにぎりを持参して車に戻って食べているのだけれど、せっかく北海道まで来たので地元の食べ物を食べてみようと思っていた。

ゲレンデ下にラーメンの旗が立っていたのでそこへ行ってみたところ、何と営業していなかった。少し離れたところにプリンスホテルがあるが、いくら北海道まで来たとしてもそういうところへは行きたくない。

ロープウェイの上にレストランがあるので致し方なくそこへ行ってみる。うどんやカレーなどのありきたりのメニューしかなく、スパゲティミートソース 1200 円を注文したが、値段の割にはどうということもないシロモノだった。

昔の経験でスキー場のレストランのほとんどは高くてまずい(まずいと言うよりはいかにも業務用のパックを温めているだけ)という印象があって、そういうものに高い金を出して食べる気にならなかったのだが、残念ながらここも同様だった。

午後になるとさらに雪が緩んできて、まるで砂場を滑っているような状態になってきた。

3時半くらいでお終いにして、まずは富良野の温泉へ。街の銭湯という感じの風呂だった。

そして近くのスーパーで食料を買い出しして、道の駅白金ビルケに向かった。

白金ビルケまでは結構距離がある。しかし国道から分かれて少し行ったところにトイレのある駐車スペースがあった。どうせ道の駅で店に入るつもりは無いので、ここで十分だ。ただしトイレは閉鎖されていた。

明日は夕方に旭川で人に会う予定があるのだが、午前中は十勝の三段山へ行くつもり。ただ、天気予報はあまり芳しく無い。

北海道へ

長年の夢だった北海道での山スキーを実行する機会がようやくやってきた。

今冬はゲレンデ練習は 10 日以上行って、二年前の失敗を繰り返さないようにという準備はしてきた。

ゲレンデでの滑りは二年前よりはマシという感覚はあったが、山スキーは結局一度も試すことができなかった。長野のスキー場に行った時に試せるように道具だけは用意していったけれど、天候とスケジュールがうまく合わなくて、一度もシール 歩行をすることも無く今日まで来てしまった。

念願の北海道での山スキーという期待感と共に、大きな期待感と同じくらい大きな不安を抱えながらの出発となった。

3/23(火)夜に敦賀発苫小牧行きのフェリーに乗った。

フェリーは 20 代前半くらいの頃に四国へ行くために2回ほど乗った記憶がある。その頃はまだ本州とは橋では繋がっていなかったと思う。

それにしても 20 時間超は長い。仕方ないのだが。

私は中学生の時にユネスコ主催のツアーで日本返還前の沖縄に行ったことがある。これまでの人生でただ1回の沖縄経験である。

その時は京都から夜行列車で鹿児島まで行って、そこから船で那覇(たぶん?)に行った。どれくらいの時間がかかったのか、もはやまったく記憶に無いのだが、20 時間ということはなかったのではないかという気がする。

今回乗ったフェリーは本当に大きかった。

むかし乗ったフェリーは雑魚寝状態だったが、今回は一番安いクラスでもかつての夜行寝台車くらいのベッドは用意されている。

火曜日の夜というせいもあるのか、10 人くらい入れる部屋に私一人だった。

レストランは朝昼夜の食事時1時間だけしか営業していない。おおむねファミリーレストランレベルの値段と品質。高価なグリルもあるが、そんなものは眼中に無い。

航行中はほとんどネットは繋がらない。時間潰しの本を用意していったが、それにしても退屈。列車旅なら外の風景を眺めることもできるけれど、船では外は海。

高価なクルーズ船や高級列車での旅が富裕層には人気があるそうだが、私は到底そういうものを楽しむことはできない。

24 日(水)の夜8時半くらいに苫小牧に到着した。

まずはガソリン(軽油)を給油しようと思って、あらかじめ探しておいたガソリンスタンドをナビで行先設定したら、何と十数キロもある。そんなはずではなかったのだが・・・。

実は苫小牧にはフェリーターミナルがいくつかあって、当初想定していた苫小牧港からはずいぶん東に離れた場所に到着したのだった。

しばらく他にはまったく車の走っていない道を行って、ようやく苫小牧の市街に近くなってきて、予定のガソリンスタンドで給油してから近くの道の駅ウトナイ湖に車を停めた。

スキージャム勝山

3/15(月)〜16(火)は福井のスキージャム勝山へ行った。通称「ジャム勝」。

自分の滑りを確認するという目的は終わったので、近場で雪の多そうなところということでジャム勝にした。白山へ行く時に近くは何度も通っているけれど、スキー場に行くのは初めてだった。

15日の早朝に家を出た。高速の深夜割引を使うつもりで5時までに入れるように家を出た。

ところが福井北 IC で出る時の料金を見て「あれっ?」。後から確認したら深夜割引は深夜0時から4時まででした。

8時前にスキー場の駐車場に到着した。平日だというのにすでにそこそこの車が停まっている。

もっと雪が多いと思っていたが、一番下のゲレンデは部分的に地面が出ている。

グランドシニア(60歳以上)2日券(¥6,600)を買ってリフトに乗った。

結構長い。さらに上のリフトへ。このリフトも長い。

私のレベルにちょうどいいくらいの中級斜面で、ここを何本か滑ってからさらに上へ。

一番上は法恩寺山(1357m)の山頂のすぐ下で、ここからの眺めは素晴らしかった。

これは大日山?

真ん中が赤兎山で左が大長山。

遠方には白山。

ここから一番下まで滑ると 5000m 以上のロングコースらしい。確かにそれくらいの長さがあった。八方尾根のリーゼンと同じくらい?

駐車場の車は思いのほか多かったし、観光バスも何台か停まっていて団体客もそれなりに来ていたようだが、ゲレンデが広いせいか混雑感はまったく無かった。

温泉はゲレンデ下の施設にある法恩寺温泉「ささゆり」へ。いいお湯でした。

この日は駐車場で車中泊。

翌 16 日は予報通り朝からどんよりした曇り空。予報では天気が崩れるのは昼くらいからとのことだったが、10時くらいには小雨が降り出した。

雪ならまだしも雨では気力も出ない。

次第に本降りになってきたので昼前でお終いにした。ここのゲレンデは結構コースが長くて、前日からノンストップ滑降を何度も繰り返してきたので、すでにそこそこの満足感もあった。

先日の鹿島槍の時と同じパターンで、今日も時間があるので下道で帰ることにした。

白馬からに比べると距離は随分近くて、おまけに後半は通い慣れた国境からの道なので、さほど疲れも感じずに5時くらいには家に帰ることができた。

ジャム勝は初めてだったが、私にとっては今シーズン行ったスキー場の中では一番良かった。ちょうどいいくらいの斜面が多いし、リフトが長いので長く滑れる。来シーズンもぜひ来たいと思う。

鹿島槍スキー場

白馬3日目は当初は栂池から白馬乗鞍岳への山スキーを予定していたのだが、天候があまり良くなさそう。それに昨日の白馬コルチナの上部の雪質から考えると、すぐ近くの白馬乗鞍も同様の雪質の可能性が高い。

白馬乗鞍へ行ってあの雪質では悲惨なことになるので、今日もゲレンデスキー練習にした。

行き先は鹿島槍スキー場。ここも 30 年ほど前に何度か来た。その頃はこのあたりにさのさか、青木湖、鹿島槍と3つのスキー場があって、すべて繋がっていてサンアルピナという名称で、共通リフト券で滑ることができた。

しかし青木湖スキー場はどうもすでに消滅しているようで、鹿島槍だけ独立して存続していた。さのさかも残っているようだが。

木崎湖の南からぐるっと大回りして、30km 近く走らなければならなかった。

それにしても空いている。リフトも一部しか運行されていない。

ゲレンデ下にセントラルプラザという建物があって、その両側に斜面があるが、両方合わせても 100 人いるかいないかくらい。いくら平日とは言ってもこれでは経営は成り立たないだろう。コロナで外国人観光客がいないという打撃はあるにしても、それにしても閑散としている。

ゲレンデのことはもはやまったく記憶に無い。ゲレンデ上部からは鹿島槍ヶ岳の双耳峰が望めた。

が、予報通り次第に天気が悪くなってきた。昼頃からは下では小雨、上部は湿ったあられのようになってきた。おかげで雪質も悪化。

練習目的なので多少天気が悪くても構わないけれど、雪ならまだしも雨では気持ちが萎える。

リフト開始から滑っていたのでそこそこ満足感もあったので、午後1時くらいでもう終わることにした。

予定ではもう1日滑るつもりだったけれど、翌日も天気が悪そう。気分的にもちょっと疲れてきたので、もう帰ることにした。

大町温泉にでも寄って、高速で休みながら帰ろうと思ったが、ふと考えるとこの時間なら下道を走って、途中どこかで温泉、食事とすれば今日中に帰れるのではないかと思った。

ナビで調べてみると夜の 12 時くらいには帰れそうだ。

下道を3時間ほど走って、木曽福島の桟(かけはし)温泉へ。

ここは良かった。R19 から少し入った、ちょっとわかりにくい場所ではあるけれど、秘湯という雰囲気。ちょうど入った時に一人出てきて、出る時に一人入ってきて、実質貸し切りだった。

茶色いお湯で、浴槽は二つ。ただそのうちの一つは源泉がそのままで供給されていて、つまり水風呂。こんな風呂は初めて。

多治見のあたりの吉野家で夕食にして、12 時を少し過ぎた頃に無事に帰宅した。

家と白馬の間を下道で走ったのは初めてだと思う。随分昔は中央高速は伊那北までしか行っていなくて、そのあとずっと下道で白馬や志賀高原などに行ったことは何度もあるけれど、約 400km をずっと下道で走ったのはおそらく初めて。

正直、疲れました。もうやりたくない。

白馬コルチナスキー場

3/4(木)は初の白馬コルチナスキー場へ。

ゲレンデの真ん前にすごいホテルが・・・。

このスキー場は、一般的なスキー場では立入禁止になるような樹林帯のエリアが開放されている。あくまでも自己責任ということではあるけれど。

パウダーマニアに人気なのが「裏コル」と呼ばれるコースで、ゲレンデの最上部から白馬乗鞍スキー場の方向に滑っていく。

いきなりここに突っ込むのは危ないので、まずは林間コースからちょっとそれて新雪の残っている斜面に入ってみたが、とんでもない重い雪質でまったく制御不可能。

そんなわけで下の初心者向き緩斜面でひたすら練習に取り組んだ。

リフト最終まで滑って、姫川温泉・白馬ハイランドホテルの天神の湯へ。

スーパーで食材を買って、今夜もまたサンサンパークで一人宴会を楽しんだ。

八方尾根スキー場

先週はまた長野へスキーに行ってきた。

3/2(火)の夕方に家を出て、高速のパーキングで夜を明かして、まずは八方尾根スキー場へ。

スキーで八方に来るのは 30 年ぶりくらいだろうか。

ゲレンデに近くて無料ということで咲花(さっか)ゲレンデの駐車場に停めた。

ゴンドラ乗り場には遠いのでリフトを乗り継いで上部へ。

さすがに八方は大きい。菅平とは大違い。

八方に来た目的は、先日の菅平で果たせなかった、自分のフォームを撮影してもらうため。この日の午後に 30 分間の撮影を予約してきた。

無事、撮影が終了してからゲレンデの最上部まで上がった。

第1ケルンと白馬三山。左から鑓ヶ岳、杓子岳、そして白馬岳。

10 年以上前に白馬大雪渓を上がって、鑓ヶ岳からスキーで滑り降りた。ちょうどこの写真の鑓ヶ岳の左側の斜面を滑った。

パソコンのデータを探っていたらその時の動画が出てきた。この頃は山岳会の仲間と一緒に行っていた。

2008/5/18

こちらは鹿島槍ヶ岳と五竜岳。

そしてこのあと滑ったリーゼングラートの斜面。

八方に来たのならやはりリーゼンを全部滑らなければということで、写真撮影以外はノンストップで下まで滑った。ただし最下部はゴンドラに乗るために横にそれたが。

3時を過ぎると急に気温が下がってきて、雪面が堅くなってきた。八方のゲレンデは全般的に厳しい斜面が多いので、ムリをしてケガをしないように、3時半くらいでお終いにした。

温泉は「倉下の湯」へ。

入り口の自動販売機で入浴券を買って入るが、受け付けなどはなく、置いてあるカゴに券を入れて入る。

設備は古いけれど、お湯は茶色で温泉ぽいいい感じ。多分ずいぶん昔に来たことがあると思う。

その後、スーパーで食材を調達して、サンサンパーク白馬というトラックステーションのような場所に車を停めて、一人宴会にした。