今年2回目のライブは9月2日の Herbie Hancock になった。
Hancock は私のもっとも好きなジャズピアニストだが、これまで 10 回くらいは見ているし、年も年なので(74歳)、もういいかなと思ったのだが、バンドのメンバーを見ると何とドラムが Vinnie Colaiuta ではないか!!。
これは行くしかないということで、ネットで購入してセブンイレブンで発券してもらってきた。
すでに一般販売が始まって何日かたっていたので、後ろの方しか残っていないだろうと思っていた。座席番号を見るとC列となっていたので、最後列がA列なのだろうと思って、帰ってから会場の座席表を見たところ、何と前から3列目だった。横 38 席の 35 番なのでかなり端の方ではあるけれど、それほど大きくない会場なので(森ノ宮ピロティホール)、間近で見られそうだ。
ただ、おそらくピアノは左の方に配置されると思うので、Hancock はピアノの陰に入ってしまうかも知れない。しかし Colaiuta はしっかりと見られるだろう。
そんな話を嫁さんにしたら、『Herbie Hancock なんて誰も知らん!!』と一蹴されてしまった。
カテゴリー: 日記
おんたけウルトラトレイル公式結果
おんたけウルトラトレイルの公式結果が公開された。タイムは 14 時間 55 分 49 秒で、出走 881 名、完走 736 名中、317 位ということだった。60 歳台の方が私の前に3名おられた。
順位に対するこだわりはまったく無いが、特別な参加資格は必要無いとは言え、全国から実力者の集まるメジャーな大会でのこの結果には満足している。結果的には天候に恵まれたと思うし、再挑戦してもこのタイムを更新することは難しいと思う。
途中の経過は、第1関門(約33km)が 5:02:37 で 447 位。第2関門(約 65km)までが 4:46:29 で区間 389 位。第3関門(約 82km)までが 2:22:58 で区間 310 位。そして残りが 2:43:44 で区間 234 位とのことだった。
体感的には序盤をセーブしたつもりは無いし、中盤はやや弱気になった局面もあって、決してペースが上がったわけではない。たまたまペースダウンする人が多かっただけのことだ。ただ、そのせいで終盤にペースアップできる余裕が残せたのだと思う。
走っていて強く感じたのは、4月に奥熊野いだ天を走ったことで身体が 100km という距離を覚えていたことだ。キャノンボールは往復で 90km ほどあるが、片道を終えた所で少し休憩するし、鯖街道は一気に走りきるが 77km ほどしかない。やはり 100km を一気に走るというのはこれらとはかなり違うということは感じた。
今回はさらにトレイルで、林道ばかりで走れるコースとは言え、アップダウンは奥熊野いだ天以上、路面は非常に悪い。これがどのくらいのダメージになるかは走ってみないとわからないというところだったが、結果的には思ったほどはダメージは大きくなかった。
最後の 10km で思い切ったペースアップができたのも、奥熊野いだ天で一度 100km を完走した経験があったからだと思う。
さて次なる目標は来月末の志賀高原エクストリームトライアングルである。この大会は距離は 63km とそれほどではないものの、累積標高が 4700m あるというハードなコース設定になっている。キツさという意味ではおんたけウルトラトレイルより厳しいと思う。走れるパートは限られるだろう。
制限時間が 20 時間で、途中関門も2カ所あり、私のレベルでは関門時間も意識しておかなければならない。
今回が第1回なので、昨年公表の UTMF ポイント対象レースには含まれていないが、コースから考えれば今年は絶対に含まれるはずだ。少なくとも2ポイントにはなるはずで、完走できればおんたけウルトラトレイルの3ポイントと合わせて申し込み基準の4ポイントをクリアできる。
この大会に申し込んだのはこのポイントを得ることが最大の目的なので、タイムよりも確実に完走することを重視しようと思っている。
おんたけウルトラトレイルへ
いよいよおんたけウルトラトレイルが明日の深夜に迫ってきた。明日は昼前に出かけるつもり。早めに到着して、午前0時のスタートまでには少しでも睡眠を取っておきたい。
今年のメインイベントと言える大会なのだが、今週になってからどうも腰の調子が悪い。少し腰痛が出ている。走り出すと気にならないのだが、平静時に鈍痛がある。
実のところ、これには思い当たるフシがある。春先から時間をかけていた仕事が先月半ばでほぼ完了となって、今はかなりヒマな状態なのだ。
で、周囲の目が無いのをいいことに、昼間にしばしば居眠りをしている。座椅子に座ってうとうとするので、この体勢は腰には極めて悪い。腰にクッションを当てたりしているが、それでも腰への負担は少なくないと思われる。
そんなわけで今週は練習量をぐっと減らした。今日も完全休養日にしたので、少しはマシになったように思う。
参加者のリストが公開されたが、1000名少々のうち私より年長者は15人くらいだった。ロードのマラソンなら60台はまだまだたくさん見かけるが、トレイルの 100km となるとかなり限られてくるようだ。昨年の八ガ岳スーパートレイルも私より年長は10人くらいだった。
最初から制限時間ギリギリくらいを狙っていけば完走できると思うのだが、やはりそれでは自分自身が納得できない。4月の奥熊野いだ天の経験を思い出して、自分の限界に挑戦したいと思う。
頭突き、肘撃ち
私はかつて格闘技の大ファンだった。特に好きだったのは総合格闘技で、PRIDE が流行っていた頃はさいたまスーパーアリーナなどへ 10 回以上観戦に出かけた。
総合格闘技というのは主催者によってルールが様々で、公式の統一ルールというものは存在しない。できるだけ制限を少なくした方がおもしろくなる可能性が高いが、行き過ぎるとただのケンカの凄惨な試合になってしまうので、そのあたりのさじ加減が難しい。
立ち技の場合、タイ式キックボクシングでは肘撃ちがあるが、K-1 では禁止されていた。肘撃ちは出血を伴うケガにつながりやすいので、テレビ中継を想定していた K-1 ではそういうシーンを少なくするためのルール設定だった。
総合格闘技の本家本元の UFC(Ultimate Fighting Championship)は発足当初はほとんど何でもアリで、素手で殴り合う激しいルールだったが、次第に制限が増えてきて、現在では肘撃ちは許されているが、頭突きは禁止になっている。
PRIDE では肘撃ちも頭突きも禁止だったが、グラウンドポジションでの頭部への膝蹴りは許されていた。これは当初は禁止されていたが、途中から解禁されるようになって、その頃から当時スーパースターだった桜庭和志が勝てなくなってきた。
何でこんな話題になるかと言うと、このところテレビのニュースで頭突きや肘撃ちのシーンをしばしば見かけるからである。
それはサッカーのワールドカップ。
私はサッカーには興味は無いので試合を見ることは無いし、日本代表の結果にも感心は無いのだが、テレビのニュースではワールドカップのニュースが頻繁に出てくる。
それにしてもこれほど頻繁に反則が当たり前のように繰り返されるスポーツというのは他では見たことが無い。ほとんどのスポーツでは反則を犯すと明らかなデメリットが発生するのだが、何故かサッカーでは単にその場のボールの所有権が得られるだけで、犯した選手も平然とプレーを続けている。
もちろんひどいと退場になったりするのだが、ひどくなければ何度やっても構わないらしい。
こういう点に関して言えば、日本選手はクリーンに戦っているのではないかと感じる。
随分以前に、日本代表だった選手が引退後、新聞のコラムで『ファールが必要な場合もある』というようなことを発言して物議をかもしたことがあったように思うが、それがサッカーというスポーツの本質なのだろう。
もちろんどんなスポーツでも大金のからむトップクラスになれば見えにくい不正はいろいろと行われているとは思うが、サッカーはそれが特にひどいように感じる。
正々堂々と戦った結果が負けたということであったとしても、相手のユニフォームをつかんで倒して勝つよりもよほど値打ちがあると思う。
選手は最後まで精一杯のプレーをやってほしいと思う。
春季総体観戦、そして山田池ジョグ
今日は予定通り、枚方陸上競技場での春季総体の観戦に出かけた。
ますは一般女子と壮年男子の 3000m。クラブからは女性が一人と、男性が4人の参加。
予想通り、クラブの快足ランナーがスタートから飛び出して、やや失速しながらもそのまま独走でゴール。タイムは 10 分ちょっとのようで、本人にとっては不満足なタイムだっただろう。
5000m までは時間があるので山田池へジョグに出かける。
山田池ですぐにトイレに入って、さぁこれからと思った刹那、左膝に痛みが!!。しかししばらく歩いていると治まるということがわかっていたので、まずは水道の水でヒザを冷やして、数分歩いてからスロージョグを開始する。大丈夫だ。
日陰のあるコースを走っていたら、3000m を走ったうちの3人がダウンに来ているのに出会った。
3周ほど一緒に走って、彼らは競技場へ戻って行った。
私はその後も一人でキロ6分程度のジョグを続けて、3時半過ぎくらいに競技場に戻った。
絶妙のタイミングで 5000m が始まった。クラブからは快足ランナーが二人とベテランが一人参加している。
快足ランナーの一人が予想通り先頭グループにいるが、どういう訳が徐々に遅れてきた。おそらくトップでゴールするだろうと思っていたので、これは想定外。
先頭は高校生と大学生の二人のマッチレースで、クラブの二人の快足ランナーがその少し後ろでマッチレースという状態。
優勝タイムは 16 分少々というところだろうか。クラブの二人は 16’30” くらい。私には想像もつかないスピードだ。ちなみに私の 5000m のベストタイムは 17’55″。
快足ランナーの一人が少しダウンへ行くというので、まだ山田池へ行って半周回って、5時頃に家に帰ってきた。今日の走行距離は 27km ほど。練習ジョグでこんな距離を走ったのは久しぶりだ。
夜に風呂に入った後にいつも通り体重計に乗った。昨日、久しぶりに強い走りを少しやったせいか、50.1kg まで体重が落ちていたので、ひょっとしたら 50kg を切っているかも知れないと思ったら、何と 48.8kg。
ここまで落ちているとは思わなかった。
ニコニコペース教祖の福岡大学・田中宏暁教授の持論は、マラソンの記録向上のキーは体重を落とすことなのだが、私の経験では体重が落ちている時にいい結果が出たことは一度も無い。むしろ少し重いかなというくらいの時の方が最後までスタミナが持ったように思う。
若い女子選手では体重コントロールのために食事を制限して、生理不順などの体調不良に陥ることが少なくないようだが、一人一人にはそれぞれに適性な体重があるのだろうと思う。
私自身はもう少し体重を増やしたいと思って、このところしばらく 51kg くらいをキープしていて、もうちょっとという感じだったのだが、これはちょっと落ちすぎ。が、こういうのはすぐに戻るだろう。
細かい数字にあまり一喜一憂しないのが肝要ではないかと思う。
淀川市民マラソン
昨日、淀川市民マラソンの案内が送られてきた。今年はエントリーするつもりはなかったが、取りあえず案内だけはしばらく置いておこうと思っていた。
が、参加費のあまりの高騰に愕然として、すぐにゴミ箱行きにしてしまった。
ナンバーカード等の事前郵送だと何と 7,000 円!!。昨年がいくらだったのか正確には覚えていないが、間違い無く 1,000 円は値上がりしている。
昨今のランニング大会の参加費高騰には非常に不満を感じているが、淀川市民マラソンのような交通規制の必要の無い河川敷の大会、おまけに昨年は受け付けや荷物預かりに長い列ができて、お世辞にもスムーズな運営とは言えない大会が、なぜこれほど参加費を上げるのか、まったく理解できない。
もう淀川市民マラソンは二度とエントリーしないだろう。
だからという訳ではないが、6/29 に開催される『伊賀忍者武術大会マラニック山城編』にエントリーした。
おんたけウルトラトレイルまで2ヶ月ほど空くのが少し不安で、それまでにもう一度そこそこの距離の大会を走っておきたいと思っていた。
この大会は私のお気に入りの京和トライアスロンクラブ主催の大会で、だいたい参加者は 300 人程度。参加費も 3,500 円から 4,000 円で、だいたいはゴールに温泉があって、完走すると入浴券がもらえる。
このコースは以前に一度参加したことがあるが、その時は暑さにやられて終盤にかなりしんどい思いをさせられた。しかし今回もしっかり攻めてみたいと思っている。
鯖街道へ
これから小浜へ出かける。昨年は一緒に参加したクラブの人のテントに泊めてもらったが、今日は自分のテントを持参するので、荷物が多くなった。コンロを持って行くつもりだったが、止めることにした。
二日ほど前、朝の目覚ましジョグをやっていたところ、キャノンボール直前に襲った左膝痛とまったく同じ症状が突然現れた。また DNS かとがっかりしたが、昨日の朝夕のジョグでは大丈夫だったので、出場することにした。
右股関節の違和感も残っているし、このところずっと故障の不安を抱えながらの大会参加が続いている。
クラブに入ってから3年半ほどになる。この歳になってこんな練習をしてよく故障しないなと我ながら感心していたのだが、昨年末あたりからずっとどこかに不安を抱えた状態が続いている。
ただ、昔のようにロードレースで数秒にこだわるような走りをしているわけではないので、多少の痛みが出ても走ることさえできれば棄権は考えない。
今回も不安はやはり下りだ。根来坂峠からの下りは飛ばさないようにしよう。
明日は天気も良さそうなので、先月のウルトラと同様に完全に空身で走るつもり。
何とか故障が出ずに走りきれることだけを祈っている。
志賀エクストリームトライアングル
8/30 に開催される、モントレイル志賀高原エクストリームトライアングルにエントリーした。
今年はこれくらいのレベルのトレイルレースがいくつか新しく登場している。ただ、予想外にエントリーの出足は遅いようだ。
6月に開催される草津でのスパトレイルは3月末がエントリー期限だったが、数百人の定員に対して申し込みは定員を下回ったのではないかと思われる。
7月開催の『美ヶ原トレイル ラン&ウォーク in ながわ』は今年で4回目だが、まだエントリーできる。
ハセツネや富士登山競争のクリック競争、UTMF の抽選などに較べると、それ以外の大会はさほど混雑しているわけではなさそうだ。
志賀エクストリームも今年が第1回である。距離は 65km で、それほど長いレースではないが、累積標高差が 4700m ということで、アップダウンの厳しさはかなりのものだ。私レベルであれば走れるセクションは限られるだろう。制限時間が 20 時間ということなので、ハセツネのアップダウンをもっと厳しくしたようなレベルだろう。
先日、ようやくロードの 100km を完走したので、これまでの経歴で言えば心残りはトレイルの 100 マイルくらいだ。しかし国内でこれを実践しようとすると、実質的には UTMF しか無い。
八ガ岳スーパートレイルは中断になってしまったし、おんたけの 100 マイルは全コース林道で、この大会の 100km を 14 時間以内で完走した実績が無いとエントリーすらできない。今の私にはこれはかなり厳しいハードルだ。
となると、やはり UTMF を狙うしかない。
UTMF も年々エントリーのハードルが高くなってきて、それなりの実績が求められる。ポイントを取得できるレースは東日本が多く、関西からはかなり不便で費用もかかる。
今年はおんたけウルトラの 100km にエントリーしているので、これが完走できれば3ポイント。あと1ポイントでエントリー資格を得られるのだが、この志賀エクストリームでポイントを得られることを期待するしかない。
昨年、キャノンボールの往復を2回完走し、故障の練習不足で臨んだ先日の 100km も最後までしっかり走れたので、低いレベルであればかなり長時間動き続けることはできるようになってきたように思える。
しかし 100 マイルにチャレンジするならここ2〜3年くらいがタイムリミットではないかと感じている。
淀川スロージョグ、そして Jeff Beck
ちょうど1週間前の土曜日、キャノンボールの出場判断のために 1km ほど走って左膝の痛みが出て以来、久しぶりに走りに出かけた。昨日の夕方、近所を15分ほど超スロージョグして痛みが出なかったので、まだ若干の違和感は残っているが、ゆっくりならたぶん大丈夫だろうと思って、フラットな淀川へ行った。
4km ほど行ったあたりで知らない人に声を掛けられて、延々 30 分ほど話に付き合わされてしまったが、10km 少々を痛み無く走りきることができた。キロ6分より遅いくらいのペースだったが、無事に終われてほっとした。
そして夜は期待の Jeff Beck!!。会場は尼崎のあましんアルカイックホールというところで、フェスティバルホールのような大会場よりは一回り小さな会場。大きな期待感を持って出かけた。
6時の開演予定だったが、始まったのは6時15分くらい。1曲目は知らない曲で、ビート感あふれるがモノコードのシンプルな曲。以外と短い時間であっさり終わってしまった。
メンバーは Jeff Beck 以外はサイドギター、ベースの女性(Tal ではない)、ドラムのシンプルなカルテット。アンプや PA もかなりシンプル。
どうも安全運転という感じの演奏で、ソロも時間がわりと短め。もう少しソロを続ければ盛り上がるのに、というところで終わってしまう。ちょっと欲求不満気味。
1時間半ほどで一旦終わってしまって、お決まりのアンコールへ。
ここで想定外の Rollin’ and Tumblin’ !!。Cream 時代の Ginger Baker と Eric Clapton を彷彿させるような演奏で、一気に盛り上がる!!。待ってましたとばかりに会場から手拍子が始まったが、何とオモテの1拍3拍??。
どうもやりにくかったようで、ステージの上から大きな手振りでウラの2拍4拍にしようとしている。その後、会場からはオモテとウラの両方が混在するというとんでもない状況に??
ただ、Jeff Beck 本人はそんなことお構いなし、という感じで熱のこもった演奏を続けていた。
期待した Beck’s Bolero は聞かれず終い。8時前には終わってしまって、いささか拍子抜けという感じ。
悪くは無かったけれど、ちょっと期待感が大きすぎたかなというところだった。
しかし Jeff Beck はいつまでたっても若い!!。もちろん近くで見れば年相応(70 になるかならないか)だと思うが、演奏する音楽の質は前向きな姿勢を失っていない。
こういうタイプのミュージシャンは他には Miles Davis くらいしか知らない。
ミュージシャンというのは年を取ると円熟味が出てきて、どうしても無難な演奏になりがちだ。それはそれで味があるのだが、若い頃のアグレッシブさはもちろん失われている。
そういう演奏を聴くと、『やっぱり若い頃の方が良かったな』と感じることが多いのだが、年を経てもそういった円熟味とは無縁で、いつまでも新しいものを求め続けているのが Jeff Beck であり、かつての Miles Davis だった。
そういう姿勢のミュージシャンのプレイに生で触れることができたのは、非常に良かったと思う。
私もできる限り前向きの気持ちを持ち続けていたいと再認識した次第である。
キャノンボールは DNS
散々悩んだあげく、キャノンボールは棄権することにした。
天候のことはもちろんあったけれど、最大の理由は思いがけない故障!!
昨日の朝、いつもののんびりジョグをやっていたところ、終盤に近づいたあたりで突然左膝に強い痛みが出て、立ち止まってしまった。
このところの練習は質も量も低めだし、最近の練習で強い負荷を与えたのは日曜日のレペティションくらい。それももう数日前のことだ。その後はただのジョグしかやっていない。
走っている時に突然、どこかにちょっとした痛みが出ることはまれにあるが、ほとんどはしばらくすると何事も無かったかの様に消えてしまう。しかし今回の痛みは少し様子が違った。
しばらく歩いても痛みがあまり引かないし、痛みの質がそういう一時的なものとちょっと違う感じ。キャノンボールを直前にしてこういう事態はまったく想定していなかった。
その後は歩いて家に帰って、さっそくアイシングをしてケアに努めた。
夕方、おそるおそるスロージョグに出かけてみたところ、ほんの数分でまた同じ症状が!!
しかしまだキャノンボールを棄権するつもりはまったくなかった。
今朝のヒザの感触はどうも怪しげな感じ。走り出したら痛みが出てきそうだ。
それよりも天気予報によると今晩から明日にかけて、相当天気が荒れるとのこと。明日朝の予想天気図を見ると、二つ玉低気圧がちょうど近畿のあたりをはさんでいる。こんな時に山へ行くなんて自殺行為でしかない。
悪天候で大会が中止になるのではないかと思ったりしてみたが、どうも決行されるようだ。
やめておこうという気持ちと、こんな時に夜中に山を走るなんて、滅多にできることではないという興味もあったりして、なかなか決心がつかない。
午後3時頃、そろそろ最終決断が必要な時間になってきたので、少し走ってヒザの具合を見てみようと思った。
着替えもせずにそのままシューズだけ履いて出かけたところ、ほんの数分で昨日と同じ状態になってしまった。この瞬間、決心が付いた。多分登りは大丈夫だろうが、下りになったらすぐに痛みが出てくるだろう。
悲惨な状況になっても行動し続けるというトレーニングも必要かも知れないが、そうなるとわかっている所に飛び込んで行くというのもいかがなものかと思って、今回は諦めることにした。
明日は練習会も行かずにのんびりしようと思う。