東北へ

昨年から北海道へは3回行ったが、まだまだ何度も行きたいと思っている。その一方、東北地方も私にとってはほぼ未知のエリアで、こちらも近いうちにぜひ一度と思っていた。

どうせ行くならまだ雪の残っている季節に行きたいと思って、混雑するゴールデンウィークの前に行くことにした。この時期ならまだ山スキーもできるだろうと思った。

やはりフェリーを利用して車でということになるのだが、北海道と違って東北へのフェリーは週に一便しか運行されていない。月曜の朝に敦賀を出港する。

4/17(日)の講座はバス便の不便な行先だったので、家に帰り着いたのは夜の9時前だった。そのことは事前にわかっていたのでほとんどの準備は土曜日のうちに済ませておいたが、ふとんに入ったのは12時前だった。

気が張っていたのかあまりよく眠れないまま5時に起きて、朝食は取らずに5時半頃に家を出た。

マキノの道の駅でパンを食べて、到着定刻の8時半の少し前に敦賀のフェリーターミナルに無事到着した。これでようやく一安心。秋田行きのフェリーは週にこの一便しかないので乗り遅れる訳にはいかない。

予約時の様子ではずいぶん混んでいそうな感じだったが、実際のところは今回もかなり空いていた。定刻の9時半に出港して、海もおだやか。まぁ最初は敦賀湾内なので当然だが。大荒れの出発となった1月の北海道とはうって変わって上々の出だしだ。

フェリーでの時間のつぶし方にも慣れてきた。最安値よりもワンランク上にしているのでベッドにテレビが付いているし、本も2冊ばかり持ってきている。WiFiのつながるエリアではパソコンも使える。

夕食ではレストランでビールを飲んで、早々にベッドに寝転んだ。秋田には翌朝5時に到着の予定。

品谷山、廃村八丁

4/17(日)は講座で品谷山と廃村八丁へ行ってきた。以前このあたりを個人的に歩いたのはもう6年前だった。

京阪の出町柳駅に集合して、広河原行きのバスに2時間近く揺られてようやく登山口の菅原に到着した。

トイレが一つしかなく、歩き始めたのは10時過ぎだった。

集落の奥から登山道に入る。前回来た時は沢筋をそのまま詰めてしまって苦労した。

少し登るとイワウチワの群生が出てきた。

50分ほどしっかり登ってダンノ峠に到着。

今日はここから品谷山に向かう。

25分ほどの登りで稜線に出た。

ちょっとだけ残雪。

タムシバ?

この先で他の団体パーティが昼食をとっていた。

我々はもう少し先に進んでちょっとしたスペースで昼食にした。

昼食後、15分ほどで品谷山(880.7m)に到着した。

このあと廃村八丁に向かうが、しばらく倒木などでずいぶん道が荒れていた。

品谷山から20分少々で峠に到着した。

廃村八丁へ向けて沢筋を下る。

20分ほどで廃村八丁に到着した。前回個人的に来た時はこの沢が飛び石で渡れなくて、あきらめてジャバジャバと渡った。

時間があるので神社の跡に行ってみる。少し西に向かってから参道を上がる。

すでに完全に崩壊している。

さて、菅原に向かって戻る。沢を何度も渡りながら進む。

途中から急斜面を這い上がって四郎五郎峠へ。

八丁平から移転した同志社の新心荘。自然環境研究室と書かれているが、あまり利用されているようには見えない。

菅原まで下りてくるとこのあたりではまだ桜が満開。

その後、午後5時半過ぎのバスで出町柳に戻った。

保津峡から六丁峠、嵐山へ

4/6(水)は京都一周トレイルの講座で保津峡から六丁峠を越えて嵐山まで歩いてきた。

集合はJR山陰線保津峡駅。駅のホームから保津川を見下ろす。

落合への車道からの保津川。ちょうど桜が満開。

昼食のために清滝川と合流しているところの河原に下りる。

保津川下りは客足が回復しているもよう。

書物岩。ここから眺めるのは初めて。岩の層が本を重ねたように見えるとのことだがここからではよくわからない。船からだとよく見えるらしい。

六丁峠へ車道で上る。これはミツバツツジ。

六丁峠に到着した。

車道を下って鳥居本。これが愛宕山への一の鳥居。

二尊院。

小倉池。前回はハスがきれいだった。

嵐山の竹林。平日にもかかわらず観光客が多い。

亀山公園の展望場所からの桂川(保津川)。山腹に見える建物は大悲閣。

公園の中にある角倉了以像。

そして渡月橋へ。

観光客の混雑の中を抜けて阪急の嵐山駅で解散した。

深山

4/4(月)は講座で北摂の深山(みやま)へ行ってきた。以前に講座で行ったのはもう6年前のことになる。

亀岡からバスを乗り継いで土ヶ畑(どんがはた)へ。

9時頃にバス停を出発してしばらく車道を歩いて、20分ほどで登山道に入る。

登山道に入ってしばらくはゴルフ場のそばを登るが、ひと登りすると開けたススキ原に出る。

正面奥は愛宕山の稜線。その手前の右は半国山。

反対側には山頂のレーダー雨量観測所。

少し進むと車道に合流して、山頂(790.6m)へ。

山頂は深山神社。

南方、ずっと奥は六甲山系。

さらに30分足らず先に進んで、兵庫・大阪・京都の三府県境の船谷山へ。三角点は無いが標高 730m ということになっている。ここで昼食にした。

昼食後は「ささやまの森公園」に向けて下る。

これが蛇岩? このあたりは展望台とのことだが展望はほとんど無し。

さらに下ると公園の散策路に合流して、東屋でひと休み。

午後1時過ぎに公園の中心部に下りてきた。

ここからゴールのバス停までは 30 分ほどなのだが次のバスは4時半なので、ここで時間潰しをする。

私は「アカマツ林の散策路」へ入ってみた。

意外と登りが続いた。下ると山の池。

3時を過ぎてからバス停に向かって出発。八幡谷ダムのダム湖の横を行く。

4時頃に安口(はだかす)西のバス停に到着した。

バスに 30 分ほど揺られてJR園部駅に着いて、電車を乗り継いで帰宅した。

伊那佐山

3/20(日)は講座で奈良の伊那佐山(いなさやま)へ行ってきた。山名は知っていたが行くのは初めて。

近鉄の榛原駅に集合して、バスで高塚まで行った。バス停のそばから東側に伊那佐山が見える(右端)。

まずは近くの八咫烏神社にお参り。八咫烏は神武天皇を導いた伝説で有名だが、サッカーの日本代表のシンボルになってさらにポピュラーになった。

石段を登って拝殿へ。

さらに石段を登って本殿を横から覗く。

下道をしばらく南に向かってから登山道に入る。

ようやく山道へ。

古い道標。

天狗岩の展望場所から大峰方面を望む。右手の小さな突起は烏ノ塒屋山

昼前に伊那佐山の山頂(636.9m)に到着して、ここで昼食にした。

山頂から音羽三山。

稜線を辿って西谷(478.7m)の三角点。

ほどなく井足岳(いだにだけ、550m)に到着。

展望はまったく無く、榛原に向けて西側に下る。

25分くらいで下まで下りてきた。

宇太水分(うだみくまり)神社にお参り。水分神社はあっちこっちにある。

お次は墨坂神社。

境内には霊験あらたかな「波動水」が湧いています。この池のすぐ右に蛇口が設置されています。

3時前に榛原駅に戻ってきて解散した。

寒い一日でした。

栂ノ尾から保津峡

3/9(水)は京都一周トレイルの講座で栂ノ尾から保津峡まで歩いてきた。

集合は先月と同じく栂ノ尾のバス停。

高雄に向かって歩く。西明寺に寄り道。

車道を進んで、神護寺への参道。

車道が途切れて清滝川にかかる橋を渡る。

しばらくハイキング道を歩いてまた右岸に渡る。

これまではこの先の広場で昼食にしてきたのだが、今回は少しコースを変更したためにそのまま進んだ。しばらく歩いて月輪寺への林道に合流した。

表参道入口のケーブル駅跡で昼食にした。


表参道の二の鳥居。

橋を渡って、ここから京都一周トレイルは西山コースになる。

ちょっとした岩場の場所はいつの間にやらロープが設置されていた。

落合に到着。

今日はこの先、JR山陰線の保津峡駅に向かう。

トンネルを越えたところにある展望場所から保津川と清滝川の合流点を眺める。

ここからはずっと車道で、トロッコ列車の保津峡駅に立ち寄る。今日は運休日だった。

またトンネルを越えると左下に保津峡駅が見えてきた。

保津峡駅で解散した。

鳥見山公園

3/7(月)は講座で奈良の鳥見山公園へ行ってきた。ここは何年か前に講座で来た。この時は鳥見山に登ったが、今日は見晴台まで。

集合は近鉄の榛原駅。

しばらく車道を歩く。

ショートカットして山道へ。

15分ほどでまた車道に合流。

その後また山道に入って、鳥見山公園に到着。

トイレの横から見晴台に向かう。

見晴台から正面に金剛山、大和葛城山。

こちらは音羽三山とその左に龍門岳。その向こうは大峰。

公園まで戻って、しばらく東海自然歩道の車道を行く。

ちょっとルートをはずれて高龗(たかおかみ)神社で昼食。

拝殿の裏にまわると本殿が見える。

昼食後はまた東海自然歩道の山道に入る。30年ほど前に東海自然歩道を箕面から室生寺のあたりまで歩いたことがあるのでここを通っているのだが、まったく記憶にない。

ちょっと寄り道して高束城跡へ。

集落まで下りてきたら初瀬ダムが望めた。

石段を下るとまたもや別の高龗神社。

あとは車道で初瀬ダムへ。

長谷寺に向かう途中に見廻(みかえり)不動尊。空海の作とか。

そして長谷寺に到着。月曜日なので人はまばら。

一応ここで解散ということにしたが、長谷寺には誰も行かなかった。

その後、近鉄の長谷寺駅から帰宅した。

愛宕山

今年に入ってからなぜか愛宕山へ行きたいという気持ちが湧いていた。しかし自分の都合と天候がうまく合わず、なかなか実行に踏み切れなかった。

2/26(土)はようやくそのチャンス到来の日となった。

行くならこのルートと決めていた保津峡駅を 8:48 に出発した。

5分ほどで登山道に入る。

10 分ほど急登だが、その後はなだらかな気持ちのいい稜線歩きになる。この道は私有地なのか一般の登山地図には記載されていない。おかげで好天の休日でも静かな山歩きが楽しめる。

前方に愛宕山が見えてきた。

出発して 45 分ほどで荒神峠(こうしんとうげ、または長坂峠)。

このあとまた急登で、そのうちに雪が出てきた。

表参道に合流するとやはり多くの登山者と出会うようになった。水尾の別れでは道はすっかり雪に覆われていた。

石段(と言っても雪に覆われているが)を上がると黒門。

10時40分、出発して2時間足らずで神社の麓に着いた。神職の人たちのためか、石段の一部が除雪されている。

滑らないように注意して上がって、本殿にお参りした(924m)。

下りでは念のためにと思って持ってきたチェーンスパイクを装着した。助かった。

下りは月輪寺の方に向かう。

月輪寺には以前はいつ来たのかもはや記憶が無い。協力金 300 円となっているが、何の協力金?

本堂でしょう。

飼われているのかどうかよくわからないシカがうろうろしていた。

途中でおにぎり休憩をとって、神社から1時間少々で林道まで下りてきた。

林道を 25 分ほど歩いて表参道の登山口へ。

今日はこのあと嵯峨の方に向かう。清滝トンネルは一車線の狭いトンネルなので歩く時はいつも試峠(こころみ峠)を越えていたのだが、つい最近、このトンネルが京都では有名な心霊スポットだということを知った。

それならばということで「興味本位で立ち入らないようにして下さい」なんて警告もネットで見かけたが、ヤジ馬根性で突入することにした。

ワクワクしながら進んだが、幸か不幸か何も感じない。カーブに差し掛かったら出口が見えてきた。

10分足らずで嵐山側に出てしまった。何も起こらず残念だった。

その後、うっとうしい車道を避けて観光客の歩く道で嵯峨に向かった。コロナのせいか好天の土曜日なのに観光客はほんのわずかだった。これは清涼寺。

神立山

神立山(こうだちやま?)ってどこ? どうも生駒のようだけれど地図にはそんな山名は見当たらない。そんな山に 2/20(日)に講座で行ってきた。

近鉄奈良線の瓢箪山駅に集合してまずは商店街を歩く。

そして瓢箪山稲荷神社へ。

しばらく「らくらく登山道」を行く。

結構な登り坂で、大阪市内が見下ろせる。

出発して 40 分ほどでようやく山道に入る。沢筋で、ここもなかなかの急登が続く。

山道を 40 分ほど登って舗装道路に出た。

そこから 10 分ほどで勝手知ったる縦走路に出た。

展望台の広場で昼食。

ここは 10 回以上通っているがいつも素通りで、今回初めて上に上がった。てっぺんから生駒山山頂を望む。

こちらは大阪市内方面。後ろにうっすらと六甲山系。

しばらく縦走路を進んで、ほんの少し横にそれた丘に十三塚。こんなものがそばにあるのはまったく知らなかった。

十三峠のガードをくぐって服部川への道に入る。

この少し下で南側のヤブに突入する。いよいよ神立山へ。

ヤブをさまようこと 30 分ほどで、ようやく目的の神立山(462m)に到着した。

地形図を見ると確かに三角点がある。三等三角点で点名は経ヶ塚。電波塔はアマチュア無線の中継用。

下りはほんの5分ほどで車道に出た。


歩行者が歩いてはいけないスカイラインのガードレール脇を歩いて十三峠の展望台へ行った。展望台からの大阪市内。

引き返して十三峠へ。

今度は服部川への道を素直に下りて、水呑地蔵院。

ほどなく舗装路に下りて、玉祖(たまおや)神社。

ニワトリが放たれている。

大きなクスノキ。

そして本殿。

古墳を探したが見つからず、3時半頃に服部川駅に到着して解散した。

生駒の縦走路はもう全山縦走できる体力は無いと思うので、こういうコースを歩いてみるのも楽しいかなと思った。

栂尾から沢の池、鷹峯へ

2/9(水)は京都一周トレイルの講座で栂尾から鷹峯まで歩いてきた。バス便の関係でこの部分だけは逆向きに歩いている。

栂尾に集合してしばらく車道を歩く。なぜか京都駅からのバス代が市内均一区間の 230 円になっていた。

そして福ヶ谷林道に入る。

結構な登りの林道を 30 分ほど歩くと沢の池への登山道になる。

稜線に上がると展望箇所が一箇所だけある。奥は小塩山。その手前が嵐山から松尾山の山並み。

昼前に沢の池に到着してここで昼食にした。昨年は珍しい光景に出会えたのだが、今年はごく普通だった。

沢の池からはしばらく林道を歩く。元々はここから山道だったのだが、この先が近年崩壊したために昨年からコースが変更になった。今日はこちらへは行かない。

まだしばらく林道を歩いて。東海自然歩道と同じルートに入る。

いつもはこの先の峠を越えて千束に下りていたのだが、今日は本来の一周トレイルのルートを歩いて京見峠に向かう。

ちょっとしたアップダウンの道を 30 分ほど歩いて京見小屋。もちろん無人。

ここで一旦「はせがわ」へ行ってトイレ休憩。

また戻って、展望場所から京都市内を眺める。ずっと遠方は鷲峰山など。実は奈良の山まで見えていた。

無事、京見峠の車道に出た。

その後は先月と同じ道を辿って千束に下りてきた。

先月同様、ここで解散した。