雷鳥沢から劔沢、池ノ平へ

9/6(金)はいよいよ池ノ平に向かう。

6時にキャンプ場を出発。まずは目の前の雷鳥沢を別山乗越まで登る。標高差約500m。

振り返ると室堂と、向こうには薬師岳。

7時25分に別山乗越に到着した。劔御前小屋。

劔岳をバックに一枚。

一休みしてから劔沢を下る。絶景。

8時半に劔沢小屋に到着した。ン十年前に来た時はキャンプ場と山小屋はすぐそばだったように記憶しているのだが、小屋はキャンプ場から10分ほど下ったところだった。

小屋の前は絶好の展望場所。

さて、池ノ平に向かって劔沢を下る。

最初は左岸だったがしばらく下って右岸に移る。雪はまったく無し。

右岸の斜面の厳しいトレースを下る。鎖場やロープのオンパレード。

2時間以上下ってようやく雪渓に出た。

シモツケソウ。

劔沢小屋から3時間以上かかってようやく真砂沢ロッジに到着した。

個人的にはここでテント泊したいところだが、相棒が池ノ平小屋を予約しているので進まざるを得ない。

しばらく下って沢筋に出たところで河原で足をアイシングした。

スリリングな鎖のトラバース。

二股の吊り橋を渡る。

右手に近藤岩。

ここから標高差約500mの登り返し。急登が続いて、たまらず休み休み進んだ。

4時間ほどかかって何とか登り返して、池ノ平まであとわずか。八ツ峰の眺めが素晴らしいが楽しんでいる余裕はまったく無かった。

平の池。

池ノ平に到着したのは午後6時前だった。ほぼ12時間行動。

キャンプ場料金2000円にはびっくりした。

500ml、900円のビールを買って一息ついたが疲れすぎたせいか夕食はあまり食べられなかった。

夜の星空は素晴らしかった。

立山室堂から雷鳥沢へ

私は暑い季節が苦手だ。今年の酷暑にはすっかり気力をそがれて、もう2ヶ月近くまったく山へは行っていない。

ランニングクラブの仲間が3年前くらいから登山に目覚めていて、奥劔の池ノ平にぜひ行きたいと言われて、私もここは一度行ってみたいと思っていたところなので私にはめずらしく仲間と二人で出かけることになった。

9/5(木)はサンダーバードと北陸新幹線、そして富山地鉄を乗り継いで、ケーブルとバスで室堂に向かった。

富山駅の前では電車が走っていた。

富山地鉄では京阪電車の古い車両が再利用されていた。

今日の行程は室堂から雷鳥沢のキャンプ場まで。

ケーブルは予約開始の数時間後ですでに残席わずかとなっていたのに、なぜかさほど混んでいなかった。

午後2時過ぎに室堂を出発した。まぁまぁの天気。

雄山の山頂部は雲がかかっている。

みくりが池では雄山の雲が切れていた。

地獄谷の眺め。

雷鳥沢ヒュッテで温泉に入っていく。

ビールを飲んでから私はキャンプ場へ向かう。相棒はここでお泊まり。

息子が小学生の時にここで二日テント泊をした。20年ぶりくらいだろうか。

江文峠、薬王坂

7/10(水)は京都一周トレイルの講座で戸寺から江文峠、静原、薬王坂を歩いてきた。

集合は京都バスの戸寺のバス停。バス停のそばには味工房志野。

少し西へ行くと北に比良が見える。

大原の赤紫蘇。別の種と交配しないように厳重に管理されている。

江文神社に寄り道してトイレ休憩。

少し登ると江文峠の車道に出る。

金比羅大権現。

そして静原へ。

いつもの公園で昼食にした。

公園の横には静原神社。

静原を過ぎて薬王坂への上りに入る。

倒壊した板碑。以前は立っていたのだが強風で後ろの木が折れて、そのために倒れてしまった。

そして薬王坂に到着した。

いつもはこのあと竜王岳に寄り道するのだが、今日は天候が不安定でこのあとくずれる可能性があるので、寄り道せずに鞍馬へ下りた。

鞍馬では若狭街道を少し遡って、匠斎(しょうさい)庵に寄り道した。

そして鞍馬寺で解散した。

鞍馬駅はさほどの混雑ではなかった。

徳舜瞥山、ホロホロ山、支笏湖

6/29(土)はいよいよ最終日。早く帰ってしまおうと考えたりしたこともあったが、結局、最初の予定通りの行程になった。最後の方で天気が回復したのが幸いだった。

フェリーの出港は夜なのでほぼ丸一日の時間がある。しかし山へ行って万が一何かトラブルがあると大変なので、以前は最終日は山へは行かないようにしていたのだが、どうしても時間を持て余してしまうので、このところは半日コースへ行くようになった。

しかも今日は土曜日なのでヘタに観光地に行くと混雑に巻き込まれる可能性があるので、ウポポイなどは避けたかった。

選んだのは徳舜瞥(とくしゅんべつ)山とホロホロ山。地元ではポピュラーな山のようで、おそらく登山道も整備されているだろう。

ニセコから2時間くらいかかって登山口に到着した。好天の土曜日とあって駐車場はすでにかなりの車で埋まっていた。

徳舜瞥という山名の由来はアイヌ語で「トックシュンペツ」(アメマスの居る川)を意味する。

8時15分に駐車場を出発した。登山口が五合目。

いきなり岩のゴロゴロする道でがっかりしたが、ほんの数分で普通の登山道になった。

道はほどよくジグザグにつけられていて、9時40分にあっさり徳舜瞥山の山頂(1309m)に到着した。実は今回登ったニセコ周辺の山の中では一番高い。

羊蹄山。

恵庭岳と右に支笏湖。

東にはこれから向かうホロホロ山。

もっと人が多いかと思っていたが、それほどでもなかった。

アズマギク。

イワギキョウ。

タカネシオガマ。

なんかのスミレ?

徳舜瞥山からのしばらくの道はザレた急な下りで、本当ならポールを出したいところだったのだが、わずかな間だけなので何とかそのまま下った。

上りにさしかかると右側が切れ落ちたナイフリッジになった。右側は灌木が生えているので恐怖感はそれほどでもないが、もし足を滑らせたらこの灌木ではまず止まらないだろう。

最後はお決まりの岩岩。

10時15分、ホロホロ山の山頂(1322.3m)に到着した。徳舜瞥山より少しだけ高い。山名はアイヌ語の「ポロポロ・ペッ」(甚だ大きい川)に由来するとの説もあるが「甚だ大きい川」がどの川を指すのかは不明。

山頂からのパノラマ。

写真を撮ったら早々に引き返す。ナイフリッジを慎重に下って、最後の上り。

時間があるので徳舜瞥山で腰を下ろしてフルーツケーキを食べた。今日はおにぎりは持ってきていない。

一息ついたらあとは往路を淡々と下るだけ。

六合目に湧き水があるのは行きには気がつかなかった。冷たくておいしかった。

12時20分に駐車場に戻ってきた。

さて、片付けを済ませたら昨秋と同じく支笏湖へ。やはり好天の土曜日なので駐車場はかなり混んでいた。

まずは腹ごしらえ。ヒメマスの丼とソバのセットで1100円なり。ヒメマス丼はなかなか美味だったが、ヒメマスが4切れしかなくて物足りなかった。この値段ならこんなものかも。

いつものビジターセンターへ入って休憩所でWiFiサービスを利用して時間潰し。

支笏湖はこれまでにも何度か来ているのだが、こういうものがあるのはこれまで気がつかなかった。

明治から戦後あたりまで、苫小牧に工場のあった王子製紙が木材の搬出のためにこのあたりから苫小牧までの専用軽便鉄道(山線)を設置していて、一般客も乗ることができたらしい。ただし一般客は「事故が起こっても責任は取らない」という条件だったとか。

その時の鉄橋(山線鉄橋)がすぐそばに残されている。

橋を渡って向こう側へ行くと湖畔に下りることができる。そこからのパノラマ。

ホロホロ山も見えた。

時間を見計らっていつもの「なごみの湯」へ。今日は土曜日なのでお気に入りの平日割引セットは買えない。

2階の休憩室のソファでゆったりと時間を過ごしてからマックスバリュでビールやパンを買い込んで、フェリーターミナルに向かった。

目国内岳、岩内岳

6/28(金)は先日、目国内岳だけで終わったコースを再挑戦しようと思った。

長丁場になるので6時過ぎに新見峠の登山口に来た。今日は一番乗り。

6時20分に出発した。今日は最初からポールを出した。

昨日の雨のせいか道がぬかるんでいる。

雑草で足元が濡れるので雨具のパンツを着用した。

出発して45分ほどで前目国内岳(980.5m)。

岩の門を通過。

オトギリソウ。

チシマフウロ。

標識がかかっていたが判読不可能。

天候が回復してきて目国内岳の山頂部が望めた。

山頂はパスして先に進む。目国内から先に行くと道が荒れてきた。多分、歩く人が少ないのだろう。一部、濃いヤブ。雨具のパンツを脱がなくてよかった。

しばらく下りだが、倒木や大きな岩などで歩きにくい。またここに戻ってくるのかと思うと憂鬱になる。

40分ほど下るとパンケメクンナイ湿原が見えてきた。

ほどなく湿原に出た。桃源郷のような場所。ただし足元がぐちゅぐちゅなので要注意。

ハクサンチドリ。

パンケ目国内川の源頭の沼。

アヤメ。

ミヤマキンバイ。

湿原を越えて斜面を登ると岩内岳が見えてきた。もういらないだろうと思って雨具のパンツを脱いだ。

さらに進むとなぜかこのあたりだけササが刈られて道が整備されていた。

ようやく岩内岳への分岐まで来た。

あと少し。

10時4分、岩内岳山頂(1085m)に到着した。

足元には日本海。

山頂からのパノラマ。

雷電山方面。

目国内岳も心なしか遠く見える。

出発してから4時間弱。雷電山まで行くと往復であと3時間くらいはかかると思うので、ここを今日の最終到達地点にする。ゆっくりとおにぎり休憩。

カラマツソウ。

あの荒れた道は登り返しの方が歩きやすかった。

思ったよりすんなり戻ってこられたので目国内岳の山頂に寄っておく。

ここも山頂部は岩岩。

目国内岳山頂(1220m)。

岩内岳を振り返る。右奥。

前目国内岳でチョコバー休憩。

2時ちょっと過ぎに新見峠に戻ってきた。

今日も綺羅乃湯から倶知安のマックスバリュ、そしてニセコの道の駅というコースで今回の最後の夜を過ごした。

シャクナゲ岳、チセヌプリ

昨年の秋にこのあたりを周回したが、その時はシャクナゲ岳までは行かなかった。と言うか、行けなかった。

何となく宿題を残したままという感じだったので、それをすっきりさせてしまおうと思った。

6/27(木)はそこそこの好天で、8時前に神仙沼のレストハウスに到着した。すでに数台の車が停まっていた。

準備を整えて8時過ぎに出発した。

25分ほどで長沼。実は人工的に作られた貯水池。正面の左がチセヌプリで右がシャクナゲ岳。

登山地図には岸辺も道があると書いてあったので今年はそちらを歩いてみたいと思って眺めてみたが、そういう道は見当たらない。

昨年は確か沼の南端で岸辺に近づけるところがあったと記憶しているのだが、気づかないうちに上りになってきた。

出発して1時間ほどでチセヌプリとシャクナゲ岳の分岐のビーナスの丘へ。なぜビーナスの丘なのかまったくわからない。

しばらく平坦な道をシャクナゲ岳に向かう。ゼンティカ。

シャクナゲ沼に行く道からそれて山頂に向かう。昆布岳目国内岳もそうだったが、このあたりの山は山頂部分はだいたい岩山になっている。

山名からシャクナゲがあるのかと見回しながら登ったが、私の目にはシャクナゲは見当たらなかった。シャクナゲの葉は特徴的なので花オンチの私でもわかる。ちょっと調べたところでは昔はシャクナゲがあったらしい。

9時42分、シャクナゲ岳の山頂(1074m)に到着した。

手前からチセヌプリ、ニセコアンヌプリ、雲がかかった羊蹄山。

昆布岳。

真ん中に目国内岳。右に岩内岳。

せっかくなのでシャクナゲ沼に寄っておく。下山中、下に見えた。

分岐から数分程度だったけれど、沼に近づくと女性の声が聞こえてきた。

沼のそばに女性3人パーティが休憩していた。ビデオを撮りたかったけれど彼女らの声が入るので諦めた。後から考えたら音声を消せば良かったのだ。

さて、まだ時間があるのでチセヌプリにも登っておくことにする。

アカモノ。

これは何?

11時20分、チセヌプリ山頂(1134.2m)に到着。

シャクナゲ岳を見下ろす。

誰もいないので腰を下ろしておにぎり休憩にした。

スミレの何か?

チセヌプリスキー場への道は廃道。

ハクサンチドリ。

最後に時間潰しに神仙沼へ。昨秋は道路が閉鎖されていたので一般観光客は誰もいなかったが、今日は多少の観光客が訪れていた。

神仙沼。

名称の由来はこういうことだそうです。

ワタスゲ。

午後1時半、レストハウスに下山した。

今日は綺羅乃湯は開いていた。

昨日と同じく、倶知安のマックスバリュで買い物をしてからニセコの道の駅へ。

美瑛富士

6/25(火)は可もなく不可もなくという天気予報で、美瑛富士に向かうことにする。

十勝岳登山口の望岳台を6時半ちょっと前に出発した。

ちょっと先に標識の岩。

しばらく行くと白銀荘への分岐。

出発して40分ほどで十勝岳と美瑛岳との分岐。正面の稜線は2年前に歩いた

なんとかキンバイ?

イソツツジ。

天気が良くなってきた。

エゾノツガザクラ。

美瑛富士が見えた。このあたりは2年前に歩いた道。

エゾコザクラ。

ウコンウツギ。

ルンルン気分で歩いていたら突然、目の前に雪渓!!

結構、傾斜もあるし、滑り落ちたらタダでは済まない。もちろん、アイゼンは無し。また敗退かと一気に気分が落ち込んだ。

上部の状態はよくわからないのだが、横の斜面を眺めてみたところ、上に巻いているようなかすかな足跡が目に入った。わりと傾斜はあるけれど登れないほどの斜面ではない。ポールを出した。

灌木につかまったりしながら何とか向こう側に抜けることができた。しかし滑りやすい斜面でこれはこれでスリリングではあった。

チングルマ。

そしてシャクナゲ。

その後も何度か雪渓のトラバースがあったが、いずれも何とか渡ることができた。

そして沢を渡る。融雪期なので水量が多かったが、完全な水没までは至らずに渡ることができた。

このあとはしばらく急登。

そして美瑛岳と美瑛富士の分岐へ。2年前は美瑛岳からここに下りてきた。

美瑛富士に向かうためにはこの雪渓を渡らなければならないのだが、行くしかない。

その後も何度か雪の斜面を渡って、コルへのフラットな道になった。この頃から風が強くなってきた。

9時45分、ようやくコルに到着した。風が強かったので雨具のジャケットを羽織った。

縦走路は右の方に行くが、美瑛富士は正面を登る。

ガラガラの歩きにくい道だがジグザグにトレースがあるのでそれからはずれないようにひたすら登る。

このあたりから周囲はガスってほとんど視界が無くなってしまった。

10時12分、美瑛富士の山頂(1888m)に到着した。

展望も何も無いので早々に下山。

少し下りたら視界が開けてきて、振り返ったらチングルマのお花畑越しに山頂が見えた。

コルに戻ったら池塘が見えたのでちょっと行ってみた。

コルから少し下りて風の当たらないところで美瑛富士を眺めながらおにぎり休憩にした。腰を下ろすのは今日初めて。

例の雪渓のトラバースは安全第一で帰りも上を巻いた。

その後、天候が崩れてきて、本降りの雨になってきたので雨具の上下を羽織ったが、よくあることでほんの少ししたら止んでしまった。

十勝岳への道に合流する手前で雨具を脱いで、ポールをしまって、パンを食べた。

火山の礫の道は足元が不安定なので疲れる。ようやく登山口が見えてきた。

午後2時ちょうどに駐車場に戻ってきた。

風呂は近場の白金温泉へ。

「杖忘れの湯」という変わった名前の宿。こじんまりしたいい雰囲気ではあったけれど、露天もあるものの浴槽も洗い場も小さいので週末は避けた方が良さそう。

そして帰り道にあの「青い池」。陽がさしていないと青く見えないとのことだがうまい具合に晴れている。

ここも駐車料金500円で、アトサヌプリのようにいい場所がないか探ってみたけれどどうにも見当たらず、諦めて駐車場に入った。

平日にもかかわらずかなり混んでいた。ただし耳に入る言葉はほとんど中国語。台湾人かも知れないけれど。

なぜ青く見えるかというと、

その後、美瑛駅のそばの道の駅に行ってみたが思いのほか小さかったので、また昨日と同じビルケに停めた。

硫黄山敗退

今日(6/23)も天気はあまり良くないが雨ではないので硫黄山に向かうことにする。

未舗装路をカムイワッカ湯の滝に向かう。

2年前に来た時の駐車スペースに車を停めた。実は登山者用の駐車スペースは少し手前にあったようなのだが、よくわからずに通過した。

日曜日なので混んでいるかもと思ったが誰もいなかった。

このところ寒かったのでTシャツを一枚重ね着して、パンツも暖かいタイプをはいた。

林道通行許可証を箱に入れて、7時ちょっと過ぎに出発した。

このあたりは人よりもヒグマの方が多いと言われているエリアだが、実際はシカだらけ。

ほんの5分ほどで登山口へ。

いきなりの急登だが今日は大丈夫。

30分ほど上ると噴火の跡のような地形になってきた。

硫黄の採掘場所の跡。

噴火の跡。

一部、ずるずると滑りやすい場所があった。何で滑るのかよくわからない。

それにしても意外と暑い。標高が上がれば気温も下がってくるのではないかと思っていたが、曇天のせいかあまり気温も下がらず、たまらずTシャツを脱いだ。

このあと樹林帯に入った。

このあとしばらくは大きな石や倒木で歩きにくい道がしばらく続いた。

エゾイソツツジ。

しばらく下ったら沢に出た。

沢を少し上がったら雪が出てきた。ここでポールを出した。

エゾコザクラでしょう。北海道なのだから。

雪はすぐに消えて、しばらくナメ滝を巻いたりしながら登っていった。

しばらく上るとしっかりと雪の残った雪渓が現れた。

今回はアイゼンを持ってきていない。甘く見過ぎたようだ。

少し登ってみたがこれでは下りが危なすぎる。もし足を滑らせたらピッケルがなくては止められない。

ここで引き返すことにした。9時25分。標高1000mちょっと。

今日は日曜日なのできっと登ってくる人がたくさんいるだろうと思って、すれ違うたびに「敗退しました」と弁解するのは面倒だなぁと思ったが、結果的にすれ違ったのは1パーティだけだった。

最後の樹林帯は不気味だった。クマが現れそうな気配があって、声を出しながら下った。

11時18分に登山口まで下りてきたので、興味のあった知床林道へ行ってみることにした。実は末端の番屋まで一日かけて往復したいと思っていたのだが、時間があるので様子を見ておくことにした。

登山口でおにぎり休憩をとって、その後、数分で知床大橋へ。

オホーツク海は霧で見えない。

橋のすぐ先にがっちりしたゲートが設置されていた。

その気になればこれくらいのゲートなら越えられるが、そこまでするほどではないと思ってここで引き返した。この道はやはりオホーツク海が眺望できないと歩く価値がないと思う。

それにしてもこのあたりのシカの多さには驚いた。まるで動物園で自分が客のシカから眺められる動物になったような気分。

2年前に来た時はカムイワッカ湯の滝の中には入らなかったので、今回はどんなお湯なのか味わってみようと思ってサンダルで行ったところ、

結局、橋から眺めるだけで終わってしまった。また来ることはあるだろうか。

このあたりはスマホ圏外なので一旦ウトロの道の駅に戻って、天気予報などを見て今後の行程を考えた。

明日は雨で、その後もすっきりしない。昆布岳が晴れだった以降はもう4日間晴れ間無しで、明日も雨予報。天候が回復するのは週末あたりからという予報。梅雨の無い北海道に来ているのにまるで梅雨真っ只中という状態。

さすがに気持ちが萎えてきた。

こんな日が続くくらいならもう帰ってしまおうかという気持ちが湧いてきて、フェリーの混み具合を調べてみたところ、明日以降も空席がある模様。

それならと思って予約変更をしようとしたところ、満席で変更できないという返事が返ってきた。

詳しく調べると私が予約している半個室でカギのかかるタイプの部屋だけが満室になっている。明後日も同じ。

今の予約をキャンセルして別のタイプの部屋で新たに予約することはできそうだが、往復割引が適用されないなど料金面でかなり損をする。

そこまでやる気にはなれないので、いろいろと調べながら明日以降の行程を考えた。

目国内岳

6/20(木)は目国内(めくんない)岳から雷電山に向かう。ここは昨秋に行こうと思っていたが、すでに道路が冬季閉鎖になっていて登山口に辿りつけずに諦めたコース。

目国内岳の山名は目国内川の水源に位置することによるが、アイヌ語で「メクウンナイ」は「物の背後にある谷川」を意味する。

結構な距離があるので雷電山まで行けるかどうかはわからないが、往復コースなのでいつでも戻ることはできる。

登山口の新見峠に向かう途中で、昨日登った昆布岳を望む。

6時半過ぎに新見峠の駐車場に到着したが、すでに何台かの車が止まっていた。そのうちの1台の屋根にラジオが置かれていて、大きな音で放送が流れていた。左の車の屋根。

最初、迷惑な車だと思ったのだが、おそらく熊避けのためだったと思う。

小雨が降ってきたので雨具のジャケットを羽織って7時前に出発した。

登山口は駐車場のすぐそば。

少し進むと急登が出てきた。早くもポールの出番となったのだが、どうも身体が重い。昨日の下山時の脚筋疲労というのではなく、どうにも気持ちが乗ってこない。

一汗かいたら体調も戻るのではないかと期待したが、残念ながらそうはなってくれない。雨が本降りぽくなってきたので雨具のパンツを着用。

前目国内岳が見えてきた。

ゴゼンタチバナ。

出発して50分ほどで前目国内岳(980.5m)に到着した。雨が止んでいるので雨具を脱いだ。

このあと標高で100mほど下る。緩い下り。

エゾフウロ?、チシマフウロ?

目の前に目国内岳。

こういう花、山でよく見かけるけれど、いまだに何かわからない。セリ?

岩ノ門。

上りになると一段と身体が重い。今日は目国内岳だけでお終いにしようと思った。

ようやく山頂部が見えてきた。

最後は岩場を上がって、9時7分に目国内岳山頂(1220m)に到着した。

ニセコ連山と羊蹄山。

遠くに駒ヶ岳も見えていた。

駐車場はスマホが圏外なので前目国内岳で腰を下ろしてスマホで天気予報などをチェックして、この先の行程を考えた。

11時10分、登山口に下りてきた。

駐車場の車のラジオはなくなっていた。

このあとしばらく天気が良くない。山は楽しめそうにないので、山以外に予定していた訪問先を訪ねてみることにした。

内陸部を走ってもおもしろくないので、日本海側で留萌に向かうことにした。

小樽を通過したが、運河のあたりの人混みはすごかった。昨秋に来た時とは比較にならない大勢の観光客だった。

小樽の街をしばらく過ぎたあたりのラーメン店でチャーシュー麺を食べたが、チャーシューたっぷりで満腹になった。

増毛で「オーベルジュましけ」の「トロン温泉」という案内が目に入ったのでここに立ち寄ることにした。

留萌のマックスバリュで買い物をして、近くの道の駅に入った。

昆布岳

6/19(水)はニセコ郊外の昆布岳へ。

何ともかわいらしい山名だが、元々はアイヌ語の「トコンポ・ヌプリ」(小さなコブ山)から来ている。

確かに山頂部がコブのように突出している。

登山口に到着したら2台の車が来ていて、出発準備をしていた。

8時15分に最後尾で出発した。

ほどなく一合目の標識。

遠くから眺めた山容の通り、ゆるやかな上り道。

しばらく行くと先行の2パーティを追い越してしまった。おそらく今日の先頭だと思う。

1時間足らず登ると山頂部が見えた。

マイヅルソウ。

上りがきつくなってきた。

タカネシオガマ?

山頂に近づくと道がさらに厳しくなってきて、ロープの張ってあるところもあった。

10時7分、昆布岳の山頂(1044.9m)に到着した。

羊蹄山がど〜ん。

洞爺湖。

駒ヶ岳も見えていた。

パノラマ映像はこちら。

ひとしきり眺望を楽しんだら下山。

なだらかな下りになってからが想定外の難関だった。穏やかな道なので自然とスピードが出てしまって、制御できなくなってしまうのだ。

フラットな道なので横にカベのようなものもなく、何とか横の草地で止まろうとしても踏ん張り切れずにあえなく転倒!! というようなことを何度か繰り返しているうちにますます脚が踏ん張れなくなるという悪循環。

幸い、道端には岩などはなく、少し汚れたくらいでケガもなく下りてくることができた

11時45分に登山口に戻った時は脚筋はほぼ売り切れという状態だった。後から考えたらポールを使えば良かったのかも。

さて、今日はニセコに向かうのだが、その前に黄金温泉へ。一昨年の秋に一度訪れていて、その時の印象が非常に良かったのでぜひ再訪したいと思っていた。

しかしここはこぢんまりした風呂で、洗い場が二人分しかないので、週末には行く気にならない。

幸い、今日は水曜日なので空いているだろうと期待して行ったところ、案の定先客は二人だけで、ゆっくりと汗を流すことができた。

実はここに来たのはもう一つ目的があって、前回来た時に食べたカレーが安くておいしてくボリュームもたっぷりという三拍子整った優れものだったので、下山後も何も食べずにやってきた。

ところがそのカレーが無くなっていた。店に人によると昨年からやっていないとのこと。やめた理由は聞かなかったが、意外と手間がかかるのではないかと思われた。

時間があるので倶知安のマックスバリュへ行ってお気に入りのイオンブランドのプレミアムビールを買って、ニセコの道の駅に車を停めた。

ここはゴミ箱があるのがうれしい。私がこういう車中泊の旅を始めたのは4年くらい前からだが、その当時は道の駅はどこでもゴミ箱があったのだが、いつの間にやらほとんどの道の駅からゴミ箱が撤去されてしまった。今や自動販売機の空き缶さえ捨てるところが無いというところがほとんど。

最近は駅でもゴミ箱が減ってきていて、ここまで街中のゴミ箱が無くなると結果的にポイ捨てや不法投棄が増えてしまうのではないかという気がする。

高速道路のSAのゴミ箱はどこも満杯状態だが、結局あるところに集中することになってしまうのだ。

羊蹄山を眺めながらのんびりした。