昨日の登山教室は有馬の滝めぐりだった。氷瀑を期待したが、残念ながらつらら程度。しかし久しぶりの快晴で快適な一日だった。
朝9時に宝塚に集合して、バスで有馬へ向かう。蓬莱峡を経由する道は昨夏は台風の影響で通行止めになっていたが、まだ部分的に修復工事で片側通行になっている。
有馬の温泉街の少し手前で降りて、まずは瑞宝寺公園へ。
公園から登山道に向かうとさっそくロープで通行止め。このあたりの谷筋は昨夏の台風でかなり荒れたようで、この後も至る所で通行禁止の立て札を抜けて行くことになった。
筆屋道をたどって展望台で一服。
魚屋道(ととやみち)へ合流して、はっきりした登山道の無い射場山(690m)のピークを目指す。頂上も何も無い。
また魚屋道に戻って、炭屋道に出会う少し手前で昼食。
後半戦はいよいよ滝めぐりだが、さっそく通行止めの立て札。無視して紅葉谷に突入して、まずは白石滝。
白石谷を遡って行くが、道が大きく崩れている箇所が出てきて、スリングを張って通過する。
荒れた沢筋を登って次は百間滝。ほんのわずかにつららがかかっている。
すぐ近くには似位滝(にいたき)。
紅葉谷道へ這い上がる途中で百間滝の落ち口に立ち寄る。
紅葉谷道へ上がってからちょっと寄り道して七曲滝の落ち口へも行った。
これでこの日の予定はほぼすべて完了だが、実は下山予定の道も通行禁止になっていた。しかし踏み跡もしっかりあるので、ここも突入する。
車道に出るほんの手前で大きく崩れている箇所があって、手前のパーティがロープを張って下りていたが、我々は特に問題も無く通過できた。
3時半過ぎにロープウェイ駅に降り立って、解散となった。
せっかく有馬に来たので金の湯に入って帰ろうと思っていたが、このところは随分と混雑がひどいようで、特に土曜日の夕方だったので待ち時間30分とのこと。さすがにそこまではということで、みなさんのご贔屓というモンベル横の店でビールとちょっとした料理を楽しんで、満足して帰ってきた。
六甲は自分で行く時はまずほとんど縦走路しか行かないので、たまにこういう機会があると非常に楽しめる。ありがたいことだ。
カテゴリー: 登山
飯盛山、室池
今日は登山教室の随行で、四条畷の飯森山から室池を歩いてきた。
集合はJR四条畷駅。電車で行くと枚方市、河内磐船と2回の乗り換えがあってうっとうしいので、家から自転車で行くことにした。幸い、解散も四条畷駅なので、駐輪場に置いておけば良い。
9時半に集合して、まずは四条畷神社へ向かう。
そして神社でお参り。
ここから山道に入って飯盛山を目指す。頂上エリアには城跡が随所にある。
大阪市内はおおむね望めるが、どんよりした空気で六甲などの遠方は見えない。
11時過ぎに飯盛山へ到着。楠木政行の像が建っているが、何かわざとらしくて風情を感じられない。
山頂から少し下ると楠公寺。こちら側はここまで車道が来ている。
少し下って横道にそれると白龍大明神。
権現谷へ下って、権現の滝へ。
室池の西端の堰堤で昼食にした。すでに12時半を少しまわっていて、あたたかいカップラーメンがおいしかった。
しばらく進むと通い慣れた生駒の縦走路に出て、つい先週往復した道でまた室池の堰堤を渡る。
この後は蟹ヶ坂ハイキングコースで権現川の道に合流。
最後に御机(みつくえ)神社を参拝した。
どうも私は今年、厄年らしい。どうでもいいけど。
四条畷駅に戻って、無事解散。そして自転車で帰ってきた。厄年と言われると『事故をおこさないように』と多少は意識するので、そういう御利益はあるのかもと思った。
かつて自転車で転倒して鎖骨骨折した場所のすぐ近くを走ったので、同じ過ちを繰り返さないようにと思いながら帰ってきた。
それにしても寒い一日だった。
取立山山スキー
昨日は予定通り、取立山(とったてやま 1307m)へ山スキーに行ってきた。
このところしばしば事故が起こって、世間の注目を浴びている中高年のバックカントリースキーというやつ。我々も平均年齢 60 台半ばという、まさにその典型パーティだった。
しかも私は4年ぶりくらい。他の二人も最近はあまり行っていないということで、事故を起こしたら非難は免れない。
土曜日の夕方に二人で出発したが、高速では随所で雪。北陸自動車道に入ってからはチェーン規制になっており、翌日の天候が心配された。
夜は勝山のトラックステーションの東屋にテントを張って過ごした。夜間の雪はそれほどではなく、新雪は数センチというところ。しかしこのトラックステーションはこれまで何度も冬に夜を過ごしているが、このあたりでこれほどの積雪には出会ったことが無い。
翌早朝に草津を出発された方と合流して、登山口の東山いこいの森に向かう。除雪車がたくさん出動している。
うっかりといこいの森を通り過ぎてしまったが、不安だった登山口の駐車場は除雪されていた。到着時は車は一台も止まっていなかったが、我々が準備しているうちに単独行の方が一人やってきた。
久しぶりなので準備に手間取る。ビンディングの扱いもいざ本番になるとスムーズにはいかない。歩き出したのはもう8時に近かった。直近のトレースはまったく無い。
ほんの少し後からスタートされた単独行の方は随分慣れている感じで、ショートカットしてどんどん前に行かれた。ありがたくトレースをいただく。
林道のショートカットに入るあたりで先行者のトレースを離れて、少し前と思われるうっすらとしたトレースを追うことにした。
樹林帯で木の枝を掴んで這い上がったりしながら、上部の林道に合流。ここからまた林道をはずれて近道を行く。
天候は曇り。ようやく身体が暖まってきたが、少しでも止まると寒い。
しばらく行くとあの先行者と思われるトレースに出会った。またありがたくトレースをいただく。
急斜面をつづら折れに登って、上部の稜線に出てきた。視界は百メートルくらい。頂上は見えない。
1000m を越えると木もまばらになって、北からの冷たい風が吹き付ける。稜線の南側は雪庇になっているので、できるだけ樹林帯の際のあたりを進む。
風が強いので、先行者のトレースは所々消えてしまっている。
11時12分、ようやく頂上に到着した。頂上エリアはなだらかになっているのでどこが頂上なのかよくわからなかったが、後から gps を見ると少し行きすぎていたようだった。
シールを剥がして、不安な滑降のスタートだ。久しぶりでブーツに足が馴染まず、右足が当たって痛い。
ターンの感触がまったくわからず、とにかく変なこけかただけはしないように慎重に下る。
一度少し北の方へ行きすぎてしまったが、他の人の gps のおかげで元に戻って、広い稜線をゆっくり下る。
このあたりからスノーシューで登ってくる人たちにたくさん出会った。
最近、スノーシューがずいぶん流行っているそうで、雪山では中高年のスノーシューパーティがたくさんいるらしい。取立山は山スキーで何度も来ているが、これまでは山スキーヤー以外に出会ったことが無かったのだが、今日はスノーシューやツボ足の登山者ばかり。
私にはスノーシューが快適とは思えないのだが、実際のところはかなりの便利ツールらしい。
夏場に駐車場になっている台地まで下りて、腰を下ろして昼食にする。
ここでもトータル 10 人くらいの登山者に出会ったが、山スキーヤーはゼロだった。しかしもう 12 時だと言うのにこれから登って行く人が何人もいるというのはちょっと信じられない。
明らかに頂上までは行かずに下りてきている人たちも多かったので、最初から頂上まで行くつもりではないのかも知れないが。
おおむね登りと同じコースで、1時40分頃には駐車場まで下りてきた。
久しぶりの山スキーなので、リハビリモードということで取立山を選んだのだが、天候が今ひとつで予想外に厳しくなってしまった。それだけにそれなりの充実感も得られたのだが。
これなら結構早く帰れるかもと思って帰路についたのだが、どうも車の調子がおかしい。変にタイヤがぶれるのだ。雪道なので多少不安定なのは仕方ないが、これくらいの道ならそんなにぶれることは無いはずというぶれ方をする。
タイヤから伝わる地面の感触も異常に粗い感じなのだが、そんなに路面が荒れているようには見えない。
いつもタイヤ交換は自分でやっているので、ひょっとしたらボルトが緩んできているのかもと思ったりしたが、金属的な音は聞こえない。
高速に入る手前でもう一台の人にちょっと声をかけようと思って道路脇に避けて止まった瞬間、明らかに変な感触があった。
何と、左前のタイヤがバーストしていた!!。ちょうどスピードを緩めたタイミングだったので、事故につながるような事態にはならずに済んだ。
実はこのスタッドレスタイヤはもう8年ほど経っており、しかもここ3年ほどはずっと軒下に置きっぱなしでまったく使っていなかった。
多少は不安もあったのだが、近い距離の運転では特に違和感を感じなかったので、大丈夫だろうと思い込んでいたのだが、まさかこのタイミングでこうなるとは。
取りあえずスペアタイヤに交換。スペアタイヤでは高速には入れないのだが(この時はそのことを知らなかった)、とにかく高速に入る。ただし 80km くらいの低速走行。
一度コーヒーブレークで休憩して再出発したが、やはりタイヤの具合がちょっとおかしい。劣化しているのは4本全部なので、また他のタイヤが同じ状態になる危険性はかなり高い。
もうすでにスペアタイヤを使ってしまっているので、もう1本バーストしたらロードサービスにでも助けてもらうしかない。それよりもこのまま高速を走り続けるのは極めて危険と感じて、敦賀で下りることにした。
幸か不幸か敦賀の IC を出てから道を間違えて市内に入ってしまったので、もしオートバックスでもあれば思い切ってタイヤ交換してしまおうと思ったが、残念ながらそういう店は見あたらなかった。
ガソリンスタンドでもタイヤを売っているが、何となく高そうで躊躇する。
これから国境の峠に向けてしばらく雪道を走らなければならない。時々タイヤが不安定な動きになり、恐怖感に襲われる。
スピードが出せないので渋滞を引き起こしてしまうので、避けるスペースがあれば止まって後の車をやり過ごす。
何とか峠道は越えられたが、家まではまだ 100km ほどある。
湖西道路は片側1車線で、追い越しスペースがあまり無いので、ここには入らずに下道を時速 50km でとろとろ進む。
和迩や堅田で店の多いあたりで注意して見たが、タイヤ交換できそうな店は見あたらない。緊張感で胸が張り裂けそうだ。
ついに大津まで戻ってきた。あまり店の無いあたりを走っていたところ、たまたま右側にタイヤショップが開いているのを見つけた。これはもう行くしかないと思って、Uターンして店に入った。
事情を話したところ、店にある在庫で4本交換すると 15 万円とのこと。一瞬、愕然としたが、もはや背に腹は代えられない。いま使っているブリジストンの同じようなモデルで、これを買った時もホイールを入れて 20 万円ほどした記憶があるので、ぼったくりということではないだろう。
20 分ほどですばやく交換してくれた。これまでの人生で最大の緊張感と思われる状態から解放されて、生き返った気になった。
よく福井からここまでスペアタイヤで走ってきたなと感心されたが、事故を起こさずに済んだのは何よりの幸運だった。もっと大金をドブに捨てるような事態になりかねない危険性は非常に高かったので、本当に運が良かったと思う。
昨秋に白山で古いプラスティックブーツが崩壊したが、やはり命に関わるような道具は古いものに未練を持ってはいけないということを痛感した。
あのタイヤが不安定な動きになる感触は、なかなか忘れることはできないだろうと思う。
貴船山、芹生、旧花脊峠、鞍馬山周回
久しぶりに雪の山道を歩いてみたいと思って、手頃なコースがないかと京都北山の新しい登山地図を買って眺めていた。
そこで思いついたのがこのコース。
叡山電鉄の二ノ瀬駅をスタートして、二ノ瀬ユリを辿って滝谷峠へ。さらに稜線を芹生峠まで行って、車道で一旦芹生へ下って、林道を登り返して旧花脊峠へ。ここから稜線伝いに鞍馬山を経由して貴船口駅までというもの。
二ノ瀬ユリや滝谷峠は中学、高校の頃に何度か歩いているが、もう 40 年以上前のことで、実質的には初めてのコースと言ってもいいくらいだ。
二ノ瀬駅で下車したのは私だけ。
電車の中にワカンを持った人がいたので、そんなに雪があるのかとちょっとおどろいたが、このあたりはまだ雪はまったく無い。
8時 15 分にスタートして、線路を渡ってすぐに右に折れて、ユリ道に入った。
適度な登りがずっと続くので非常に歩きやすい。さすがに無雪期のこのあたりのハイキングの人気ルートだ。気分が良くて思わず歓声が出る。
標高が 500m を越えるとちらほらと雪が出てきた。
40 分ほど行くと樋ノ水峠への分かれに来た。地形図の道よりは少し手前だが、道標はしっかりしている。
貴船山へ登るにはユリ道から少しそれなければならないので、道標に従って樋ノ水峠へ向かう。
少し行くと樋ノ水峠に到着。ここからはほぼ北に向かって貴船山を目指す。
踏み跡は少ししか無いが、古いテープを頼りに貴船山(699.8m)に到着した。スタートして1時間少々。
このあたりの道は登山地図と地形図で異なっていて、実際にどうなっているのかは歩いてみないとわからない。
登山地図には無いが、地形図には樋ノ水峠に戻らずにユリ道に合流できる道が書かれているので、その方向へ進んでみた。案の定、古いテープを発見。
このあたりまで来ると足元はかなり雪に覆われていて道がわかりにくいが、かすかな踏み跡もある。
テープに導かれて地形図の貴船山(716m)のすぐ手前でユリ道に合流した。
地形図の貴船山は石が積まれているだけ。
このあたりまで来ると足元はほぼ完全に雪。
天気は期待したほどの晴れにはならないが、おかげで汗をかかずに快調に歩ける。
展望も無いので淡々と進んで、9時 55 分に滝谷峠に到着した。
ここから芹生峠へは地形図には道が無いが、かなり新しい踏み跡が延びていた。単独行のように見える。
ジャンクションピークでジェルを補給。
芹生峠には 10 時 33 分に到着した。
ここから旧花脊峠へ稜線伝いに道が無いかと期待していたが、それらしい道は見あたらない。無雪期なら強引に稜線伝いに行くこともできるかも知れないが、今日のコンディションだと結構なラッセルを強いられそうなので、無難に車道で芹生に下りることにした。
芹生の里は京北十景ということになっているらしい。
人の気配はまったく無し。
旧花脊峠への林道は期待に反して除雪されていなかった。
最初のうちは何日か前のトレースが残っていたが、このトレースは登山者ではなくて仕事の人のものだったようで、途中で横にそれてしまっていた。そこからは想定外の単独ラッセル!!。
中途半端な堅さの雪で、表面は少し堅いものの、体重をかけると足がもぐる。おおむねスネくらいの深さで、一歩一歩力を入れて歩かなければならない。泣きたい気分だが、山深いのでエスケープしてバス道に出ることもできない。
朝、電車で見かけたワカンを持った人は、どこかでこういう道を歩いているのだろうか。スキーなら何の問題も無く歩ける道なのだが。
足跡はウサギだけ。
自分で選んだ道なので仕方ない。小一時間のアルバイトで、ようやく旧花脊峠へ到着した。
11 時 55 分。今日初めて腰を下ろしてあたたかいお茶を飲んで、おにぎりを食べる。
合流した道にはトレースが残っていたので、ほっとした。
10 分ほどの休憩で腰を上げる。
ここからの予定ルートは登山地図には道が書かれていない。しかし少なくとも鞍馬までは道があるはずだ。
林道で鞍馬の車道に向かう道を分けて、稜線伝いに行く方向を見ると、何と通行禁止の看板が出ている。
しかしこんなものは無視して行くしかない。トレースも残っている。
まるでハイウェイのような立派な道だ。
なぜ通行禁止なのかさっぱりわからない。
今日のコースはほとんど展望が無いが、比叡山が望める場所があった。
無雪期ならつまらなさそうな単調な道を南下して、13 時 15 分に鞍馬山(584m)へ到着した。
さらに下ると祠と池。
さらに下ると貴船と鞍馬を結ぶ道に合流した。今日、初めて人に出会った。
ここからは登山地図にも地形図にも無い道を行く予定。かつてはあったはずで、稜線伝いに貴船口駅へ向かう。
まず南へ向かうと大杉権現社。
しかしここから先がわからない。一度は参道を周回してしまった。
gps で方向を見当をつけて、柵をまたいで踏み跡らしき道を下る。もはや廃道状態だ。
しばらく行くと本来のルートから西にはずれてきた。
ちょっとうろうろしてみたがそれらしい踏み跡はまったく見あたらず、戻るのもシャクなので、どうせ貴船川のどこかに下りるだろうと適当に下った。
スギの植林で、随分昔に伐採されてそのまま放置されて、コケまみれになっている木がたくさんある。かつては人の手が入っていたはずだ。
徐々に傾斜が急になって、慎重に下ったら、貴船川の川岸に降り立った。
対岸は車道だが、問題はどこで川を渡るか。このあたりに橋は無いので、適当な渡渉地点を見つけて渡るしかない。
少しうろうろして、最後は覚悟を決めて流れの中を強行突破することにした。なまじ石を飛んでなんてことをやろうとすると、転倒して全身ずぶ濡れになりかねない。
流れが浅そうな場所を選んで、ばしゃばしゃと渡った。
ずいぶん貴船寄りに下りてしまったようで、料理旅館の前を通って車道をすたこらと歩き、2時半に貴船口駅にゴールした。
ここから鞍馬へ向かう道が残っているのかどうか確認したかったが、ちょうど電車の時間がせまっていたので、早く帰ることにした。
無事終わってみれば、旧花脊峠へのラッセルも貴重な体験だった。おそらくあれのおかげで今日の山行は長く記憶に残ることになるだろう。
この時期に北山を歩くのはいつ以来か思い出せないくらいだが、楽しくて充実した一日だった。
音羽山
今日は登山教室の随行で、京都と滋賀の県境にある音羽山へ行ってきた。
コースの前半は東海自然歩道で、ずいぶん以前に一度通ったことがあるのだが、もはやまったく記憶は残っていなかった。
スタートは京津線の大谷駅。旧東海道を少し歩くと蝉丸神社。少し小雨がぱらついてきた。
もう少し行くと逢坂の関の跡。
ここで1号線を渡って、東海自然歩道へ合流する。1号線を渡る歩道橋は一昨年の台風の影響で渡れなくなっているらしい。
ここから音羽山までの道のりはなかなか登りごたえのある道が続く。階段が多くていささかうんざりする。
不安定な天候で気温も低く、薄いジャケットを上に羽織って歩く。部分的に雪の残っている場所もある。
歩き出して2時間ほどで音羽山(593m)の山頂へ到着。
朝よりは少し展望が開けてきて、京都市内と西山方面が望める。
北東方向はびわ湖。比叡山や比良はガスがかかって見えない。
ここには第二次大戦の時に高射砲の砲台があったそうで、台座の一部が今も残っている。
昼食を取って、少し南下してから東海自然歩道と分かれて牛尾観音へ向かう。
この本堂のすぐ下の斜面は一昨年の台風で崩壊していて、大きくえぐられている。
音羽川も濁流のなごりがまだいたるところに残っている。
音羽川沿いに車道を下って行くと、音羽の滝。
そして蛙岩。
そのあとは白石神社を参拝。
本殿横にはご神体の巨岩が。
この巨岩を持ち去ろうとした輩がいたようで、岩の上部にはいくつか穴があいている。
名神高速をくぐって追分へ。追分は髭茶屋追分もしくは山科追分とも呼ばれて、東海道と大津街道(伏見街道)の分かれになっている。
ここには石の道標が建っていたのだが、近年、車の追突で折れたそうで(当て逃げ)、今は無くなっている。
また旧東海道を少し歩いて、北に分かれて京津線の追分駅にゴールとなった。
さすがに大寒で寒い日だったが、牛尾観音までは山道らしい山道を歩けて、楽しい一日だった。
稲荷山から深草トレイル
今日は登山教室の随行で京都の稲荷山から深草トレイルを歩いてきた。寒かったが、好天で展望も素晴らしかった。
JR稲荷駅に集合して、まずは伏見稲荷大社へ。私にとっては今年の初詣。
四ツ辻で京都市内を展望する。
そして稲荷山山頂の一ノ峰を参拝。
ここから南の大岩方面へ向かうが、ちょっと寄り道して二谷山(239m)で少し早めの昼食。
ここから深草トレイル(京都一周トレイル)を辿って、神社やら、
竹林やら、
を通って、名神高速をくぐって大岩神社へ向かう。
大岩神社には堂本印象画伯が寄進した大鳥居。
結核に御利益があるとのことで、昔は随分賑わったそうだが、昨今はかなり寂れている模様。あまり手入れが行き届いていない感じだ。
大岩の展望台からは大阪のあべのハルカスもはっきり見える。
愛宕方面は朝はかなり白くなっていたが、表面の雪はほとんどとけている感じ。
展望台のすぐ下には大きなソーラー発電設備が建設されていた。
あとはずっと住宅街と公園を歩いて伏見桃山城へ。
JR桃山駅で解散して、私は京阪の伏見桃山駅まで歩いて帰ってきた。
伏見稲荷をはずれてからはまったく歩いたことの無いコースだったので、それなりに新鮮で楽しむことができた一日だった。
明智越え、高瀬山
今日は登山教室の随行で、亀岡から明智越え、高瀬山へ行ってきた。
日曜日は初心者向きのコースなので朝もゆっくりで、亀岡駅をスタートしたのは9時40分くらいだった。天気も良くて暖かくなりそう。
しばらく車道を歩いて、いよいよ山道へ。
しっかりした道標に導かれてのんびり歩く。
旧跡のような場所には案内板が設置されている。ここは峰の堂(むねんどう)。
見晴らしの良い場所で昼食。京都市内も望める。
水尾へ向かう道から分かれて、少し行くと高瀬山(341m)。三角点があるが、山の頂上という感じはしない。
このあとは尾根を忠実に南下して、保津川左岸の車道に出た。
昼頃から寒くなってきたが、3時前には保津峡駅に到着した。
これで今年の登山教室はすべて終了となった。
雪彦山
今日は登山教室の随行で播州の雪彦山へ行ってきた。かつてクライミングをやっていた頃は何度も通った山だが、一般ルートを歩くのは初めてだった。
7時半に京都を出発して、歩き始めたのは10時過ぎ。少し登るとかつて足跡を残した不行岳や地蔵岳が望めた。
登山道は思いのほか岩場が多い。
狭い隙間をずりずりとすり抜けながら、ちょうど12時頃に大天井岳に到着して昼食。
ここからはほぼ歩きやすい道で、1時15分に雪彦山三角点に到着。このあたりから雪がちらついてきた。
展望台の鉾立山ではほとんど展望がきかずに残念。
夢前川の源流に入るとナメ滝が次々と現れる。
最後は展望台へちょっと寄り道。
昔はここから地蔵や不行の正面が眺められたような記憶があるのだが、スギの木に邪魔されて地蔵は見えず。
3時40分頃、予定のルートを完徒して登山口に戻ってきた。
最後におまけでバスを停めてもらって岩場を振り返る。
なつかしの岩場を前にして、またあの気持ちが蘇ったりすると困るなと思っていたが、幸いなことにそういう気持ちにはならなかった。
このあたりの家はもうすべて空き家になっているようで、かつてはいつも下山後にビールを買っていた店ももう営業していなかった。
あの頃は遠い昔のことになってしまったという気持ちと、それでもいまだに山を続けているという気持ちが交錯して、不思議な感覚の一日だった。
三草山、多田銀銅山跡
昨日は登山教室の随行で、北摂の三草山、そして多田銀銅山跡を歩いてきた。
今日のコースは午前中は三草山の登山、午後はハイキングというメニューで、気分的には楽だ。本当はこういう時こそ注意が必要なのだが、天気も良いのでどうしても気持ちが緩む。
いつものように京都駅からバスで、亀岡経由で三草山登山口の長谷へ向かう。このあたりは日本の棚田百選に選ばれているとか。
登山口にあたる慈眼寺のそばで準備をしていたら、近所の人であろうお年寄りが三草山の歴史などを蕩々と解説してくれた。
予備知識をたっぷり入れて(私は半分くらいしか聞いていなかったが)出発。
ゼフィルスの森を通って1時間ほどで三草山(564m)に到着。頂上からの眺めは素晴らしい。
大阪市内はあべのハルカスや南港のATCなどが見える(携帯のカメラでは識別できないが)。
六甲もほぼ全景が眺められる。
下山は西の方へ。サイノカミ峠は8本の道が交差している。
南の方へ下りて、稲が刈られた後のような棚田で昼食。
そのすぐ下までバスが来てくれて、次の目的地の多田銀銅山跡へのハイキング道へ向かう。
途中で猪名川の屏風岩に立ち寄る。
かつては名勝だったようだが、今は訪れる人もあまりいないようだ。
後半戦は、南田原から多田銀銅山跡を目指す。途中、『ずり(採掘された残石が捨てられたところ)』で落ち穂拾いに励む。
私の収穫は孔雀石。
多田銀銅山跡を一通りめぐる。
立派な神社も残っている。
最後は『多田銀銅山悠久の館』で展示物を見学。係の女性が丁寧に説明してくれた。
ここは奈良の大仏のための銅を寄進したという伝承があるくらい古くから採掘されていた鉱山で、そういう時代にどうやって鉱脈を見つけていたのか不思議だったが、鉱脈のある地上は植生が独特だそうで、そういう場所にしか生えない植物、そういう植物にしか卵を産まない蝶などがあるそうで、それらを見つける専門の人たち(ヤマ師?)がいたとのこと。
文化度の低い私にはなかなか貴重な一日だった。
東山トレイル引率
某旅行会社の京都東山トレイルツアーの引率に行ってきた。少し暑すぎるくらいの好天だった。
大阪の会社の主催なので、基本は大阪からバスでの発着だったが、私はスタート地点の伏見稲荷には自宅からの直行の方がはるかに近いので、現地集合にさせていただいた。
総勢75名という大集団で、3つのグループに分けて、私は第1グループの先頭を歩く。第3グループの引率は某カルチャーセンターの登山教室で講師を努めておられる方で、いつも一緒に歩いている。
お客様の顔ぶれはおおむね登山教室の方々と同じような雰囲気だが、若干観光客的な空気が感じられる。中高年の女性がメインだが、若い女性も散見される。
9時半頃に伏見稲荷のバス駐車場を出発して、伏見稲荷は表参道から入る。ここを通るのは初めて。私はここの会社のツアーは初めてなので、ツアー会社のベテランの方にリードしていただく。
さすがに連休の好天の京都、しかも大人気の伏見稲荷ということで、大変な観光客でごったがえしている。その中を何十人もの集団を引き連れて行くのはかなり大変である。
歩き出して30分ほど、まだ石段上りの途中のあたりで早くも脱落者発生。後ろの方におられたのでどんな方かわからなかったが、おそらくそこそこの高齢の方だったようで、お一人で引き返して電車で帰られるとのこと。
本殿の参拝時間などを取りながら、おおむね1時間で四ツ辻に到着。ここでしばし休憩を取って、ようやく人混みから離れて北へ向かう。
少し前に10人ほどの集団がいたが、トレイルコースではなく東福寺方面に向かったのでほっとした。
泉涌寺への石段をゆっくり登って、来迎院で紅葉を眺めて、今熊野観音でトイレ休憩を取る。
その後しばらく住宅街を歩いて、今日初めての山道らしい山道に入る。木陰で日射しが遮られて空気が爽やかだ。グループが離れないように登りはゆっくり歩く。
火葬場への車道に出て、本日最大の注意ポイントの渋谷街道の横断。1号線から入っている車に細心の注意を払って、全員無事に渡り終えた。
もう12時近いので、そろそろ空腹を感じる人が出てきている模様だが、予定の東山山頂公園まではまだあと1時間くらいかかるだろう。
今日一番の登りの清水山への登りに入る。前の方におられる元気そうな方々はもっと速く行きたそうな感じだが、それを抑えるようにゆっくり上がる。
脱落者も無く、30分ほどで清水山山頂に到着した。みなさん、お昼が待ち遠しそうだ。ほとんどの方は大阪市内を7時過ぎに出られているので、今朝の朝食はかなり早かったはずだ。お腹も空くだろう。
第1グループと第2グループは予定通り東山山頂公園での昼食だったが、第3グループは東山山頂公園までは待ちきれない人たちが出たようで、ここで昼食にされたと後から聞いた。
東山山頂公園への滑りやすい道を少し登って、午後1時頃にようやく東山山頂公園に到着した。ようやく昼食。提供された弁当をいただいて、持ってきたお湯で暖かいお茶とコーヒーを飲んだ。
40分ほど休んで、展望台で京都市内と西方面の山々を眺めて、大日堂のさわりだけを散策して、トレイルコースへの山道に入る。あとは下りのみ。
尊勝院での紅葉はまだ少しというところだった。
後続グループとの時間調整のために粟田神社を境内まで上がって、蹴上から南禅寺に向かった。
このあたりはまた大変な人混みで、南禅寺で40分ほどの参拝時間を取ったが、私はとてもその人混みの中に入る気分になれずに、集合場所の近くの溝に腰掛けて時間をつぶした。
平安神宮そばのバス駐車場にゴールしたのは4時前で、思ったよりスムーズに行動できたようだった。
カルチャーセンターの登山教室と違って大変な人混みの中で旗を振りながら歩くなど、登山道を歩くよりはるかに大変な部分があった。観光ポイントでは見所などを質問されるようなこともあって、そういう方面の知識がほとんど無いので戸惑うこともあった。こういうツアーの引率は山登りとは違う難しさがあることを認識した。
ギャラは登山教室よりはるかに良かったので、もしまた依頼されたら行ってもいいとは思うが、ツアーガイド的なことをもっとしっかり準備しておかなければならないので、なかなか大変だと感じた。