池ノ平から劔沢へ

9/7(土)は昨日歩いたコースを劔沢のキャンプ場まで戻る。筋肉痛と疲労感たっぷりで、どうなるか不安である。

仙人池に立ち寄っていきたいので5時過ぎに出発した。

八ツ峰がモルゲンロートに映えている。

仙人池ヒュッテが見えてきた。

仙人池では八ツ峰が写っていたが、本峰はガスがかかって見ることができなかった。

さて、仙人峠から標高差約500mの急な下り。

仙人池から2時間くらいかかってようやく二股まで下りてきた。

ここから劔沢キャンプ場まで標高差約900mの登りになる。しかもあの難路を辿らなければならない。

真砂沢ロッジで休んでから劔沢左岸の道を上がる。大きな滝が見える。

昨日よりも高い地点から雪渓に入ってしばらく登る。

鎖場やロープに助けられて何とか登り続ける。

昨日は気づかなかったが、チングルマがほんのわずか咲いていた。

劔沢山荘に到着したのは午後3時過ぎだった。今日はガスで劔岳はまったく見えない。

相棒と缶ビールで乾杯してしばらく休んだ。相棒はここにお泊まり。

その後、私はさらに10分ほど登ったキャンプ場にテントを張った。

夜、水を取りに出かけたら自分のテントがわからなくなって、しばらくウロウロしてしまった。

雷鳥沢から劔沢、池ノ平へ

9/6(金)はいよいよ池ノ平に向かう。

6時にキャンプ場を出発。まずは目の前の雷鳥沢を別山乗越まで登る。標高差約500m。

振り返ると室堂と、向こうには薬師岳。

7時25分に別山乗越に到着した。劔御前小屋。

劔岳をバックに一枚。

一休みしてから劔沢を下る。絶景。

8時半に劔沢小屋に到着した。ン十年前に来た時はキャンプ場と山小屋はすぐそばだったように記憶しているのだが、小屋はキャンプ場から10分ほど下ったところだった。

小屋の前は絶好の展望場所。

さて、池ノ平に向かって劔沢を下る。

最初は左岸だったがしばらく下って右岸に移る。雪はまったく無し。

右岸の斜面の厳しいトレースを下る。鎖場やロープのオンパレード。

2時間以上下ってようやく雪渓に出た。

シモツケソウ。

劔沢小屋から3時間以上かかってようやく真砂沢ロッジに到着した。

個人的にはここでテント泊したいところだが、相棒が池ノ平小屋を予約しているので進まざるを得ない。

しばらく下って沢筋に出たところで河原で足をアイシングした。

スリリングな鎖のトラバース。

二股の吊り橋を渡る。

右手に近藤岩。

ここから標高差約500mの登り返し。急登が続いて、たまらず休み休み進んだ。

4時間ほどかかって何とか登り返して、池ノ平まであとわずか。八ツ峰の眺めが素晴らしいが楽しんでいる余裕はまったく無かった。

平の池。

池ノ平に到着したのは午後6時前だった。ほぼ12時間行動。

キャンプ場料金2000円にはびっくりした。

500ml、900円のビールを買って一息ついたが疲れすぎたせいか夕食はあまり食べられなかった。

夜の星空は素晴らしかった。

立山室堂から雷鳥沢へ

私は暑い季節が苦手だ。今年の酷暑にはすっかり気力をそがれて、もう2ヶ月近くまったく山へは行っていない。

ランニングクラブの仲間が3年前くらいから登山に目覚めていて、奥劔の池ノ平にぜひ行きたいと言われて、私もここは一度行ってみたいと思っていたところなので私にはめずらしく仲間と二人で出かけることになった。

9/5(木)はサンダーバードと北陸新幹線、そして富山地鉄を乗り継いで、ケーブルとバスで室堂に向かった。

富山駅の前では電車が走っていた。

富山地鉄では京阪電車の古い車両が再利用されていた。

今日の行程は室堂から雷鳥沢のキャンプ場まで。

ケーブルは予約開始の数時間後ですでに残席わずかとなっていたのに、なぜかさほど混んでいなかった。

午後2時過ぎに室堂を出発した。まぁまぁの天気。

雄山の山頂部は雲がかかっている。

みくりが池では雄山の雲が切れていた。

地獄谷の眺め。

雷鳥沢ヒュッテで温泉に入っていく。

ビールを飲んでから私はキャンプ場へ向かう。相棒はここでお泊まり。

息子が小学生の時にここで二日テント泊をした。20年ぶりくらいだろうか。

江文峠、薬王坂

7/10(水)は京都一周トレイルの講座で戸寺から江文峠、静原、薬王坂を歩いてきた。

集合は京都バスの戸寺のバス停。バス停のそばには味工房志野。

少し西へ行くと北に比良が見える。

大原の赤紫蘇。別の種と交配しないように厳重に管理されている。

江文神社に寄り道してトイレ休憩。

少し登ると江文峠の車道に出る。

金比羅大権現。

そして静原へ。

いつもの公園で昼食にした。

公園の横には静原神社。

静原を過ぎて薬王坂への上りに入る。

倒壊した板碑。以前は立っていたのだが強風で後ろの木が折れて、そのために倒れてしまった。

そして薬王坂に到着した。

いつもはこのあと竜王岳に寄り道するのだが、今日は天候が不安定でこのあとくずれる可能性があるので、寄り道せずに鞍馬へ下りた。

鞍馬では若狭街道を少し遡って、匠斎(しょうさい)庵に寄り道した。

そして鞍馬寺で解散した。

鞍馬駅はさほどの混雑ではなかった。

徳舜瞥山、ホロホロ山、支笏湖

6/29(土)はいよいよ最終日。早く帰ってしまおうと考えたりしたこともあったが、結局、最初の予定通りの行程になった。最後の方で天気が回復したのが幸いだった。

フェリーの出港は夜なのでほぼ丸一日の時間がある。しかし山へ行って万が一何かトラブルがあると大変なので、以前は最終日は山へは行かないようにしていたのだが、どうしても時間を持て余してしまうので、このところは半日コースへ行くようになった。

しかも今日は土曜日なのでヘタに観光地に行くと混雑に巻き込まれる可能性があるので、ウポポイなどは避けたかった。

選んだのは徳舜瞥(とくしゅんべつ)山とホロホロ山。地元ではポピュラーな山のようで、おそらく登山道も整備されているだろう。

ニセコから2時間くらいかかって登山口に到着した。好天の土曜日とあって駐車場はすでにかなりの車で埋まっていた。

徳舜瞥という山名の由来はアイヌ語で「トックシュンペツ」(アメマスの居る川)を意味する。

8時15分に駐車場を出発した。登山口が五合目。

いきなり岩のゴロゴロする道でがっかりしたが、ほんの数分で普通の登山道になった。

道はほどよくジグザグにつけられていて、9時40分にあっさり徳舜瞥山の山頂(1309m)に到着した。実は今回登ったニセコ周辺の山の中では一番高い。

羊蹄山。

恵庭岳と右に支笏湖。

東にはこれから向かうホロホロ山。

もっと人が多いかと思っていたが、それほどでもなかった。

アズマギク。

イワギキョウ。

タカネシオガマ。

なんかのスミレ?

徳舜瞥山からのしばらくの道はザレた急な下りで、本当ならポールを出したいところだったのだが、わずかな間だけなので何とかそのまま下った。

上りにさしかかると右側が切れ落ちたナイフリッジになった。右側は灌木が生えているので恐怖感はそれほどでもないが、もし足を滑らせたらこの灌木ではまず止まらないだろう。

最後はお決まりの岩岩。

10時15分、ホロホロ山の山頂(1322.3m)に到着した。徳舜瞥山より少しだけ高い。山名はアイヌ語の「ポロポロ・ペッ」(甚だ大きい川)に由来するとの説もあるが「甚だ大きい川」がどの川を指すのかは不明。

山頂からのパノラマ。

写真を撮ったら早々に引き返す。ナイフリッジを慎重に下って、最後の上り。

時間があるので徳舜瞥山で腰を下ろしてフルーツケーキを食べた。今日はおにぎりは持ってきていない。

一息ついたらあとは往路を淡々と下るだけ。

六合目に湧き水があるのは行きには気がつかなかった。冷たくておいしかった。

12時20分に駐車場に戻ってきた。

さて、片付けを済ませたら昨秋と同じく支笏湖へ。やはり好天の土曜日なので駐車場はかなり混んでいた。

まずは腹ごしらえ。ヒメマスの丼とソバのセットで1100円なり。ヒメマス丼はなかなか美味だったが、ヒメマスが4切れしかなくて物足りなかった。この値段ならこんなものかも。

いつものビジターセンターへ入って休憩所でWiFiサービスを利用して時間潰し。

支笏湖はこれまでにも何度か来ているのだが、こういうものがあるのはこれまで気がつかなかった。

明治から戦後あたりまで、苫小牧に工場のあった王子製紙が木材の搬出のためにこのあたりから苫小牧までの専用軽便鉄道(山線)を設置していて、一般客も乗ることができたらしい。ただし一般客は「事故が起こっても責任は取らない」という条件だったとか。

その時の鉄橋(山線鉄橋)がすぐそばに残されている。

橋を渡って向こう側へ行くと湖畔に下りることができる。そこからのパノラマ。

ホロホロ山も見えた。

時間を見計らっていつもの「なごみの湯」へ。今日は土曜日なのでお気に入りの平日割引セットは買えない。

2階の休憩室のソファでゆったりと時間を過ごしてからマックスバリュでビールやパンを買い込んで、フェリーターミナルに向かった。

目国内岳、岩内岳

6/28(金)は先日、目国内岳だけで終わったコースを再挑戦しようと思った。

長丁場になるので6時過ぎに新見峠の登山口に来た。今日は一番乗り。

6時20分に出発した。今日は最初からポールを出した。

昨日の雨のせいか道がぬかるんでいる。

雑草で足元が濡れるので雨具のパンツを着用した。

出発して45分ほどで前目国内岳(980.5m)。

岩の門を通過。

オトギリソウ。

チシマフウロ。

標識がかかっていたが判読不可能。

天候が回復してきて目国内岳の山頂部が望めた。

山頂はパスして先に進む。目国内から先に行くと道が荒れてきた。多分、歩く人が少ないのだろう。一部、濃いヤブ。雨具のパンツを脱がなくてよかった。

しばらく下りだが、倒木や大きな岩などで歩きにくい。またここに戻ってくるのかと思うと憂鬱になる。

40分ほど下るとパンケメクンナイ湿原が見えてきた。

ほどなく湿原に出た。桃源郷のような場所。ただし足元がぐちゅぐちゅなので要注意。

ハクサンチドリ。

パンケ目国内川の源頭の沼。

アヤメ。

ミヤマキンバイ。

湿原を越えて斜面を登ると岩内岳が見えてきた。もういらないだろうと思って雨具のパンツを脱いだ。

さらに進むとなぜかこのあたりだけササが刈られて道が整備されていた。

ようやく岩内岳への分岐まで来た。

あと少し。

10時4分、岩内岳山頂(1085m)に到着した。

足元には日本海。

山頂からのパノラマ。

雷電山方面。

目国内岳も心なしか遠く見える。

出発してから4時間弱。雷電山まで行くと往復であと3時間くらいはかかると思うので、ここを今日の最終到達地点にする。ゆっくりとおにぎり休憩。

カラマツソウ。

あの荒れた道は登り返しの方が歩きやすかった。

思ったよりすんなり戻ってこられたので目国内岳の山頂に寄っておく。

ここも山頂部は岩岩。

目国内岳山頂(1220m)。

岩内岳を振り返る。右奥。

前目国内岳でチョコバー休憩。

2時ちょっと過ぎに新見峠に戻ってきた。

今日も綺羅乃湯から倶知安のマックスバリュ、そしてニセコの道の駅というコースで今回の最後の夜を過ごした。

シャクナゲ岳、チセヌプリ

昨年の秋にこのあたりを周回したが、その時はシャクナゲ岳までは行かなかった。と言うか、行けなかった。

何となく宿題を残したままという感じだったので、それをすっきりさせてしまおうと思った。

6/27(木)はそこそこの好天で、8時前に神仙沼のレストハウスに到着した。すでに数台の車が停まっていた。

準備を整えて8時過ぎに出発した。

25分ほどで長沼。実は人工的に作られた貯水池。正面の左がチセヌプリで右がシャクナゲ岳。

登山地図には岸辺も道があると書いてあったので今年はそちらを歩いてみたいと思って眺めてみたが、そういう道は見当たらない。

昨年は確か沼の南端で岸辺に近づけるところがあったと記憶しているのだが、気づかないうちに上りになってきた。

出発して1時間ほどでチセヌプリとシャクナゲ岳の分岐のビーナスの丘へ。なぜビーナスの丘なのかまったくわからない。

しばらく平坦な道をシャクナゲ岳に向かう。ゼンティカ。

シャクナゲ沼に行く道からそれて山頂に向かう。昆布岳目国内岳もそうだったが、このあたりの山は山頂部分はだいたい岩山になっている。

山名からシャクナゲがあるのかと見回しながら登ったが、私の目にはシャクナゲは見当たらなかった。シャクナゲの葉は特徴的なので花オンチの私でもわかる。ちょっと調べたところでは昔はシャクナゲがあったらしい。

9時42分、シャクナゲ岳の山頂(1074m)に到着した。

手前からチセヌプリ、ニセコアンヌプリ、雲がかかった羊蹄山。

昆布岳。

真ん中に目国内岳。右に岩内岳。

せっかくなのでシャクナゲ沼に寄っておく。下山中、下に見えた。

分岐から数分程度だったけれど、沼に近づくと女性の声が聞こえてきた。

沼のそばに女性3人パーティが休憩していた。ビデオを撮りたかったけれど彼女らの声が入るので諦めた。後から考えたら音声を消せば良かったのだ。

さて、まだ時間があるのでチセヌプリにも登っておくことにする。

アカモノ。

これは何?

11時20分、チセヌプリ山頂(1134.2m)に到着。

シャクナゲ岳を見下ろす。

誰もいないので腰を下ろしておにぎり休憩にした。

スミレの何か?

チセヌプリスキー場への道は廃道。

ハクサンチドリ。

最後に時間潰しに神仙沼へ。昨秋は道路が閉鎖されていたので一般観光客は誰もいなかったが、今日は多少の観光客が訪れていた。

神仙沼。

名称の由来はこういうことだそうです。

ワタスゲ。

午後1時半、レストハウスに下山した。

今日は綺羅乃湯は開いていた。

昨日と同じく、倶知安のマックスバリュで買い物をしてからニセコの道の駅へ。

ニセコへ

6/26(水)はまたもや朝から雨。このあたりは明日も天気が良くない予報なので、まだマシなニセコへ戻ろうと思ったが、しばらくすると雲が切れてきた。

午後には天気が回復するという予報なので取りあえず旭岳のロープウェイに向かった。

しかし標高が少し上がるとまた厚い雲がたれこめてしばしば雨。

1時間以上、車の中で様子を見ていたけれど、天気が回復しそうな気配はない。

こんな天気でもロープウェイで上がっていく人たちがいるが、こんな日に往復3000円以上も払って上がる気にはならない。

諦めてニセコへ向かうことにした。

そんなに急いでも仕方ないのでずっと下道で。

まずは馴染みの「綺羅乃湯」へ。

駐車場がずいぶん空いていたので不思議に思ったら、何と休業日。

仕方なく昨秋に行った昆布駅の幽泉閣へ。

ここは昆布駅のすぐ横にある。

一日に数本しか列車の通らない昆布駅。

時間があるので倶知安のマックスバリュまで行って買い物をして、定番のニセコの道の駅に停めた。

美瑛富士

6/25(火)は可もなく不可もなくという天気予報で、美瑛富士に向かうことにする。

十勝岳登山口の望岳台を6時半ちょっと前に出発した。

ちょっと先に標識の岩。

しばらく行くと白銀荘への分岐。

出発して40分ほどで十勝岳と美瑛岳との分岐。正面の稜線は2年前に歩いた

なんとかキンバイ?

イソツツジ。

天気が良くなってきた。

エゾノツガザクラ。

美瑛富士が見えた。このあたりは2年前に歩いた道。

エゾコザクラ。

ウコンウツギ。

ルンルン気分で歩いていたら突然、目の前に雪渓!!

結構、傾斜もあるし、滑り落ちたらタダでは済まない。もちろん、アイゼンは無し。また敗退かと一気に気分が落ち込んだ。

上部の状態はよくわからないのだが、横の斜面を眺めてみたところ、上に巻いているようなかすかな足跡が目に入った。わりと傾斜はあるけれど登れないほどの斜面ではない。ポールを出した。

灌木につかまったりしながら何とか向こう側に抜けることができた。しかし滑りやすい斜面でこれはこれでスリリングではあった。

チングルマ。

そしてシャクナゲ。

その後も何度か雪渓のトラバースがあったが、いずれも何とか渡ることができた。

そして沢を渡る。融雪期なので水量が多かったが、完全な水没までは至らずに渡ることができた。

このあとはしばらく急登。

そして美瑛岳と美瑛富士の分岐へ。2年前は美瑛岳からここに下りてきた。

美瑛富士に向かうためにはこの雪渓を渡らなければならないのだが、行くしかない。

その後も何度か雪の斜面を渡って、コルへのフラットな道になった。この頃から風が強くなってきた。

9時45分、ようやくコルに到着した。風が強かったので雨具のジャケットを羽織った。

縦走路は右の方に行くが、美瑛富士は正面を登る。

ガラガラの歩きにくい道だがジグザグにトレースがあるのでそれからはずれないようにひたすら登る。

このあたりから周囲はガスってほとんど視界が無くなってしまった。

10時12分、美瑛富士の山頂(1888m)に到着した。

展望も何も無いので早々に下山。

少し下りたら視界が開けてきて、振り返ったらチングルマのお花畑越しに山頂が見えた。

コルに戻ったら池塘が見えたのでちょっと行ってみた。

コルから少し下りて風の当たらないところで美瑛富士を眺めながらおにぎり休憩にした。腰を下ろすのは今日初めて。

例の雪渓のトラバースは安全第一で帰りも上を巻いた。

その後、天候が崩れてきて、本降りの雨になってきたので雨具の上下を羽織ったが、よくあることでほんの少ししたら止んでしまった。

十勝岳への道に合流する手前で雨具を脱いで、ポールをしまって、パンを食べた。

火山の礫の道は足元が不安定なので疲れる。ようやく登山口が見えてきた。

午後2時ちょうどに駐車場に戻ってきた。

風呂は近場の白金温泉へ。

「杖忘れの湯」という変わった名前の宿。こじんまりしたいい雰囲気ではあったけれど、露天もあるものの浴槽も洗い場も小さいので週末は避けた方が良さそう。

そして帰り道にあの「青い池」。陽がさしていないと青く見えないとのことだがうまい具合に晴れている。

ここも駐車料金500円で、アトサヌプリのようにいい場所がないか探ってみたけれどどうにも見当たらず、諦めて駐車場に入った。

平日にもかかわらずかなり混んでいた。ただし耳に入る言葉はほとんど中国語。台湾人かも知れないけれど。

なぜ青く見えるかというと、

その後、美瑛駅のそばの道の駅に行ってみたが思いのほか小さかったので、また昨日と同じビルケに停めた。

オシンコシンの滝、アトサヌプリ、阿寒湖コタン、幌舞駅

6/24(月)は予報通りで朝から雨。

当面、好天は望めないので初めての場所へ行くよりも馴染みのあるところへ行った方が安心できるのではないかと思って、観光しながら富良野へ向かうことにした。

まずは知床でオシンコシンの滝へ。

ここは道路から見えるのでこれまでにも何度か車窓から眺めているのだが、今回は車を停めてじっくり眺めてみたいと思う。

幸い、雨は止んでいた。

オシンコシンというのはアイヌ語で「そこにエゾマツの群生するところ」という意味。

私は那智の滝のような豪快な滝よりもこの滝や白糸の滝などの方が美しくて好みだ。

次は屈斜路湖の方に向かう。

天気が悪くなければ藻琴山に行こうと思ってやってきたのだが、

小雨程度だが霧でほとんど何も見えない状態なので、これでは歩く気にもなれず、アトサヌプリ(硫黄山)に向かう。

駐車場に向かったら前の車がUターンして戻ってきた。500円かかるらしい。後から来た数台のバイクも戻って行った。

私も一旦戻ってどこかちょっとだけ停めておけるような場所がないだろうかとウロウロしたところ、どうも同じように考える人がいるようで、少し歩くとアトサヌプリに入れそうな踏み跡が目に入った。

そんなに長時間停めるわけではないし、交通量もそんなに多い道ではないので、ここに置いて向かうことにした。

予想以上の壮大な光景だった。

少し標高が上がると霧がすごいが、下の方はそれほどでもない。雨も止んでいた。

黄色いのは硫黄の結晶。かつては採掘されていたらしい。

歩ける場所でも地面からお湯がボコボコと湧いているところがあって、ちょっと触ってみたら非常に熱かった。

ちょっと摩周湖の方に寄ってみたが、こちらはガスガスで止まる気にもならず、昼食のために阿寒湖のコタンに向かった。

2年前に来た時にもそうだったのだが、この界隈の店は店頭のメニューに値段が書かれていない。結局、前回と同じ店に入って豚丼を食べたのだが、後になって鹿肉を食べておけば良かったと後悔した。

雨が降ったり止んだりの中を富良野に向かう。

小雨の狩勝峠。

峠を下って、かの有名な幌舞駅へ。

本来の駅名は「幾寅駅」だが、映画「鉄道員」の舞台になった「幌舞駅」の方が有名。

2016年の台風による被害で鉄道は止まった状態だったが、本年(2024年)の3月いっぱいをもって完全に廃線になってしまった。

鉄道ファンには人気の駅。

古い気動車も置かれている。

富良野では定番のフロンティアフラヌイ温泉へ。ここの低温の源泉がお気に入り。

そしてスーパーで買い物をして美瑛の道の駅に入った。