UTMF へ

いよいよ UTMF 2016 のスタートが金曜日に迫ってきた。
こういうビッグレースに緊張感を持って参加するのは、おそらくこれが最後になるだろうと思っている。
昨年は直前で体調を崩してスタートすらできなかったので、今年は練習不足にもかかわらず直前にはムリをしないことにした。おかげで体調は悪くない。
唯一の不安と言えばこのところ違和感のある右足の股関節くらい。走れなくなるほどの痛みが出ることはないけれど、長時間になるとどうなるかわからない。
私がビッグレースに参加するとしばしば天候が悪くなるというジンクスは今年も引き継いでいるようで、金曜日の山梨県の降水確率は 80%。
台風 16 号の影響もあって、早々と2カ所のコース変更が発表された。
序盤の竜ヶ岳がカットされて麓の車道を迂回することに。この影響で標高差 500m ほどの登りが無くなる代わりに距離が 1km ほど増えることになった。
終盤の杓子山からの下りはコース変更で距離も標高差も若干増えることになった。
序盤の変更は私にとっては若干のプラス材料かも知れない。
今回は装備を極力減らすことにした。
昨年はいつも使っているザックでは荷物が入りきらないので、事前に少し大きめのザックを購入したが、今年は使うザックをまず決めて(Ultimate Direction PB Adventure Vest 11L)、それに入る分だけを持って行くということにした。
昨年は必携になっていた保温用のウエアが今年は「特に勧める」ということになったので、不必要と思われるものは思い切って割愛することにした。
持参する食料はジェルや粉末だけにして、固形物はエイドに頼る。
戦略は序盤からある程度突っ込むこと。
こどもの国の関門(約100km、22時間20分)までが私にとっては厳しいので、ここがゴールくらいのペースで押していかなければならない。
その先まで考えてペース配分している余裕は無い。
明日は昨年よりは早めに出て、夕方には河口湖に着く予定。
昨年は、序盤の関門閉鎖時刻の延長を知らせる携帯メールを病院のベッドの上で点滴を受けている時にもらって寂しい思いをしたけれど、今年はそれだけは避けられるだろうと思っている。
とにかく、スタート地点に立って、ゲートをくぐること。それが果たせればこの1年間の悔しさが半分は晴らせると思っている。

音羽三山

日曜日は随行で奈良の音羽三山へ行ってきた。
ここは2回目。随行の仕事を始めたきっかけは3年前の夏の西穂高岳で、その後、初めて日帰りコースに行ったのがここだった。
ちょうど同じような季節で、その時は好天に恵まれたが、今日は生憎の雨模様。しかし幸い予想されたほど強い雨が降り続くことは無かった。

不動滝のバス停で桜井市のコミュニティバスを下車する。以前の記憶があるような無いような・・・。
DSC_0019.jpg
歩き出した頃は時折パラパラと降る程度だったので、傘をさして歩くことにした。
DSC_0020.jpg
ここの不動滝は篠山の不動滝よりは水量があった。雨のせいだろうけど。
DSC_0021.jpg
しばらく細い舗装道路を行くが、次第に登りが急になってくる。前回は晴れていたので特に気にすることも無かったけれど、今日は雨で路面が濡れていて、おまけにコケが生えている所もあって非常に滑りやすい。
今日は雨模様だったのでサロモンのゴアテックスのトレランシューズを履いてきたのだが、サロモンのシューズは濡れた岩場が非常に滑りやすい。
慎重に足を出したけれど、それでも滑って思わず手をついてしまう局面もあった。
1時間少々でようやく山道の取り付きまで来た。しばしの休憩でいよいよ山道へ入る。ここもなかなかの急登。
DSC_0022.jpg
大峠まではわずかの登りなのだが、ここで足に痙攣を起こす方が現れた。ご本人もつるクセがあることは認識されていて、漢方薬を飲まれて何とか大峠まではたどり着いたものの、先行きに不安があるのでここで下山したいとのこと。
まだ先が長いのでムリに進むのも不安なので、ここで下山していただくことにして、先ほどの舗装道路まで私が付き添って下山した。
ここからまた登り返して本隊を追う。数分で大峠に戻った。
DSC_0023.jpg
ここからの登りもなかなかの急登だった。以前の記憶はほとんど無い。
急登が終わったら小さな建物が出てきた。これは記憶がある。
DSC_0026.jpg
前回の記憶では確か建物の手前を左に回り込んだはずなのだが、そこはヤブになっている。建物の右側を進んだところ、はっきりした道が先にまっすぐ伸びていた。
こんなところに分岐があった記憶がなかったので、さほど疑うことも無くそのまま直進した。
ステップの置かれたしっかりした道で、これなら間も無く追いつくだろうと思っていたら、突然前に鉄塔が現れた。
DSC_0024.jpg
これは記憶が無い。道もここで途切れている。どこかに道が隠れているのではないかと思ってうろうろしてみたけれど、それらしい踏み跡は見あたらない。
あわてて gps で確認したところ、入れてきたルートから東にずれている。
急いで来た道を戻った。先ほどの建物まで戻って、前回回り込んだ方向に行ったところ、何とか正しい道に戻ることができた。
ロスタイムは 15 分くらいだろうか。早々に追いつくと思っていたのに、もう12時を過ぎている。いくら何でも本隊が昼食になるまでには追いつきたい。
また急登を少し登ってようやく熊ヶ岳(904m)に到着。
DSC_0027.jpg
相変わらずの笹藪で、足元が見えずに下りで足を滑らせた。
昼食は経ヶ塚山だと思うので、何とかそこまでには追いつきたいと急いだところ、ようやく本隊が見えた。ほっとした。
下山者を見送ってから30分もあれば追いつくだろうと思っていたが、結局45分くらいかかってしまった。
ここから15分くらいで経ヶ塚山(889m)に到着して、昼食となった。
DSC_0029.jpg
音羽山(851m)まではほんの30分足らずで到着。
DSC_0031.jpg
善法寺に向けて下山していたら展望台への近道ができていたので、そこを下った。木の階段があったりして、さほど新しい道ではない感じだった。
雨も上がって展望台からはなかなかの眺望が得られた。
DSC_0032.jpg
しばらく歩きにくい沢筋を下る。
DSC_0033.jpg
展望台から30分足らずで善法寺(音羽観音寺)に到着した。
DSC_0035.jpg
お葉つきイチョウ。
DSC_0038.jpg
DSC_0037.jpg
ツリフネソウ。
DSC_0040.jpg
ハガクレツリフネソウ。
DSC_0039.jpg
ここからの道も濡れて滑りやすくて、慎重に下った。まともな車道に合流した時はほっとした。
DSC_0041.jpg
花の講座で長岳寺で鑑賞したスイフヨウ。
DSC_0042.jpg
めずらしい花かと思っていたけれど、実際はそれほどめずらしいものでは無さそう。
前回は台風の影響による道路工事で予定のバス停に下れなかったけれど、今回は無事、下居(おりい)に下りてくることができた。
雨はそれほどひどくなくて助かったけれど、おかげで暑くて随分汗をかいた。たまらずバス停のそばでこっそりとシャツを着替えた。

白髪岳、松尾山

昨日の随行は篠山の白髪岳(しらがだけ)と松尾山。今回も私にとっては名前を聞くのも初めての山だった。

ほぼ2時間半かけて登山口の福知山線古市駅へ。バスに乗らなくていいのがせめてもの救い。
DSC_0001.jpg
しばらく車道を歩く。道のそばには丹波名産の黒豆の畑。
DSC_0003.jpg
ヒガンバナもたくさん咲いていた。
DSC_0002.jpg
道が北向きになると正面に白髪岳が望める。
DSC_0004.jpg
舗装が無くなって登りに入るとクリの木がたくさん出てきた。さすがに栽培されているだけあって実が大きい。
DSC_0005.jpg
1時間15分ほど歩いて林道終点へ到着。
DSC_0006.jpg
ここから登山道に入るが、少し登ったところに明治時代に銀を掘削した穴の跡が残っていた。
DSC_0007.jpg
なかなかの急登が続く。稜線に上がると白髪岳がだいぶ近づいてきた。
DSC_0008.jpg
この先は鎖や固定ロープのある岩稜がしばらく続いて、ちょうど12時頃に白髪岳山頂(722m)に到着した。
DSC_0010.jpg
360度の展望だが、山がありすぎて何山なのかほとんどわからない。
南には六甲。
DSC_0009.jpg
東の方には足元に篠山の市街が見える。
DSC_0011.jpg
昼食後は稜線伝いに松尾山へ。1時間足らずで山頂(687m)に到着。
DSC_0012.jpg
山頂エリアは城跡で、地面が削られた跡や石垣の一部が残っている。
DSC_0013.jpg
下山は南へ。少し下ると千年杉だが、北山の芦生杉に比べるとかなり小ぶり。
DSC_0014.jpg
しばらく下ると卵塔群。
DSC_0016.jpg
そして高仙寺本堂跡。
DSC_0017.jpg
沢筋を下ると不動滝。水量が少なくてちょっともの足らない感じ。
DSC_0018.jpg
ほどなく舗装道路になり、朝に通った三叉路に出て、さらに舗装道路を駅まで歩いた。
今日も蒸し暑い一日だった。もう9月の後半だと言うのに、いったいこの暑さはいつまで続くのだろうか。
UTMF まであと1週間。何とか暑さがおさまってくれることを願うばかりだ。

伏見稲荷から京都女子大

今日の随行は京都一周トレイルを伏見稲荷から京都女子大まで歩いた。
前日までは雨を覚悟していたけれど、近づくにつれて降水確率が下がって、午前中は晴れ間が出るくらいの天気になった。

京阪伏見稲荷駅のそばの公園で少し説明を受けてからスタート。
DSC_0144.jpg
一応、本殿をお参り。
DSC_0145.jpg
今日は平日のためか千本鳥居の一部などが工事で通れなくなっていた。
膝松さんは場所が少し移動してこんな感じに。
DSC_0146.jpg
今日は空気が澄んでいるのか、四ツ辻からはかなり遠方まで望むことができた。
DSC_0147.jpg
時間があるので寄り道をして稲荷山の山頂まで足を延ばした。
DSC_0148.jpg
鳥居の奉納は明瞭会計?
DSC_0149.jpg
トレイルコースの四ツ辻の少し先の展望エリアで昼食。ここからはアベノハルカスが見えた(この写真ではわかりにくいかも)。
DSC_0150.jpg
泉涌寺はいつもと同じく大門から眺めるだけ。
DSC_0151.jpg
またまた寄り道して悲田院そばの展望エリアから愛宕山方面。
DSC_0152.jpg
紅葉の名所の来迎院にも寄り道。
DSC_0153.jpg
今熊野観音寺でトイレ休憩。小雨がぱらついてきたけれど、傘をさすほどではない。
DSC_0154.jpg
しばらく住宅街を歩いて、今日初めて山道に入る。
DSC_0155.jpg
京女鳥部の森を行く。
DSC_0156.jpg
この先でトレイルルートをはずれて、京都女子大の方へ下った。
下った所はいつもマイクロバスでお世話になっている会社の駐車場。
DSC_0157.jpg
ここで解散となった。午後2時過ぎ。
その後、京都女子大の前を通って、七条通りを西に向かって、京阪の七条駅から電車に乗った。
DSC_0158.jpg
こんな時間なら本当はアフターを楽しみたいところだけれど、明日は花の講座、明後日はまた山の随行が続いているので、今日はこのまま直帰することにした。

生駒山から私市

月曜日は今月初めての随行だった。
天気予報では午後から降水確率が高かったけれど、結果的には雨には降られず、まだまだ暑い一日だった。

生駒山は縦走路はおそらく20回くらい行っていると思うけれど、西側東側の登山路は鳴川峠から音の花温泉以外はまったく歩いたことが無い。
今回は石切から辻子谷(ずしたに)を登る。
石切駅を10時過ぎにスタートして、しばらく住宅街を歩くが、なかなかの急登だ。
DSC_0110.jpg
こんな所に住んでいたら大変だろうと思う。
DSC_0111.jpg
このあたりは昔は水車がたくさんあったらしい。薬草を挽くのに使っていたとか。今は機械化されているが、このあたりは薬草の香りが漂っていた。
DSC_0112.jpg
道は石段になってきて、歩き出して1時間ほどで興法寺。
DSC_0116.jpg
DSC_0117.jpg
手洗いの水は飲用不適とのこと。山上に遊園地があるせいだろうか。
この先もなかなかの急登が続く。
DSC_0119.jpg
興法寺から15分くらいで舗装されたハイキングロードに出た。ここは通い慣れた道。
DSC_0121.jpg
トレランで来た時はいつもここから登山路に入るが、今日もそのルートで山頂へ向かう。
一気に登って遊園地の階段へ。
DSC_0122.jpg
山頂の展望エリアで昼食にした。
DSC_0123.jpg
食後には一等三角点へ。
DSC_0124.jpg
時間があったので初めて龍光寺へ行ってみた。
DSC_0127.jpg
下山は奈良側で、途中までケーブルを使う。
DSC_0129.jpg
梅屋敷で下車して寶山寺へ。
DSC_0132.jpg
昔なら登りたくなりそうな大きな岩場。
昔の参道の石段を下る。
DSC_0134.jpg
ちょうど2時頃に近鉄の生駒駅に到着して、解散となった。
DSC_0136.jpg
私はここから歩いて私市へ向かう。
暑いし、荷物もあるので、早歩きで車道を行く。
私市へ向かう道は歩道が広く、車もそれほど多くないので、下道にしては快適に歩けた。
歩き出して45分くらいでトレランの時に室池へ向かって山道に入る分岐に来た。
DSC_0137.jpg
ほどなく飯盛霊園。ここまで生駒駅から1時間弱。
DSC_0138.jpg
トレイルに入ってから、いつも登ってくる林道への道ではなくて、トイレのある峠に向かう道に入った。
DSC_0140.jpg
この道はずいぶん前に一度だけトレランで走ったことがあって、下に下りるよりもアップダウンが無くて楽と思い込んでいたのだが、実はくねくねと曲がっていて、距離的にはずっと長いということに気が付いた。
おまけに分岐でミスして結局沢筋を下ってしまって、ずいぶん大回りして峠に着いた。
そこからは展望台を経由してピトンの小屋へ下りることにした。
DSC_0141.jpg
飯盛霊園に入ってからここまで40分もかかってしまった。
私市駅に到着したのは4時23分。生駒駅から2時間15分かかった。11.5km ほどあったので、UTMF で何とか関門を通過できるペース。
DSC_0143.jpg
駅前の自動販売機で缶ビールを買って、ホームのベンチで一気に空けた。うまかった。

陸上クラブ合宿

先週末は久しぶりに陸上クラブの合宿に参加してきた。
数年前にクラブに入ってから何年かは当然の様に合宿に参加してきたけれど、登山教室の随行の仕事をやるようになってからは日程の都合がつかなかったりというようなこともあって、しばらく足が遠のいていた。
今年も当初は参加するつもりは無かったのだけれど、酷暑のせいで夏場にあまりにも走れず、かと言って今さら疲労の残るようなロング走はあまりメリットが無いと思って、刺激を与えるつもりで直前になってから合宿に参加することにした。
土曜日の午前中は定例の練習会で、競技場でインターバル 1000×5 をやった。
DSC_0106.jpg
4’30” で入って、少しずつペースアップしてラストは 4’19″。
昔のフルマラソンの平均ペースよりもはるかに遅いけれど、今はこれくらいで十分という感じ。
午前の練習を終えてから車に分乗して滋賀県野洲市の近江富士花緑公園へ向かう。
DSC_0108.jpg
午後3時頃にスタートして、近江富士の三上山へ向かう。
DSC_0107.jpg
これまで何度も眺めてきたけれど、私自身は登るのは今回が初めて。
登山教室と違ってそれなりの走力のある人達ばかりなので、急坂を必死で登る。
スタートしておおむね 30 分くらいで三上山の山頂(432m)に到着した。カメラは持っていなかったので写真は無し。
琵琶湖越しの比叡山がきれいだった。
その後、登ったのとは反対の西側に下りて、山麓の周回コースを時計回りにほぼ半周して元の道に戻った。
走力のある何人かが周回コースをもう1周に出かけて、他は宿へ。しかし私はもう1周はきついけれど、このまま戻るのはちょっともの足らないと思って、もう一度三上山へ登ることにした。
ここから山頂までは 15 分くらいだった。
速攻で下山して、風呂に入って、夜はバーベキュー。
DSC_0109.jpg
二次会からは早々に退散して、早々とふとんに入った。
日曜日の朝は宿の近くを 15 分ほど散歩して、朝食をとってから、近くの希望ヶ丘へ。
ここは本当に広大なエリアで、中央道という舗装道路を端から端まで行くとほぼ 4km になる。中心部には大きな芝生のエリアが広がっていて、野球場や陸上競技場、キャンプサイトなども設置されている。
ただ、レストハウスなどの設備はいささか古めで、随分年数が経っている感じ。
私はこの中央道を何人かで往復したあと、芝生のクロカンコースと称されている 2km 弱を休憩をはさみながら3回ほどまわった。
最後に2チームに分かれて短距離のリレーで競い合って、合宿終了。
以前に参加した合宿では自分でもよく走ったと思えるほど追い込んで走ったけれど、今回は腹八分目という感じ。でも楽しかったのでそれなりに満足している。

交野山

今日は久しぶりに交野山へ行ってきた。
実は今日は早朝発で生駒山往復60kmへ行くつもりだった。
UTMFまであと3週間足らずで、週末にまとまって走れるのは今日が最後だったので、何とか距離を踏んで自己満足感を少しくらいは得ておきたいと思っていた。
朝5時に目覚ましで起きたが、思った以上に暑い。これだけで意欲が少し落ちた。
いつも通りのパンの朝食だが、暑いせいかノドの通りが悪い。
食後のコーヒーを煎れようとしたけれど、ここで気持ちが切れた。
早朝発で、特に暗いうちから出かけなくてはならないような時はなかなか気持ちが乗ってこないことが少なくないけれど、食事を終えてから出発を止めたのは初めてだった。
UTMFはコースが発表され、エントリーリストも公表されて、本来ならいやでもモチベーションが上がるはずなのに、今回は上がるどころか下がる一方だ。
原因は自分ではわかっている。
この夏の酷暑のせいなのだ。
私は真夏の生まれにもかかわらず、夏が苦手だ。
20代の頃は毎年のように夏バテで食欲が落ちて、体重が47kgくらいまで落ちることもめずらしくなかった。
29歳で初めてマラソンを走って、それ以降ランニングが日課になってからは、それほどひどい夏バテに陥ることはなかったけれど、それでも夏は嫌いだ。
この夏の酷暑はつらかった。先日の台風10号で少しましになったかと思ったが、新たな台風12号がまた熱気を呼び込んでいるのだと思う。
酷暑のおかげで8月の月間走距離はわずか210kmで終わってしまった。
登山の随行などで走れない日が10日ほどあったとは言うものの、UTMFの前月にこの距離では話にならない。
とは言っても酷暑でムリに走っても心身ともダメージを蓄積するばかりで、あまりメリットは無いだろうと思った。
今日はそれが少しだけ取り戻せる日だったのだが、結果的にはまた暑さに負けてしまった。
で、結局午後3時過ぎに家を出て、久しぶりに交野山を目指すことにした。
暑さ対策で首筋を冷やすアタッチメントを帽子に着けて出たが、何と走り出して数分くらいで雨が降ってきた。
本降りにさえならなければ、この時期の適度な雨はむしろありがたい。
いつもの経路で穂谷川から津田のアルプラ、スパバレイを通過して、お気に入りの登山道へ入ったところ、フェンスで通行止めになっていた。
乗り越えようと思えば乗り越えられるくらいのフェンスだったけれど、地元で問題を起こすのもよろしくないし、ひょっとしたら道が雑草で覆われているかも知れないと思って、おとなしく戻って、国見山への道標のある道に入った。
実はここから登るのは初めてなのだが、おそらくサイエンスヒルズの上のいつもの道に合流するのに違い無いと思っていた。
予想通りいつもの道に入って、通行止めになっていた道の上部がどうなっているのか確かめようと思って、すぐにこの道に合流する分かれに入った。
ほどなく尾根に出たけれど、ここから先には通行止めはどこにも無かった。上から下ったら最後でフェンスが出てきてびっくりするだろう。
国見山の直前では細い道に大の字に寝ている登山者がいて、あまりのマナーの悪さに驚いた。少なくとも私よりは高齢だったと思うが、最近はこういう高齢者に出会うことがめずらしくない。
ここからはいつもの道で交野山の山頂(341m)へ。
山頂からは南側に下って、いつもの鳥居に出る手前の峠のような所から東に下っている道に入ってみた。予想通りゴルフ場の車道に出た。
白旗池からはこれも初めての道で「さわがにの道」というのを下った。
地図を持っていなかったのでどこに出るのだろうと思ったが、あっと言う間にゴルフ場へ上がる車道に出た。
ここからは車道を適当に下って第二京阪の側道に出て、スパバレイから往路を帰ってきた。
約21km、2時間35分くらいだった。
帰ってシャワーを浴びて体重を量ったら、47.9kgだった。減ったのはほとんど水分だと思うが。

白滝谷のち小女郎峠

昨日の登山教室は比良の白滝谷だった。
個人的には沢登りはあまり好みではなかったが、ずいぶん以前に比良の西面の沢は何本か遡行した。しかし白滝谷は私自身も初めて。

交通機関と集合時間の関係で、集合時間のほぼ1時間前に坊村に到着した。同じバスには数人が一緒だったので、時間つぶしに近くの明王院へ行った。
DSC_0078.jpg
全員が集合して歩き始めたのは10時前。しばらくは舗装道路を行く。
DSC_0080.jpg
三ノ滝。
DSC_0083.jpg
末端から遡行する人はこの滝を登るのだろうが、この時に登っていたパーティは左岸のガリーにルートを取っていた。
牛コバの手前からはシラクラノ壁が望める。かつてはクライミングの対象になっていたそうだが、今は登る人はあまりいないようだ。私自身も来たことが無い。
DSC_0084.jpg
牛コバで沢靴に履き替えていよいよ遡行開始。すでに11時を過ぎている。
DSC_0087.jpg
今回は沢登りらしいルートだが、大きな石が多くて、ナメを快適に歩けるような所はほとんど無い。
DSC_0088.jpg
途中で昼食休憩を取って、午後1時45分頃に滝が見えた箇所で谷の遡行を終了した。
DSC_0090.jpg
右岸の斜面を少し這い上がって登山道に合流して、ここでシューズを履き替えて一般路を行く。
DSC_0091.jpg
夫婦滝へ寄り道。
DSC_0092.jpg
さらに進んでびわ湖バレイスキー場のゲレンデに向かう。
DSC_0093.jpg
汁谷からゲレンデの斜面を一気に登って、打見山(1108m)へ到着。
DSC_0094.jpg
今日は講座としてはここで解散ということで、私は小女郎峠へ向かうことにした。
予定よりも1時間近く遅くなったので、時間が少し心配ではあったけれど、暗くなるまでには下山できるだろうと思った。
4時20分頃に打見山を出発して、一旦下ってから蓬莱山のゲレンデ斜面を登る。
DSC_0097.jpg
蓬莱山頂(1174m)は写真だけでスルー。
DSC_0099.jpg
曇天で風もあって、気温は低め。防寒具はまったく用意してきていないので、用事は早々に済ませて早く下山したい。
小女郎峠までは思ったより長かった。
DSC_0100.jpg
ここまで来た目的は、小女郎峠を少し南側に上がった所にあるお地蔵さん。打見山から30分で到着した。
DSC_0101.jpg
昨年、比良を縦走した時にも訪れたけれど、かつて山岳会で一緒だった女性のもの。
昨年は水しかあげられなかったので、今年は彼女が好きだった日本酒を少し持参してきた。
たまたまこのタイミングで雲が切れて、琵琶湖がきれいに展望できた。
DSC_0102.jpg
目的を果たしたら早々に下山。小女郎峠から蓬莱駅に向かう。
なかなかの急な下りで、ここを登るのは結構しんどいだろうな思いながら下った。少し急いで下ったので、足元が滑ったり、少し崩れたりしたことも何度かあった。
一気に下ると気温も一気に上がって、下界の空気になってきた。
薬師ノ滝まで小女郎峠から約45分。
DSC_0103.jpg
ここから少し下ると細い舗装道路に出た。
ここからの琵琶湖の眺めはなかなか美しかった。
DSC_0104.jpg
しばらくは急な下りで、路面も滑りやすかったのでゆっくり下ったけれど、次第に傾斜も緩くなって走れるような道になってきた。
ふと思いついて携帯で電車の時刻を調べてみたところ、6時ちょうどと6時12分があって、その後は30分ほど待たなければならなかった。
今、5時50分で、地図をざっと見たところでは蓬莱駅まではまだ 2km 以上はありそう。走れば12分には何とか間に合うかも知れない。時間つぶしにのんびり歩くにはちょっと距離が短すぎる。
UTMF の練習というふうに気持ちを切り替えて走り出した。
湖西道路を越えるとあと一頑張りという感じ。
ずっと適度な下り勾配だったので、6時07分にJR蓬莱駅に到着することができた。
ホームから山を眺めたら、上部は雲がかかっていた。
DSC_0105.jpg

虚空蔵山

火曜日の登山教室は兵庫県の虚空蔵山(こくぞうさん)。今回の山も行くのも聞くのも初めて。

JR の福知山線で篠山の少し手前の藍本駅が登山口。それにしても毎回、登山口が非常に遠い。歩いている時間よりも乗り物で移動している時間の方が長い。今日も暑くなりそうだ。
DSC_0058.jpg
駅前から歩き出して、まずは酒滴神社(さかだれじんじゃ)を参拝。
DSC_0059.jpg
DSC_0061.jpg
駅前の看板に名所として紹介されていた。
しばらく車道を歩いて、舞鶴若狭自動車道をトンネルでくぐって、ようやく登山道に入る。
DSC_0063.jpg
昔、参拝者が手を清めたという石舟。
DSC_0064.jpg
石段を上がると虚空蔵堂。
DSC_0065.jpg
何故かしゃちほこが地面に。
DSC_0066.jpg
ここからはなかなかの急登が続く。「手頃なハイキングコース」という情報を得て来られた方からは「こんなはずでは・・・」という声が。
DSC_0067.jpg
山頂手前には展望の良い岩場がある。
DSC_0069.jpg
三田方面。ポンポン山なども見えているかも。
DSC_0068.jpg
ほどなく虚空蔵山(596m)に到着して昼食となった。
DSC_0070.jpg
下山は立杭方面へ向かう。
植林の樹林帯に入ると日射しはマシになったが、標高が下がると気温が上がる。
DSC_0071.jpg
立杭焼の里には「大アベマキ」。
DSC_0073.jpg
DSC_0074.jpg
今も使われているという「のぼり窯」。
DSC_0076.jpg
のぼり窯で焼かれたという味わいのある徳利を自分のお土産に買って帰った。

伊吹山北尾根

昨日は登山教室で伊吹山北尾根を歩いてきた。
山上の駐車場では気温 18 度と快適だったが、歩き出して日射しが照るとやはり暑かった。でも今月何度か行った山行のなかでは一番マシだった。

貸し切りバスで京都を出発して、山上の駐車場(1260m)で少し休憩。
山頂はすぐそこだけれど、時間の関係で今日は行かない。
DSC_0039.jpg
ミツバフウロ?
DSC_0033.jpg
サラシナショウマ?
DSC_0034.jpg
歩く予定の北尾根の稜線。
DSC_0038.jpg
またバスでドライブウエイを少し戻って、静馬ヶ原で下車して 10 時 25 分頃にスタート。
少し下ってから正面の斜面を登る。
DSC_0040.jpg
今日は標高の高い所をスタートしてアップダウンを繰り返して、国見岳から国見岳スキー場へと下る。
御座峰の少し手前の展望の開けた場所で昼食をとって、御座峰(1069.9m)には12時48分頃に到着した。
DSC_0047.jpg
このあたりはルートを開拓した人たちにちなんだ名前が随所に付けられているらしい。
DSC_0048.jpg
国見岳は指呼の距離。
DSC_0049.jpg
国見岳(1126m)には2時過ぎに到着した。
DSC_0052.jpg
振り返ると伊吹山。
DSC_0050.jpg
こちらは奥美濃方面。
DSC_0051.jpg
ここからはずっと北へ向かう。
国見岳スキー場が左下に見えてきた。
DSC_0053.jpg
ちょっと寄り道をして鉈ヶ岩屋へ。
DSC_0054.jpg
DSC_0055.jpg
滑りやすい急坂を下って車道に出る。
DSC_0057.jpg
スキー場下にゴールしたのはほぼ予定通りの3時半だった。
伊吹は表登山道もそうだけれど、石灰岩の石がゴロゴロしていて歩きにくい。歩いた距離のわりには疲労感の残るコースだった。