ダイトレ全山が完了したので、近場で残った最後のテーマは、京都トレイルの東山から北山、西山をぐるっと一周するコース。例年9月に伏見稲荷から嵐山あたりまでの一周レースが行われているが(今年はあったのかな?)、西山の本当の終点(起点)は阪急上桂駅だ。総距離は80km近くになると思う。
伏見稲荷から鞍馬と二ノ瀬から上桂というのはそれぞれ1日で行ったことがあるが、片方だけでもそこそこ走りごたえのあるコースだ。起伏はダイトレよりは少ないが、全コースを一気に行こうとするととにかく距離が長い。鯖街道が約76kmだったが、鯖街道はロード部分がかなり多いので(と言うよりは、一部トレイルという感じ)、鯖街道の記録はあまり参考にならない。
行くとするならまた土曜の夜スタートにするしかないだろう。真冬になると北の方は積雪があるので、やるなら年内しかない。それを逃せば来年の春だ。先日のダイトレで夜間の長時間走に少し慣れたので、できればその勢いで来月にでもやってしまいたい。
幸い、このコースに関しては伏見から鞍馬は何度も走っているし、後半も一度経験しているので、コースに対する不安はほとんど無い。問題はゴールまでたどり着けるか、それだけだ。おそらく15時間以上かかるだろう。夜にスタートすると鞍馬はまだ店が開いていない時間帯に通過することになると思うので、途中で補給できるのは所々の自動販売機のみ。食べ物が買えるのは嵐山になると思うので、補給食もダイトレよりは多めに持って行かなければならない。
不安は少なくないが、計画段階でのこの不安感というのが、こういうロングトレイルの楽しみの一つでもある。期待と不安のせめぎ合い、決めてからのわくわく感、そして直前の不安感。行動中の心身の調子の波など、そんな楽しみがいっぱいあるのがロングトレイルの魅力なのだ。