2年に一度開催されるトランスジャパンアルプスレース(TJAR)は、富山湾の日本海岸をスタートして北アルプス、中央アルプス、南アルプスを縦走して静岡の太平洋岸をゴールとする 400km を越える超ハードレースで、今回で7回目になる。
スタートしたのは台風が本土に近づいていた 10 日の午前0時。スタートを遅らせるのではないかと思ったが、危険な剱の早月尾根を避けて立山室堂経由にコース変更して、予定通りに開始された。事前の選考会をクリアした 30 名ほどが参加している。
昨年、NHK でドキュメンタリーが放送されて一躍知名度が上がった。私も概要は知っていたが、詳しく知ったのはこの放送がきっかけだった。
途中で何カ所か関門があって、ゴール制限は8日間(今回は急遽3時間延長されることになった)。スタートして2日近くだが、トップは早くも上高地を越えているようだ。
大会記録は5日と6時間くらいらしいが、今回は台風の影響によるコース変更(距離が延びた)や途中の停滞などもあったようなので、記録更新はおそらくないだろう。
興味はあるとは言うものの、さすがにこの大会は参加したいとは思わない。一番の理由は、この暑い時期に長いロードを走らなければならない(おそらく走れないと思うが)というのは苦痛以外の何物でも無いということだ。
ただ、アルプスの稜線の一気の縦走はいつか挑戦してみたいという気持ちは持っている。その場合は北アルプスなら栂海新道から焼岳。中央アルプスは木曽駒から摺古木山。南アルプス甲斐駒から光岳だ。
はたしてこれらに挑戦する時間と体力が残っているかどうかが最大の問題なのだが。