タカラヅカ

今日は宝塚へ行ってきた。
とは言ってももちろん六甲を走りに行ったわけではない。
何と、宝塚歌劇の観劇に行ってきたのだ。
正直言って、宝塚歌劇にはまったく興味は無い。
しかし1ヶ月ほど前、抽選に当たったということで今日のチケットが2枚送られてきた。
発送元は NTT 西日本で、自分では申し込んだ記憶は無いのだが、ネットを乗り換えた時にどこかで自動的にエントリーされていたのかも知れない。
興味は無いとは言っても1枚8千円以上もするチケットで、こんなことでもなければ見る機会も無いだろうと思うし、ちょうどヘルニア手術からも回復してきているので、出かけることにした。
少し時間の余裕を持って出かけたので、会場に入る前に自動販売機でお茶でも買おうと思ったところ、何と通常 130 円の商品が 150 円になっている。
いったいどういう思惑なのか、まったく理解できない。今時 100 円の販売機もめずらしくないというのに、こんな街中でどういうつもりなのだろう。
納得できないのでそばの駐車場で販売機を探したところ、ここも同じ価格設定になっている。
まだ時間があったので、会場から離れて住宅街などを廻って、別の大きな駐車場の販売機を見たところ、標準の価格設定だった。
せっかく楽しみにして来たのに、ちょっと水を差された気分だ。
会場は思っていたよりも大きかった。
席は前から 18 列目のほぼ真ん中で、タダ券とは思えないいい席だった。
もう一つ良かったのは、椅子が列ごとにちょうど半分ずつずれて配置されていて、おかげで前の人の頭がじゃまにならないようになっている。
これは素晴らしいアイディアだと思った。
これまでコンサート会場はたくさん行ったけれど、こういう椅子の配置は見たことが無い。ぜひ他の会場も見習ってほしいと思う。
これまでの経験では時間通りに開演することはまず無いのだが、今日は時間通りに始まった。1日2回講演で、まだ後の講演を控えているせいだろうか。
私は宝塚の俳優のことはまったく知らない。そういうせいもあるのだろうが、舞台に立っている役者がみんな同じ顔に見えて、おまけに役者が多いと誰がしゃべってるのかなかなかわからない。
このところ嫁がマイケルジャクソンの DVD をよく見ていて、それを横目で見ることが時々あるので、歌と踊りというとどうしてもそれのイメージがあって、ついつい比較してしまう。
世界最高レベルと較べるのは申し訳無いのかも知れないが、どうしてもアラばかりが目についてしまう。
終盤になるとお尻も痛くなってきて、1時間半少々で1部が終わった。
30 分の休憩があって、2部は歌と踊り。
『GOLDEN JAZZ』というテーマで、ジャズのスタンダードナンバーのメドレーだったが、音楽のアレンジはあまりジャズっぽくなかった。
小一時間だったが、最後の方は早く終わってほしいという気分だった。
ずいぶん以前にテレビで宝塚歌劇を少し見たことがあって、その時にわずかの時間でスイッチを切ってしまったことを覚えているのだが、生で見たら印象も違うかも知れないと思って出かけたものの、残念ながらやっぱりそうかという感想だった。
行かないよりは行って良かったと思っているけれど、もうこれで十分だと思った。