UTMF の累積標高差

UTMF 2016 の公式結果が公表された。
距離は 44.8k、累積標高差は 1926m だったそうだ。
距離はまぁいいとして、累積標高差が 1926m ????
登りらしい登りは足和田山とパノラマ台のそれぞれ 500m くらいで、あとはほとんどちょっとした登り下りくらいしか無かった。
どういう計測をしたらこんな値になるのだろうか。
いくら細かいアップダウンを正確に計測したとしても、体感的にはせいぜい 1300m くらいだと思う。
今回に限らないけれど、トレイルレースで公表されている累積標高差はとても信じられないような値が多いと感じる。
UTMF のサイトではポイント対象レースの距離と累積標高差が公表されているけれど、私が走った経験のあるレースで言えば、おんたけウルトラトレイル 100k は 3000m となっているけれど、実際は 2000m ちょっとくらいだと思う。
さらに驚きは王滝ダートマラソンの 2840m。体感的には 1000m ちょっとくらいだ。
おんたけウルトラトレイルと王滝ダートマラソンはどちらも王滝村の林道を走る似たようなコースで、距離が倍以上違うのに(王滝ダートマラソンは公表 42km、実際は 40km ちょっと)、累積標高差が 160m しか違わないなんてあり得ない。
ハセツネは 4800m となっているけれど、もう 20 年くらい前のことなので記憶が薄れている。ただ、そんなにはないんじゃないかという感じはする。
海外のレースはどうなんだろうか。
トップ選手のタイムと距離、累積標高差を比較すると、海外のレースも同じようなものではないかという気はする。
コースの性格を比較する材料として公表されているのだが、みんな不正確なら相対的には比較できるということ?