3/30(火)は待望のニセコアンヌプリへ向かう。ここはピークへ行くだけならスキー場のリフト最上部から 30 分程度の登りで行けるらしいが、それでゲレンデ横のオフピステを滑るのではあまりに芸が無い。山スキーヤーならやはり下から登らなくては。
この日は天気予報では好天を伝えていたので、予定通り登山口の五色温泉に向かった。ここはスキー場がある斜面の反対側になる。
*赤が登り、青が滑り。山の上の方は雲に隠れていて見えない。日差しも無し。しかし好天予報だったので良くなることを期待して除雪最終地点を 8 時 20 分に出発した。
少しなだらかな車道を行ってからトレースを追って右の斜面に入っていく。
傾斜は徐々にきつくなってきて、雪面もクラストしてきたので途中でクトーを付けた。天候は回復の兆しは無い。風も強くなってきた。
少し上がハイマツ帯になっているが、それより上のルートがどうなっているのかわからない。
風も一段と強くなってきたので今日はここで断念することにした。標高 1100m。
ハイマツでモノが流されにくい場所でシールを剥がして下りの準備をした。風が強いので十分注意していたのだが、シールの保護シートを一枚、風に飛ばされてしまった。仕方なくノリ面同志を合わせる。
そうこうするうちに今度はシールを入れる袋が雪面を滑り落ちてしまった。ミスの連発に気持ちは一段と落ち込む。
板だけは流さないように細心の注意を払って滑りの準備を整えた。
まずはモノが飛ばされた方向に向かってゆっくりと下る。少し下るとシールの袋を発見!! 良かった。これには流れ止めも入れているので、その重みで遠くまでは飛ばされれずにすんだのかも知れない。しかし保護シートは軽いので見つけることはできなかった。
駐車場所には 10 時 15 分に戻ってきた。
まだたっぷり時間があるので、ニセコのスキー場の様子を見に行くことにした。
このあたりはいくつかのスキー場が集まっているのだが、ニセコアンヌプリへ行く最上部のリフトがあるのはグランヒラフ。
リフト券売り場には最上部のリフトは運行していないと表示されていた。天候のせいなのかすでにシーズンオフなのかはわからない。
それにしてもこのあたりのニセコの街並みはちょっと異様である。日本とは思えない。おそらく外国人旅行者目当ての街づくりをしているのだろう。コロナ前は大変な賑わいだったそうだが。
お昼はニセコ駅の構内にある小さな店でカレーを食べた。焼き野菜がいくつかのっていて、おしゃれな味でおいしかった。
このあとは昨日と同じく駅前の綺羅乃湯に寄ってから、道の駅で、このあたりでは人気らしい高橋牧場のソフトクリームを食べた。おいしかった。
そして初めて羊蹄山の全貌を眺めることができた。
最後には羊蹄山に行きたいと思っているのだが、ピークまではちょっとムリかも。上部はかなり傾斜がありそう。
日用品の店があったので、シールの保護シートの代用になるようなものがないかどうか探してみたところ、台所用のゴミネットを発見。これで代用にできそう。100 円未満だった。
五色温泉へ向かう途中にトイレのある駐車スペースがあるのを見つけたので、今日は道の駅ではなくてこちらに停めることにした。