サッポロテイネスキー場、そして舞鶴へ

4/2(金)はついに北海道最終日となった。今夜のフェリーで舞鶴へ帰る。

このあたりの山スキールートはすでに賞味期限が切れてしまっているようなので、手稲のスキー場へ行くことにした。ここはかの三浦雄一郎氏のホームゲレンデで、一度は行ってみたいと思っていた。札幌オリンピックでアルペン競技の会場にもなった。

サッポロテイネスキー場は大きく二つのエリアがあるのだが、下の方のオリンピアゾーンはすでに営業を終了していて、滑れるのは上のハイランドゾーンのみ。とは言っても札幌オリンピックでの女子大回転のコースになったエリアもあるので、それなりの大きさはある。

9時のリフト営業開始に合わせて行った。

ゲレンデ下のスキーセンターはなかなか立派な建物。上までエスカレータで上がれるようになっている。スキーブーツ で階段を上り下りするのはなかなか面倒なので、これは助かる。

ゲレンデ上(手稲山山頂のすぐ下)からの眺めは素晴らしかった。石狩平野と石狩湾が一望できる。l

三浦雄一郎氏のスノードルフィンスキースクールは営業していない様子だった。もうすでに店終いなのか、平日のせいからなのかはわからない。

昼はスキーセンターのレストランでカレーを食べたのだが、焼き鳥のような鶏肉が煮込まれていて、ちょっと変わった味でおいしかった。

富良野のスキー場よりは良かったが、山スキーの快感を再確認してしまった身にとってはゲレンデスキーはすぐに飽きる。もちろんそれほどうまく滑れるわけではないのだけれど。

3時過ぎにおしまいにして、小樽市街に戻った。今日は夜にフェリーの風呂に入るので温泉は無し。

観光駐車場に車を停めて、夕食の店を物色した。フェリーに乗らなければならないので酒は呑めない。

海鮮丼をメインに探索したが、たまたま回転寿司の店があった。これなら食べる分量を好きなように調整できるので、ここにしよう。

お腹いっぱいになって、小樽のフェリーターミナルに行った。

今日は金曜日の夜なので、来た時(火曜日夜)よりも乗客が多いような気がする。行きは一人だった格安部屋も今日は他に二人いた。

それにしてもやはり退屈。ソファに腰掛けて外を眺めていたら、ちょうど反対向きの船が近くを通り過ぎた。

行きは何となく寒そうで甲板には出なかったのだが、暇つぶしに出てみた。さほど寒くは無かったけれど、ずっといようとは思わない。

舞鶴港に着いたのは翌土曜日の夜9時過ぎだった。高速を飛ばして 12 時前には家に帰り着くことができた。

こんなに長い間出かけたのは本当に久しぶりだった。前回の長期遠征は 1994 年夏のヨーロッパアルプス2週間だったので、27 年ぶりということになる。

それにしても今回は天候に恵まれた。天気が悪い日を休息日にしようと思っていたが、行動中に雨に降られたことは一度も無く、雨が降ったのは夜や車での移動中だけだった。おかげでどこへも行けない日は一日も無かった。

今回は初の北海道で、しかもまともな山スキーも 10 年以上ぶりだったので、あまり大きな満足は求めないようにしようと思っていた。ちょっと物足りないくらいでちょうどいいと思っていた。

2回のゲレンデスキーを除いては全日どこかの山へ出かけたが、いずれもせいぜい半日のコースで、午前中に下りてきてしまった日も何度かあった。

しかしこれで良かったと思っている。何よりも単独行なので安全が第一である。

行く前は本当に山スキーに復帰できるかどうかかなり不安だったのだが、今なりのレベルでやっていけばまだしばらくは楽しめそうに感じた。

スキーに関しては初めて滑ったのは中学生の時で、その後もゲレンデスキーはちょくちょく出かけてはいたけれど、マラソンのように集中的にやった時期がまったく無く、ブランクも何度もあったので、いつまでたっても中級者レベルを脱することができていない。

これまではスキーの重要度が最上位になることが一度も無かったのがその原因だが、これからしばらくは冬はスキーを最上位にしようと思っている。

この歳になってどこまで上達できるかはわからないが、前向きな気持ちで取り組める対象が見つかったことは自分でもうれしく思っている。

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