4/27(金)はまずは山上ヶ岳に戻って、奥駆道で大天井ヶ岳を経由して吉野駅まで。
山上ヶ岳でご来光を拝もうと思って4時半にヘッドランプで小笹の宿を出発したが、思ったより時間がかかって、山上ヶ岳の手前で太陽が上がってきてしまった。
少し進んだら東の方向が開けた場所に出た。
実は山上ヶ岳の山頂エリアは東の方向は木があってあまり展望が良くなかったので、結果的にはラッキーだった。
大峰山寺の前から山道を下る。
山頂から10分ほどで西の覗へ。
例の岩場の上から金剛・葛城山系。
気温が上がってきたので薄いジャケットとオーバーパンツを脱いで、ヘッドランプもしまった。
しばらく歩いていたらキジに出会った。どこだったか林道を車で走っている時に道端にキジがいるのに出会ったことがあったけれど、間近で見るのはそれ以来。
6時20分に洞辻茶屋まで下りてきた。
椅子に腰掛けて少し休憩しようと思ったが、スマホが圏外だったので先に進むことにした。
吉野まで24kmあるらしい。吉野神社まで?
五番関までは遠かった。洞辻茶屋から1時間10分ほどかかった。
ここで腰を下ろして大福休憩にした。10分ほどの休憩で大天井ヶ岳への登りに入る。
50分ほどの登りで大天井ヶ岳(1439m)に到着した。
このあたり以前はもっと鬱蒼としていたのに葉が落ちてスカスカになっている。
写真を撮ったら早々に下山に移る。しばらくスカスカのままだった。
山頂から40分ほどで二蔵宿。
それから10分少々で車道に出た。
四寸岩山を経由するか車道を行くか迷った。この時、四寸岩山の標高を見間違えていて、登り返しが300mほどあると思いこんでいたので、距離が長くなっても登りの無い車道を行くことにした。もうすでに5時間くらい歩いている。
車道は思いのほか長かった。以前にトレラン モードで吉野から大天井ヶ岳を往復したことがあって、この時は復路でこの車道を走って40分ほどで登山道の入り口まで戻っていた。
しかし今日は荷物が重くて走れないせいもあって延々1時間半ほどかかってようやく登山口まで来た。
登山口はこんな雰囲気ではなかったような気がするのだが・・・
その後2分くらいで見慣れた登山口が現れた。
さすがに車道歩きもうんざりしてきて、おまけに肩も痛くなってきた。
さらに10分ほど進むと左に登山道の分岐が出てきた。
確かこの道は少し峠のようになっていて、ショートカットにもならなかったはずなのだが、土道を歩きたいと思ってこちらに入った。
前半は緩い登りだったが、久しぶりの登山道で気分は良かった。これなら四寸岩山も寄れば良かったと思った。
ほどなくまた車道に出て、すぐに青根ヶ峰への登り口に来た。
四寸岩山へ寄らなかったことを後悔したので、青根ヶ峰へは登っておくことにした。
ほんの3分ほどで山頂(858.1m)へ。
展望は無いが大きなベンチがあったのでそこに腰掛けてしばし休憩した。
ここを過ぎると数分で金峯神社で、ここでまた舗装路になる。
高城山(698m)にも登っておく。
休憩所の手前からは高見山がきれいに見えた。
休憩所からの金剛・葛城山系。
しばらく車道を下って、花矢倉の展望台から吉野の街並みと金剛・葛城山系。蔵王堂(右端)まではまだしばらくかかりそう。
ここでも腰を下ろして少し休憩した。
ここから40分ほどかかってようやく金峯山寺の蔵王堂まで来た。
大工事をやっていて、いつも通れた通路が通れなくなっていた。
銅鳥居。
午後1時半、ようやく近鉄の吉野駅に到着した。
あと5分ほどで阿部野橋行きの急行が出るタイミングだったがこれは見送って、土産物屋で柿の葉寿司と缶ビールを買って一人打ち上げした。
8時間、約 25km でした。
今回は初めてのものをいくつか試してみるのも目的の一つだったが、トレイルシェルター は雨さえなければ十分に使えると感じた。
昨日の夕方はまだ明るかったので外で夕食をとったが、朝はまだ暗くておまけに寒かったので、体はシェルターの中に置いて調理だけ外でやった。
しかしそれでもかなり寒かったので、お湯が湧いたらチャックを下ろして中で食べた。頭がつっかえて窮屈だったが寒いよりはマシ。
思い切って食後のコーヒーはシェルターの中でお湯を沸かしてみた。何とかいけそう。
アルコールの消費量が多かったのも外で使ったせいで燃焼効率が悪かったのかも知れない。風はなかったもののやはり炎はかなり揺れていた。
エアマットは地面の冷えが伝わりやすいのでポリエチレンのマットを購入したが、これもなかなか具合が良かった。嵩張るのが難点だがウルトラライト系のやわらかいマットよりはいいと感じた。
全般的に合格点でした。