今日(6/23)も天気はあまり良くないが雨ではないので硫黄山に向かうことにする。
未舗装路をカムイワッカ湯の滝に向かう。
2年前に来た時の駐車スペースに車を停めた。実は登山者用の駐車スペースは少し手前にあったようなのだが、よくわからずに通過した。
日曜日なので混んでいるかもと思ったが誰もいなかった。
このところ寒かったのでTシャツを一枚重ね着して、パンツも暖かいタイプをはいた。
林道通行許可証を箱に入れて、7時ちょっと過ぎに出発した。
このあたりは人よりもヒグマの方が多いと言われているエリアだが、実際はシカだらけ。
ほんの5分ほどで登山口へ。
いきなりの急登だが今日は大丈夫。
30分ほど上ると噴火の跡のような地形になってきた。
硫黄の採掘場所の跡。
噴火の跡。
一部、ずるずると滑りやすい場所があった。何で滑るのかよくわからない。
それにしても意外と暑い。標高が上がれば気温も下がってくるのではないかと思っていたが、曇天のせいかあまり気温も下がらず、たまらずTシャツを脱いだ。
このあと樹林帯に入った。
このあとしばらくは大きな石や倒木で歩きにくい道がしばらく続いた。
エゾイソツツジ。
しばらく下ったら沢に出た。
沢を少し上がったら雪が出てきた。ここでポールを出した。
エゾコザクラでしょう。北海道なのだから。
雪はすぐに消えて、しばらくナメ滝を巻いたりしながら登っていった。
しばらく上るとしっかりと雪の残った雪渓が現れた。
今回はアイゼンを持ってきていない。甘く見過ぎたようだ。
少し登ってみたがこれでは下りが危なすぎる。もし足を滑らせたらピッケルがなくては止められない。
ここで引き返すことにした。9時25分。標高1000mちょっと。
今日は日曜日なのできっと登ってくる人がたくさんいるだろうと思って、すれ違うたびに「敗退しました」と弁解するのは面倒だなぁと思ったが、結果的にすれ違ったのは1パーティだけだった。
最後の樹林帯は不気味だった。クマが現れそうな気配があって、声を出しながら下った。
11時18分に登山口まで下りてきたので、興味のあった知床林道へ行ってみることにした。実は末端の番屋まで一日かけて往復したいと思っていたのだが、時間があるので様子を見ておくことにした。
登山口でおにぎり休憩をとって、その後、数分で知床大橋へ。
オホーツク海は霧で見えない。
橋のすぐ先にがっちりしたゲートが設置されていた。
その気になればこれくらいのゲートなら越えられるが、そこまでするほどではないと思ってここで引き返した。この道はやはりオホーツク海が眺望できないと歩く価値がないと思う。
それにしてもこのあたりのシカの多さには驚いた。まるで動物園で自分が客のシカから眺められる動物になったような気分。
2年前に来た時はカムイワッカ湯の滝の中には入らなかったので、今回はどんなお湯なのか味わってみようと思ってサンダルで行ったところ、
結局、橋から眺めるだけで終わってしまった。また来ることはあるだろうか。
このあたりはスマホ圏外なので一旦ウトロの道の駅に戻って、天気予報などを見て今後の行程を考えた。
明日は雨で、その後もすっきりしない。昆布岳が晴れだった以降はもう4日間晴れ間無しで、明日も雨予報。天候が回復するのは週末あたりからという予報。梅雨の無い北海道に来ているのにまるで梅雨真っ只中という状態。
さすがに気持ちが萎えてきた。
こんな日が続くくらいならもう帰ってしまおうかという気持ちが湧いてきて、フェリーの混み具合を調べてみたところ、明日以降も空席がある模様。
それならと思って予約変更をしようとしたところ、満席で変更できないという返事が返ってきた。
詳しく調べると私が予約している半個室でカギのかかるタイプの部屋だけが満室になっている。明後日も同じ。
今の予約をキャンセルして別のタイプの部屋で新たに予約することはできそうだが、往復割引が適用されないなど料金面でかなり損をする。
そこまでやる気にはなれないので、いろいろと調べながら明日以降の行程を考えた。