峰床山

今日は登山教室の随行で峰床山へ行ってきた。

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鯖街道ウルトラのおにぎりエイドの久多から歩き始めて、オグロ坂峠まで鯖街道を行って、そこから峰床山(970m)へ。
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ピーカンの山頂で昼食をとってから八丁平へ。谷底はまだ雪がしっかり残っている。
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少し周遊してから大悲山峰定寺へ下りてきた。
途中で少し寄り道をして、三本杉の巨木を眺めてきた。
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写真では二本に見えるが、この後ろにもう一本、立派なものが立っている。優に樹齢千年以上は経っていると思われる。
さて、明日はいよいよ奥熊野いだ天ウルトラに出かける。左膝の調子は残念ながら完治とはならなかった。今日も1日歩いたあとは、左膝に少し疲労感を感じた。
とにかく、ここまで来たらもう行くしかない。幸い、トレイルレースではないし、エイドステーションが2〜3キロおきにあるような大会なので、リタイアしても何とかなるだろう。
行けるところまで行くのみだ。

山田池ジョグ

昨日は完全休養にしたので、今日は山田池へ。ペースを上げるつもりはなかったが、快適さを感じるくらいのペースにはしたいと思って家を出た。
穂谷川の途中でペースをチェックすると、思ったより上がっている。山田池に着いたタイムも、少し気合いを入れて走った時とほとんど変わらないくらいだった。
多少の不安を感じながらも、はやりストレスが溜まっているのだなと思って、身体の欲するままに走った。
後半にはキロ4分台まで上がることもあったが、特に不安を感じることも無く走り終えることができた。
が、走り終えてから恐れていた左膝の違和感が出てきた。痛みは無いが、やはり今の状態ではペースが速すぎたようだ。
しかしもう走ってしまったのでどうしようもない。本番まであと5日。明日の練習は控えた方が良さそうだ。
30年近く前に買ったタプソール8を探し出してきてつけてみたが、あの強烈な刺激はいささかも衰えていない。
本番は2カ所にデポジットを置けるので、タプソールとロキソニンとBCAAを置いておこうかと考えている。ロキソニンのような薬はできるだけ避けたいので、これまで服用したことは一度も無いのだが、こういう状態ではそんなことも言っていられない。一度試してみようと思う。

山田池15kmジョグ

今日は1ヶ月ぶりに練習会へ行った。
ギリギリまで行くかどうか迷った。ようやく故障再発の不安も薄れてきたが、まだ質の高い練習はムリだ。きっと再発する。練習会へ行くと、どうしても周りにつられてしまうので、その結果が吉と出るか凶となるかは神のみぞ知るところだ。しかしもうずいぶん長く休んでいるので、ムリをしない範囲で走ってみようと思った。
今日は山田池。曇りで、気温もずいぶん低い。スピードを上げて走るならいいコンディションかも。
キロ6分を少し切るくらいのスピードでスタートした。早々と最後尾になるが、気にしない。
予定では2.5kmのコースを4周。具合が良ければあと2周くらいと考えた。
おおむね予定通りの感触で4周を終えて、5周目に入った。最初の登りで左膝に違和感!!。しばらくペースを落としたら、ほどなく治まってくれた。
その後は違和感が再発することもなく6周を走り終えた。まだ行けそうな感じだったが、せっかくこれまで徐々に距離を延ばしてきてうまくいっているので、ここでムリをして台無しにしてはいけないと思って、ここで終わることにした。
その後、家までジョグで帰って、アップも入れると全部で 22km ほど。この1ヶ月では最長距離になった。
これで来週に 100km が走れるとは思えないが、気持ち的には少しは楽になった。どうなるかはわからないが、とにかく走るだけは走ってみようと思えるようになった。
本番まで、もう長い距離を走ることはないだろう。この程度の練習ではたしてどれだけ走れるのか、以外と楽しみでもある。

10日ぶりの山田池ジョグ

6日の山田池ジョグで左膝の故障が再発して、その後3日ほど完全休養。先週後半からまた少しずつ走り出して、今日は10日ぶりに山田池へ出かけた。
山田池2周と家からの往復で10km少々。10kmを走るのすら10日ぶりで、今月の走行距離はまだ100kmにも満たない。
しかし27日には熊野で初のウルトラ100kmを控えているのだ。
今日も最後の方では、これ以上走るとまた再発しそうな感じで、完治にはまだ時間がかかりそう。
できれば週末には長い時間動き続けるようなことをやってみたいと思っていたが、これでは止めた方が良さそうだ。
まぁ、ここまでくればもう開き直るしかない。今さらあがいてもどうしようもないので、何とか初の100kmを完走して終わりたいと、それだけを祈っている。

山田池スロージョグ

今日は枚方陸上競技場でリレーカーニバルが開催されていた。クラブからも何人かが出場するので、観戦に行ってきた。
ちょうど昼過ぎから男子の 5000m と女子の 3000m が続けて行われたので、昼食をとってからスロージョグで競技場に向かった。
昨日から気温の低い状態が続いているが、今日はおまけに風が強くて、自分なら絶対に走りたくないと思うようなコンディションだった。
予定より少し遅れてまず男子の 5000m がスタートする。その後、何と、冷たい雨が落ちてきた。これはつらい。
みなさん、あまりよろしくないタイムだったようだが、これでは致し方ないだろう。走りきっただけでも大したものだ。
女子の 3000m は天候は少し回復していたが、冷たい風は収まらなかった。
競技場での大会はたいがい 5000m がプログラムの最終近くに行われるので、終了を待ってトラックでゆっくりダウンジョグをやるのが習慣になっている。しかし今日はまだまだ残りのプログラムがたくさん残っていたので、参加したうちの二人と一緒に山田池へ行った。
ヒザの調子がまだ不安なので、本当は一人でゆっくり走りたかったのだが、このところ練習会も休んでいてみんなと一緒に走っていないので、せっかくなので一緒に走ることにした。
大回りの 3.1km コースを2周回ったが、2周目の途中あたりからヒザに違和感が出てきた。ただ、走れないほどではないので、何とか付いていく。二人が2周で終わってまた競技場へ戻ったので、これ幸いとしばらく歩きにした。
悪化させてしまったと感じたが、5分ほど歩いてから少し走ってみたら、痛みはすっかり消えて、ごく普通に走れる状態に戻っていた。
良かった。ほっとした。
一瞬、非常に暗い気持ちになってしまったのが、キリがさっと晴れたように爽やかな気持ちになった。
明日からはいつもの朝夕ジョグのパターンに戻そうと思っている。

淀川スロージョグ、そして Jeff Beck

ちょうど1週間前の土曜日、キャノンボールの出場判断のために 1km ほど走って左膝の痛みが出て以来、久しぶりに走りに出かけた。昨日の夕方、近所を15分ほど超スロージョグして痛みが出なかったので、まだ若干の違和感は残っているが、ゆっくりならたぶん大丈夫だろうと思って、フラットな淀川へ行った。
4km ほど行ったあたりで知らない人に声を掛けられて、延々 30 分ほど話に付き合わされてしまったが、10km 少々を痛み無く走りきることができた。キロ6分より遅いくらいのペースだったが、無事に終われてほっとした。
そして夜は期待の Jeff Beck!!。会場は尼崎のあましんアルカイックホールというところで、フェスティバルホールのような大会場よりは一回り小さな会場。大きな期待感を持って出かけた。
6時の開演予定だったが、始まったのは6時15分くらい。1曲目は知らない曲で、ビート感あふれるがモノコードのシンプルな曲。以外と短い時間であっさり終わってしまった。
メンバーは Jeff Beck 以外はサイドギター、ベースの女性(Tal ではない)、ドラムのシンプルなカルテット。アンプや PA もかなりシンプル。
どうも安全運転という感じの演奏で、ソロも時間がわりと短め。もう少しソロを続ければ盛り上がるのに、というところで終わってしまう。ちょっと欲求不満気味。
1時間半ほどで一旦終わってしまって、お決まりのアンコールへ。
ここで想定外の Rollin’ and Tumblin’ !!。Cream 時代の Ginger Baker と Eric Clapton を彷彿させるような演奏で、一気に盛り上がる!!。待ってましたとばかりに会場から手拍子が始まったが、何とオモテの1拍3拍??。
どうもやりにくかったようで、ステージの上から大きな手振りでウラの2拍4拍にしようとしている。その後、会場からはオモテとウラの両方が混在するというとんでもない状況に??
ただ、Jeff Beck 本人はそんなことお構いなし、という感じで熱のこもった演奏を続けていた。
期待した Beck’s Bolero は聞かれず終い。8時前には終わってしまって、いささか拍子抜けという感じ。
悪くは無かったけれど、ちょっと期待感が大きすぎたかなというところだった。
しかし Jeff Beck はいつまでたっても若い!!。もちろん近くで見れば年相応(70 になるかならないか)だと思うが、演奏する音楽の質は前向きな姿勢を失っていない。
こういうタイプのミュージシャンは他には Miles Davis くらいしか知らない。
ミュージシャンというのは年を取ると円熟味が出てきて、どうしても無難な演奏になりがちだ。それはそれで味があるのだが、若い頃のアグレッシブさはもちろん失われている。
そういう演奏を聴くと、『やっぱり若い頃の方が良かったな』と感じることが多いのだが、年を経てもそういった円熟味とは無縁で、いつまでも新しいものを求め続けているのが Jeff Beck であり、かつての Miles Davis だった。
そういう姿勢のミュージシャンのプレイに生で触れることができたのは、非常に良かったと思う。
私もできる限り前向きの気持ちを持ち続けていたいと再認識した次第である。

キャノンボールは DNS

散々悩んだあげく、キャノンボールは棄権することにした。
天候のことはもちろんあったけれど、最大の理由は思いがけない故障!!
昨日の朝、いつもののんびりジョグをやっていたところ、終盤に近づいたあたりで突然左膝に強い痛みが出て、立ち止まってしまった。
このところの練習は質も量も低めだし、最近の練習で強い負荷を与えたのは日曜日のレペティションくらい。それももう数日前のことだ。その後はただのジョグしかやっていない。
走っている時に突然、どこかにちょっとした痛みが出ることはまれにあるが、ほとんどはしばらくすると何事も無かったかの様に消えてしまう。しかし今回の痛みは少し様子が違った。
しばらく歩いても痛みがあまり引かないし、痛みの質がそういう一時的なものとちょっと違う感じ。キャノンボールを直前にしてこういう事態はまったく想定していなかった。
その後は歩いて家に帰って、さっそくアイシングをしてケアに努めた。
夕方、おそるおそるスロージョグに出かけてみたところ、ほんの数分でまた同じ症状が!!
しかしまだキャノンボールを棄権するつもりはまったくなかった。
今朝のヒザの感触はどうも怪しげな感じ。走り出したら痛みが出てきそうだ。
それよりも天気予報によると今晩から明日にかけて、相当天気が荒れるとのこと。明日朝の予想天気図を見ると、二つ玉低気圧がちょうど近畿のあたりをはさんでいる。こんな時に山へ行くなんて自殺行為でしかない。
悪天候で大会が中止になるのではないかと思ったりしてみたが、どうも決行されるようだ。
やめておこうという気持ちと、こんな時に夜中に山を走るなんて、滅多にできることではないという興味もあったりして、なかなか決心がつかない。
午後3時頃、そろそろ最終決断が必要な時間になってきたので、少し走ってヒザの具合を見てみようと思った。
着替えもせずにそのままシューズだけ履いて出かけたところ、ほんの数分で昨日と同じ状態になってしまった。この瞬間、決心が付いた。多分登りは大丈夫だろうが、下りになったらすぐに痛みが出てくるだろう。
悲惨な状況になっても行動し続けるというトレーニングも必要かも知れないが、そうなるとわかっている所に飛び込んで行くというのもいかがなものかと思って、今回は諦めることにした。
明日は練習会も行かずにのんびりしようと思う。

山田池ジョグ

このところ若干意欲低下気味なのと、何年ぶりかの大きな仕事が入ってきたのが相まって、平日の練習で走る距離がぐっと減っている。
週末にはキャノンボールなので、今さら距離を踏んでもマイナスにしかならなさそうだが、たまにはまともに走ってみたいという気になって、今日は山田池へ向かった。とは言っても周回2周でトータル 10km 少々だが。
それほどスピードを意識するわけではないが、あまりチンタラにはならないようにというレベルで、キロ6分くらいでスタートして、徐々に自然にペースアップして終盤はキロ5分台前半。平均で5分半というところだった。体感よりは少し速かったかなという感じ。
週末は予想通りと言うか予定通りと言うか、天気は良くなさそうだ。
私が参加したここ2回はいずれも雨には出会わなかったのだが、それ以前の7回はすべて雨や雪という大会で、今回もいよいよそのパターンを踏襲という感じだ。気温はそれほど低くはならなさそうなのだが、六甲と言えど最高地点は 900m ほどあるので、風が強くならないことを祈りたいと思う。

競技場レペティション

今日の練習会は競技場。メニューは苦手なスピード練習の 3000m + 2000m + 1000m のレペティション。
一昨日の湖南アルプスの影響か、昨日から股関節の具合が良くなかったので、キャノンボールを控えていることも考慮して、別メニューで少し速めのジョグくらいにしておこうと思って出かけた。
そんなこともあって、アップのジョグではアップとは思えないようなペースに上がったグループについて行って、半分本練習気分で走った。
しかしそれで身体が暖まったのか、股関節は違和感が無くなって、少し気持ちが前向きになってきた。
せっかくの競技場での練習会なので、行けるところまで行ってみようと思い直して、レペティションに取り組むことにした。
キロ4分台前半のようなスピードはもう2ヶ月ほどやっていないので、グループや誰かに着いて行こうということは考えず、きっちり走りきれるくらいの感覚のペースで出た。
最初の 1000m は 4’10″。思ったよりいいペースだ。余裕は無いが、徐々にこういうスピードに身体が馴染んでくるのを感じる。しかしながら次の 1000m は 4’21″。まぁいいだろう。
久しぶりのトラックの 3000m は 12’52” だった。タイムはさておいて、こういうペースで何とか走り切れたことが少しうれしかった。
次の 2000m は 8’25″。平均ペースで最初の 3000m よりは少し上がったので、ほっとした。
最後の 1000m は 4’04″。これなら悪くない。
幸い、股関節の違和感は出ず、このところしばしば現れる、突然足の力が抜けるような症状も今日はまったく無く、気持ち的にはしっかりと走りきることができた。
これからの競技場の練習会ではまたスピード練習にしっかり取り組みたいと思う。
練習会が終わってからは久しぶりにクラブの人とスパバレイへ。ゆっくりと温泉につかってたっぷり汗をかいて、久しぶりのビールを堪能してきた。
天気も良く、楽しい一日だった。

湖南アルプス再挑戦

今日は予定通り、湖南アルプスに再挑戦してきた。天気予報は今ひとつだったが、キャノンボールが悪天になる可能性もあるので(可能性大?)、多少の雨は覚悟で出かけた。
寒くて風が強いという予報だったが、朝の冷え込みは前回や2月の六甲の頃に較べるとマシだった。ウエアは上は半袖Tシャツの上に長袖のジップシャツ、下はロングタイツにした。

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前回と同じ電車で出かけて、石山駅そばで準備をして出かけたのはほぼ8時。気にならない程度の小雨がぱらついている。予報通り風が強くて寒い。
今回のシューズは NorthFace の Single Track Hayasa。ロード部分が多いので軽いタイプにした。おかげでロードはやはり普通のトレイルシューズより走りやすい。
いつの間にか小雨は止んで、身体が暖まってきた。
今日は石山寺からは東海自然歩道を行くつもり。
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石山寺のすぐ前の道を南へ向かう。住宅街のさほど広くない道だが、結構車が通る。安全という意味では歩道のある幹線道路の方が安全だ。
道標がまったく見あたらず(実は2カ所ほどあったのを帰りに気付いた)、あまり西に行かないように進んでいたところ、東海自然歩道から離れてしまって少し早めに幹線道路に出てしまった。しかし南郷の洗堰はもうすぐだ。
道がわかっているというのは気分的に本当に楽だ。しかし今日は関津からの東海自然歩道の山道を行くつもり。先日、峠からの道で途中で出会った道だ。
すんなり見つかるかどうか若干不安だったが、これも問題無くすんなり入れて、これで今日は成功間違い無しとその時は確信した。
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道はしっかりしているが、溝のような道で、このところの雨で落ち葉が濡れて所々水たまりのようになっている。しかしほどなく先日合流した場所を過ぎて、9時半過ぎには笹間ガ岳に到着した。前回より30分ほど早い。
頂上の岩の上は風が当たって寒いので、琵琶湖方面と堂山の写真を撮って早々に下りて、岩の下で少し休憩する。
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腰を下ろしてジェルを補給。
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迷うこと無く矢筈ガ岳への分かれを目指すが、時折雪が舞う。途中の池糖の写真を撮る余裕も。
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早々と例の分かれに到着したが、今日は土砂崩れの看板が無い。復旧したのかと思ってそちら方面へ向かうが、この道はかなり荒れていて、歩く人が少ない感じ。GPS のルートからは少し離れているが、道はこれしかない。
しばらく行くと大石富川へ向かう朽ちた道標が現れた。このまま行くと南の方へ下山してしまうが、道はこれしか見あたらない。少し進んでみたが GPS のルートからますます離れるので、一旦戻る。
しかし他に道は見あたらない。コンパスで方向を確認したが、やはり目指す方向はこの道しか考えられないので、再度そちらへ向かう。
しばらく行ったがずっと下るばかりで、矢筈ガ岳と思われる方向からはどんどん離れてくる。これはやはり大石富川へ向かう道に違い無いと思って、またまた引き返す。今日もまた敗退かという気持ちがよぎる。
引き返して少し行ったら右方向へ踏み跡程度の道があり、木の枝にテープが貼られているのを発見。よくわからないが、方向としてはこちらに行くしかない。
少しすると雪が激しくなってきた。雨は覚悟していたが、まさか雪になるとは。しかし雨よりは雪の方がマシだ。ジャケットを着る。
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かすかな踏み跡をテープに導かれて進む。何度かテープを見失って戻ったりしながら進んでいたら、突然しっかりした道に合流した。GPS のルートでもちょうどルート上に戻っていた。と言うことは、この道をどこかで見失ったということなのだが、そんなところがあったのかどうか、まったく思い出せない。
雪は激しくなるばかり。まさか今日、こんな風景に出会うとは思いもしなかった。
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急登を駆け上がって11時ちょっと過ぎに矢筈ガ岳へ到着。
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展望も無く、寒いので、写真を撮っただけで早々に戻って太神山方面へ向かう。少し休憩したいところだが、この天候では止まって給食する気にはなれない。
少し行くと例の土砂崩れの看板が現れた。逆方向なのでもはや関係無いのだが、まだ崩れているのだろうか。
矢筈ガ岳から30分ほどで東海自然歩道に合流した。不動寺には休憩できる場所があるのではないかと期待して、先を急ぐ。
さすがにこのあたりは登山者に何度か出会う。
期待通り不動寺に休憩場所があったので、そこで腰を下ろして大福餅をほおばる。雪が一段とひどくなってきたので、雨具のパンツとオーバー手袋を着けて、太神山へ。
太神山(599m)まではほんのわずかだった。今日の最高地点だが、ピークには祠がある。
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ここまで来ればもう大丈夫と安心した。東海自然歩道をしばらく下って車道に出ると、前回来た鎧ダムへの分かれはすぐだった。
途中、例の崖崩れの看板が二度ほど現れた。詳しく見てみると崖崩れ箇所は今日通ってきた場所のはずなのだが、ひょっとしたら崖崩れ箇所をエスケープするためにあの道があったのかと思ったりした。
天候が少し回復してきたのでジャケットを脱ごうかと思ったが、今日は天候が不安定なので汗ばむくらいになるまでこのまま行くことにする。
鎧ダムはあっさり通り過ぎて、堂山への登りに入る。ここはつい先日来たばかりなので、地図はしまって気楽に進む。
記憶にあるザレ場を下ってどんどん行く。GPS のルートから少し離れてきているが、きっと表示がうまく更新されていないのだろうと思って軽快に進んで行った。
何かちょっと様子が違うな感じてあたりを見回したところ、右方向の谷を隔てた先に堂山が見える。いつの間にか下山路に入ってしまっていた。
一瞬、堂山は先日登っているのでもうこのまま下りてしまおうかという考えが頭に浮かんだが、まだ時間もたっぷりあるのでやはり戻って完走しないと後悔すると思い直した。
このあたりのメンタリティは昔よりは少しタフになったと思う。昔の自分なら矢筈ガ岳への道がわからなくなった時点で早々に下山したかも知れないし、このミスは間違い無くそのまま下山していたと思う。体力が落ちたが、メンタルは若干強化されているように感じる。と言っても元々弱かったのが少しマシになったという程度だけれど。
1時半頃に堂山に到着。前回が12時くらいだったので、ぐるっと廻ってきたわりには1時間半くらいしか余分にかかっていない。
頂上では琵琶湖方面と笹間ガ岳、矢筈ガ岳、太神山の写真を撮る。
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堂山からの下りは以外とやっかいだ。頂上エリアは風化花崗岩で滑りやすいし、沢に下りると今度は岩が濡れていてまた滑りやすい。前回は沢筋で何度となく足を滑らせた。
今日も沢筋では何度か足を滑らせたが、前回の教訓があったので慎重に行動して、転倒するほどのことは一度も無かった。
最後の木の橋も慎重に渡って、無事車道に出た。
あとは車道のジョグだけなので、ここで雨具上下とオーバー手袋、帽子を脱ぐ。が、走り出してすぐにまた雪、と言うかアラレが降り出した。強くなってきたので取りあえず帽子だけかぶった。
アラレも結局ほんの数分で止んで、記憶に残る車道を石山へ向かう。前回終わった時は、全コースを行っていたら帰りの車道はかなり厳しいかも知れないと感じていたが、今日は快調だ。短かった前回よりも楽なくらい。やはり目標ルートをクリアした満足感からだろうか。
帰りも行きと同じ東海自然歩道の道をたどって、午後3時17分に石山駅に戻ってきた。前回石山に戻ったのが午後2時くらいだったので、ぐるっと廻ってプラス1時間17分だった。堂山のチョンボが無ければたぶんプラス1時間以内だっただろう。
今回は久しぶりに満足のいく内容だった。ルートミスは何度かあったが、本当に重要なのはそのミスをどうリカバーするかということ。ノーミスでいければそれに越したことはないが、現実的にはなかなかそうはいかない。そういう意味では今日は中身が濃かったと思う。
帰りの車道もおもったよりしっかり走れたし(と言ってもキロ6分半から7分くらいだが)、不安定な天候もほとんど気にならなかった。
それにしても今日は寒かった。この冬のトレイルでは今日が一番寒かったと思う。当初はライトジャケットで荷物を軽くしようかと思ったりしていたのだが、結果的にはしっかりした雨具を持っておいて良かった。あの天候でライトジャケットでは厳しい状況になったかも知れない。あの踏み跡程度の場所で厳しい状況になればそれこそ遭難騒ぎになる。
まぁ、今日は自己満足のおだやかな気持ちで眠れそうだ。