新車到来

13年ぶりに車を乗り換えた。
13年で7万キロしか走っていないしまだ何の問題も無いけれど、死ぬまでにはあと一回は乗り換えないといけないだろうし、今年は消費税が上がる。おそらく車の購入に関しては何らかの軽減措置が取られるだろうけれど、自分の年齢と乗り続ける年数を考えるとそろそろ人生最後の車に乗り換えるタイミングかなと思った。
13年間乗ったのはレガシィのツーリングワゴン。
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13年間一度の故障も無かった。こすりキズが何カ所かあるけれどへこみのようなものは無く、車検以外でディーラーに預けることは一度も無かった。
これまでに乗った車の中では一番のお気に入りだったので、手放すのはちょっと淋しい気持ちもあった。
私は車の運転を楽しむ趣味はまったく無い。単に移動のための道具にしか過ぎない。しかしそうは言っても動けば何でもいいというものではなく、求める要求条件はいくつかある。
まず、車中泊ができること。もちろん軽自動車でシートを倒して寝る人もいるけれど、中で食事もとなるとちょっと厳しいだろう。
それからスキーはもちろん、マウンテンバイクが積めること。
林道や雪道を走ることがしばしばあると思うので、4WD。
これくらいなら候補になる車はたくさんあるけれど、最後の要求条件のせいで一気に対象車種が限られてくる。
それは、マニュアル車であること。
マニュアル車に乗っていると言うと(今まで乗っていたレガシイもマニュアル車)すごい車好きのように思われてしまうけれど、そんなことはまったく無い。
実はレガシイの前に、これも13年ほど乗ったのは日産のプリメーラで、これは AT 車だった。特に何も意識すること無く乗っていたのだけれど、山スキーをやるようになってからしばしば同行させてもらった山岳会の方がマニュアル車に乗っておられて、運転を交代して久しぶりにマニュアル車に乗ったとき、「やはり車はこれでなくては」という感覚を覚えた。
何となく AT 車は車の方が主人公のような感じで、それに対してマニュアル車は自分で車を運転しているという感覚がはっきり感じられる。
そんなわけで今回も自分の要求条件に合って、なおかつ価格が妥当で、あまり車体の大きすぎない車ということで選んだのがこれ。
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マツダ CX-5 2.2L ディーゼルターボ 4WD 6MT というやつ。昨年秋からラインナップされたモデル。
マニュアル車というのはもはや絶滅危惧種のようなものだけれど、何とマツダはわざわざマニュアルモデルを追加投入した。フォレスターのマニュアルモデルが無くなってしまったので、もはや選択肢はこれしか無い。
ディーゼル車に乗るのは初めて。我々の世代は車好きの人でなければディーゼルに対するイメージは決して良くないと思う。私もその一人で、詳しく調べてみるまでは「何で今さらディーゼル?」という印象を持っていたのだけれど、マツダのクリーンディーゼルというのはエコカーの対象車種で、今回も購入時の税金が免税になった。別にディーゼル車を選択したわけではなくて、マニュアルモデルはディーゼルしかなかったというだけのことだけれど。
それにしても最近の車の電子化はすさまじく、ボタンの操作方法など、必要最低限度のことは事前に知っておかないととても運転できない。
エンジンの起動もボタンで、サイドブレーキまでスイッチになっている。坂道発進はどうするのかと思ったら、オートホールドというボタンがあって、これを押すとニュートラルでクラッチを踏んだ状態でブレーキから足を離しても、アクセルを踏むまでは動かないようになっている。
マニュアルのあまりの分厚さに驚くばかりだ。とても車のマニュアルとは思えないけれど、今時は多分これが普通なのだろう。
あまり大きすぎない車ということで選んだのだけれど、それでもかなりゴツい。車幅のせいで3ナンバーだったレガシィよりもさらに 10 センチ以上幅が広い。ただし長さはレガシィより少し短い。
なので安全のために唯一オプションで 360 度ビューモニターというのを付けた。ただ、これも操作がなかなか複雑で、車での後部のカメラ映像には慣れていないので、慣れるまでは少し時間がかかりそうだ。
さて、いつまで無傷でいられるだろうか・・・。

京都一周トレイル・嵐山

水曜日(1/9)は京都一周トレイルの講座で嵐山界隈を歩いてきた。

家を出る時は晴れていたのに、京都に入ると雪が舞っていて、JRの嵯峨嵐山駅に着いた時はかなりの雪が舞っていた。ほどなくおさまったけれど、愛宕山は雪景色。
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まずは前回到達地点の鳥居本まで戻る。途中で野宮神社。昔は鳥居があるだけだったらしい。京都生まれの京都育ちだけれど、観光地にはまったく縁が無かったので私は知らない。
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落柿舎。松尾芭蕉の弟子の向井去来の別荘だったとか。
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二尊院。釈迦と阿弥陀の二つの像があるからだそうです。
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ようやく鳥居本に到着。狭い道だけれど結構車が通る。
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小倉池と御髪神社。日本で唯一の「髪」の神社だそうです。
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嵐山公園の展望台で昼食にした。
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ちょっと寄り道して小倉山の展望台へ向かう。今日、初めての登山道。
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展望台からの北嵯峨方面の眺め。残念ながらこの時が一番展望が悪かった。
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嵐山公園に戻ると、早くも梅が咲いていました。
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渡月橋を渡る。水害で倒れた欄干は復旧していた。
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十三参りの法輪寺へ。
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ここの展望エリアからの愛宕山。ほぼ真っ白でした。
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ここには「電電塔」というものがあります。右がエジソン、左がヘルツ。
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その後、阪急の嵐山駅で解散した。寒い一日でした。

OSAKAランニングフェスタ2018

昨年に続いて、今年も「OSAKAランニングフェスタ2018」に参加してきた。
昔、職場の同僚を誘って始めた駅伝もいつの間にか 28 回目になった。参加大会はいくつかを変遷しているけれど、メンバーはほぼ固定している。ただし故障などで代走が出たり、ここ何年かは追加メンバーが加わったりしている。
昨年、思いがけない2位で商品をもらったのに味をしめて、今年もこの大会に参加することにした。場所は鶴見緑地公園。
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約 1.6km の周回コースを 12 周する。今年も5人チーム。私は1周を2回にしてもらった。
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昨年は男子チームで2位になって商品をもらったのだけれど、今年も2位!!(ただし参加12チーム)。
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今年は表彰式に参加してきました。
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その後、京橋でお好み焼きと焼きそばで打ち上げ兼忘年会をやって帰ってきました。
参加賞はこれ(一人分)。
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2位の賞品はこれ(一人分)。
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参加費一人 3300 円にしては充実していると思うけれど、本音を言えばそんな余裕があるなら参加費を下げてほしい。参加賞なんかいらないので。

竜王岳、箕ノ裏ヶ岳

日曜日(11/18)は随行で京都の静原あたりの山を歩いてきた。ぽかぽか陽気の一日だった。

※gps を起動するのを忘れて鞍馬から薬王坂までは欠落しています。
集合は叡電の鞍馬駅。9月の台風21号の被害でしばらく電車が止まっていたけれど、最近になってようやく復旧した。鞍馬寺のあたりはまだ整備が整っていないということで、観光客はそれほどではないのではないかと予想したのだけれど、その予想ははずれて電車は大混雑。先日の高雄に続いて、またもや電車に乗れない人が出てしまった。
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前半は京都一周トレイルのコースを逆行する。山道に入る手前で何と桜が咲いていた。
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薬王坂(やっこうさか)のちょっと手前で尾根に入って竜王岳を目指す。
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山頂(500m)から鞍馬寺を眺める。鞍馬寺が望遠できるのはおそらくここだけ。
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薬王坂とは、
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板碑のすぐ下に掘っ立て小屋みたいなものが昔からあって、すでにうち捨てられていると思っていたのだけれど、所有者の方が様子を見に来られていた。
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静原神社のそばで昼食。
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一周トレイルコースからはずれてしばらく集落の中を歩いて、墓地のそばから山道に入る。
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やはり道は荒れている。
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なかなかの急登を這い上がって、箕ノ裏ヶ岳(みのうらがだけ、432.3m) に到着した。来るのはもちろん、名前を聞くのも初めての山。
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展望場所からの岩倉の街並み。
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そして比叡山。
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ほどなく広い道に出た。
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その後、しばらく車道を歩いて、岩倉実相院で解散した。
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私は京都生まれの京都育ちで、高校卒業まで生活していた家はここから直線距離なら 3km くらいの所にある。しかし岩倉実相院というのは名前は昔から知っているものの、行ったことも無いし、どんな所なのかということすら知らなかった。
寺院だということを今日初めて知って門をくぐってみたのだけれど、中に入るのは有料だったので引き返してきた。
岩倉駅に向かう途中に山住神社(石座神社旧地)。
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ここは社殿が無く、裏山の巨石を「磐座(いわくら)」と崇めた古代信仰の遺跡とか。
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岩倉駅から出町柳に向かう電車も大混雑で、どうにかこうにか押し込んで乗らせてもらった。それにしても最近の京都の観光地の混雑ぶりはひどい。

奥明日香逍遥

「奥明日香」とは明日香村の東部の山間部に点在する集落のあたりの総称で、このあたりはこれまでに何度も通過したことがある。いずれもなかなか味のある雰囲気で、いつかのんびりと散策してみたいと思っていた。
にほんの里100選」というのがあるそうで、この奥明日香もそれに選ばれている。ちなみに我が枚方市では穂谷が選ばれている。
明日香村では稲淵(いなぶち)、栢森(かやのもり)、入谷(にゅうだに)の3箇所を奥明日香の売り出しポイントとしているらしい。
私はこれまでに稲淵と栢森は何度か通っているけれど、入谷は行ったことが無い。そこで今回、この入谷と、以前に一度通ってなかなかいい雰囲気だった冬野(とうの)を再訪して、尾曽(おおそ)の威徳院(いとくいん)に立ち寄ってみようと思った。
今回はあまりルートを厳密に考えていないので、gps にルートは入れてきていない。予定している訪問地にもそれほどこだわるつもりは無く、ルート状況で適当にアレンジするつもりだ。

じつは先月、他の講座の下見で稲淵へ行ったばかりなので今回は稲淵は省いて、壷阪山から栢森に向かうことにした。以前に栢森から高取山の猿石のところへ行った時、途中の分岐にキトラ古墳への標識があって、ちょっと興味をそそられた。
地形図を見てみると確かにキトラ古墳のそばにつながっている道があるので、そこを辿って栢森へ行ってみようと思った。
小雨の中、壷阪山駅を9時15分に出発した。
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ルートがはっきりわからないので地図を見ながらそれらしいところから山道に入ったけれど、間も無く道はほとんど不明瞭な状態になってしまった。
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進んでいる方向も行きたい方向よりは南に振れているのでヤブを適当に北に向かったら、何やら工事現場のような場所で池のあるところに出た。そのそばに山に入っている道があったのでそちらに行ってみることにした。
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しかしこの道も結局南東方向に向かって、しかも車道に出そうになってしまった。結局あきらめて引き返して、最初に山道に入ったあたりに戻ってきた。その後、集落の道を注意しながら道なりに進んだけれど、うろうろした挙げ句、キトラ古墳の公園の裏側あたりに来てしまった。
もう山道はあきらめて車道で栢森へ向かうことにした。その前に展望台から大和葛城山(右)と金剛山(左)。
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何だかんだで1時間以上時間を浪費してしまった。ふと足元を見たら・・・。
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大根田の田んぼでは手作業で稲刈りをしていた。
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車道が終わって峠への山道へ入る。
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峠には高取山への道標が。あの標識の道はここに出てくるのかも・・・。
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ちょうど女綱のところで車道に出た。
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車道を進むと農家レストランの「さらら」。天武天皇の皇后だった鸕野讚良皇女(うののさららひめみこーのちの持統天皇)から取った店名に違いない。この道は持統天皇が30回以上行った吉野行幸で通ったと思われる。
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栢森の加夜奈留美命神社(かやなるみのみことじんじゃ)。式内社。
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車道を入谷の方に向かうと展望台への案内版。1.5kmはちょっと遠いなぁと感じたので適当な場所で引き返そうと思った。
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車道を10分ほど歩いて登って、入谷の入り口へ。
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坂を登って、入谷の集落を眺める。
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集落の入り口から10分で展望台に到着した。ここには大仁保神社(おおにほじんじゃ)がある。
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展望台からの眺めは絶景。望遠鏡が設置されている。椅子とテーブルがあったのでおにぎり休憩にした。
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下り始めた時にちょうど12時になって、おそらく12時の合図であろう音楽が集落に流れた。なんかマイナーなメロディで気分が落ちる感じ。これは変えた方がいいんじゃないだろうか。
また元に戻って、車道を北東に進む。少し行ったら「女淵」(めぶち)という標識があって、車道から少し下った所に案内版が見えたので、そこに行ってみた。
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なるほど、皇極天皇はここで雨乞いをしたのか。沢筋を見下ろすと、
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さらに車道を進んでいると道のそばにいたシカが驚いて駆け抜けて行った。
お次は何と道ばたでイノシシが水たまりに口を突っ込んでいた。私もすぐそばまで気が付かなかったので、お互いにびっくりした。もう少し進んだらまたもや道にイノシシが。これは早々に気付いて走り去って行った。
このあたりのイノシシは臆病なのだろうか。シカは襲ってくることはまず無いだろうけれど、イノシシは突進してくることがしばしばあるので結構恐い。いずれも小さかったけれど。
畑の集落への分岐を過ぎて、「男淵」(おぶち)の標識。
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車道をはずれて沢沿いにしばらく進んでみたがどこが男淵なのかわからずに戻ってきて、この近くから沢を見下ろしたところ、ちょっとした滝が目に入った。これが男淵に違い無い。
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さて、冬野に向かう道はこの少し先から左に入るはず。少し行くと車が何台か停まっていて、山仕事であろう人が一人おられた。
その少し先で北に向かう道があったので、それを行くことにした。
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ずいぶん荒れた道で、5分も進んだらもはや前進不可能な状態になってしまった。
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今日はこんなにワイルドな道を行くつもりは無かったので、冬野へ行くのはあっさりとあきらめて引き返すことにした。帰ってから gps のトラックで確認してみたが、ちゃんと地形図の道を辿っていた。地形図の道を頼りにして来たらすでに廃道になっていて痛い目にあったというのはこれまで何度も経験してきたのだけれど、今回もそういう結果になってしまった。
畑へ向かうハイキング道(車道)の案内があったのでそちらに入ったが、この道はぐるっと大回りしている。地図を見るとショートカットの山道があるようなので、それを探してみたところ、それらしき踏み跡が見つかった。しかしこの道もちゃんと続いているのだろうかと不安を感じる道だ。
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しかし10分少々で民家が見えてきた。
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さて、威徳院への道は残っているだろうか・・・。ありました。
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10分少々で無事、威徳院にたどり着いた。
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ここからは車道でも下れるのだけれど、ショートカットの登山道に向かったところ、またもや途中で少しウロウロさせられた。廃道になってはいなかったけれど、不明瞭な分岐があって何度か行ったり来たりして、何とか無事車道に下りてきた。
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明日香の棚田の風景も美しい。
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あとは勝手知ったる道で、石舞台古墳は上からだとタダで見ることができる。
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伝飛鳥板蓋宮跡。背景は甘樫の丘。
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入鹿の首塚。
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甘樫巫神社。祭をやっているようで、そばにおみこしが置いてあった。
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剣池。
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午後3時ちょうどに橿原神宮前駅に到着した。
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出だしからルート迷いまくりでどうなることかと思ったけれど、結果的にはほぼ予定の場所を訪れることができた。
朝は想定外の雨で、午後から晴れるという天気予報もずれて晴れたのは帰りの電車に乗ってからだったけれど、それなりに楽しい一日だった。

和束から野殿へ

先月の台風 21 号の爪痕はかなり大きくて、日帰りエリアの山々では悲惨な情報がたくさん聞こえてくる。このところ週末は天気の悪いことが多かったせいもあって、私も個人的には奥穂高以外では生駒くらいしか行っていない。
先の3連休は月曜日に登山講座の仕事が入っていたので遠出は諦めて、土曜日は不安定な天候の元で陸上クラブ恒例の4時間走大会に参加して(私は2時間くらいしか走っていない)、好天の期待できる日曜日はぜひどこかへと思ったけれど、月曜日に随行を控えているのであまりハードな山行は控えて、和束の茶畑の風景でも見に行こうと考えた。

朝はゆっくりめで9時 15 分に加茂駅を出発した。
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恭仁大橋で木津川を渡る。
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このあたりは何度も来ているけれど、今日はまだ寄ったことの無い恭仁宮跡に向かう。
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畑の間を通って、恭仁宮跡(山城国分寺跡)へ。
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すぐそばにあった「くにのみや学習館」に立ち寄る。係員の女性が私だけのために椅子を出してビデオを見せて下さった。はたして1日に何人くらいの人が訪れるのだろうか。
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前回、加茂から和束へ向かった時は和束川沿いの車道を行って非常に不快だったので、今日は「続・徳川家康追跡マラニック」で走った道を行くことにする。
和束に入ると茶畑の風景が広がってきた。今日はこの道で自転車のイベントが行われているようで、しばしば自転車が追い越していく。しかしさほどシビアに順位を競っているという雰囲気ではなく、走っている台数もさほど気にならない程度だった。
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和束の茶畑の景観は日本遺産だそうです。
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和束の中心エリアに到着したけれど、和束大橋は渡らずに和束川の右岸をそのまま進む。
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橋を渡って東海自然歩道に入ってしばらく登ると、期待の風景が現れた。今日はこれを見るために来たようなもの。
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さらに登って、正面に鷲峰山。
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やはり台風の爪跡(かどうか本当のところはわからなかったのだけれど)はありました。
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標高 550m の茶畑。
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思ったよりも時間がかかってようやく童仙房の車道に出て、このあたりが中心街。
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そして野殿へ。
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ここで陸上クラブの仲間の女性の別邸に立ち寄った。前日に「行くかも」と伝えておいた。たまたま1時前くらいの昼食タイムだったので、お昼をごちそうになってしまった。ごちそうさまでした。おいしかったです。
一息ついて、私は月ヶ瀬に下りるつもり。彼女は練習に行くということで、押原まで一緒に走ることになった。
彼女とは2年前にキャノンボールで六甲を往復したり、今年の2月は雪の京都一周トレイル東山コースを走ったりした。
今年は何と UTMF でマスター部門(50歳以上)で3位になって表彰台に上がり、先日の信越五岳の 100 マイルも完走している。飛騨高山ウルトラマラソンの 72km 部門ではほぼ毎年優勝(2位が一度)で、フルマラソンも毎年自己記録を更新していてサブスリー目前という実力者。
実は背伸びをしたら還暦に手が届きそうなくらいの妙齢なのですが、マルコ・オルモ(イタリア人。かつて UTMB を 58 歳くらいで連覇した)の日本女性版のような人です。
野殿から R163 に出る手前まで約 5km、標高差約 300m を下って、彼女はまた登り返して行った。2往復したそうです。私は一時話題になった道の駅で抹茶のソフトクリーム休憩。
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2時 48 分に月ヶ瀬駅にゴールした。
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ほとんど車道だったので約 29km でした。それにしても暑かった。

奥穂高岳

陸上クラブの仲間の ken さんは 40 台の現役サブスリーランナー。登山にも興味がある方で、いつか一緒にどこか行きましょうという話がようやく実現した。
このところ秋雨前線が停滞していて天候が悪く、週末は続けて雨模様になっている。この連休も降水確率の高い予報だったけれど、日曜日(9/23)だけが少し回復する予報だった。どうなるか心配だったけれど、前日にはほぼ晴れ間違い無しという予報になって、ワンチャンスを狙って出かけた。
ken さんがドライバーを務めてくれるということで、私は助手席で楽チン。早めに店で夕食をとってからビールを買って、いつもの新穂高の無料駐車場に向かった。
入り口にはいつも通り「満車」の看板が立っていた。しかし夕刻になると何台かは帰っていて、実際にはそこそこの空きがあるというのがこれまでの常態だった。しかし今日は何と入り口に係員がいて、「満車なので鍋平へ行くように」とのこと。
鍋平は新穂高ロープウェイの駅のそばで、無料だけれどここからしばらく車道を上がって行って、登山地図では新穂高まで登り 45 分、下り 30 分が余計にかかる。
そこでタイムイズマネーということで有料駐車場に向かったところ、都合のいい第1駐車場はすでにゲートが閉まっていた。仕方無く左俣に少し入った第2駐車場へ行ったところ、ここは入ることができた。
蒲田川の水量はいつもよりかなり多く、轟音を立てている。沢筋の水量が心配だ。おまけに随分気温が低い。
ビールでプチ前夜祭をやって早めに寝て、朝2時に起床した。空は満天の星空だ。しかし気温は前日の夕方よりは高い感じ。歩くにはちょうどいいくらいの感じだ。
暖かいコーヒーを飲んで、3時過ぎに出発した。

出発の準備をしていたら左俣方面に向かう登山者が何人かいた。登山センターのあたりにも数人。こういう時間のこのあたりは何度も経験しているけれど、随分人が多い。
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右俣林道をヘッドランプで歩く。ken さんは真夜中の登山道というのは初めてとのこと。
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穂高平へのショートカット登山道は土砂崩れのために通行止めになっていた。白出沢は大丈夫かどうか、不安が頭をよぎった。実は出かける前から心配でネットで最新情報を検索していたのだけれど、新しい情報は得られなかった。もし白出沢が通行止めだったらどこに転戦するか考えながら林道を進んだ。
出発から1時間半ほどで白出沢への分岐に到着した。幸い、通行止めの標識は無かった。
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白出沢は私は2回目なのだけれど、1回目はもう 20 年以上前のことで、記憶はほとんど残っていない。
樹林帯を黙々と登るうちに夜が明けてきた。沢筋に下りると背後には笠ガ岳の雄姿が。
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木の橋で沢を渡る。
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このあと、長い木のハシゴを登って、しばらく鎖やロープの張られた急斜面のトラバース。
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白出大滝が見えた。
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ところどころ小さなハシゴのある急登を上がると、ガレた谷筋に出た。
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とにかく足元が不安定で歩きにくい。道はあって無いようなもので、勝手気ままに歩く。トレースのようなものも少しはあるけれど、しっかりした踏み跡は無い。と言うか、これでは踏み跡など出来ようが無い。
こんなのがコルまで続くのかとうんざりしていたが、上がるに従って踏み跡がしっかりしてきた。そしてペンキマークも出てきた。
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コルが見えてからがなかなか遠かったけれど、7時44分に穂高山荘に到着した。
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岩の斜面を見て ken さんは「え〜っ!!」と声を上げていたけれど、私は何の心配もしていなかった。
久しぶりに涸沢を眺めた。
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右側に前穂の北尾根。もう 20 年以上前に一人で歩いた。奥又白池でテント泊して、5・6のコルから前穂に抜けた。こんなことを今やったら間違い無く命を落とすだろう。いや、命を落とす前に重荷に耐えかねて奥又白池まで行けずに敗退するかも。
ここで 15 分ほど休憩しておにぎりなどを補給した。
一息ついてから奥穂のピークに向かった。山頂(3190m)には8時半過ぎに到着した。
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記憶の限りでは奥穂は5回目。と言っても直近でも 20 年以上前で、その時はゴールデンウィークに涸沢から直登ルンゼ経由で奥穂のピークに直接登った。上部はかなりの急傾斜だったけれど、実はエクストリームスキーヤーには人気の滑降ライン。
快晴に恵まれて 360 度の絶景を楽しんだ。
北方の眺め。右端に槍ガ岳。真ん中に薬師岳。その間の黒い山はたぶん水晶岳。左端は北ノ又岳?
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南は右端にジャンダルム。真ん中に焼岳。奥に乗鞍岳とさらに奥に御岳。
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実は南アルプスの向こうに富士山も見えていたのだけれど、写真には写らなかった。
ken さんとツーショット。
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9時ちょうどに下山開始。すれ違いがしばしばあるのでスイスイとは下れない。
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また穂高小屋の前で展望を楽しんで 15 分ほど休憩して、消化試合の下りになった。
歩きにくいガレ場を1時間半ほどでようやく普通の道に戻ってきた。しかしこういう道の下りは実際に歩いた距離以上に疲労感が大きい。
ナナカマドと笠ガ岳。
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行きに渡った橋は実はその手前に少しジャンプしなければならない箇所があったのだけれど、行きよりも水量が増えていて短足の私はちょっと苦労した。
かなり足が疲れてきて、しばしばバランスを崩して転倒寸前で何とか踏みこたえるということが何度かあった。
右又林道には 12 時過ぎに下りてきた。思ったより早かった。ここまですでに結構疲れていたので林道を走るかどうか迷っていたのだけれど、走れば1時までに戻れそうだ。昨年、槍ガ岳へ行った時にここから走って 45 分くらいで駐車場まで戻った。走ればトータルで 10 時間を切れそうなので、これは走るしかないと開き直った。
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12 時 52 分、無事駐車場にゴールした。十分満足できました。
最後のシメは当然、ひらゆの森へ。今年3回目だけれど、4回目はあるだろうか?

ナッチョ、雲取山

先の土曜日(6/30)も不安定な天気の予報で、前日夜までどうするか悩んだあげく、午前中は何とか持ちそうな予報だったので京都の北山へ行くことにした。
変わった山名の山はただそれだけで興味がそそられる。「ナッチョ」のことは昔から知ってはいたけれど、おそらく行ったことは無いと思う。「天ヶ森(あまがもり)」という別称もあるけれど、地元ではナッチョの方が一般的らしい。

ナッチョへの登山口は小出石のバス停が最も近いのだけれど、ここまで来るバスは本数が限られる。そこで、大原から車道を走ることにした。
バスは出町柳から乗車する。京阪電車で出町柳駅に到着して改札に向かったところ、何と「人身事故のため電車の運行を休止しています」という案内。あと1本遅い電車に乗っていたらここまでたどり着けなかっただろう。
大原のバス停で準備を整えて、出発したのは8時半だった。
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旧道を行く。少し本道に合流してから百井方面に入る。正面に見えているのがおそらくナッチョ。
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約30分のジョグで登山口に到着した。
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ようやくルンルン登山路になると思いきや、いきなり道がわからなくなる。登山路に入ってすぐに林道が横切っていて、どちらへ進んでいいのかわからない。そのまま真っ直ぐ谷沿いに踏み跡があるけれど、登山地図ではもっと左の方に向かうはずだ。
そこで林道を左に進んでみたけれど、ほどなく沢に出会って終点。地図ではこの沢の右岸の尾根を上がっているようだけれど、とても道があるようには見えない。しかし沢沿いにかすかな踏み跡があったので、それを辿ってみた。ほとんど人が通っていない感じ。
しばらく進むとこの道も土砂崩れで消滅してしまった。
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今さら戻るのは面倒なので、gps を頼りにここを強引に登ることにした。不安定な急斜面で、ここを登ったらもはや戻ることはできない。
古い切り株などを頼りにしながら何とか這いずり上がること約25分。ようやく登山道に合流できた。
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10時18分、何とかナッチョ(812.5m)に到着した。
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西に向かって百井へ下山。
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思子淵神社。高島や久多など、安曇川流域の地域にいくつかある神社。
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ちょっと道を間違えて戻って、百井青少年村に入る。キャンプに来ている家族がいたけれど、こんな蒸し暑い日にテントなんてたまらんだろうと思う。
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青少年村から20分少々で大見尾根へ上がる。佐和谷峠という名称が付いている。ここに来るのは鯖街道ウルトラマラソン以来。
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そして花脊へ。車道を渡ってすぐに林道へ向かう。
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林道を上がるとスキー場跡。
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この先で今日初めて腰を下ろしておにぎり休憩にした。
12時16分に寺山峠に到着。
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5分足らずで一ノ谷へ。
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少し進むと山小屋が。立命のワンゲル小屋は確かニノ谷だったはずだけれど・・・。
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気持ちのいい清流をつめていく。
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突然、開けた雲取峠に出た。展望はありそうで無い。
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そして12時46分。雲取山(911m)に到着した。
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雲取山は私が中学2年で初めてテント山行をした時に登った記念すべき山。その時は芹生から三ノ谷を登ったことは覚えている。
写真を撮ったら早々にニノ谷を下りる。立命のワンゲル小屋。
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私が高校生の頃、立命の学生だった高野悦子さんという方の日記が本になった「二十歳の原点」が話題になった。3年生の時に山陰線の列車に飛び込んで人生を終えられたのだけれど、この方はワンダーフォーゲル部に所属されていて、この小屋にも何度か来られている。もちろん建物はその当時のものではないと思うけれど。
京都の荒神口にあったジャズ喫茶(1階はクラシックだったような?)の「しあんくれーる」もこの本で知って、私自身も何度も足を運んだけれど、この店ももう今は無い。
そんなことを思い出しながらニノ谷を何度も右岸、左岸と渡って、一ノ谷との合流点に下り立った。
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林道は走る。芹生(せりょう)に近づくと勢竜(せりょう)天満宮。ここが菅原道真の忠僕武部源蔵隠栖の邸址と云われるところで、彼はここで寺子屋を開いたと伝えられている。歌舞伎の「菅原伝授手習鑑」の「寺子屋の段」の舞台となった場所。
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芹生はなかなか味のある雰囲気の集落だけれど、こういうのはどうなんでしょうか?
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しばらく車道をスロージョグで上がって、芹生峠へ。この頃から雷が時々鳴るようになってきた。安全のためにこのまま車道で貴船へという案もちょっと浮かんだけれど、雷はそれほど近くではなさそうなので予定通りここから山道に入って滝谷峠に向かう。
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急斜面を上がって、今日初めて展望らしい展望。ただし山名はまったくわからず。ここでどら焼き休憩にした。
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ここから滝谷峠へは緩い下り基調のトレランのためにあるような道。
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14時17分、滝谷峠に到着した。ここは人がいるんじゃないかと思ったけれど、誰もおらず。
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二ノ瀬ユリは先日下ったばかりなので、今日は貴船に下りる。ところが貴船への道を大きな倒木が完全に塞いでいる。もちろん巻き道はできているけれど。
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何とか降らずにきた雨がついに本降りになってきた。ザックの中の着替えが濡れると困るので最近買ったザックカバーを着用した。
沢筋は結構荒れていた。ロープも随所に。
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滝谷峠という名称の由来は峠へ向かう道の入り口に滝があるからということらしいが、そうだとしたらおそらくこの滝がそれ。
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車道に下りると雨は一段と強くなって、どしゃぶり状態になってきた。雨のせいか床も客は無し。
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が、あっと言う間に雨は小降りになってきた。しかし貴船神社は素通りする。
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車道を20分ほど走って、貴船口駅には15時9分に到着した。幸い、雨は止んでいたので、鉄橋の柱の陰に隠れて着替えをして、速攻で家に向かった。
山中では誰にも会わず、静かな登山を楽しむことができた。大満足と言いたいところなのだけれど、帰ってからシャワーを浴びていたら下肢の何カ所かに血のかたまりが。ヒルにやられたようだ。噛まれた箇所が痒くて夜に熟睡できなかった。ヒルには何度もやられているけれど、こんなに痒いのは初めて。

山の辺の道

昔、東海自然歩道を箕面から室生寺まで分割して走った時、印象に残ったのが柳生街道と山の辺の道だった。
今年の2月に柳生街道を再訪した時、次は山の辺の道にも再訪したいと思った。
この週末は天気が思わしくない予報で直前まで予定が立てられなかったのだけれど、土曜日に雨が降った後、日曜日は天気が回復するという予報になったので、急遽山の辺の道へ行くことにした。土曜日の雨でまともな山道はあまり条件が良くないだろうという予想もあった。

日曜日(6/24)の朝9時前に近鉄奈良駅に到着して、そのままアーケードの繁華街を歩いて猿沢の池のそばで出発の準備を整えた。
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9時過ぎに出発して、まずは新薬師寺に向かう。案の定、山門のすぐそばに料金所があって、中はチラッと眺めるだけ。
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すぐ横に比賣神社。十市皇女(とおちのひめみこ)が祀られている。
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十市皇女は大海人皇子(天武天皇)と額田王の皇女。壬申の乱では父と夫(大友皇子)が戦火を交えるという立場にあった。大友皇子が敗れて首を取られ、その後、十市皇女は30歳くらいの頃に急死した。自殺説もある。
白毫寺に向かうが、ここも拝観料がいるので石段を眺めただけ。
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ちょっと小高い所から奈良盆地が眺められた。生駒は雲がかかっている。
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これまでずっと舗装路だったけれど、ここでようやくトレイルに入る。ただしちょっとだけ。
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やはり足元はぐちゃぐちゃで、山に行かなくて良かった思った。
このあたりは「鹿野園」というらしい。
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全国各地にある白山比咩(しろやまひめ)神社。
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宗道天皇陵。こんな名前の天皇はいない。ようわからん。
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山の辺の道はあちこちに万葉句碑が建っている。
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額田王の「三輪山を しかも隠すか 雲だにも 情あらなも 隠さふべしや」。
飛鳥から近江に向かう途中で読まれた歌。
「三輪山をみられるのも、もうこれが最後だというのに、雲よ、どうして
そんなにいじわるをするの。飛鳥を離れ、遠い近江まで行かなければ
ならないんです.この辛い寂しい気持ちを、せめてお前だけでも解って
欲しいなあ.雲よ、おまえに思いやりがあるのなら、三輪山を隠さない
で、見せておくれ」
弘仁寺にも寄ってみたけれどやはり志納金がいるで山門から眺めるだけ。
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しばらく車道を走って白川ダムへ。
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ダムの堰堤をぐるっと廻って山道に入る。石上大塚古墳に立ち寄る。石室のあと。6世紀前半のもの。
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石上(いそのかみ)神社に近づいてきたのでこのあたりでおにぎり休憩にする。この先になるとゆっくり落ち着いて食べられる場所があるかどうかわからない。
おにぎり休憩した場所のすぐそばにこんな説明板。
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天理砂岩もあります。
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12時過ぎに石上神社に到着。これは拝殿。
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神の使いの尾長鶏。
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夜都岐神社(やつぎじんじゃ)。このあたりまで来ると散策している人が増えてくる。
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竹之内環濠集落の環濠の名残。
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左手に龍王山。
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ヒエ塚古墳。かなり大きい。箸墓古墳と同じくらいの年代。
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長岳寺も入山料がいるので中には入らず。見慣れたエリアに入ってきた。
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櫛山古墳。以前に噴丘まで行ったので今日は素通り。
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行燈山古墳(あんどんやまこふん、崇神天皇陵)も通過。
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渋谷向山古墳(しぶたにむかいやまこふん、景行天皇陵)は初めて。これも大きい。
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いい眺め。背景の金剛山、大和葛城山の手前に木の盛り上がりが3つ見えるけれど、一番奥が畝傍山、その手前が耳成山。一番手前は箸墓古墳。
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県道50号をしばらく東に向かって登って、また未舗装道へ。このあたりから通行人がぐっと増える。
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檜原神社。天照大御神を祀っている。
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狭井川(さいがわ)を渡る。と言っても川幅1メートルくらい。この辺り一帯にはかつてササユリが多数自生していたそうで、その古名「サヰ」から、地名もこの川の名も付けられたとか。
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そして狭井神社。三輪山に登る場合はここが登山口。ただし午後2時が入山のタイムリミットで、今日はすでに2時を過ぎている。かつて2時1分に入山を拒否されたことがあるので、私自身は二度と行くつもりはない。
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そして大神(おおみわ)神社。この輪を指定された方向に廻ると日々の穢れが清められるらしい。日々の穢れはヤマほどありそうだけれど、こういうことはご遠慮申し上げます。宗教心の無い人間がこういうことをやると逆にバチが当たりそうな気がして・・・。
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大神神社のご神体は三輪山そのものなので、拝殿の後ろに本殿は無い。
ここを過ぎると人がぐっと減る。あと少しだけれど、平等寺の石段に腰掛けてどら焼き休憩にした。これは本堂。
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磯城瑞籬宮跡伝承地(しきみずがきのみやあとでんしょうち)に立ち寄る。
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こんな謂われがあるそうです。
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いよいよ今回の行程も最終盤にさしかかってきた。北側の展望が開けた。左の大きな山が音羽山。右が多武峰(御破裂山)。それらの手前の低い山が鳥見山。
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金谷の石仏。貞観時代から鎌倉時代あたりのもの。
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住宅街に入るとこのあたりが海石榴市(つばいち)。古代は大和川水運の拠点として賑わった。ただし海石榴市が本当にこのあたりだったのかということに関してははっきりした遺跡のようなものはこれまでは出ていない。
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海石榴市観音というのがあったらしいけれど、気が付かなかった・
少し下ったあたりから金剛山を望む。桜井や明日香村あたりから眺める二上山は何とも言えない。悲運の大津皇子を思い出す。
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初瀬川のたもとに仏教伝来の地の石碑。欽明天皇の時代に百済から仏教の経典や仏像を携えてやってきた使者がこのあたりで上陸したということだろうと思う。
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初瀬川(大和川)を渡る橋の上から、正面手前に外鎌山(とがまやま)。その右の大きな山が音羽山。
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あとはつまらない車道ジョグを10分少々で、3時過ぎに桜井駅にゴールした。
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ちょこちょこ横道にそれたりしたので、約 33km、6時間の行程でした。
久しぶりに個人的に奈良に来たのだけれど、やはり奈良はいい。奈良公園の界隈を除くとどこもあまり俗化されていなくて、少し小高い所に上がると田んぼや畑の田園風景が広がって、私が生まれ育った京都と同じ様にまわりを山で囲まれていて、心が落ち着く感じがする。
心身ともに癒された楽しい一日でした。

平湯尾根から乗鞍岳

乗鞍岳はこれまで無雪期の登山の対象に考えたことは無かった。上部まで車道が通っているし、天候さえ見極めればおそらく一番簡単に登れる 3000m 峰だろう。
西側や南側には渋い登山道があるけれど、登山口までのアプローチが大変だったり、距離が長かったりと、そこまでして行きたいと思えるほどの魅力は感じられない。
先日の乗鞍スカイライン歩きは突然の行き先変更で行ったもので、予め計画していたプランではなかった。装備が不十分で 2800m で敗退となってしまったのだけれど、スカイラインの桔梗が原のあたりから北側の尾根に登山道が続いているのを見て、帰ってからちょっと調べてみた。
私が持っていた古い登山地図では平湯から沢沿いの破線ルートが記載されていたのだけれど、今は尾根伝いの道があって、しっかり整備されているらしい。さっそく新しい登山地図を購入した。
このルートなら早朝発で一日で乗鞍岳を往復できそうだ。標高差 1700m くらいで、それなりの充実感も得られそう。先日はピークまで行けなかった心残りもあるので、そのモヤモヤを解消するためにも早めに実行したい。それに観光シーズンになると山頂エリアは観光客でごった返しそうだ。
昨日(6/17)の日曜日は好天予報で絶好の機会だった。前日の土曜日の昼頃に家を出て、一路平湯へ向かった。

スタートは平湯スキー場で、問題は車をどこに置くかということ。平湯のキャンプ場は駐車料金 1000 円。むかし山スキーで金山岩に行った時はスキー場の駐車場に置いたのだけれど、ここにはレストランがあって、無雪期にはこの店の駐車場という雰囲気になっている。ちょっと停めにくい。
安房トンネルの入り口のそばにちょっとした駐車スペースがあるのだけれど、ちょっと落ち着かない感じ。
スキー場の横の車道を上がって行くと、平湯の大滝公園の駐車場があった。ありがたいことに、公園は閉鎖されているけれど駐車場は使用可とのこと。
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ここならスキー場までもすぐだし、駐車スペースはたっぷりあるので迷惑にはならないだろう。早めにすき焼き鍋で一人宴会して、7時過ぎにはシュラフに入った。
2時起床。おにぎりとカップ麺、コーヒーといういつもの朝食を摂って、2時55分に駐車場を出発した。
今回、新しいスマホのカメラを初めて夜間に使ったのだけれど、どういう訳か霧がかかったようなぼけた写真しか撮れなかった。
スキー場の麓の柵に入り口があることは前日に確認しておいた。
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※下山時の写真
ゲレンデの斜面を上がって行く(左側の緩い斜面)。
ゲレンデの最上部に着いた時、横の方でがさごそという音が聞こえた。びっくりしてそちらを見てみたら、放牧されている羊の群れだった。向こうも夜中にライトが近づいてきたのでびっくりしたのだろう。しかし暗闇で動物の群れに出会うというのは心臓に良くない。
さらに少し上がって、約1時間で登山道の入り口に到着した。これまでに標高差で 500m ほど上がった。
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※下山時の写真
この時期は4時前になると東の空が白んでくる。前方に金山岩。山スキーへ行った時はこの尾根をスキーで登った。
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イワカガミがいたるところに。白い花は何かわからん。
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ご来光は運悪く樹林帯だった。
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5時半に乗鞍権現社に到着した。
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展望が開けて剣ヶ峰が見えてきた。右端は四ッ岳。
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このあたりからルート上に残雪が出てきてルートがわかりにくい。しかもここは下りで、雪面もまだ堅い。とは言ってもここでチェーンスパイクを装着するのはちょっと面倒なので、何とかポールを支えにして下る。
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このあとまたルートが稜線上に出るあたりから風が強くなって、体感温度が一気に下がってきた。この先がどうなるかわからないので、風が当たらない場所で中綿ジャケットとライトジャケットを羽織った。今日持ってきた防寒具はこれがすべて。あとはペラペラのオーバーパンツのみ。
いよいよ展望の素晴らしい稜線歩きになった。振り返ると北アルプス。笠ガ岳から槍穂高連峰。風は治まっている。
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スカイラインに近づいたあたりにはキバナシャクナゲ(ハクサンシャクナゲ?)が随所に。
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ようやくスカイラインのすぐそばまでやってきた。しかし最後にちょっとした雪面を越えなければならない。
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斜面の左側がこの下どうなっているのかわからないので、念のためにチェーンスパイクを装着した。しかしチェーンスパイクは硬い雪面には良く効くけれど、軟雪にはあまり効果が無い。トレランシューズはキックステップができないので、慎重に上がった。
7時11分、出発して4時間15分でスカイラインに出た。緩い登りはスロージョグで、汗ばみながら畳平のバスターミナルに到着した。左の赤い三角屋根が先日テントを張った建物。すでにバスは何台か到着していて、登山者がたくさん登りだしている。
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ここのベンチでおはぎ休憩にして、ジャケットを2枚とも脱いだ。快晴無風の絶好のコンディション。
前回来たときにここから剣ヶ峰方面に斜めの道が上がっているのを見ていたのでそこを行こうと思ったのだけれど、実は道ではなくて、立ち入り禁止の看板が立っていた。前回ショートカットして這い上がった場所も今日は立ち入り禁止。やむなくV字に大回りすることになってしまった。
前回急な雪面をトラバースした場所は実はしっかりした道があって、今日はすっかり整備されている。ちょうど断念して引き返したあたりの斜面はなかなかの急傾斜で、ムリをしなくて良かったと思った。
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何カ所か残雪の斜面があったけれど、チェーンスパイクは着けずに進んだ。あと少し。
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8時48分、出発して6時間弱で剣ヶ峰(3025.7m)に到着した。山頂は 360 度の絶景。標識のバックは白山。
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北アルプス。
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左は八ガ岳。真ん中奥は南アルプス。その手前は中央アルプス。
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御岳。
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展望を楽しんだら早々に下山。雪面の下りはチェーンスパイクを装着した。しかし登りの登山者が多くて、すれ違いに時間がかかった。
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時間的には余裕があるので、富士見岳(右)と大黒岳(左、だいこくだけ)にも立ち寄って行く。
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富士見岳(2817m)と言うくらいなので富士山が見えるかと期待したけれど、残念ながらそれは叶わず。
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富士見岳と大黒岳の間のコルは前回携帯の電波を求めて来たところ。ここのベンチで腰を下ろしておにぎり休憩にした。
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大黒岳の山頂エリアにはミヤマキンバイとハクサンイチゲがいっぱい。
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山頂(2772m)には御来光遙拝所がある。
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イワウメ。
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その後はしばしスカイラインを歩いたり走ったり。
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この稜線を下る。手前の雪面の上部を越えて行く。10時35分にスカイラインを離れた。
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途中、花の写真をいくつか撮ったけれど、ほとんど名前はわからず。
午後1時ちょうどに登山口に下り立った。気分的にはもう下りてきた感じだけれど、これからのゲレンデ歩きは結構長い。何せ標高差でまだ 500m 下らなければならない。最後の消化試合に備えておはぎ休憩。
朝、羊の群れに出会ったゲレンデトップ。
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スキー場のコースはスキーで滑るとあっと言う間だけれど、チンタラ歩くと結構長い。ようやくゴールが見えてきた。
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駐車場に戻ったのは午後1時45分だった。行動時間10時間50分。距離は約 29km でした。
このあとは当然、ひらゆの森へ。わりと空いていて、これまであまり入ったことの無かった露天の奥の方のフロも堪能しました。
好天に恵まれて、温泉も空いていて、おまけに帰りの道も渋滞も無くスイスイで、会心の一日だった。