菅平高原スノーパーク

この冬はスキーに注力している。

一度は諦めた山スキーだが、北海道の山を滑りたいという気持ちはどうしても抑えることができない。

昨年末から週イチのペースで国境高原スノーパークに通ってきたが、いくら練習目的とは言ってもさすがに飽きてきた。

なかなか思ったようには上達できないけれど、やはりここは集中的に滑り込むしかないと感じて、久しぶりに信州のスキー場に出かけることにした。

そうは言っても単に数をこなせば上達するというのものでもないので、一度自分の滑りを自分で見てみることが必要だろうと思った。

仲間と一緒に行けば自分の滑りを撮影してもらうことは簡単なのだけれど、常に単独行動の私の場合はそういうことができない。

いろいろと調べてみると、スキーなどの動画を撮影してくれるサービスがあることを知った。

長野のいくつかのスキー場で、予約した日時に撮影してくれる。動画データはネットでダウンロードするものや SD カードで受け取る方法などがある。30 分で 3000 円程度なので、さほど高額ではない。

しかしさらに調べてみると、ゲレンデにビデオカメラが設置されていて、スマホで操作して撮影する「ゲレロク」というサービスがあることを知った。無料で利用できる。

信州エリアだと菅平と野沢温泉に設置されている。それならということで、行先を菅平に決めた。天気予報を見て、2/18 から 22 までの4日間にした。

2/17 の夕方に家を出た。平日なので高速の深夜割引を使うために SA か PA で夜を過ごすことにした。

この日は北陸地方はかなりの荒天で、米原から関ヶ原のあたりは吹雪状態だったが、養老を越えたあたりからは回復して、この日は辰野の PA で夜を明かした。

予定通り8時くらいにスキー場の駐車場に到着して、リフト運行開始の8時半ちょっと前にゲレンデに出た。予報通りの快晴。

この写真は最終日の夕方に日の出ゲレンデの下から撮ったもの。

ゲレンデの上からは北アルプスの絶景が望めた。白馬などの後立山方面。

こちらは根子岳(左、ねこだけ)と四阿山(右、あずまやま)。

根子岳の麓も菅平スキー場のエリアで、ここから根子岳へは半日行程で山スキーが楽しめる。実は後半には行ってみようかと考えていて、シールなども用意してきたが、結局は行かなかった。

菅平スキー場は初めてだ。信州のスキー場に来るのは本当に久しぶりで、ここ 10 年以上は来ていない。

このところ国境やびわ湖バレイなどの小さなスキー場しか行っていないので、最初は大きくて楽しかったが、ゴンドラなどは無くて、何キロもあるようなロングコースは無い。

ラッキーだったのは、上田市が観光事業に補助金を出しているようで、その恩恵でリフト券が割引価格になっていて、シニア2日券が通常 7000 円のところが 5000 円になっていた。駐車場はタダなので、一日あたりわずか 2500 円。

さて目的のゲレロクだが、設置されている場所に行ってみたところ、かなりの傾斜のコブ斜面で、これは到底ムリと思った。下りるだけなら下りられないことはないと思うけれど、それを撮影しても練習のためのフォームチェックにはならない。あっさり諦めた。

この日は4時頃まで滑って、上田市方向に 20 分ほど走ったところの「ふれあいさなだ館」という温泉に行った。

このあたりは上田市真田町という地区で、真田幸村と関連があるもよう。スキー場の最上部にも真田幸村の看板が立っていた。

その後、近くの西友で食材を調達して、公園の駐車場で一人宴会にした。

その後の3日間もまったく同じパターンで練習に励んだ。おかげでゲレンデの滑りに関しては以前のレベルくらいまでは戻ってきたかなと思う。まぁもともと大したレベルではないのだけれど。

最終日は温泉に入ってから一路家に向かって車を走らせた。最後は時間調整のために京滋バイパスをゆっくり走って、午前0時01分に久御山淀 IC を出て深夜割引をゲットした。

そろそろ本来の目的の山スキーにも行ってみたいところだが、2年前に準備不足で失敗した経験があるので、次は白馬へ行って滑りを撮ってもらって、もう少しゲレンデ練習をやってから山デビューしようと思う。

国境高原スノーパーク

2年前の冬に、また山スキーをと思って何度かゲレンデ練習をしてから春に白馬乗鞍に出かけた。

しかしこの時は散々な結果で、やはり山スキー復活はもう無理だと諦めた。そして昨冬には歩くスキーの Hok スキーを買って、美ヶ原乗鞍高原などに出かけた。

来年はいよいよ念願の北海道の山にデビューしようと思っている。

北海道は山はおろかそれ以外でもほとんど行ったことが無い。たった一度の北海道経験は、20 年以上前に京都府山岳連盟で遭難対策委員をやっていた時に日本山岳協会の遭難対策委員全国大会が札幌であって、それに派遣された時のこと。

その時は土曜日の朝に出かけて空港から会場のホテルに直行して、ホテルで会議。夕食もホテル。夕食後もミーティング。そして翌日曜日も朝から会議で、昼食をとったら空港に向かって、ホテルまでの往復のみで終わってしまった。そんなわけで北海道は実質的には未経験である。

会社員の時代は夏休みに有給を足して 10 日から2週間程度の休みを取って、ヨーロッパアルプスなどに何度か出かけたりしたが、この頃の国内線は LLC のような格安運賃は無くて、パッケージツアーでも利用しない限りは飛行機に安く乗れる方法が無かった。

その点、国際線は格安チケットが当時からあったので、コストパフォーマンスを考えると海外に行ってしまう方が割安と感じていた。

会社を辞めて一人で仕事をするようになってからは平日に長く休むことは病気にでもならない限りは不可能になってしまったので、もう 20 年以上、長期の山行きはまったくやっていない。

が、一人での仕事も今年いっぱいで辞めることにした。

今年 65 歳になって高齢者の仲間入りをして、さらに 60 を過ぎてからは体力低下が著しいので、何とか自分で納得できる山行きができるのはあと数年が限界だと感じている。

年金も満額で受け取れるようになったので、このあたりが潮時だと決断した。

私は山が一番美しいのは雪山だと思っている。北海道の山ならなおさらである。

北海道の山が現実的になってくると、やはりスキーしか思いつかない。

一度は諦めた山スキー復活だが、もう一度再挑戦しようという気になった。

幸い今月半ばに近場でも結構雪が降ったおかげで、今シーズンは滋賀県のスキー場も大半がすでに滑れる状態になっている。

これまでもゲレンデ練習に何度も出かけている国境高原スノーパークも全面滑降可となっている。

ここは火曜日がシニアデイで、シニア(何と 50 歳以上)はリフト一日券が半額になる。もともとシニア割引が設定されているのだが、それがさらに半額で 1650 円なり。駐車場の 1000 円を入れても 2650 円で一日楽しめる。二年前に来た時には半日券があったが、それは無くなっていた。

ということで 12/29(火)に今シーズンの初スキーに出かけた。

8時半のリフト開始で、9時前に到着した。平日だが思いのほか車が多かった。一番上の第1駐車場はすでに8割くらい埋まっていた。

しかしゲレンデに出てみると、滑っている人はそれほど多くはなかった。リフトの待ち時間はほぼゼロ。

昼食は車に戻って、持参したカップ麺とイナリ寿司ですませた。こういう人は他にも結構多かった。昼時の駐車場はさながらオートキャンプ場の様相だった。

コーヒーブレークをはさんで3時半過ぎまで滑った。一番下の初心者ゲレンデのリフトのみでひたすら基礎練習をやった。

この年になってこんな練習を一人で繰り返して、はたして効果が出るのだろうかと疑念を感じることもないわけではないが、とにかくやるしかない。

北海道での山スキーに向けて!!(もちろん厳冬期は行きませんが)

Mt.乗鞍スノーリゾート

先週末は三連休だったのでぜひ遠出したいと思っていたが、土曜日は全国的に雨。日曜日も関西の中南部はそこそこの天気のようだが、中部地方は今一つの予報で、好天は月曜日だけになりそうだった。

あまり大きな期待はせずに土曜日の午後、雨の中を乗鞍方面に向けて家を出た。

山スキー道具一式と歩くスキー、ピッケル、アイゼン、ワカンと何とでもできる準備をしておいた。

雨は途中で止んだけれど、Mt.乗鞍スノーリゾートの駐車場に停めて一人宴会を楽しんでいた頃から雪が降り出した。

日曜日の朝も雪で、時折強い風が吹いている。こんな中で山歩きをする気は毛頭無いので、今日はゲレンデスキーをすることにした。

昨年、一度はもうスキーは辞めようと思ったので、この天候の中でのスキーにはあまり積極的な気持ちにはなれなかったけれど、まさか松本観光というわけにはいかない。

それにネットで調べてみたら、事前にカードで支払いを済ませておけばシニア一日券が 2800 円。駐車場もタダなので、これなら半日くらいでお終いにしても元が取れる。

リフトは全部で 10 本あるかないかというくらいのスケール。速いクワッド(4人乗り)が1基あるだけで、あとはすべて昔ながらの二人乗り。

コースの大半は初心者スロープで、部分的には漕がないと進まないくらいの平らな部分もある。今の私にはちょうどいいくらい。

昨年、何度か近場のゲレンデに行った時は半日券でも十分という感じだったけれど、9時前に滑り始めて、何度かの休憩をはさんで午後4時過ぎまで滑っていた。

滑り終えた後はスキー場の少し下にある「湯けむり館」という温泉に向かう。車道はすっかり雪に覆われていて、対向車線で中型バスが立ち往生していたりして、途中でしばらく車がまったく動かない状態になってしまった。

リフト券が入浴料の割引券になっていて、通常750円のところを550円で入れた。

お湯は乳白色の、いかにも温泉という感じのいいお湯だったけれど、駐車場の大きさや施設の規模に比べて風呂が非常に小さい。

露天はせいぜい10人くらい。内湯も15人くらいで満杯で、洗い場の数も少ない。水風呂も無し。もう少し大きかったら文句無しだったのだけれど・・・。

そしてまたスキー場の駐車場に戻る。翌日のことを考えて、一番上の休暇村のそばの駐車場に置いた。

さて、明日はどうするか。天気は良さそうなので乗鞍岳に向かいたいところだけれど、ここ何日か新雪が積もっている感じ。多分上部ではかなりの積雪だろう。おそらく久しぶりの積雪だと思われるので、状況としては雪崩の危険性大である。

やはりここは安全第一で、乗鞍高原を HOK スキーでスノーハイクをすることにした。

白馬乗鞍岳

新しい車で初の車中泊をした。

最初からわかっていたことではあるけれど、シートを倒しても床が完全にフラットにならないので、腰のあたりに段差ができる。段差を改善できるようなマットを用意してきたけれど、狭い場所に敷くのが面倒で、そのまま寝てしまった。寝心地はやはりあまり良くなかった。

夜はかなり冷え込んだが、朝は快晴で、まずはゴンドラで上に向かった。

ロープウェイに乗り継いで、自然園に下り立った。


久しぶりにスキーにシールを貼る。グルー(糊)は少し塗り足してきたけれど、何と言っても10年前のシール。はたしてしっかり効いてくれるだろうか。

みんな天狗原の方に向かうのだろうと軽く考えていたら、二つの方向に向かうパーティに分かれていた。

以前のかすかな記憶で、何か建物のそばを通ったような気がしたので、栂池ヒュッテの方向に進んだ。

しかしどうも地形がおかしいし、こちらに来たパーティは自然園の方向に向かっているように思える。

やはり間違っていた。尾根の方向に向かうべきだったのだ。

元に戻るのは面倒なので、前の尾根に上がっているトレースを追うことにした。おそらく私と同じように間違えた人が戻るために辿ったトレースだろう。

シールはしっかりと効いてくれている。雪の付着も無い。

ほどなく正規のルートに戻って、前の人たちのトレースを追う。

後立山連峰の山々が見渡せる。右の高い山が白馬鑓ヶ岳と杓子岳かな? 10年ほど前、ゴールデンウィークの後くらいの時期に、猿倉から白馬の大雪渓を上がって稜線に出て、白馬鑓ヶ岳からスキーで猿倉まで滑り降りた。

山岳会の人と一緒に行ったもので、途中で白馬鑓温泉の露天風呂を楽しんだ。

天気が良くて暑い。途中でジャケットを脱いだけれど、汗がしたたり落ちる。

上空にヘリが飛んでいる。事故だろうか。下山してから聞いたニュースで、唐松岳付近で事故があったことを伝えていた。

ロープウェイの駅から1時間20分ほどでようやく天狗原に到着した。前回来たときはここから振子沢を下りて蓮華温泉に向かった。

その時は天候が悪くて、我々より後に出たパーティで天狗原で遭難事故が発生して、死者が出た。今日は快晴無風だけれど、その時は強風が吹き荒れていた。ここは真っ平らなので吹きさらしになる。視界が悪いと進む方向がわからなくなる。

登りは順調だった。天狗原から50分ほどで2436.5mの岩峰に到着した。

最高地点はもう少し先だけれど、ここからはハイマツのブッシュ帯なので、スキーには適さない。なので今日はここを最高到達地点にする。

ここでどら焼きを食べて一服する。目の前には妙高の山々。火打山の北面や乙妻山北東斜面など、いずれも素晴らしいコースだった。

しかし問題はこれからの下り。最近、新雪が積もっているようで、しかも結構重い。

シールを剥がして、ブーツのバックルをしっかり締めて、ビンディングを踏み込んだ。

そして恐る恐る滑り出したその瞬間、これはダメだと直感した。ほんの数回のゲレンデ練習など、何の役にも立たないということを悟った。

傾斜はそれほど急ではないので何とかターンはできるけれど、転倒しないようにバランスを維持するのが精一杯で、1ターン毎に休まないと脚が持たない。

天狗原の平原がすぐ下に見えるけれど、そこまでが果てしなく遠く思える。

天狗原からの下りも苦労した。最上部から、昔ならほんの数分程度で下りてきたであろう斜面をほぼ1時間かかった。

実は朝、ゴンドラとロープウェイの往復チケットを買っていた。よく考えたら帰りはロープウェイの部分は滑り降りることができるので、ロープウェイは行きだけで良かったので損をしたと思ったのだけれど、今となっては往復を買っておいて良かったと思った。

ロープウェイの駅にたどり着いた時、これで私の山スキーは終わったと思った。北海道の山スキーなどもはや夢物語。ゲレンデスキーをやるつもりは無いので、おそらく今日が人生最後のスキーになるだろう。

こういう結果に終わるかもということは薄々とは感じていたので、それほどの失望感は無い。やっぱりそうだったかというくらいの気持ちだ。

この歳での10年近いブランクというのはそう簡単に取り戻せるものではないし、もはやそこまでの意欲も無い。

北海道での山スキーという夢があったので山スキーは諦めきれなかったのだけれど、これでもうすっきりした。

こういうこともあり得ると思っていたので、今回は普通の登山靴とアイゼンも用意してきている。明日は白馬の大雪渓にでも行ってみようと思う。

まずは八方の温泉ですっきりして、

昨日と同じスーパーで夕食を買って、猿倉に向かった。

白馬から猿倉に向かう道は以前、走ったことがある。白馬から栂海新道へ行こうとして、大糸線の電車が遅れて猿倉までのバスに乗れず、やむなく走ることになってしまった。一人でタクシーなど恐ろしくて乗れない。

こんな道をよく足で走ったなと思いながら車で進んだ。今なら考えられない。

午後5時に無事、猿倉に到着した。

栂池高原スキー場へ

だいぶ前からゴールデンウィークは山スキーへ行こうと決めていた。

とは言っても10年近いブランクで、ゲレンデにほんの数回行っただけ。はたしてまともに滑れるかどうか?

不安は大きいけれど、ここ数年、ずっと山スキーへの未練が心の底に淀んでいる状態だったので、それをすっきりさせるためにもとにかく行ってみるしかない。そう思った。

行き先はまずは初心者コースの栂池高原スキー場から白馬乗鞍岳と決めていた。ここなら急斜面も無いし、滑落するような危険な場所も無い。天気さえ良ければ危険はほとんど無い。

それに天狗原までは10年ほど前に蓮華温泉へ山スキーで行った時に経験している。

そんなわけで10連休初日の4/27の土曜日、栂池に向けて車を走らせた。

連休初日なので道路が渋滞するのではないかと思って早めに出かけたが、渋滞したのは京滋バイパスの宇治トンネル手前の数キロだけで、あとは名神も中央もスイスイ行けた。

ところで、今度の新しい車にはレーダークルーズ(オートクルーズ)という半自動運転のような機能が付いている。

前の車と一定の車間距離を保つか、前に車が無い時は設定した最高速度で自動的に走るというもので、アクセルやブレーキ操作がまったく必要無い。

実は昨年、奥穂高へ行った時のkenさんの車にこの機能が付いていて、いろいろと説明してもらったけれど、自分で運転していないのでどうもよくわからなかったし、何か設定が面倒そうだった。その時は自分の車にはそんなものはいらないと思った。

しかし最近の車は多くの車種でこの機能が付いているらしい。私の車も標準装備だったので、いらないというわけにはいかなかった。

基本的には高速道路を走る時に使うもので、街中で信号待ちがあるような状況で使うものではない(そんな状況でも使えるようなものもあるとか)。

新しい車に乗り換えてから名神のような長い距離の高速を走る機会が無かったので、これまでこの機能を試したことが無かったのだけれど、ようやく試してみるチャンスが訪れた。

せっかく付いている機能なので、どんなものか一度は試してみようと思った。

設定は車間距離と最高速度だけで、それほど面倒ではない。ハンドルに付いているスイッチで簡単に設定できる。

初めてアクセルペダルから足を外す時は緊張した。高速なので万が一思いがけない動きをしたら大変だ。

最初はアクセルもブレーキも操作していないのに車が自動的に速度調整するのが変な感じだったけれど、ものの数分もしたらその動きに慣れてきた。

前に車が割り込んできたら速度を緩めて車間距離を取ってくれるし、逆に前の車がいなくなったら設定した最高速度まで勝手に上げてくれる。

かつて80km制限になっている場所で108kmくらいで走っていてスピード違反で捕まったことがあるので、そういう場所では最高速度を100kmに設定した。

これはなかなか便利だと感じた。

結局、瀬田東で名神に入ってから安曇野ICまでのほとんどの区間をこの設定で走った。マニュアル車に乗っているのにこんな機能を使うというのはちょっと変な感じもするけれど。

白馬のスーパーで夕食を買って、栂池のゴンドラのそばの駐車場でディナーにした。

びわ湖バレイ3回目

今日は3週連続でびわ湖バレイに行ってきた。たぶん今シーズンのラストびわ湖バレイ。来週はいろいろあって時間が取れないし、その次となるともう賞味期限切れになっているだろう。
そろそろ暖かくなっているだろうと思って春用のジャケットとオーバーパンツで行ったところ、これが大失敗。ゲレンデエリアは強風で、これまでで一番寒かった。
それでも展望はそこそこで、武奈ヶ岳を望むことはできた。
DSC_0002.jpg
5週連続のゲレンデ練習となったが、3週目までは復調が見られて気分良かったけれど、それ以降は足踏み状態。元々のレベルまで戻ってきてしまったということなのだろう。
寒さのおかげで気力も削がれて、東京マラソンの大迫傑状態になった。
30分ほど休憩所に入って気力回復をはかったけれど期待ほどには回復せず、制限時間を1時間以上残して下りてきた。
こういう眺めは今シーズン最後になるだろう。
DSC_0003.jpg
日帰りエリアのゲレンデ練習はもう行けないと思う。しかし高速を走ってまでゲレンデ練習へ行く気にはならない。もはやゲレンデで1日まるまる滑る気力は無い。
それくらいなら易しい山スキーコースへ行った方がいいのだけれど、残念ながら今年はかなりの雪不足で、岐阜や福井の美濃エリアはすでに下部はヤブになっている模様。もちろん白山まで行けば大丈夫だろうけれど。
次に行けるのは4月になる。となるともはや行き先はアルプスエリアしか無い。
しかしコストをかけて栂池まで行って白馬乗鞍だけで帰ってくるというのもちょっとむなしい。
悩ましい・・・。

びわ湖バレイ

昨日(2/22)は今年3回目のスキーにびわ湖バレイに行った。
無雪期の山歩きでは何度も訪れているけれど、スキーで来るのは一体何十年ぶりだろうか。もはやまったく記憶が無い。
何度か来たことは間違い無いのだけれど、おそらくスキーブームの頃で、確か混雑ぶりがひどかったはずで、いい印象が無い。そんなこともあって、山スキーをやっている頃に練習でゲレンデへ行く時もここは対象外だった。
今シーズンは雪不足で国境は3月を待たずしてほぼ賞味期限切れ。となると多少なりとも標高の高い所となると箱館山かびわ湖バレイしか無い。
シニア割引のある箱館山か、平日割引のあるびわ湖バレイかで天秤にかけて、少し高いけれど30分ほど近いびわ湖バレイに行くことにした。平日なら混雑もそれほどひどくないだろう。
家から1時間半ほどで到着して、一番のゴンドラに乗って8時半過ぎに打見山に下り立った。そして一旦小さな緩斜面を滑って、リフトに乗って蓬莱山へ。
遠方には武奈ガ岳。やはり雪が少ない。
DSC_0002.jpg
今回も午前券で1時半まで。ゴンドラで上がらなければならないゲレンデは休憩に車に戻るということができないのが難点で、一度トイレ休憩のあとに5分ほど腰を腰を下ろした以外は時間ぎりぎりまで滑り続けた。
昔は金曜日の夜に出発して土日の2日間まるまる滑ったりしたけれど、もはやそういう気力も体力も無い。半日で十分だ。
基本練習を繰り返した成果かどうかわからないけれど、後半の2時間くらいは以前の滑りの8割くらいまでは感覚が戻ってきたように感じた。と言ってももともと万年2級スキーヤーというレベルなのだけれど。
もう山スキーを再開するのはムリなのではないかと恐れていたけれど、これなら初心者ルートなら何とかまた行けそうな気がしてきた。
そろそろ取立あたりでもと思ったりするけれど、新しい車はまだスタッドレスタイヤを履いていない。懐事情を考えると今シーズン中にタイヤを購入するのはちょっと厳しい。何せサイズが大きいのでタイヤも高い。
取りあえずスキー用のヘルメットを買っておこうと思う。以前に山スキーをやっていた頃はゲレンデはもちろん、山スキーでもヘルメットを被っている人など見たことが無かったけれど、最近はゲレンデでは半分くらいの人はヘルメットを被っている。山もアルプスに行くとそんな感じ(無雪期も)。
私がヘルメットを被ったのは以前に岩登りやアイスクライミングをやっていた時くらいで、帽子もわずらわしくて嫌いなので、真夏の炎天下や真冬、雨の日以外はほとんど被らないのだけれど、安全のためには被った方がいいということは十分認識している。
こういうのは慣れの問題なので、慣れれば被っていない方が落ち着かないということになるのだろうと思う。

国境高原スノーパーク

ここ2年ほどまた雪のある山に出かけるようになって、もうやることは無いだろうと思っていた山スキーへの郷愁が蘇ってきた。
正月に釈迦岳を敗退した時、新雪の斜面を見て、スキーなら快適に登れるのに、と感じた。と同時に、こんなところをツボ足でラッセルするなんてあまりにもバカバカしいと思った。
しかしいざ再開するとなると不安は大きい。体力もさることながら、脚力の衰えも著しい。スキーはジョギングよりも脚力が必要と感じるし、山スキーとなるとさらに厳しい。4年前の取立山の山スキーでの失望感も脳裏に深く焼き付いている。
しかし再開するのなら一日も早い方がいいし、本当にもうダメかどうかはやってみないとわからない。道具は揃っているので、あとは出かける決心をするだけだ。やってみてやはりダメということになれば諦めもつくだろう。
と言うことで、日曜日(2/3)は天気予報も午後からは雨模様とのことだったので、午前の半日で国境(くにざかい)高原スノーパークへ久しぶりにスキーに出かけることにした。
8時のリフト運行開始に合わせて5時半に家を出て、予定通り2時間で到着。車の中でカップ麺とおにぎりの朝食をとって、8時過ぎにゲレンデに出た。
DSC_0001.jpg
車の中に置きっぱなしになっていたリフト券ホルダーを見ると、2010年のここのナイターリフト券が入っていた。つまり9年ぶりということ。以前は土曜の夜はナイター営業をしていたのだけれど、いつの間にか無くなってしまっている。
まずは下のリフト横の緩斜面で試してみる。
スキーで雪の斜面を滑るという感触をすっかり失ってしまっているので、最初は怖々プルークボーゲンで制動しながらゆっくり下る。途中で一度休まなければならないくらい脚に力が入った。
それでも3本くらい滑ると多少は感覚も戻ってきて、最初の緊張感はほぐれて横ずれの感触が味わえるようになってきた。
予め YouTube の動画で見つけた、横ずれで制動する練習を繰り返した。昔からターンの直後が暴走気味になるクセがあるので、それを矯正するための練習。
2時間ほど滑って、一旦車に戻ってコーヒーブレークにした。
スマホで練習動画を再確認してまたゲレンデに戻ったところ、下のリフトの待ち行列が少し延びていた。と言ってもほんの2〜3分程度の行列なのだけれど、それまではスイスイ状態だったのでわずらわしい。
で、後半戦は上のリフト横の斜面に行くことにした。ここは上部は若干傾斜がきつい印象があったので、今日の練習にはどうかだろうかと思っていたのだけれど、いざ行ってみるとそれほどではなかった。
DSC_0003.jpg
今度はこの斜面でひたすら同じ練習を時間ギリギリの午後1時直前まで繰り返した。
わずか半日の練習だったけれど、あせって昔の残像を追い求めようとせずに基礎練習に集中したせいで、いい感覚で終わることができた。こういう練習を何度か繰り返せば、ゴールデンウィークあたりにはアルプスのロングルートにも行けるのではないかと感じた。
問題はあと何日練習に行けるかということで、近場のスキー場はおおむねあと1ヶ月少々くらいしか滑れない。3月後半になると日帰りエリアはまずムリなので、時間も金もかかる。
中辺路の後半部分も早いうちに行ってしまいたいところだけれど、こちらはスキーほどはシーズンの制約が無いので、スキーシーズンが終わってからでもいいかも知れない。