都介野岳

10/3(月)は講座で奈良の都介野岳(つげのだけ)へ行ってきた。

近鉄の榛原駅からバスで城山登山口へ。時間に余裕があるのでまずは城山へ向かう。

20分足らずの登りで展望場所へ。

展望場所から都祁(つげ)の集落の眺め。

そして貝那木山山頂(597.3m)へ。

また車道に戻る途中にムラサキシキブ。

しばらく下道を行く。

池の向こうに都介野岳。

都介野岳へ向かう前に三陸墓古墳群へ寄り道。このあたりには古墳時代のものと思われる古墳がたくさんある。

丘の上から都介野岳。

古墳公園の休憩所で早めの昼食にした。

さて、いよいよ都介野岳へ向かう。見ての通りのとんがった三角形の山で、最後は階段の急登。

途中にあったのは役行者?

古墳公園から30分ほどで都介野岳山頂(631.2m)に到着した。

山頂には神社があった。

途中から別の道で集落に下りた。

道端にホタルブクロ。

國津神社にお参り。

さらに神社の裏手にある三角点の柏峰(502.5m)に足を伸ばす。

お次は来迎寺。

歴史のあるお寺だそうです。

そして最後に水分神社。

立派な神社です。飛鳥時代の創建とか。

万葉集に読まれた山辺の御井。

表参道から出る。

その後、バスで榛原駅に戻って解散した。

清水山

9/7(水)は京都一周トレイルの講座で清水山に登ってきた。

京阪の清水五条駅に集合してしばらく車道を行く。正面の山が清水山。

左の渋谷街道旧道に行く。

一周トレイルコースに合流した。

今日はちょっと清水寺に寄り道する。

入るとすぐに子安塔。

清水の舞台が眺められる。

戻って一周トレイルのコースへ。

石の塔。

清水山(242.2m)に到着。本日の最高標高地点。

下っていったら工事の車がここまで上がってきていた。

井上馨の石碑。

そして東山山頂公園で昼食にした。

音羽山を望む。

そばの展望場所から愛宕山方面。

尊勝院の手前で都ホテルと比叡山。

尊勝院はめずらしく開いていた。

街まで下りて、粟田神社。

その後、三条通りを歩いて地下鉄の東山駅で解散した。

裳立山

9/5(月)は久しぶりの講座で比叡山の坂本側の裳立山(もたてやま)へ行ってきた。

集合は京阪石山坂本線の松ノ馬場駅。

しばらく車道を行くがそこそこの登り坂。

無動寺谷への登山道に入る。ここは比叡山トレイルレースの試走で2回ほど下ってきたことがあるが記憶がはっきりしない。

展望場所から琵琶湖を望む。

さらに登ったところの広い場所で昼食にした。

実はこの場所は水が流れていて、ヒルがいた。何人かの人が被害に遭われた。

舗装道路になって無動寺谷へ。

ケーブルの延暦寺駅に到着。

展望台でしばし休憩。

展望台からの琵琶湖。沖島と近江八幡の山が見える。伊吹山もうっすらと。

そして比叡山トレイルレースの試走で登った道を下るが、途中で裳立山に寄り道。ここには紀貫之のお墓がある。

急な坂を下って、比叡山高校のグラウンドへ。

日吉東照宮にお参り。

あとは車道を歩いて、京阪の坂本比叡山口駅で解散した。

私はさらにJR比叡山坂本駅まで歩いてから帰宅した。

知床から釧路へ

今日(7/22)は本当なら羅臼岳へ行くつもりで知床まで来たのだが、やはり朝には右足は腫れて熱をもっていた。昨日からたぶんムリだろうと思っていたのでやっぱりという感じ。

長年の故障経験でこれは1〜2日の休養では治らないと思ったので、残りの3日ほどは観光で過ごすことにした。一番の目標だったニペソツは行けずに終わることになってしまった。

まずは今なら車で行けるカムイワッカ湯の滝に向かう。知床五湖から先はジャリ道になる。時折左にオホーツク海が見える。

道の駅から40分ほどでカムワッカ湯の滝の駐車スペースに到着した。

実はあまりよく調べずに来た。

トレランシューズで来てしまったので滝には入らなかった。

来た道を戻って、知床五湖に行った。ここの駐車場は有料(500円)。

全部を回るのは有料のガイドツアーに参加しなければならないので、無料の散策路に向かう。

散策路は整備されている。

展望台から一湖。

知床連山は見えず。

遠くにシカがたむろしていた。シカはこれまでも何度も道路で出会ったけれど。

そのあと、車道で知床峠を越えて羅臼に向かう。知床峠に向かっていたところ・・・。

クマ避けスプレーは持っているけれど手に届くところにはない。しかしなぜか襲ってきそうな気配はまったく感じなかった。痩せていて弱っているんじゃないかという気がした。

これまでも本州でツキノワグマには何度も遭遇しているけれど、さすがにこれだけの近距離でクマを眺めたのは初めてだった。しかもヒグマ!!

ガスと霧の中、知床峠に着いた。

もちろん海はまったく見えない。

羅臼の手前の羅臼知床ビジターセンターで時間潰し。

羅臼の道の駅の展望台から初めて北方領土の国後島を見た。ずいぶん近い。神戸から淡路島くらいの感覚。

道の駅の店で羅臼コンブラーメンを食べて、知床半島東側の車で行ける終点の相泊(あいどまり)に向かう。

天狗岩。

セセキの滝。

そして相泊の終点へ。

相泊の漁港。

知床岬方面。行ってみたい誘惑にかられる。

羅臼に戻る途中で羅臼灯台に寄り道した。

展望台から国後島。

その後、今朝ネットで予約した釧路のホテルに向かった。今回初めてのホテル泊。

すぐ横がJR釧路駅。

夜は近くの小さな居酒屋で焼き魚や地酒を味わった。

斜里岳

7/21(木)は斜里岳へ。

夜を過ごした道の駅では朝は雨。しかし山岳気象予報では斜里岳の上部は晴れと言っている。天気予報を信じて行ってみることにした。

登山口の清岳荘には6時半過ぎに着いた。すでに何台かの車が停まっている。車の中で様子を見ているような人も。

雨具を上下着て、登山口で駐車料金100円と登山届けを記入して7時ちょうどに出発した。

登山道を数分行ったら林道に出た。

エゾアズマギク?

林道を10分ほど進んで本当の登山口。

数分歩いたら渡渉地点に出たのでここでポールを出した。

この後、何度となく渡渉があった。石が水流に覆われていてシューズが濡れることもあった。

仙人洞。

道がようやく左岸沿いになった。旧清岳荘跡。

出発して1時間弱で旧道と新道の分岐の二股まで来た。

当初は距離の短い旧道を上がるつもりだったが旧道は沢筋で、この雨模様では水量も増えているに違いない。回り道だが新道に行く。

クルマユリ?

二股からはしばらく急登が続く。雨もおさまってきていて暑いので雨具を脱いだ。

二股から30分ほどで稜線に出て、しばらく行くと熊見峠。峠というより小ピークという感じ。

しばらく稜線歩きだが左から強い風が吹きつけてきて寒いので、雨具の上着を羽織った。

ゴゼンタチバナ。

オトリギソウ。

マルハシモツケ。

ヤマブキショウマ。

エゾウツギ。

チシマノキンバイソウ?

上の二股の手前にトイレブースがあった。

上二股。旧道は沢シューズがいりそうな感じだった。

胸突き八丁をヒイコラ上がる。

上部がかすかに見えてきた。また暑くなってきたのでジャケットを脱いだ。

樹林帯を抜けて足元がガラガラの岩場。

10時前、馬の背に出た。

ヨツバシオガマ。

エゾツツジ。

ニッコウキスゲ。

斜里岳神社。

チシマフウロ。

あとひと登り。

イワギキヨウ。チシマキキョウ?

10時12分、ようやく斜里岳山頂(1547m)に到着した。

今日も展望は無し。

ゆっくり休む気分にならなかったので早々に下山することにした。

こんな天気だが登ってくる人たちと何人かすれ違った。

富良野岳からの下りで痛めた右足のスネがいよいよあやしくなってきた。これまで何とかごまかしごまかし歩いてきたが、どうも本格的に痛めた感じ。何とか歩けてはいるけれど明日は歩けないかも知れない。

渡渉が終わってあと少しで林道というあたりで消防のような人たちのパーティとすれ違った。こんな時間に登っていくというのは普通はあり得ないので、何か事故でもあったのだろうか。

林道に出たところで一般車通行禁止の場所に消防の車が停まっていた。

12時50分、清岳荘に戻ってきた。

やはり事故があったようで、警察の車も停まっていた。後片付けをしていたらおまわりさんにケガ人と出会わなかったかと尋ねられたが、何人かすれ違ったが怪我をされる前だと思うと応えておいた。

今朝まで過ごした道の駅には温泉が併設されていたので、まずはそちらに向かった。しかしやはりスマホのナビがしばらく使えず、ずいぶん遠回りをしてしまった。

そしてそのあとはついに念願の知床に向かう。夕方に道の駅「うとろシリエトク」に到着した。

右足の不調はいよいよ普通の歩きでもはっきりと痛みが出るほどになってしまっていた。

カムイヌプリ

7/20(木)は霧雨模様の中をカムイヌプリ(摩周岳) へ。6時過ぎに第一展望台に着いたがさすがにこの天候では誰もいなかった。

6時35分に駐車場を出発した。

ほぼ平坦な散策路のような道が伸びる。一昔前なら自然と走り出していたような道。

ウツボグサ。

単調な道を淡々と歩く。天気が良ければ気持ち良さそうなのだが。

道の真ん中におそらくシカの足の骨。ひょっとしてクマに食べられた?

オトギリソウ?

トレランのためにあるような道なのだが・・・。

チシマフウロ。

出発して1時間15分で展望台まで来たが、展望は何も無し。さすがに2回の洗濯でようやくクマスプレー後遺症から解放された。

摩周湖を覗いても。

少し先が開けた時もあった。こういう時は気分も良くなる。

これは西別岳?

展望台から25分ほどで西別岳との分岐。

こっちがオトギリソウ?

あと少し。

ヨツバヒヨドリ。

最初にして最後の急登にさしかかる。

どこがピークかよくわからない。

標高はそれほどではない山だが山容はなかなかワイルド。

イワギキョウ。

8時45分、カムイヌプリ(摩周岳、857m)山頂に到着した。

誰もいないので自撮りしたが風が強かった。

今日もまた展望無し。

のんびりするような天候ではないので早々に下山。山頂直下は一部危険な箇所もあるので慎重に下った。

さすがにこの天候では誰も来ないかと思ったが、10人くらいの中高年ガイド付きツアーとすれ違った。

途中、展望台のところでベンチに腰掛けておにぎり休憩にした。

上りはわずかで平坦部分の距離が長いので上りとほとんど同じくらいの時間がかかって、11時前に展望台に下りてきた。

霧の摩周湖というよりはガスの摩周湖。

小さなリスがいて、しばらく逃げなかった。

まだ11時過ぎ。予定していた斜里町の温泉はこのまま先に進めばすぐに行けるのだが、そんなに早く行っても時間を持て余すだけ。なので屈斜路湖を観光してみることにした。

湖畔にアイヌ民族資料館があるようなので、そちらに向かう。が、相変わらずスマホの調子が悪くてナビが使えない。思ったよりも遠くて本当にこの道で大丈夫なのだろうかと不安を感じたが、無事到着した。

JAF割引で100円ほど安く入れた。松浦武四郎のことが詳しく紹介されていて、名前は知っていたものの詳しいことを知らなかったのでこれが良かった。

資料館の前の広場にある句碑。

後ろは屈斜路湖。

そしてこのそばにあったアイヌ料理の店でどんぶりをいただいた。行者ニンニクがたっぷり入って独特の味つけだった。

ナビが無いまま斜里町の温泉に向かう。途中でようやく繋がってナビを使えるようになって、無事「緑の湯」に到着できた。

今宵の宿は道の駅「パパスランドさっつる」。できるだけ Wi-Fi の電波が繋がりやすいように、建物に近い場所に車を停めた。

雄阿寒岳、摩周湖

7/19(火)は何とか雨は降っていないというどんよりした空のもと、雄阿寒岳に向かった。

登山口の駐車場への道はずいぶん細い土道で、入っていいのかどうか一瞬迷ったが、わりと新しい車の轍が見えたので入ってみた。小さなスペースで、すでに2台が停められていた。

7時ちょうどに出発した。駐車スペースのすぐ奥が登山口。阿寒湖の東の端になる。

太郎湖。

次郎湖はよく見えない。

ようやく上り勾配になってきて、出発して30分ほどで一合目の標記。背中が少しほてってきた。

ゴゼンタチバナ。

四合目からはしばらく急登で、9時ちょうどに五合目まで来た。五合目で「8割クリア」ってどういうこと?

リンネソウ。

ここにもシャクナゲ。

周囲が開けてきたが展望は無し。八合目には気象観測所の跡がある。

少し下って登り返す。

イワブクロ。

マルバシモツケ?

9時39分、雄阿寒岳の山頂(1370.4m)に到着した。

な〜んにも見えましぇん。

早々に引き返して、12時3分、駐車スペースに戻ってきた。

ここは狭いので少し先の大きな駐車場まで行って、そこでおにぎりなどを食べて一服した。

明日の予定は摩周湖畔のカムイヌプリ。今日は弟子屈の道の駅に泊まる予定だが、その前にコインランドリーでまた洗濯したい。

ネットで見つけた道の駅の手前のコインランドリーで洗濯。

洗濯している間にすぐそばのペンションのようなところの風呂へ。

コインランドリーはここが設置しているのではないかと思う。小さなお風呂だけれど露天もあって、400円で石けん、シャンプーも完備していた。

下山後は天気が回復しているが、明日はまたイマイチの予報。時間があるので今日のうちに摩周湖展望台の登山口を確認しておこうと思って向かった。

第一展望台の前に来たところ駐車場は有料になっている。今日は様子見だけなのでさらに先の第三展望台に向かってみた。第二展望台はどこ?

期待通りこちらは無料で、摩周湖を望める展望場所があった。

湖の向こうがカムイヌプリ。

摩周湖のパノラマ。

反対側には屈斜路湖。手前に硫黄山などの山々。

夜は道の駅「摩周温泉」で過ごした。名称とは違って温泉は無し。

雌阿寒岳

7/18(月)は雌阿寒岳へ。今回初めてすっきりした晴れの天気。今日は少し早めに7時前に雌阿寒温泉の駐車場に着いた。

7時過ぎに駐車場を出発して、少し車道を行く。

ほんのわずかで登山口。活火山なので十分注意するようにとのこと。

しばらくは木の根で歩きにくい。

登山口から10分ほどで一合目。富良野のコインランドリーで洗ってきたのにまだ背中が少しほてる。

登山口から40分ほどで樹林帯を過ぎて四合目に出て、上部が見えてきた。

ほどなく五合目。

だいぶ上がってきた。

頂上稜線に上がると西側の火口が望めるようになってきた。噴煙が上がっている。

あと少し。

8時42分、雌阿寒岳山頂(1499m)に到着した。

北側の火口と遠くに阿寒湖。そしてすぐ横に雄阿寒岳。

山頂には誰もいなかったが、山頂の少し手前で団体を抜いてきたので、自撮りは諦めて早々に先に進む。

少し南に下ったところから青沼と阿寒富士。

火口と雌阿寒岳。

360度のパノラマ。

標高で200mほど下って、阿寒富士に向かう。

阿寒富士の上りはザラザラの火山礫で歩きにくく、ついにポールを出した。

岩陰にご本家メアカンキンバイ。

メアカンフスマ。

ようやく山頂が見えた。

鞍部から30分足らずの登りで阿寒富士の山頂(1475.8m)に到着した。

雌阿寒岳を振り返る。

剣ヶ峰とその横に阿寒湖がチラッと。雄阿寒岳は雲に隠れている。

山頂の先に展望台のような場所があって登山者がいたので私も足をのばしてみた。

特にどうということもなかったが、このそばの岩陰でおにぎり休憩にした。ここから足元に雌阿寒温泉と下山予定のオンネトーが見下ろせた。

山頂の少し下の小岩に何か標柱のようなものが見えて(上の写真の右端の方)、これが気になったので立ち寄ってみたが、どうも何らかの観測機器の残骸のようだった。稼働しているようには見えなかった。

ここからはオンネトーがさらにはっきり見下ろせた。

さて、元の鞍部に戻ってオンネトーに向けて下る。

イワブクロ。

下の方まで下りてきたら何とシャクナゲが。

阿寒富士から1時間半ほどでオンネトーの登山口に下りてきた。

あとは散策路で雌阿寒温泉まで戻る。

意外と長くて、しかもやや上り勾配。このあたりにもシャクナゲが咲いていた。

12時12分、駐車場に戻ってきた。

後片付けをしてからお湯がすばらしいという評判の野中温泉へ。

入浴料400円なり。しかし風呂場は浴槽とイス、たらいのみで、洗い場はまったく無い。他には水道が一つだけ。露天は何とか入れたが内風呂は熱くてとても入れない。湯あみ用の板(おそらく)が置いてあった。

空いていたので唯一の水道を使って身体を洗うことができたが(もちろん石けんシャンプーは持参のもの)、混んでいたらお湯につかるだけしかできないだろう。

時間があるのでまた阿寒湖のアイヌコタンに車を停めて湖畔をぶらぶらした。

明日行く予定の雄阿寒岳。

湖畔の店でマリモソフトというのを味わった。どんな味なのか尋ねてみたら抹茶味とのことだったので試してみたが、おいしかった。まぁ普通の抹茶ソフトとそれほどの違いは感じられなかったけれど。

そして今日も道の駅あいおいに向かった。

富良野岳、上ホロカメットク山

7/16(土)は富良野岳へ。土曜日ということもあって登山口の凌雲閣に着いた7時過ぎには駐車場はおろか路肩もほぼ満車状態。何とか土の部分に寄せて停めたが、実は窪みギリギリで危なかった。

準備を整えて凌雲閣の前を7時40分に出発した。

すぐ前に登山口。

ほどなく未舗装の道になって、三段山への分岐。

30分足らずで沢を渡るところまで来た。

今日は例のクマスプレーの後遺症対策のために別のアンダーシャツと上着に替えてきたのだが、それでもまたあのヒリヒリ感が出てきた。ザックの背中部分にも染み込んでいたのだろう。そこまでは考えが及ばなかった。

ゴゼンタチバナ。

出発して50分足らずで上ホロカメットク山への分岐。ここに下りてくる予定。

何度か沢を渡る。

ウコンウツギ? エゾウツギ?

チングルマ。

チシマノキンバイソウ。

トカチフウロ。

出発して1時間45分ほどで稜線に出た。

風が少し冷たいがジャケットは着ずにそのまま山頂を目指す。

チングルマのお花畑。

あと少し。

9時50分、富良野岳(1911.9m)に到着した。

昨日登った十勝岳(右)と美瑛岳(左)。

何とイワカガミ。

コマクサ。

人混みをはずれて稜線を上ホロカメットク山に向かう。

三峰(さんぽう)山(1866m)の登り返しは結構しんどかった。

稜線の右下の方には何とも魅力的な平原。後から調べたら原始ヶ原というらしい。

気持ちのいい稜線歩き。

雲の上に頭を出しているのはトムラウシ(左)とニペソツ(右)だろうか。

1時間半ほどの稜線歩きで上富良野岳手前の鞍部に到着。向こうが上ホロカメットク山。十勝岳が雲の中にうっすらと。

すぐそばの上富良野岳(1893m)に寄っておく。

ここからの噴火あとの眺めはすごい。

10分ほどの登り返しで上ホロカメットク山(1920m)に到着。

ここからの噴火あとの眺めもすごい。

鞍部に戻っておにぎり休憩にした。富良野岳を振り返る。

D尾根を下る。何度見てもやっぱりすごい。

30分ほどで分岐まで下りてきた。

このあたりから何故か右足のスネに痛みが出てきた。打ったりひねったりはしていないので、疲労の蓄積くらいしか思いつかない。

沢を渡ってから最後の林道は悪化しないようにゆっくり歩いた。

午後1時50分、登山口に下りてきた。

今日もまたフラヌイ温泉に行って、ぬるい源泉につかった。背中のヒリヒリは昨日ほどはひどくなかった。

ネットでコインランドリーを検索して、そこでシャツやザックを洗った。これでもう大丈夫だろう。

さて、このあとはトムラウシやニペソツに行きたいところなのだが、天気予報では明日は雨間違い無し。その後も不安定な天気が続きそうで、どうも今回は好天周期には会えなさそう。

ちょうど右スネの状態も気になるので明日は移動日兼休養日にしようと思う。とりあえず阿寒湖の方に向かおう。途中の適当な場所にある道の駅で今夜を過ごすことにしようと思う。

士幌町あたりまで行こうと思ったが意外と遠くて、結局少し手前の「うりまく」という道の駅に車を停めた。

十勝岳、美瑛岳

今日(7/15)は十勝岳へ。駐車場から雲に覆われた十勝の山々が望めた。

登山口の望岳台には7時半頃に着いたが、平日にもかかわらずすでに駐車場はほぼ満車。ただ不思議なことにこの時間で帰っていく車がちょこちょこある。

駐車場所を変えたりして準備に時間がかかって、出発したのは8時過ぎだった。

さすがに火山だけあっていきなり砂礫の荒れ地。

ゆっくり登っていたら背中が熱くなってきた。アンダーシャツは昨日水洗いしたのだが、それくらいでは取れなかったようで、むしろ全体に広がってしまったようだ。

しばらく登ってからたまらずアンダーシャツを脱いだ。解消はしなかったが多少はマシになった。

30分足らずで白銀壮への分岐。白銀荘は昨年の初北海道での初山スキーの起点になった場所で、思い出が深い。

出発して45分ほどでで美瑛岳への分岐。ここに戻ってくる予定。

すぐ上に避難小屋が見える。風が強くなってきた。

9時に避難小屋に着いた。中に入って雨具のジャケットを着て、ポールを出した。

すでに下山の登山者と時々すれ違う。前方の尾根は昨年登った前十勝のカバワラ尾根。

振り返ると広大な平地が広がっている。

荒れた急斜面を上がる。

右手の沢に残雪。

富士山の須走のような火山灰でザラザラの場所が出てきた。

あと少し。

10時48分、十勝岳山頂(2077m)に到着した。遠方の展望はまったく無し。人が多くて長居する気にならないので早々に美瑛岳方面に向かう。

しばらくだだっ広い尾根で、ペンキマークを目印に進む。もっとガスっていたら迷いそう。

しんとくコースへの分岐。

右手からの風が強くなって、さらに小雨交じりになってきた。ちょうど風がしのげるくらいの岩があったのでその岩陰で雨具のパンツを履いて、立ったまま甘納豆を補給した。

美瑛岳に近づくと花が多くなってきた。そして風も収まってきた。

イワブクロ。

メアカンキンバイ?

イワヒゲ?

チングルマ。

ピークの右側を回り込むようなルートになっているのだが、ペンキマークは右に下る方向に延びている。どう考えてもこれはおかしい。gpsで位置を確認して左側の斜面を適当に登ったところ、すぐにペンキマークが現れた。やはり先ほどのルートは美瑛富士へ向かうルートだったようだ。

ピークが見えた。

12時55分、美瑛岳山頂(2052.2m)に到着した。雲の切れ間から十勝岳が見えた。誰もいなかったので自撮りして、今日初めて腰を下ろしておにぎり休憩にした。

雲の間から十勝岳が少し見えた。

少し下ったらもう少しはっきり十勝岳が見えた。

風も雨もおさまったのでジャケットを脱いだ。

下りは思いのほか大変だった。しばらく下ると樹林帯に入る。ここがなかなかの急な下りで、しかも木の枝が両側から迫ってきてわずらわしいことはなはだしい。

そんな道を30分ほど下って、ようやく沢筋に出た。標識に従って少し上流に上がって対岸に渡った。

しかしこの先のルートがわからない。少し下流に向かってみたが、どうも違うようだ。上流に戻ると少し上にピンクテープが見えて、そこに行ったら道標があった。

ここからが思いのほか長かった。斜面をずっとトラバースしていくのだが、登り傾斜の部分もある。沢から1時間近くかかってようやく行きに通った分岐まで戻ってきた。

美瑛岳がはっきり望めた。

もう3時半。さすがに歩いている人は少ない。砂礫の斜面を淡々と下って、4時前にようやく登山口に戻ってきた。約8時間。長かった。

今日も昨日と同じくフラヌイ温泉に行く。背中がほてっているので冷たい源泉に入った。しかし上がってから急に背中のほてりが激しくなって、むしろ昨日のわき腹よりもひどいくらいになってしまった。

おさまるまでしばらく待って、食材を調達してまた今朝と同じ駐車スペースに車を停めた。