山田池ジョグ

今日は山田池でジョグ。日曜日はダイトレなので、練習会で走るアップダウンコースにした。
このところ、前傾姿勢を意識して走るようにしている。そのせいか、以前よりもジョグのペースが少し上がったような気がする。それも、自然と気持ち良く上がる感じ。
キロ5分前半のペースで気持ち良く走れたので、体調はほぼ回復していると思う。日曜日の25kmジョグでは終盤に右脚ハムストリングに軽い痛みを感じたが、今日はそれも無かった。
週末の天候は悪くはなさそうなので、気持ち良く走れそうだ。

競技場インターバル

今日は久しぶりに競技場での練習会。天気予報では昼くらいから急速に悪化の予報だが、朝はまだ穏やかな天気だった。おそらく雨が降り出すという予想で、ライトジャケットとパンツ、帽子を持って出かけた。
本練習前には雨が降り出してきたので、帽子をかぶる。風はまださほど強くない。
幸い、同じくらいの走力の数人のグループになったが、最後尾を走る。1本目はギリギリの3分台。少しほっとする。
2本目はグループから少し離れてマイペースの走りになってしまって、何と4分12秒。とてもインターバルと言えるようなタイムではない。
3本目と4本目は何とかグループの最後尾に付いて、4分少々というところ。最後はちょっと踏ん張って何とかギリギリの3分台で終了した。
まだ身体の芯に疲れが残っているのを感じるが、何とか5本を消化できてほっとした。こういうところはクラブで練習しているメリットだ。一人ならとてもこんな練習はできない。
雨は思ったほどひどくはならず、心地良い疲れを感じながら帰ってきた。

ようやく疲れが取れてきた

キャノンボールランの疲れがようやく取れてきた。こんなに疲れが残ったのは本当に久しぶりだ。
全盛期の頃はフルマラソンをうまく走れた後はだいたいこんな感じだった。レース後2週間くらいは疲れが残っていて、まともな練習を再開するのは1ヶ月くらい経ってからだった。
ところが最近はさほど疲れが残らないし、レースの翌週の練習会でインターバルをやったりすることもある。
疲れがあまり残らないのは、レースでうまく力を使い切れていないということだろう。以前も失敗レースの後はすぐに練習を再開することができた。
キャノンボールランではそこまで力を出し切ることができたということで、これは喜ばしいことに違いない。
このところはマラソンの終盤でいつも失速するので、どうしても抑え気味のスタートになってしまうのだが、今度は少しアグレッシブに行ってみようと思う。
来週はダイトレだ。
キャノンボールランの疲れでモチベーションが戻るかどうか不安だったが、あと1週間あれば持ち直せそうに思う。
できればこの週末は少し長い距離を走っておきたいのだが、どうもかなりの悪天になりそうである。少なくともトレイルは止めた方が良さそうだ。

体重の話

体重の変化はなかなかおもしろい。
基本的には食べたカロリーより消費カロリーが多ければ体重は減るし、消費カロリーの方が少なければ体重が増える。排泄が規則的であればそうなるはずだ。
しかしその増減の程度は、必ずしも運動量や食事量を正確には反映しないように思える。もちろん、ある程度の期間で見るとおおむね運動量と食事量の相関関係は保たれていると思うが、短期間の変動は必ずしも運動量と食事量の関係とは一致しないことがしばしばある。
それが一番顕著に現れるのは、2000mを越えるような山へ行った後だ。高い山から帰った翌日は、食事量がさほど普段と変わらなくても、必ず1kgくらいは体重が増える。
その後2日間くらいはその状態が続くが、その後は次第に体重が落ちて元のレベルに自然に戻る。その間の食事量や運動量は普段と変わらない。
1000m未満のトレイルではこのような変化は起こらないが、少し高い山へ行くとこういう現象が現れる。山スキーへ行った後も同じようなことがよくあった。
普通のロングジョグで長い距離を走った後に体重が落ちていることはあるが、その後にリバウンドのように大きく増えることはなく、おおむね食事量に比例した程度の変化にすぎない。
なぜこのようなことが起こるのか、これまでそういう文章に出会ったことが無いのだが、個人的には、肉体的に厳しい自然環境にさらされると、身体の防衛本能が働いて、カロリーを貯めようとするのではないかと考えている。
2000mも上がれば気圧は平地に較べると明らかに低くなるし、気温も低くなる。自覚症状は無くても心電図などを取れば肉体は変化を感じているはずで、それに対して何らかの反応が起こることは容易に想像できる。
しかしある程度長い期間、そういう場所に留まっていると、身体がそういう環境に適応してくる。つまり平地よりも厳しい環境に身体が適応すると、その後平地へ戻ると以前以上のパフォーマンスを発揮できるというのが高地トレーニングの考え方だが、高地トレーニングも賛否両論があるので、そう単純なものではないようにも思える。
運動量と食事量に対する体重変化の割合に関しては、基礎代謝量の変化が大きく影響しているように思える。基本的には加齢とともに基礎代謝量が減ってくるので、食事量と運動量が同じレベルをずっと続けていると、体重が徐々に増えてくることになる。いわゆる『中年太り』というのはこれが原因である。
幸いなことに私は高校生の頃からもう40年ほど、体重があまり大きくは変わっていない。20年ほど前のマラソン全盛期の頃に較べると練習量は減ったが、食事量もそれに伴って減ってきた。感覚的には記録の低下と食欲の減退が比例しているように思える。おかげで中年太りとも無縁である。ありがたいことだ。

山代温泉

週末は久しぶりに、家族で山代温泉へ行ってきた。
好天の土曜日は東尋坊へ行って海鮮どんぶりを食べて散策してから山代温泉へ。
山代温泉は初めてだったが、お湯は普通のお湯とほとんど変わらない感じで、温泉と言われなければわからないくらいだった。おまけに旅館の露天風呂は屋根が覆い被さってまったく空が見えず、かろうじて外気が入ってくるだけという造りで、何とも風情の無いところだった。
街並みも閑散としていて、これまでに行った温泉地の中では一番活気が無かった。
日曜日は天気が悪いのがわかっていたので、朝は旅館の近くを少し散策してから永平寺へ向かった。
雨が降ってきたが、永平寺は寺の中をぐるっと巡れるようになっていて、修行僧と観光客が行き交うユニークなシステムだった。
いつの間にか雨は止んでいて、土産物店でそばを食べて、夕方には帰ってきた。
こんな温泉旅行をこのところ年に2回くらいやっているが、温泉そのものに関して言えばこれまでで一番温泉らしくないお湯だった。
もちろん硫黄のにおいがしたり、お湯がヌルヌルしていたり、色が透明で無かったりということばかりが温泉という訳でもないだろうが、普通のお湯と何の違いも感じられないようなお湯ではちょっともの足らないというのが正直なところだ。
それほどの温泉通というわけでもないので、やはりどうせ行くなら温泉らしいお湯に出会いたいものだ。
これならスパバレイ枚方の温泉のお湯の方が良いくらいだった。

シール・エミコさん

昨日はシール・エミコさんの報告会に行ってきた。久しぶりに地平線会議の人たちとも出会って、アフターの一杯も楽しんできた。
エミコさんは自転車ライダー。元はバイクライダーで、世界を走り回っていたところ、のちのパートナーとなるオーストラリア人の自転車ライダー、スティーブと出会って自転車の楽しさに目覚め、それからはスティーブと一緒に自転車で世界を回ってきた。
ところが旅の途中で体調を崩し、診断を受けた結果はかなり進んだガン。帰国して大きな手術を受けて、一時はカムバックして旅の続きも再開したが、またしてもガンが再発し、その後はずっと治療生活を続けている。
手術、抗がん剤、放射線など、ありとあらゆる治療法を試したが、芳しい結果は得られず、医者にも見放されて昨年オーストラリアに渡り、そこで大きな手術を受けて、ようやく少し体力が回復してきたということで、今回の報告会のはこびとなった。
腹部の内臓はほぼ全摘出で、骨盤もかなり削られたようで、普段は車椅子。杖をついて何とか立ち上がれるという状態だが、それでもまた自転車に乗るという希望は捨てていないとのこと。
彼女と初めて出会ったのはちょうど10年ほど前で、一度目のガンから復活して間もない頃だった。
その後、何度か会う機会があったが、再発して以降は初めてで、おそらく数年ぶり。しかもずっと闘病生活なので、さぞかしやつれていることだろうと思っていたが、思いの外明るく、表情も以前とまったく変わらない。
とにかくどんな話題を話す時も笑顔で明るいのが彼女の特徴で、それはまったく変わっていなかった。表情だけを見ていればとてもそんな大病を患っている人間とは思えない。
それにしてもガンと戦う闘志は常人離れしていて、それは医者も驚くほどだったようだ。
あの小さな身体のどこにそれだけのパワーがあるのか、とても不思議に思える。
私は死ぬならガンで。もしガンになったら何も治療せずに、と思ったりしているが、あれだけ本気でガンと戦って、余命半年と言われてからもう12年も生き続けている彼女を見ていると、そんなことは軽々しく言うべきではないという気持ちになってくる。
とにかく、彼女が一日も早く体力を回復して、また自転車に乗れるようになることを願ってやまない。

祭りのあと

燃え尽き症候群である。
レースの終盤は自分でも信じられないくらい脚が残っていて、ゴール後はまだ余裕がありそうなくらいだった。
しかし電車を乗り継いで家にたどり着いて玄関に座り込むと、それまでの緊張感が一気に緩んで、ショーズも脱げずに横たわってしまった。空腹感があったので何とか着替えて食事を済ませたが、そのまま床で横になると、もう朝まで起きることができなかった。
筋肉痛はそれほどではなかった。終盤にポールを使ったせいか、大腿四頭筋にはほとんど筋肉痛が残らず、むしろ大臀筋やハムストリングなど、背部に大きな疲労が残った。これはいい身体の使い方ができていた証拠だ。
翌日は当然のごとく完全休養。その次の日も朝は走りに出かける気分にならなかった。
その後、軽いジョグは再開しているが、まだまだ身体の芯に大きな疲れが残っている。
今週末は温泉旅行の予定なので、ちょうど良かった。ここでゆっくり疲れを取ってこようと思う。
六甲往復を終えて思ったのは、自分にとってはおそらくおんたけウルトラトレイルよりも充実感のあるコースだったであろうということ。これならおんたけがエントリーできなかったこともさほど残念ではないと本気で思えた。
おんたけはトレイルとは言っても実際はコースのすべてが林道で、山道の部分はまったく無い。私が目指す高山のロングルートとは性質の異なるコースだ。
そういう意味では、今回完走できたことで、今夏の水晶往復の可能性が大きくふくらんできたと言える。次回は新穂高からの往復で再チャレンジしようと思っている。

六甲縦走キャノンボールラン完走!!復路編

湯元台の広場では片道コースの参加者がたくさん集まっている。スペースを見つけて座ったところ、ちょうどその横にいたのはしばらく一緒だった男性。
コンビニでどん兵衛きつねを買ってきて、往復コース参加者のみサービスのおにぎりを食べてエネルギーを補給する。そして少しでも脚が休まるようにマッサージしておく。
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7時32分にいよいよ復路がスタート。天気は良さそうだが、ジャケットを着たままスタートした。
復路はすぐに上り坂になるので、最初から歩きで入る。集団の後ろの方からスタートしたつもりだったが、片道の人たちはスタートしたばかりで元気なので、どんどん追い抜かれる。
塩尾寺までは坂が結構きつい。みんなショートカットの山道へ行くので、一緒にその流れに入る。細い道で追い越しができないので、前から遅れないようについていくのが精一杯だ。車道に出たときはほっとした。
塩尾寺からはトレイルに入る。まだしばらく登りが続くが、このあたりになると身体が少し慣れてきたようで、脚は疲れているが、それなりのペースでは登って行ける。
道がなだらかになってくると、所によっては走れるようになってきた。思ったよりも楽に大谷乗越に着いた。
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所々現れる急な登りも以外とスムーズに登れて、2時間ほどでドライブウェイに出ることができた。そして一軒茶屋のエイドに到着。
おなかはまだ十分という感じなので、水分だけ3杯ほど補給した。
宝塚から須磨へ向かうのは初めてだが、ショートカットもしっかり辿れて、ほどなく次のエイドに到着。ここは往路でポタージュをいただいたところ。
コロッケがあって、みんなおいしいと言っていたが、さすがに油ものは避けて、草餅の大福と飲み物をいただいた。
日は差しているが、薄い雲がかかっているので、日射しはそれほど強くなく、絶好のコンディションという感じだ。自分ではあまり感じていないが、やはり汗をかいているようで、ノドが乾く。
自然の家で車道に出てから、アゴニー坂への山道に入るのを見落としたようで、そのままドライブウェイ沿いに掬星台まで行ってしまった。せっかくこれまでうまくショートカットをたどってきたのに、ムダをしてしまって残念。
掬星台のエイドではチキンラーメンと巻き寿司一切れをいただく。水分も補給したいところだったが、何と酒しかない。自動販売機があるが、高そうなのでパスする。
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ここからの下りは結構急なところもあるので、ここでトレッキングポールを出した。これは大正解だった。
市ヶ原への分かれをミスして少し大回りしてしまったが、大きなミスにはならずに市ヶ原を通過。そしてしばらく車道の登りを歩いて大龍寺へ向かう。
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大龍寺の少し上のエイドでの水分を期待して自動販売機をパスしてきたが、今度も酒しかなかった。
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豚汁のサービスがあったが、かなり塩辛かった。バナナがあったので、3切れほどもらって口直しした。
ここを越えると鵯越まで自動販売機が無いので、水分が不安だったが、仕方ない。鍋蓋山を越えて、ここは試練になるだろうと思っていた菊水山も思ったより楽にクリアできて、完走への希望が大きくふくらんできた。
ゴルフ場を左手に眺めて階段を下りていたところ、菊水山を下りきる手前に水場があったことをふと思い出した。さっそくそこへ行って、冷たくておいしい水をたっぷり飲んで、ボトルにも一杯補給した。
ほっと一息をついて、やれやれと安心して車道に出たところ、予想外のエイドに出会う。ここでははちみつレモン、オレンジなど、今日のコンディションには一番うれしいものが並んでいた。
ここまで来ると下り気味の車道でももうまともには走れない状態になっていたが、登りは相変わらずしっかり歩ける。これなら思ったよりも早くゴールできそうだといい気分になっていたところ、鵯越の駅を過ぎてからの住宅街で何度か道に迷ってしまう。GPS で地図がちゃんと表示されない状態になっていたが、復路なので大丈夫だろうと安易に考えていたのが間違いだった。運悪く、前後には誰も見あたらない。
明らかに間違いと気づいて戻っていたところ、少し先に何人かのグループが歩いて行くのが目に入った。やれやれと思って彼らを追うことにする。
追いつきそうで追いつかないという状態だっったが、高取山の登りの途中、月見茶屋手前の公園で彼らが少し休憩しているところで追いついた。往路でしばらく一緒だった男性もいる。関東から一人でやってきたらしい女性がいるが、どうしたことか片眼に絆創膏をしている。しかも往復コースだ。片眼でトレイル、しかも夜間走なんて信じられない。
その後、私を含めて5人のグループで、時には離れたりしながらもほぼずっと一緒に行くことになる。
妙法寺の私設エイドでコーラとポカリをもらって、いよいよ最終章の須磨アルプス、横尾山を越えて、旗振山へ向かう。
グループでしゃべりながら歩いているので、一人よりも疲労感が少ないように感じる。脚はまだ若干の余裕がありそうで、登りも何とか歩き続けられる。
少し薄暗くなってきたが、暗くなるまでにゴールできるだろう。
旗振小屋から瀬戸内海を眺めている時、女性が『苦しかったけれど、もう終わるのかと思うとちょっと寂しい』と言ったが、まさにそういう心境だった。
石段をリズミカルに下りて、最後は5人で手をつないで一緒にゴールした。17時48分。トータル19時間10分の旅が完成した。
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六甲縦走キャノンボールラン完走!!往路編

六甲縦走キャノンボールラン、完走した!! 往路8時間26分、復路10時間44分。トータル19時間10分でした。
夜10時のスタートということで時間の余裕があったので、交通費節約のために大江橋から阪神梅田まで歩いて、山陽電鉄に乗り継いで須磨浦公園に向かった。須磨駅ではキャノンボーラーがたくさん乗り込んできたが、みんな若そうで、ロードレースでよく見かける私と同年代のような人間はまったく見あたらない。
ナンバーカードをもらって用意をする。寒いのでスタート直前までジャケットを着ていたが、ファイントラックのノースリーブシャツの上にいつものながそでスポーツシャツで走ることにする。
そして今回の秘密兵器はストレッチストッキング。と言っても SKINS のような高価なものではなく、以前に鎖骨骨折した時に全身麻酔の手術による血栓予防のために使ったものをもらってきたやつ。これをタイツの下にはいた。
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ちょっと遅れる人がいるとのことで、スタートが10時15分になる。そんなノリの大会なのだ。
その人は何と、ランパン一丁に上半身裸で、荷物のザックをかついで改札から出てきた!! 昨年のビデオで。吹雪の中をランパン一丁、上半身裸で走っていた人だ。
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復路は宝塚スタート組と同時スタートなので明朝7時30分。自分としての制限時間は9時間30分だったが、この遅れで15分余裕が減ってしまった。できれば宝塚のローソンでカップ麺を食べるだけの時間の余裕がほしい。
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宝塚に向けていよいよ100名以上がスタート!! 結構みんな速い。最初は集団なので周りのペースに合わせて走っていたところ、旗振山を越えたところでコースミス。すぐに気が付いて戻った。
おらが茶屋のエスケープルートはみんなそちらへ行った。
不安だった須磨アルプスを無事通過すると気分が楽になったが、はたして明日、ここまで戻ってこれるのか、もし戻ってこれたらその時、心身がどんな状態になっているのか、そんなことが頭をよぎった。
横尾の住宅街に入る。このあたりに最初のエイドがあるはずだが、そういう気配はまったく無し。
妙法寺のショートカットもみんな知っている。
いろんな場所で神戸やその他、きれいな夜景が望めるが、そんな感傷にひたっている余裕はまったく無い。
菊水山の登りの手前でパワーバージェルを補給。最初のペースチェックの目安となる菊水山は、これまでの2回の試走よりも速いタイムで到着して、うれしさ半分、不安半分というところだが、今回は攻めるということでこのまま行くことにする。
大龍寺近くのエイドが見えてきた。ようやく補給できると思ったところ、ギャグ写真を撮っただけで、まともな補給食は無しでがっかり。
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前回は市ヶ原でおにぎりを食べて登りに備えたが、今回はエイドが充実していると思っていたので、軽量化のために補給食は万が一のための小豆モチ1個だけしか持ってきていない。スタート前にしっかりと食べてきたので、今日はこのままスルーして登りに入る。
後ろから追いついてきた人としばらくしゃべりながら登る。私はどちらかと言うと一人マイペースで黙々と行きたいタイプなので、しゃべりながら行くのはあまり好みではないのだが、気さくな感じの人で、なんだかんだとこの人とは最後まで付きつ離れつ、一緒にゴールすることになった。
しかしこのあたりから脚筋疲労を感じるようになってきた。私が前を走っているのでついついオーバーペースになってしまっているような気がするので、先に行ってもらう。
最後の階段のショートカットもしっかり見つけられて、掬星台に到着。この登りも試走よりも速いタイムだったが、今度こそと楽しみにしていたエイドにまた振られる。
ここで覚悟を決めてたった一つの補給食を食べることにする。そして寒いのでジャケットを着る。
一旦離れた彼氏とまった一緒になり、記憶を頼りにルートを正確にたどる。
ガーデンテラスの少し手前のところで今日、初めて、エイドらしいエイドに出会う。食べ物は無いが、あたたかいポタージュをもらって、腰を下ろしてのんびりする。これはおいしかった。
いつものショートカットもしっかり見つけられて、ほどなく一軒茶屋のエイドへ。今度はトマト味のマカロニ入りスープ。ついでに小さな稲荷寿司も一つもらう。のどにつまって戻しそうになるが、何とかこらえた。
お腹が落ち着いたところで再スタート。東六甲縦走路に入るときに4人ほどの集団になっていたが、私は下りが遅いのでみんなに先に行ってもらう。やはりすぐにみんな見えなくなってしまった。
まだ7時半のスタートまでは2時間以上余裕があるので、何とかカップ麺が食べられるくらいの時間はありそうだ。
下りなので追い抜かれるだろうと思っていたが、登ってくる人以外は誰も会わずに塩尾寺まで来た。
車道の下りになるとますます脚筋疲労を感じる。この後、何人か抜かれたが、下りで極力脚を使わないようにして、湯元台広場に到着した。8時間26分。目標の9時間以内をクリアして、試走よりも速いタイムで往路を終えることができた。
これでここで45分ほど休憩できるのが良かったが、その間に脚筋疲労がどれくらい回復できるかが大きな問題だ。しかし体感的には試走時よりも疲労感が少ないように感じる。やはりこれが大会というものなのだろう。

いよいよ

いよいよ六甲縦走キャノンボールランだ。今晩10時、須磨浦公園スタート。
何故か昨日の朝ジョグの後、突然右の内転筋と股関節に違和感!!。大事をとって夕方は走らず。その後の状態は変化無しだが、歩きでは何とも無いのでおそらく大丈夫だろう。
メンタル面では以前より少しはタフになってきたと思う。以前ならレース直前にこういう状態になったらパニックのような気分になったに違いないが、今回は『痛くなったらそれはその時のこと』という気分になれた。
ロングトレイルでは最後までどこにも痛み無く走り切れることの方がまれなはずなので、痛みと共に走るのも練習のうち。それを楽しめるくらいにならなければ。もしアルプスの稜線でそういう状態になれば這ってでも自力下山しなければならない。それに較べれば六甲なら庭先程度のものだ。
何とか完走したい。