今日は登山教室の随行で播州の雪彦山へ行ってきた。かつてクライミングをやっていた頃は何度も通った山だが、一般ルートを歩くのは初めてだった。
7時半に京都を出発して、歩き始めたのは10時過ぎ。少し登るとかつて足跡を残した不行岳や地蔵岳が望めた。
登山道は思いのほか岩場が多い。
狭い隙間をずりずりとすり抜けながら、ちょうど12時頃に大天井岳に到着して昼食。
ここからはほぼ歩きやすい道で、1時15分に雪彦山三角点に到着。このあたりから雪がちらついてきた。
展望台の鉾立山ではほとんど展望がきかずに残念。
夢前川の源流に入るとナメ滝が次々と現れる。
最後は展望台へちょっと寄り道。
昔はここから地蔵や不行の正面が眺められたような記憶があるのだが、スギの木に邪魔されて地蔵は見えず。
3時40分頃、予定のルートを完徒して登山口に戻ってきた。
最後におまけでバスを停めてもらって岩場を振り返る。
なつかしの岩場を前にして、またあの気持ちが蘇ったりすると困るなと思っていたが、幸いなことにそういう気持ちにはならなかった。
このあたりの家はもうすべて空き家になっているようで、かつてはいつも下山後にビールを買っていた店ももう営業していなかった。
あの頃は遠い昔のことになってしまったという気持ちと、それでもいまだに山を続けているという気持ちが交錯して、不思議な感覚の一日だった。