唐櫃越え、烏ガ岳、嵐山

加古川マラソン、そしてこの1年の疲れをリフレッシュするために、京都西山のトレイルを気楽に走ってきた。
今日のコースは亀岡の馬堀から唐櫃越え(からとごえ)、そして上桂から松尾林道を遡上して、烏ガ岳から嵐山、そして松尾山からまた上桂へ戻るというジグザグコースを取った。おおむね 23km くらい。
※なぜか gps のトラックデータが残っておらず、地図は無し。
唐櫃越えは先週の登山教室で歩いた明智越え、そして老の坂と並んで、明智光秀が京都へ出るのに使ったと言われている道。京都縦貫道を通ったときに見えた山並みが気になって、近いうちに行きたいと思っていた。
唐櫃越えだけではちょっと物足りないので、先週の登山教室で眺めた烏ガ岳や嵐山など、これまで訪れたことのない山をついでにトレースしようと考えた。
亀岡駅の一つ手前の馬堀駅で下車して、スタートしたのは8時50分くらい。電車に乗っている時はいい天気だったのに、走り出したら急に空が曇ってきた。気温は低そうだ。
住宅街で一度ロストしかけたが、gps のおかげですぐに修正できて、小さな橋を渡って唐櫃越えに入った。
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少し車道が続くが、なかなかの傾斜だ。当然歩き。
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ほどなく山道になり、落ち葉を踏みしめて行く。小雪が舞って寒い。
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しばらく結構な登りが続く。こんな道を馬に乗った大軍が歩いたとはちょっと考えにくい。
スタートしてから30分ほどで稜線に出る。稜線に出ると傾斜は緩く、気持ち良く走れる。
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ほどなくみすぎ山(430m)に到着。
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上部が雪の愛宕山。
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天候が回復してきて、気持ち良く進んでいたら、林道に出てしまった。
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しばらく行くと舗装道路になり、軽トラとすれ違う。
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興ざめというところだが仕方ない。しばらく行ってまた山道に入る。
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このあたりはまるでトレランのためにあるような道で、思わず歓声が出てしまう。
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快調に進んで沓掛山(416m)に到着。
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沓掛山の下りがわかりにくくて、テープに沿って下って行ったらどうもルートをはずれているようだったので、沢の源頭のような場所を強引にトラバースして正しい道に戻った。
このあとも住宅街に近い所で住宅街方面へ下りて行きそうになったが、これも gps のおかげですぐに戻って、11時過ぎに上桂の住宅街に出てきた。
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gps のルートに導かれて西芳寺への最短ルートを行く。観光客が異様に少ないと思ったら、西芳寺は閉まっていた。
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西山トレイルコースとの分かれを過ぎて、松尾林道へ入る。午後にはここに戻ってくる予定だ。
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単調な林道をスロージョグで進む。傾斜は緩いので、何とかジョグのリズムで進める。
台風の爪痕か、こんなところもあった。
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林道をずっと進んでいたら、どうも烏ガ岳への近道の分かれを過ぎてしまっていたようで、gps を頼りに元に戻る。ちょうど分かれの場所に朽ちた木の橋が架かっていた。
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標識が無かったのでうっかり通り過ぎてしまったが、本当に gps 様々である。
しばらく沢沿いに登って行くが、通行者はかなり少ない感じ。烏ガ岳への稜線へ出るあたりがよくわからず、地形を見ながら適当な場所で斜面を上がって行ったら、すぐに稜線の道に出た。
前方に烏ガ岳が見える。
道なりに進んで行ったら、どうも烏ガ岳の頂上をトラバースしてパスしてしまいそうになった。せっかくここまで来たので、またヤブの斜面を適当に高みを目指して上がって頂上と覚しき場所であたりを眺めてみたら、小さな標識が目に入った。12時20分だった。398m。
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ここで出発してから初めて腰を下ろして、おにぎりをほうばった。小さなテルモスに入れてきたあたたかいお茶がおいしい。
10分ほどの休憩で、出発。強引に登ってきた斜面とは反対側にはっきりした道があった。
今度は前方に嵐山が見える。頂上へ向かう道があったので、迷うことなくそちらへ行く。ほどなく嵐山(382m)へ到着。
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山頂の少し下の方には嵐山城趾。嵐山に城跡があるとはまったく知らなかった。香西元長とやらが1497年に築いたらしい。
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この稜線は木が多くてすっきりした展望があまり無いが、ここからは京都市内が一望できる。比叡山も上の方は雪が見られる。
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しばらく行くと京都一周トレイルの標識が現れた。
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いよいよ今日の行程も残り少なくなってきた。あとは松尾山を越えて西芳寺へ下るだけ。
今日はほとんどが初めてのコースだったが、リフレッシュ目的だったので距離も短めに設定していて、時間的な余裕があったのでめぼしい山はきっちりと山頂が踏めたし、非常に楽しいコースだった。
松尾林道に下りたのは1時20分くらいで、体力的にもまったく問題無く、3時過ぎには家に帰ることができた。
山中ではほんの数人くらいしか出会わず、静かな山歩きが楽しめた。

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