礼文岳、そして稚内へ

今日(7/24)は礼文島最終日。最後に残った礼文岳へ向かう。

まずは先日と同じバスに乗るために6時半頃に車道に出た。礼文島へ来て初めて利尻山がうっすらと見えた。

10分ほどで登山口の内路(ないろ)に着いた。登山口はバス停の真ん前にある。10時55分のバスまでに戻ってこなければならない。

最初は急坂だったがほどなくなだらかな歩きやすい路になった。

1時間ほど登ったら山頂手前のジャンクションピークが見えた。このあたりから天気が悪くなってきた。

一旦少し下ってから最後の登りになるが、このあたりから風が強くなって小雨まじりになってきた。

8時 23 分、出発して1時間半弱で山頂(489.8m)に到着した。

利尻山の時とはうってかわって展望はまったく無し。

山頂にあったちょっとした岩の上に立ってみたが、風で飛ばされそうになった。

バスの時刻には十分余裕があるが、この天気では長居は無用。写真を撮ったら早々に下る。

下りてきたらすっかり晴れ渡っていた。ただし利尻山はほとんど見えない。

往復3時間足らずだった。バスの時刻までは1時間以上あるので歩いてもキャンプ場に戻れるくらいの距離だし、一昔前なら軽くジョグで戻った程度だが、この道は歩道がほとんど無くて、さらに大型ダンプが行き交うことがわかっていたので、バスを待つことにした。

一旦キャンプ場に戻って荷物をまとめて、3泊過ごしたキャンプ場を後にした。

そして午後2時20分のフェリーで稚内に向かった。礼文島に4日滞在したが、ただの一度も店で食事を取ることがなかった。ウニ丼やイクラ丼を4〜5千円も出して食べたいとは思わない。

晴れてはいるが、礼文岳の上の方はやはり曇がかかっている。

フェリーの反対側には絶景が広がっていた。今回の旅でのベストショット。

この景色から目を離すことができず、利尻山が小さくなるまで甲板でずっと見続けていた。

2時間足らずで稚内に戻ってきた。

利尻島と礼文島ではずっとテント泊だったが、これから先はすべてホテルや旅館を予約している。帰る前日の札幌のホテル以外はすべてここ2〜3日で予約したもの。天気まかせの旅なのであらかじめ宿を予約しておくことはできない。

稚内のホテルは稚内駅と南稚内駅の間くらいにあって、フェリーターミナルからだと直接向かうのが都合がいいのだが、明日はレンタサイクルで宗谷岬へ行こうと思っているので、稚内駅の観光協会に寄って情報収集した。予約はできないとのことで、朝は9時半からとのこと。ちょっと遅いな。

まずはホテルでチェックイン。

バストイレ付きの和室だが、温泉の大浴場がある。クーラーが快適だ。

観光協会の方のお話しでは稚内駅周辺よりも南稚内駅周辺の方が賑わっているとのことで、夕食は南稚内駅の方に向かった。

礼文島ではずっとセイコーマートの惣菜とおにぎりやパンばかりだったので、今日はプチ贅沢したい。

15分ほど歩いて南稚内駅の前。

賑わっているとは言っても稚内なので、店が軒を連ねているわけではない。

ネットでいくつか調べておいたうちの一軒が駅から近かったのでのれんをくぐってみた。メニューは出ていないけれどだいたいの情報は得ている。

まだ6時前だが満席に近かった。カウンターがちょっと空いていたのでそこに座ることができた。

まずはビール。そしてさしみの盛り合わせ。

さしみの盛り合わせは新鮮で、ボリュームもたっぷりでおいしかった。

あたたかいものも食べたいので、肉じゃが。これもボリュームたぷりで、冷酒によく合う。

メニューでは魚料理など食べたいものはいっぱいあったけれど、もはやお腹いっぱいに近い。

シメに海鮮雑炊をたのんだところ、これもお茶碗三杯たっぷりあって、いささか食べ過ぎという感じになった。

メニューの値段表から見ると5千円くらいにはなったはずだが、なぜか4千円ちょうどとのこと。ごちそうさまでした!!

ホテルのそばにはセイコーマートがあって、翌日の朝食と行動食を買ってホテルに戻って、大浴場の温泉でゆっくりした。

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