山上ヶ峰

10/11(水)の京都一周トレイルの講座が終わったのは午後1時過ぎ。まだまだ時間はたっぷりある。

そこで久しぶりに山上ヶ峰に行ってみることにした。

松尾山林道を遡る。

今日は当初は寄り道をするつもりはなかったのでルート確認などの準備をしてきていない。

稜線に上がる沢筋の出会いまでは30分くらいかなと思っていたのだが、いつまでたってもなかなか分岐が出てこない。まさか通り過ぎたということはないだろうと思いながらも多少不安を感じながら歩き続けた。

バスターミナルから50分くらいかかってようやく分岐に出会った。

この先、以前通った時はすごい倒木で、その後も大雨が何度もあったので、はたしてまともに歩けるかどうか心配だった。

やはり序盤は予想通り。

しかし最低限度の整備はされており、ほんの10分ほどで烏ヶ岳からの稜線に出た。

20分少々踏み跡を辿って、山上ヶ峰への分岐から山頂に向かう。

分岐から数分で山頂(482.2m)に到着した。

このあたりでは一番高いピークで、京都市内の北部からははっきりと見える。なかなか魅力的な山だと思うのだが知名度は極めて低くて、訪れる人も少ない。

好天だが展望がないので早々に下山。

少し下ると一箇所、林道に出る。

ここの右端が登山道。

この道はなかなかの難路である。下るにつれて傾斜が急になって、ロープの続く場所もある。砂地なので滑りやすく、ハイキング気分で来ると事故になりかねない。

林道から25分くらいでトロッコ列車の線路のところまで下りてきた。

トンネルで線路をくぐって、保津川の堤防をトロッコ保津峡駅に向かう。

あとは車道でJR保津峡駅に到着した。

2時間半ほどのデザートだったが、なかなかの充実感があった。

松尾山

10/11(水)は京都一周トレイルの講座で京都西山の松尾山に登ってきた。

集合は阪急の嵐山駅。

JRの嵯峨嵐山駅は観光客で平日でも非常に混雑するのだが、阪急の嵐山駅はいつもあまり混んでいない。

時間潰しに一ノ堰碑へ。

大堰川沿いを少し歩く。

松尾山へのハイキング道に入る。

ひと登りして展望場所からの嵐山と嵯峨の市街地を望む。手前の橋が渡月橋。

左に目を向けると愛宕山。

11時過ぎに松尾山の山頂(275.6m)に到着した。

ここで早めの昼食にして、西芳寺方面に向かう。

このあたりは古墳がたくさんある。

最後の展望場所から京都の南の方の眺め。

林道に下りてきた。

西芳寺の前の木が少しだけ紅葉。

午後1時過ぎにバスターミナルに到着して、ここで解散した。

神武峰

10/2(月)は講座で矢田丘陵の神武峰に行ってきた。

矢田丘陵はこれまでに何度か歩いているが、神武峰は道から少し横にそれているので、訪れたのは初めてだった。

集合は近鉄奈良線の東生駒駅。

車道を少し歩いてから矢田丘陵への石段を上る。

ちょっと寄り道して北ノ谷の三角点(218.2m)に立ち寄る。

一旦、車道に出る。

ここが椚(くぬぎ)峠。本当はだいぶ西側の信号を渡らなければならないのだが、車の通行の隙間をぬって渡る。

奈良市街地と若草山。

その後、ハイキング道から少し横にそれて神武峰(259.2m)へ。

三角点もあります。

このそばのちょっとしたスペースで昼食をとってからさらに南に向かう。

このあたりの最高峰と思われる標高270mのピークがあるので寄り道する。

榁木(むろき)山というらしい。ここは三角点はありません。

ほどなく榁ノ木峠へ。たぶん弘法大師。

車道に出て、峠の頂上まで行ってみる。

ここにも地蔵菩薩があります。

先ほど出てきた榁ノ木峠に戻って、すぐそばの弘法大師堂。

あとは車道を奈良側に下る。狭い道だが意外と車が通る。

奈良の市街と山々。

追分本陣村井家住宅。

2時ちょうどに霊山寺に到着した。

ここからは富雄駅へのバス便があるのでここで解散した。みなさんはバス停に向かわれたが私は富雄川沿いに歩いて駅に向かう。

30分ほどで富雄駅に到着した。

日陰では多少涼しくなってきたが、まだまだ残暑は厳しい。

新宮

9/29(金)は新宮市をめぐる。

ホテルの朝食サービスをいただいてからまずは神倉神社に向かう。山腹の本殿が見える。

入り口がよくわからなくてずいぶんウロウロしたが、ようやくゴトビキ岩への登り口に到着。

熊野三山が祀られる以前に熊野大神が降臨された場所で、優に千年以上の歴史がある神社。

五百段以上の石段を登る。部分的にはかなり急で、ザックを背負っているのでちょっと手でささえて登るような場所もあった。

いつ頃この石段が整備されたのかわからないが、この石を運ぶのは大変だっただろうと思う。

下から10分近くかかってようやく本殿が見えてきた。

巨大なゴトビキ岩。

巨大な二つの岩と、その間に挟まれるように小ぶりの岩がある。

ゴトビキ岩は堪能したので石段を下る。

実はここから熊野速玉大社に向けてちょっとした山並みが続いている。地形図では最高峰の千穂ヶ峰への道はあるものの、ずっとつながっているような道は記載されていない。

石段を下りずに山道で速玉大社に行けないだろうかと思っていたのだが、石段を少し下ったところで山の斜面に看板が見えた。

適当にヤブを這い上がったところ、やはりハイキング道の案内板だった。

道は杉の枯れ枝で覆われており、ほんの踏み跡程度だが、一応はトレースを辿れそう。時間もあるのでここを辿ってみることにした。

道標は立派なものが設置されている。

10分少々、ちょっとした沢筋を上がると稜線に出た。せっかく昨日着替えたTシャツがもう汗びっしょり。

数分で権現山へ。

展望台がある。水を持ってきておいてよかった。

展望台から新宮市街と太平洋。

北には千穂ヶ峰。

ここからの稜線は西側が熊野川に向かって切れ落ちている。

転落防止の柵が設置されている。

権現山から数分で千穂ヶ峰(253.4m)に到着した。

三角点もあります。

25分ほどの下りで三本杉登山口に下りてきた。

このあたりには千穂ヶ峰への案内板のようなものは見当たらなかったので、こちらから登る時は登山口を見つけるのが難しそう。

そして熊野速玉大社へ。

ずいぶん汗をかいたのでまずは自動販売機でジュースを買って建物の陰で休憩して、それから本殿にお参りした。

これで熊野三山のすべてにお参りした。熊野本宮大社や熊野那智大社に比べると少々小ぶりの神社だった。

川の熊野古道の権現河原というのがあるそうなので熊野川の河原に出てみたが、特に何も見当たらなかった。

時間潰しに新宮城跡へ。

本丸。

先ほど歩いてきた山並み。右から千穂ヶ峰、権現山、神倉山。残念ながら神倉山には寄らなかった。行っておけばよかった。

わりと大きな公園だが、観光客は一人もいなかった。

新宮駅にゴール。

駅のそばの寿司屋でランチをいただいてから大きなスーパーのイートインのコーナーでソフトクリームを食べた。

帰りは特急で天王寺へ。海岸線の眺めが素晴らしいのだが、ビールのおかげでいつの間にやらうとうとしていた。

もう少し涼しければ奥駈道もきっと気持ち良かったと思うのだが、それにしても暑かった。今日の千穂ヶ峰の稜線は予想外に楽しかったが、とにかく暑い三日間だった。

玉置神社から熊野本宮大社

9/28(木)はまだ暗い中、朝5時過ぎに玉置神社を出発した。


それにしても蒸し暑い。9月末の標高 1000m とはとても思えない。普段なら8月末でももう少し爽やかなはずなのだが。

20分少々で一旦車道に出た。すでに薄明るくなっていた。

木々の隙間からご来光。

朽ちた林道で、道標が目に入っていたにもかかわらず変な方向に入って少しロストしてしまった。

大森山に向かってひたすら登る。幻想的な眺め。

出発して2時間ほどで大森山(1078m)に到着した。今回のコースの最高地点。

ここで腰を下ろしてソイジョイを補給した。

少し進んだら大きなヒキガエル(?)が。どうしてこんなところ(標高1000m)まで上がってきたのだろう。水場も見当たらないのに。

もう少し進むと大森山の三角点(1045.2m)。

大森山から1時間20分ほどかかって第七靡の五大尊岳(825m)に到着した。

ここからの下りはロープの張られているような斜面の連続で、危険というほどではないけれどペースが上がらない。

第六靡の金剛多和。

次に第五靡の大黒天神岳(573.9m)。

熊野川の大きな流れが見えてきた。

しばらく歩いて宝経塔。

このすぐ下の山在峠で車道を渡る。

第四靡の吹越山。

また車道を渡って、しばらく行って吹越峠。

思いのほか時間がかかっている。午後1時くらいには熊野本宮大社にゴールできるのではないかと思っていたが、どうもそれはムリそうだ。

足元に大斎原(おおゆのはら)の大鳥居が見えた。できれば熊野川を渡ってあそこに行きたいのだが。

七越峰(262m)に着いた時はすでに1時前だった。

階段を戻らずにこのまま下の道に合流できる道があるのではないかと探してみたが見つからず、結局階段を戻ることになってしまった。

もう熊野川はすぐそこのはずなのだが予想外の山道で、アップダウンもある。

本宮大社まであと2.2kmという標識があって、2時過ぎのバスが危ないと感じてきた。

七越峰から40分ほどかかってようやく熊野川の河原に出た。

すでに1時半を過ぎていて、2時過ぎのバスまであと30分くらいしかない。

もはや川を歩いて渡るというような余裕はまったくなく、途中のバス停から乗るしかないかと思ったのだが、いざ橋を渡って車道に出たらバス停はなく、もう本宮大社前のバスターミナルまで行くしかないという状況になった。

酷暑のもと、ひたすら歩く。しばらく歩くと大斎原のバス停があったが、ここまで来たらもうターミナルまで行ってしまおう。

ターミナルにはちょうど午後2時に着いた。時刻表を見たら出発は2時23分で、実はこれ以外にも別のバス会社の便がいくつかあった。もうちょっとしっかり調べていたらもう少しゆっくりできたのだが、もはや本宮大社の石段を上まで上がる気力はなく、店で缶ビールを買ってベンチで一人乾杯した。

もう少し後の他社の便で、一部違う経路を走って予定の便よりも少し早く新宮に到着するというのがあったのだが、もう予定通りの便に乗ることにした。

熊野川沿いに本宮大社より下流を走るのは初めてで、雄大な眺めにずっと見惚れていた。

新宮駅には4時頃に到着した。駅で翌日の帰りの切符を買ってからホテルにチェックインして、まずはシャワー。自分でも自分の汗臭さにうんざりしていた。

きれいなTシャツに着替えて、ホテルのそばの小さな居酒屋に入った。

さすがにマグロの刺身はボリュームもあっておいしかった。

ビールと冷酒ですっかり満足して、ホテルに戻ったらいつの間にかベッドに横たわっていた。

玉置山

大峯奥駈道はわりと多くの部分を歩いているが、最南端の玉置山から熊野本宮大社まではまだ一度も歩いたことがない。アプローチが不便で、車を使っての周回ルートも考えにくいので、なかなか実行することができなかったのだが、久しぶりのテント泊で十津川村から入山して玉置山に登って、翌日に本宮大社まで行こうと思った。

そして下山後は新宮までバスで行って、まだ行ったことのない熊野速玉大社、そしてここはぜひ一度訪れたいと思っていた神倉神社のゴトビキ岩に行ってみようと思った。

登山口は十津川村の折立(おりたち)のバス停。日本で一番長い距離を走る路線バスと言われている大和八木から新宮へのバスで大和八木から約4時間。このバスも一度乗ってみたいと思っていた。

9/27(水)の朝、大和八木に電車で向かう途中、ふとザックの底に触れたら何と濡れている。調べてみたらフラスクの一つが漏れていたようだ。蓋はきっちりと閉めているので、どこかに穴があいていたのだろう。幸い、序盤で気づいたので大和八木のコンビニでスポーツドリンクを買うことができた。

このバス便は毎日3便が運行されているので、それなりの乗客がいるのだろう。JRの五条駅からも乗ることができるが、安全のために始発の大和八木から乗ることにした。

停留所には10人くらいの列ができていた。

五條バスターミナルまで1時間ほど走って、ここで10分ほどのトイレ休憩。その後、また1時間少々走って、谷瀬の吊り橋で20分ほどの休憩をとった。

9時15分に大和八木を出発して、ほぼ4時間で折立に到着した。バス停から少し行くと玉置山への車道の案内板が目に入った。

建物の陰で準備して、午後1時半過ぎに出発した。それにしても暑い。30度は優に超えていて、35度くらいあるのではないだろうか。

上で水が得られるかどうかわからないので2Lの水を余分に持っており、荷物が重いので最初からポールを出して歩いた。

30分ほど車道を進んで、登山道に入る。すでに汗びっしょり。

近畿自然歩道になっているがあまり歩かれていない感じ。道標は随所にあるので迷う心配は無い。

結構な登りがずっと続くので、適度に休憩をとって肩を休める。暑くてたまらない。

上の方で車道を横切る。

しばらく行ったらまた車道に出て、大きな駐車場があった。平日だが店が開いている。

この先に登山道の案内板があった。

午後4時20分、奥駈道に合流した。

しかし玉置山がどこなのかよくわからない。

どうも山頂の北側に出たようなので、南に向かう。

午後4時28分、玉置山の山頂(1076.8m)に到着した。

唯一、東方向の眺望。

写真を撮ったら早々に玉置神社に向かう。なかなかの急な下りが続く。

途中にある玉石社。役行者が財宝を埋めたとか。

本殿に到着。

この下に手水舎があった。できればこの近くにテント(シェルター )を張りたいが、まだ少し参拝客がおられるので時間潰しをする。スマホはつながったり切れたりと不安定。

薄暗くなって参拝客の気配がなくなってから石段の陰にシェルターを張った。

さすがに標高1000mであればそれなりに冷えるのではないかと思っていたが、そんなことはまったく無かった。

鏡山

9/17(日)は講座で琵琶湖湖東の鏡山へ行ってきた。

JR野洲駅に集合して、バスで三井アウトレットパークへ。

駐車場のそばを歩いてハイキング道に入る。

ハイキング道に入って20分ほどで鴨谷池。

次第に山道らしくなってきて、雲冠(観)寺跡へ。

小さな磨崖仏。

11時半頃に鏡山(竜王山)の山頂に到着した。

そばの展望台へ。

展望台から北東方面の眺め。手前のちょっとした山々は雪野山

三角点(384.5m)まで行って、ここで昼食にした。

三角点から南の方の眺め。阿星山などの稜線。

しばらく下って、星ヶ峰へ。

このあたりは星ヶ崎城の城跡。

石垣が少し残っている。

かがみの里の道の駅に下山して、ここで解散した。

嵐山

9/13(水)は京都一周トレイルの講座で嵐山界隈を歩いてきた。


✳︎GPSの電源入れ忘れのため序盤欠落

JRの保津峡駅に集合して、しばらく車道を歩く。

トロッコ保津峡駅に立ち寄る。昔はここが山陰線の保津峡駅だった。

橋から眺める保津川。

落合で河原に下りて、ここで昼食にした。

芭蕉の句碑。

「清滝や 波に散りこむ 青松葉」

車道を登って六丁峠へ。

今度は下って、鳥居本へ。本来はここが愛宕山の登り口。

嵐山の界隈に入って、二尊院。

ハスの花の咲く小倉池と対岸に御髪神社。

外国人観光客がかなり戻ってきている。

亀山公園の展望台からの桂川。川縁には「星のや京都」。山腹には大悲閣。

平日にもかかわらずボートは繁盛していた。

渡月橋の人波はコロナ前にはまだ及ばないかなという感じ。

嵐山公園からの小倉山。右後ろは愛宕山。

その後、阪急嵐山駅で解散した。

甲山

9/4(月)は久しぶりの講座で西宮の甲(かぶと)山へ行ってきた。

集合は阪急の仁川駅。

強い日差しのもと、しばらく仁川沿いの車道を歩く。正面には甲山。

地すべり資料館は休館日でした。

道のそばには神呪寺(かんのうじ)への丁石。

甲山森林公園に入る。

江戸時代に大坂城を再築した時に石を切り出した跡が随所に残っている。

公園内の軽登山路を行く。正面に甲山。

ほどなく展望台へ。

展望台から大阪市街。後ろは生駒。右にうっすらと葛城山、金剛山。

この少し先の広場で昼食にして、午後は甲山へ向かう。

20分ほどの登りで山頂に到着した。

二等三角点があります(309.2m)。

神呪寺へ向けて下りようとしたところ、ハチの巣があるので行くなという表示。

致し方なく少し戻って山腹をトラバースして神呪寺へ。

本堂。

立派なお寺です。

あとは車道で阪急の甲陽園駅に向かうのだが、ちょっと寄り道して展望場所から甲山と神呪寺を望む。

神戸の山手によくある超高級住宅街を下る。

無事、甲陽園駅に到着して解散した。

武奈ヶ岳

8/29(火)に陸上クラブの仲間と比良の武奈ヶ岳に行ってきた。

西南陵を歩きたいと思ったのだが坊村へのバスは平日は走っていない。イン谷口へのバスも平日は運休なので、比良駅から歩いてワサビ峠経由で西南稜に向かうことにした。

8時20分に比良駅を出発した。

1時間20分ほど歩いて青ガレの取り付きで一服。

10時7分に金糞峠に出た。

沢筋を40分ほどで中峠。

11時13分にワサビ峠に出た。

少し登ったら西南稜が見えた。

昨年、講座で来た時は天気が悪くて展望はほとんど無かった。

琵琶湖が見えてきた。

京都の山も。真ん中奥に愛宕山。

好天の下、稜線万歩。

クリスマスツリーのような木がいっぱい。

山頂が見えた。

11時50分、武奈ヶ岳の山頂(1214.2m)に到着した。

伊吹山と右に霊仙、御池岳。

沖島と近江八幡の山々。

トリカブト。

スキー場跡から八雲ヶ原に下りてきた。

北比良峠からまた沖島と近江八幡の山々。

ダケ道を下りて正面谷に合流した。ここで水浴びをしてしばし休憩。

そして3時前に比良とぴあにゴールした。

最後は京都駅の居酒屋で打ち上げをして、満足の一日でした。