大野山

昨日の登山教室は北摂の大野山(おおやさん)。登るのも山名を聞くのも初めての山。
地図を見ると予定のコースはかなり距離が短いが、岩場めぐりに行くらしい。土曜日の講座は若干難易度の高いコースを行くことが多いので、岩場を登ったり下ったりするのかも知れないと思って、念のためにスリングとカラビナを持って行った。

朝方はわりと冷え込んだけれど、好天で暖かくなりそうな感じがする。
今回も電車を何度も乗り換えて、さらにバスに 30 分以上ゆられて、家から3時間以上かかってようやく登山口に到着した。バス停名は「西軽井沢」。
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しばらく林道を登って、しっかりした山道に入る。
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特に問題も無く、1時間半ほどで大野山の山頂(753m)に到着した。
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別の方向からは山頂直下まで車道が上がってきていて、車が何台か止まっていてテントも何張りかある。バーベキューでもやっているのだろうか。
いつも慌ただしい昼食も今日は1時間かけてゆっくりと。
頂上からの展望は 360 度なのだが、今日は遠方が霞んでいてあまりよく見えない。
ゴルフ場の後ろのさらに遠方の山はおそらく剣尾山。
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昼食後は天文台のエリアへ。
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ここから六甲方面の眺めはちょっと水墨画のような雰囲気。
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ここから岩場めぐりに入る。
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特徴的な大きな岩に名前がついているのだが、必ずしもすべての岩に標識が置かれているわけではない。
うるし岩。
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名称はわからなかったけれど、アルプスのダン・デュ・ジュアンのミニチュア版。
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おにぎり岩。
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篭坊温泉を見下ろす。
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このあたりは 8000 万年ほど前に火山の噴火があったらしい。それでこのあたりには温泉が点在しているのであろう。
車道に出て、ゴルフ場の横を通って下る。
このあたりにヒダリマキガヤという天然記念物があるとのことで、バスの時刻を確認してから探索に行った。
ようやく銘板が見つかったが、肝心のカヤの木がどこにあるのかわからない。
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少しうろうろしてようやく、この銘板の反対側にあることに気が付いた。
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何と言うわかりにくい銘板の設置場所。おまけにここへの案内板は途中にはまったく無かった。
カヤの木自体もツタがからまっていて、手入れされている様子はまったく見られなかった。
柏原のバス停には大きな標識が立っているのに、何の管理もされていない様子だ。
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早めに終了したので、UTMF でもらったノースフェイスの割引券を使おうかと思って、大阪駅そばのグランフロントに立ち寄ることにした。
大阪駅は乗り換えではしばしば通過するけれど、外に出ることはほとんど無い。せいぜい地下道で淀屋橋へ向かうくらいで、近年にできた商業施設へはまったく入ったことが無い。
先月の京都の Step でのシューズ購入に続いて、また実店舗でのショッピングに行ってみることにした。
たまたま同じ方向に行かれる方が二人いたので、阪急の梅田駅から一緒にグランフロントに向かう。
しかし改札を出てからの雑踏で一気に疲れた。
グランフロントに着いた頃にはすでに疲労度 80% という感じ。
まず好日山荘に入ったけれど、人いきれとレジの混雑ぶりを見ただけでぐったり。
もう帰りたい気分だったが、せっかく来たのでノースフェイスに寄らないわけにはいかない。
気力を振り絞ってノースフェイスに寄ってみたが、すでに購買意欲はまったく無く、とにかく一刻も早くこの雑踏から逃れたいという気持ちばかりが募って、結局何も買わずに淀屋橋駅に向かった。
先日の Step は平日の昼間だったのでほとんど客もおらず、新京極もまだ耐えられる程度の混雑だったけれど、土曜日の夕方のグランフロントというのはおそらく最悪のタイミングだったのだと思う。
やはり買い物はネットに限るということを再確認したのだった。

日本コバ

火曜日は登山教室で鈴鹿の日本コバへ登ってきた。山名は聞いたことがあったけれど、行くのは初めて。
キャノンボールの疲れはまだたっぷり残っていて、おまけに終日ほぼ雨。しかも雨で滑りやすい道に、手を使って登る岩場などもあって、十分満足感のある一日だった。

八風街道から少し横道に入った所が登山口。バスを下車した所から少し車道を歩く。
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登山口は道標はあるものの、ちょっとわかりにくい。
少し登ると谷筋に出る。キャノンボールのダメージで筋肉痛がある。
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何度か沢を渡って、滑りやすい急登を上がると、固定ロープのある岩場に出た。
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ここを越えると上部の平らな所に出る。しかしこんなルートとは思ってもみなかった。
下山予定の政所(まんどころ)への道から分かれて山頂へ向かう。
山頂エリアの平らな所なのに、しっかりした沢が流れている。ちょっとめずらしい風景。
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12 時 40 分頃、ようやく日本コバ山頂(934m)に到着した。
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山頂から少し戻った所で雨よけのブルーシートを張って昼食にした。
30 分ほどの休憩で政所へ向けて下山開始。登ってきた道とは違ってなだらかで歩きやすい。
ほどなく衣掛山(870m)に到着。山という感じがしない。
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これからは結構すべりやすい道が続いて、3時過ぎに政所へ下山した。
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今回は貸し切りバスだったが、キャノンボールの疲れで行きも帰りもバスの中ではウトウトしていた。

釈迦岳

昨日の登山教室は比良の釈迦岳。久しぶりにすっきりした好天で、コースもそこそこ歩き応えがあり、気持ち良い一日を過ごすことができた。

集合はバス停のイン谷口だったが、1本早い電車で行ってイン谷口まで歩いて行くことにした。
案の定、講師の先生と一人のお客さんがこの電車に乗っておられたが、私は準備などに時間がかかって少し遅れて出発した。
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しばらくは車道を行く。目の前には釈迦岳と堂満岳がくっきり浮き上がって見える。
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R161に出ると樹下神社。
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イン谷口に集合して、いよいよ出発。
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10 月は新しい期の初回で、久しぶりに新参加の方が何名かおられる。
ところが今日のコースはイン谷口が標高約 250m。釈迦岳が 1060m で、いきなり標高差約 800m の登り一辺倒になる。
新しい方々の体力や技術がどの程度かまったくわからないので、場合によっては先月のように一旦下って登り返しということも有り得ると覚悟して歩き始めた。
しばらくは車道を行く。昔はここからリフトとゴンドラで北比良峠まで上がることができた。
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昔のリフト下の道を行く。
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今のところはみなさん快調で、問題無さそう。思ったより暑い。
途中の展望箇所から琵琶湖を望む。
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ガンガン登ってかつてのリフトの終点に到着。
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ここからは比良の南の方の堂満岳や打見山、蓬莱山、もちろん琵琶湖の眺めも素晴らしかった。
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カラ岳方面への道を分けて釈迦岳へ向かう。なかなかの登りが続くけれど、みなさんまったく問題無し。ここまで来ればもう引き返す必要は無さそうだ。
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少し登ると大津ワンゲル道と合流。
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釈迦岳(1060m)には 11 時に到着した。
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朝が早かったのでここで昼食。
少し北へ行ったところからは北側の展望が開けていた。昨年、安曇川から蛇谷ヶ峰を経由して和迩まで行った時の序盤ルートがぐるっと見渡せる。
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昼食後は北東方向へ向かう。
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東側が崩れた稜線を慎重に通過。
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対岸は近江八幡方面と沖の島。午後になって少し雲が出てきた。
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振り返ると武奈ガ岳。
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12 時 20 分にヤケオ山。
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急な下りを慎重に下りてヤケ山へ。
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ここから稜線を北小松へ下山する。
こんなキノコは見たことが無い。
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涼峠で一服。
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スムーズに歩けて時間があるので楊梅の滝に寄り道する。
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まずは雄滝。
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滝見台からはこんな感じ。
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さらに雌滝へ。
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雌滝にはスカートの女性がいてちょっとびっくりしたが、駐車場から直接上がって来られる道があった。
その道を下って、無事北小松駅に到着した。
出発前の不安は杞憂に過ぎず、楽しい一日を過ごすことができた。

清水山

今日は京都一周トレイルコースの随行で清水山へ。
朝方は気温が低かったので熱いお茶を持って行ったけれど、昼間は結構日射しが強くて、蚊もたくさんいた。

集合は東山七条のバス停付近で、しばらく車道を行く。
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小松谷正林寺の山門から眺める阿弥陀ヶ峰。
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渋谷街道の裏道を通って一周トレイルルートに合流。
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石段を上がると正面右上に清閑寺。ここは何度も通っているけれど、このアングルで眺めたのは初めて。
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ようやく清水山へのトレイルに入る。
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少し登って道から少し横に入った所に清閑寺の関連らしい塔がある。随分古いものらしい。
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スタートして1時間ほどで清水山(242m)に到着。本日の最高標高地点。
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山頂の少し南側の林の中に古い鉄塔が残っている。
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何と戦争中に建てられた見張り塔とか。保存されているという訳ではなく、ただそのまま撤去されずに残っているようだ。
ちょうどお昼に東山山頂公園に着いて昼食。
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昼食後はお決まりのコースで展望台へ。正面はポンポン山方面。
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そして青蓮院。ただし中には入らず。
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木陰に入ると爽やかで涼しい。
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林道整備で少し変更されたルートを下って尊勝院に到着。
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境内にはフヨウの花が。
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時間があるので粟田神社にお参り。
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ここからは北の遠方に花脊峠の電波塔が見えたけれど、写真では判別不可能。
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地下鉄の東山駅で午後2時に解散となった。
まだひと山十分に行ける時間だったけれど、繁華街に近いので今日は久しぶりにランニングシューズを見に行こうと思っていた。
この2年ほど、買ったシューズはトレラン用ばかりで、ランニングシューズはみんなソールがすり減って、ミッドソールもかなりへたった状態になっている。
ジョグ用には古くなったトレランシューズを払い下げしたりしていたけれど、そろそろ1足新調しなければと感じていた。
いつも通りにネットでいろいろ探してみたけれど惹かれるものに出会えなかったので、今日は久しぶりにショップへ行ってみようと思って、京都の Step へ行ってみた。
期待通り、いいのがありました!!。
久しぶりの New Balance。
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定価 1,1000 円(税別)が 4,990 円(税別)。いつも通りレディスの 25cm でジャストフィット。
ルンルン気分で新京極を歩いてから帰りました。

府庁山

今日の登山教室は大阪南部の府庁山。今回も登るのはもちろん、山名を聞くのも初めての山。
昭和の初期に大阪府が植林のために地権者から借り受けたエリアということで、いつのまにかこういう名前で呼ばれるようになったらしい。
ダイトレの縦走路から少し北にはずれた山で、降水確率が高かったせいもあるとおもうけれど、土曜日にも拘わらず他の登山者には一人も出会わなかった。

スタートは南海電車の天見駅。
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ここはダイトレのレースで3回ゴールした場所。確か駅のすぐそばに小さな店があって、缶ビールが安かった記憶があるのだが、見あたらなかった。
最近のレースはゴール地点が紀見峠の方に移ったとかいう話を以前に聞いたような気がする。
今日は時間に余裕があるので、少し歩いた所にある蟹井神社に寄り道する。
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しばらくは車道。
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歩き出して 50 分ほどでようやく登山道に入って、急登をしばらく登るとコンクリートの道路の十字峠に出た。
ここにはタンボ山から道がつながっているらしい。
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しばらくコンクリート道路を歩いて、また登山道へ入る。
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昼前に「府庁山(610m)」という名札のあるピークに着いて、ここで昼食にする。
昼食後はそのまま稜線を北に辿る。少し登るとまた「府庁山 610m」という名札が現れた。
さらにもう少し高いピークがあったけれど、ここには名札は無かった。
少し進むと今日初めて眺望の得られる場所に出た。これは北側。
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もう少し行って田山(541.7m)。ここには三角点があった。
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少し下ってクヌギ峠。
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滑りやすい急坂を慎重に下って、2時 20 分に車道に出た。
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時間つぶしに賽ノ神へ立ち寄る。
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あとは車道をのんびり歩いて千早口駅に3時前に到着した。
こんな機会でも無ければ訪れることはなかったような山で、みなさんとおしゃべりしながら楽しい時間を過ごすことができた。

音羽三山

日曜日は随行で奈良の音羽三山へ行ってきた。
ここは2回目。随行の仕事を始めたきっかけは3年前の夏の西穂高岳で、その後、初めて日帰りコースに行ったのがここだった。
ちょうど同じような季節で、その時は好天に恵まれたが、今日は生憎の雨模様。しかし幸い予想されたほど強い雨が降り続くことは無かった。

不動滝のバス停で桜井市のコミュニティバスを下車する。以前の記憶があるような無いような・・・。
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歩き出した頃は時折パラパラと降る程度だったので、傘をさして歩くことにした。
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ここの不動滝は篠山の不動滝よりは水量があった。雨のせいだろうけど。
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しばらく細い舗装道路を行くが、次第に登りが急になってくる。前回は晴れていたので特に気にすることも無かったけれど、今日は雨で路面が濡れていて、おまけにコケが生えている所もあって非常に滑りやすい。
今日は雨模様だったのでサロモンのゴアテックスのトレランシューズを履いてきたのだが、サロモンのシューズは濡れた岩場が非常に滑りやすい。
慎重に足を出したけれど、それでも滑って思わず手をついてしまう局面もあった。
1時間少々でようやく山道の取り付きまで来た。しばしの休憩でいよいよ山道へ入る。ここもなかなかの急登。
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大峠まではわずかの登りなのだが、ここで足に痙攣を起こす方が現れた。ご本人もつるクセがあることは認識されていて、漢方薬を飲まれて何とか大峠まではたどり着いたものの、先行きに不安があるのでここで下山したいとのこと。
まだ先が長いのでムリに進むのも不安なので、ここで下山していただくことにして、先ほどの舗装道路まで私が付き添って下山した。
ここからまた登り返して本隊を追う。数分で大峠に戻った。
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ここからの登りもなかなかの急登だった。以前の記憶はほとんど無い。
急登が終わったら小さな建物が出てきた。これは記憶がある。
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前回の記憶では確か建物の手前を左に回り込んだはずなのだが、そこはヤブになっている。建物の右側を進んだところ、はっきりした道が先にまっすぐ伸びていた。
こんなところに分岐があった記憶がなかったので、さほど疑うことも無くそのまま直進した。
ステップの置かれたしっかりした道で、これなら間も無く追いつくだろうと思っていたら、突然前に鉄塔が現れた。
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これは記憶が無い。道もここで途切れている。どこかに道が隠れているのではないかと思ってうろうろしてみたけれど、それらしい踏み跡は見あたらない。
あわてて gps で確認したところ、入れてきたルートから東にずれている。
急いで来た道を戻った。先ほどの建物まで戻って、前回回り込んだ方向に行ったところ、何とか正しい道に戻ることができた。
ロスタイムは 15 分くらいだろうか。早々に追いつくと思っていたのに、もう12時を過ぎている。いくら何でも本隊が昼食になるまでには追いつきたい。
また急登を少し登ってようやく熊ヶ岳(904m)に到着。
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相変わらずの笹藪で、足元が見えずに下りで足を滑らせた。
昼食は経ヶ塚山だと思うので、何とかそこまでには追いつきたいと急いだところ、ようやく本隊が見えた。ほっとした。
下山者を見送ってから30分もあれば追いつくだろうと思っていたが、結局45分くらいかかってしまった。
ここから15分くらいで経ヶ塚山(889m)に到着して、昼食となった。
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音羽山(851m)まではほんの30分足らずで到着。
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善法寺に向けて下山していたら展望台への近道ができていたので、そこを下った。木の階段があったりして、さほど新しい道ではない感じだった。
雨も上がって展望台からはなかなかの眺望が得られた。
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しばらく歩きにくい沢筋を下る。
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展望台から30分足らずで善法寺(音羽観音寺)に到着した。
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お葉つきイチョウ。
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ツリフネソウ。
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ハガクレツリフネソウ。
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ここからの道も濡れて滑りやすくて、慎重に下った。まともな車道に合流した時はほっとした。
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花の講座で長岳寺で鑑賞したスイフヨウ。
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めずらしい花かと思っていたけれど、実際はそれほどめずらしいものでは無さそう。
前回は台風の影響による道路工事で予定のバス停に下れなかったけれど、今回は無事、下居(おりい)に下りてくることができた。
雨はそれほどひどくなくて助かったけれど、おかげで暑くて随分汗をかいた。たまらずバス停のそばでこっそりとシャツを着替えた。

白髪岳、松尾山

昨日の随行は篠山の白髪岳(しらがだけ)と松尾山。今回も私にとっては名前を聞くのも初めての山だった。

ほぼ2時間半かけて登山口の福知山線古市駅へ。バスに乗らなくていいのがせめてもの救い。
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しばらく車道を歩く。道のそばには丹波名産の黒豆の畑。
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ヒガンバナもたくさん咲いていた。
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道が北向きになると正面に白髪岳が望める。
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舗装が無くなって登りに入るとクリの木がたくさん出てきた。さすがに栽培されているだけあって実が大きい。
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1時間15分ほど歩いて林道終点へ到着。
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ここから登山道に入るが、少し登ったところに明治時代に銀を掘削した穴の跡が残っていた。
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なかなかの急登が続く。稜線に上がると白髪岳がだいぶ近づいてきた。
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この先は鎖や固定ロープのある岩稜がしばらく続いて、ちょうど12時頃に白髪岳山頂(722m)に到着した。
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360度の展望だが、山がありすぎて何山なのかほとんどわからない。
南には六甲。
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東の方には足元に篠山の市街が見える。
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昼食後は稜線伝いに松尾山へ。1時間足らずで山頂(687m)に到着。
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山頂エリアは城跡で、地面が削られた跡や石垣の一部が残っている。
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下山は南へ。少し下ると千年杉だが、北山の芦生杉に比べるとかなり小ぶり。
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しばらく下ると卵塔群。
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そして高仙寺本堂跡。
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沢筋を下ると不動滝。水量が少なくてちょっともの足らない感じ。
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ほどなく舗装道路になり、朝に通った三叉路に出て、さらに舗装道路を駅まで歩いた。
今日も蒸し暑い一日だった。もう9月の後半だと言うのに、いったいこの暑さはいつまで続くのだろうか。
UTMF まであと1週間。何とか暑さがおさまってくれることを願うばかりだ。

伏見稲荷から京都女子大

今日の随行は京都一周トレイルを伏見稲荷から京都女子大まで歩いた。
前日までは雨を覚悟していたけれど、近づくにつれて降水確率が下がって、午前中は晴れ間が出るくらいの天気になった。

京阪伏見稲荷駅のそばの公園で少し説明を受けてからスタート。
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一応、本殿をお参り。
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今日は平日のためか千本鳥居の一部などが工事で通れなくなっていた。
膝松さんは場所が少し移動してこんな感じに。
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今日は空気が澄んでいるのか、四ツ辻からはかなり遠方まで望むことができた。
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時間があるので寄り道をして稲荷山の山頂まで足を延ばした。
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鳥居の奉納は明瞭会計?
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トレイルコースの四ツ辻の少し先の展望エリアで昼食。ここからはアベノハルカスが見えた(この写真ではわかりにくいかも)。
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泉涌寺はいつもと同じく大門から眺めるだけ。
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またまた寄り道して悲田院そばの展望エリアから愛宕山方面。
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紅葉の名所の来迎院にも寄り道。
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今熊野観音寺でトイレ休憩。小雨がぱらついてきたけれど、傘をさすほどではない。
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しばらく住宅街を歩いて、今日初めて山道に入る。
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京女鳥部の森を行く。
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この先でトレイルルートをはずれて、京都女子大の方へ下った。
下った所はいつもマイクロバスでお世話になっている会社の駐車場。
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ここで解散となった。午後2時過ぎ。
その後、京都女子大の前を通って、七条通りを西に向かって、京阪の七条駅から電車に乗った。
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こんな時間なら本当はアフターを楽しみたいところだけれど、明日は花の講座、明後日はまた山の随行が続いているので、今日はこのまま直帰することにした。

生駒山から私市

月曜日は今月初めての随行だった。
天気予報では午後から降水確率が高かったけれど、結果的には雨には降られず、まだまだ暑い一日だった。

生駒山は縦走路はおそらく20回くらい行っていると思うけれど、西側東側の登山路は鳴川峠から音の花温泉以外はまったく歩いたことが無い。
今回は石切から辻子谷(ずしたに)を登る。
石切駅を10時過ぎにスタートして、しばらく住宅街を歩くが、なかなかの急登だ。
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こんな所に住んでいたら大変だろうと思う。
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このあたりは昔は水車がたくさんあったらしい。薬草を挽くのに使っていたとか。今は機械化されているが、このあたりは薬草の香りが漂っていた。
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道は石段になってきて、歩き出して1時間ほどで興法寺。
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手洗いの水は飲用不適とのこと。山上に遊園地があるせいだろうか。
この先もなかなかの急登が続く。
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興法寺から15分くらいで舗装されたハイキングロードに出た。ここは通い慣れた道。
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トレランで来た時はいつもここから登山路に入るが、今日もそのルートで山頂へ向かう。
一気に登って遊園地の階段へ。
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山頂の展望エリアで昼食にした。
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食後には一等三角点へ。
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時間があったので初めて龍光寺へ行ってみた。
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下山は奈良側で、途中までケーブルを使う。
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梅屋敷で下車して寶山寺へ。
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昔なら登りたくなりそうな大きな岩場。
昔の参道の石段を下る。
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ちょうど2時頃に近鉄の生駒駅に到着して、解散となった。
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私はここから歩いて私市へ向かう。
暑いし、荷物もあるので、早歩きで車道を行く。
私市へ向かう道は歩道が広く、車もそれほど多くないので、下道にしては快適に歩けた。
歩き出して45分くらいでトレランの時に室池へ向かって山道に入る分岐に来た。
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ほどなく飯盛霊園。ここまで生駒駅から1時間弱。
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トレイルに入ってから、いつも登ってくる林道への道ではなくて、トイレのある峠に向かう道に入った。
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この道はずいぶん前に一度だけトレランで走ったことがあって、下に下りるよりもアップダウンが無くて楽と思い込んでいたのだが、実はくねくねと曲がっていて、距離的にはずっと長いということに気が付いた。
おまけに分岐でミスして結局沢筋を下ってしまって、ずいぶん大回りして峠に着いた。
そこからは展望台を経由してピトンの小屋へ下りることにした。
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飯盛霊園に入ってからここまで40分もかかってしまった。
私市駅に到着したのは4時23分。生駒駅から2時間15分かかった。11.5km ほどあったので、UTMF で何とか関門を通過できるペース。
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駅前の自動販売機で缶ビールを買って、ホームのベンチで一気に空けた。うまかった。

白滝谷のち小女郎峠

昨日の登山教室は比良の白滝谷だった。
個人的には沢登りはあまり好みではなかったが、ずいぶん以前に比良の西面の沢は何本か遡行した。しかし白滝谷は私自身も初めて。

交通機関と集合時間の関係で、集合時間のほぼ1時間前に坊村に到着した。同じバスには数人が一緒だったので、時間つぶしに近くの明王院へ行った。
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全員が集合して歩き始めたのは10時前。しばらくは舗装道路を行く。
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三ノ滝。
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末端から遡行する人はこの滝を登るのだろうが、この時に登っていたパーティは左岸のガリーにルートを取っていた。
牛コバの手前からはシラクラノ壁が望める。かつてはクライミングの対象になっていたそうだが、今は登る人はあまりいないようだ。私自身も来たことが無い。
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牛コバで沢靴に履き替えていよいよ遡行開始。すでに11時を過ぎている。
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今回は沢登りらしいルートだが、大きな石が多くて、ナメを快適に歩けるような所はほとんど無い。
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途中で昼食休憩を取って、午後1時45分頃に滝が見えた箇所で谷の遡行を終了した。
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右岸の斜面を少し這い上がって登山道に合流して、ここでシューズを履き替えて一般路を行く。
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夫婦滝へ寄り道。
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さらに進んでびわ湖バレイスキー場のゲレンデに向かう。
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汁谷からゲレンデの斜面を一気に登って、打見山(1108m)へ到着。
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今日は講座としてはここで解散ということで、私は小女郎峠へ向かうことにした。
予定よりも1時間近く遅くなったので、時間が少し心配ではあったけれど、暗くなるまでには下山できるだろうと思った。
4時20分頃に打見山を出発して、一旦下ってから蓬莱山のゲレンデ斜面を登る。
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蓬莱山頂(1174m)は写真だけでスルー。
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曇天で風もあって、気温は低め。防寒具はまったく用意してきていないので、用事は早々に済ませて早く下山したい。
小女郎峠までは思ったより長かった。
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ここまで来た目的は、小女郎峠を少し南側に上がった所にあるお地蔵さん。打見山から30分で到着した。
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昨年、比良を縦走した時にも訪れたけれど、かつて山岳会で一緒だった女性のもの。
昨年は水しかあげられなかったので、今年は彼女が好きだった日本酒を少し持参してきた。
たまたまこのタイミングで雲が切れて、琵琶湖がきれいに展望できた。
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目的を果たしたら早々に下山。小女郎峠から蓬莱駅に向かう。
なかなかの急な下りで、ここを登るのは結構しんどいだろうな思いながら下った。少し急いで下ったので、足元が滑ったり、少し崩れたりしたことも何度かあった。
一気に下ると気温も一気に上がって、下界の空気になってきた。
薬師ノ滝まで小女郎峠から約45分。
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ここから少し下ると細い舗装道路に出た。
ここからの琵琶湖の眺めはなかなか美しかった。
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しばらくは急な下りで、路面も滑りやすかったのでゆっくり下ったけれど、次第に傾斜も緩くなって走れるような道になってきた。
ふと思いついて携帯で電車の時刻を調べてみたところ、6時ちょうどと6時12分があって、その後は30分ほど待たなければならなかった。
今、5時50分で、地図をざっと見たところでは蓬莱駅まではまだ 2km 以上はありそう。走れば12分には何とか間に合うかも知れない。時間つぶしにのんびり歩くにはちょっと距離が短すぎる。
UTMF の練習というふうに気持ちを切り替えて走り出した。
湖西道路を越えるとあと一頑張りという感じ。
ずっと適度な下り勾配だったので、6時07分にJR蓬莱駅に到着することができた。
ホームから山を眺めたら、上部は雲がかかっていた。
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