ニトヌプリ

1/26(水)も天候は今ひとつだがチセヌプリに向かおう。

✳︎赤が登り。青が下り。

駐車スペースは五色温泉手前の曲がり角の路肩。無雪期は車道なのだが冬は除雪されていない。一昨日、昨日とここにはわりと車が停まっているのを見ていたので、早めに出かけた。とは言っても9時くらいなのだが、平日のこの天候にもかかわらずすでに数台の車が停まっていた。

9時20分くらいにチセヌプリを目指して出発した。しばらく車道を行く。

右手の斜面に入っていくトレースがあったが、これはニトヌプリへの向かうトレースだろうと思ってしばらく車道を進んだ。

チセヌプリへのルートも途中で車道をカットしていくのだが、どうもそのまま車道を進んでしまっているようだ。しかし戻るのも面倒だし、どうせ先でトレースに出会うはずなので、そのまま先に進んだ。

左手のチセヌプリの方に向かうトレースが2カ所ほどあったが、新しいトレースではなかったので見送った。今日は先行者が何人かいるはずなので車道を横切っているトレースがあるはず。

そのまましばらく進んだら右手にトレースが見えてきた。これは車道を横切ってはいないがそちらに合流する。明らかに今日のトレースだ。

そのままトレースを追っていくが、どうも進む方向がおかしい。チセヌプリは北に向かわなければならないはずだがトレースは東に向かっている。これはひょっとしてニトヌプリに向かうトレースでは?

どうもこれはニトヌプリに向かうトレースのようだが今さらチセヌプリに方向転換するわけにもいかない。天候も良くないしノートレースの斜面をラッセルする体力も無い。

トレースが急になってきたので今回初めてクトー(スキー アイゼン)を着けたが雪がやわらかいのでほとんど効果無し。どうもスノーシューのトレースのようなのでジグザグに登る。

標高が1000mを越えて、gpsでは山頂まではあと標高で数十メートルくらいだが、いよいよ見通しが効かなくなってきた。おまけにトレースもわからなくなった。

gpsがあるので戻れなくなることはまずないと思うが、今日はもうこのあたりでお終いにしようと思う。

12時前にシールを剥がして新雪斜面に向かった。

今日も雪はフカフカのパウダースノー。腕が上がったような錯覚に陥る。

10分くらいで車道に合流するところまで下りてきた。

昨日のイワオヌプリのような広大な斜面は無かったけれど、そこそこ満足することはできた。

あとは車道を10分ほどで駐車スペースに戻ってきた。

あとはすんなりホテルに戻ってのんびりしようと思う。

イワオヌプリ

夜の寒さは恐れていたほどではなく、アマゾン毛布のおかげでぐっすり眠ることができた。夜中の積雪はわずかだったので大丈夫だったが、まともに降ったらたまらない。

1/25(火)は予定通りイワオヌプリに向かう。

✳︎赤が登り。青が下り。

昨日と同じく五色温泉の駐車スペースに車を停めて、9時半頃に出発した。

左手にイワオヌプリ。

右手にはニセコアンヌプリ。

序盤は気持ちの良い樹林帯。

樹林帯を抜けて広大な斜面を先行パーティのトレースに助けられて上部に出た。

先行パーティは左のピークに向かったが、目の前のピークの方が高そうに見える。しかしこちらはトレース無し。

どうするか迷ったが正面のピークに向かうことにした。

ノートレースの斜面を登っていったら先行パーティが左のピークに到達しているのが見えた。そしてそこには標柱のようなものが見えた。やはりあちらが本当のピークだったのだ。致し方なくそちらに方向転換。

11時ちょうどにイワオヌプリの山頂(1116m)に到着した。

帰ってから地形図を確認したら、三角点があるのは私が目指した方のピークだったように思われる。

イワオヌプリ山頂からのニセコアンヌプリ。

ニトヌプリ(左)とチセヌプリ(右)。

さて、お待ちかねのダウンヒル。山頂直下は一部ガリっている部分があってあせったが、少しトラバースしたらパウダーになった。

これぞ北海道のパウダースノーという雪質!!。できるだけ先行者のシュプールを避けて下りた。が、ものの2〜3分でおいしい斜面は終わってしまった。

ここに来る人たちはみんなまた登り返して何度かダウンヒルを楽しむようだが、私はそこまでの気力は無い。十分に満足したというわけではないけれどまた登り返すほどの気力は残っていないので、そのまますんなりと下った。

山頂から25分くらいで下まで下りてきた。

今晩から倶知安の「トリフィートホテル&ポッドニセコ」というホテルで4泊する。

部屋の大きなカプセルホテルという造りで、完全な個室ではないけれど2畳くらいのスペースでカーテンで仕切られている。

すぐそばにスーパーとコンビニがあるので便はいい。イビキのうるさい人がいたが耳栓をしたらさほど気にならずに眠れた。やはり車中泊よりははるかに気楽だ。

ニセコへ

1/24(月)は手稲ネオパラへ行こうと思って登山口に向かったが、住宅街の細い道に入り込んで登山口にたどり着くことができなかった。除雪で雪の壁ができていて道幅も細くなって見通しがきかない。こんなところでウロウロしていたら事故を起こしかねないので諦めることにした。

それならということで無意根山に向かったのだがまたもや登山口がわからず、結果的に登山口への道が除雪されていないということがわかった。

今日は札幌で泊まろうと思っていたのだがここまで来たら札幌に戻っても翌日適当な行先が無いので、ニセコに行ってしまうことにした。

ニセコは昨年3日ほど過ごしたのでだいたいの様子は覚えている。まずは道の駅へ。

羊蹄山は見えているのは下半分くらい。

まだ昼過ぎなので五色温泉の方に行ってみることにした。

平日だが数台の車が停まっていた。せっかくなのでニセコアンヌプリの麓を少し滑ってみようと思って準備していたら、こんな時間でも後からやってくる人たちがいた。

午後2時頃に出発した。

このあたりの地形は記憶がある。

次第に天気が悪化してきたので40分ほど登ったところでおしまいにすることにした。

シールを剥がして下りへ。

ものの5分くらいで車まで戻ってきた。

板を脱いで片付けをしてりたら突然片方の板が勝手に滑り出してしまった。滑走モードで下りてきているのでストッパーが効くはずなのだが、どういうわけかストッパーが上がってしまっている。歩行モードにしないとこういう状態にはならないはずなのだがどうしてこうなったのかさっぱりわからない。

板は車道をどんどん滑っていった。最初追いかけようとしたのだが、歩いて追いかけたくらいでは追いつかなさそうで、それに追いついたとしても戻ってくるのが大変だ。

ブーツを脱いで装備を大急ぎで車に放り込んで、車で追いかけることにした。

幸い、200mくらい先で止まっていた。ちょうど五色温泉の宿のそばだったので、ここの温泉に入っていくことにした。

いいお湯でした。

今宵の宿は昨年2泊したトイレのある駐車場。

今回初めての青空駐車場泊。寒さにはさほど不安はないのだけれど、天気予報ではこの先はかなり雪が降りそう。車中泊している間に雪が積もるとドアを開けた瞬間に雪が車内にどさっと入ってくるということを経験的に知っているので、明日から倶知安の安ホテルに泊まることにした。

ホテルが取れたので気分が楽になって、ほっこりした気持ちでアマゾン毛布入りシュラフに潜り込んだ。

朝里岳

1/23(日)は朝里岳に向かう。

※赤が登り。青が下り。

朝里岳は札幌国際スキー場のゴンドラ山頂駅からスタートするのでまずはスキー場へ。今回初めて晴れた。

朝里岳だけが目的ならゴンドラ片道切符だけでいいのだが、時間的にはたっぷり余裕があるので1日券を買った。

ゴンドラ山頂駅から立ち入り禁止のロープを越えていく。山スキーヤーだけではなくボーダーやスノーシューのハイカーなどがたくさん朝里岳に向かう。

目の前に朝里岳が望める。

準備を整えてスタートしたとたん、ビンディングが簡単にはずれてしまった。何度やりなおしてもうまく履けない。しかも左右の両方。ここまでの二日間は問題なく使えていたのだが・・・。

実はゲレンデでこういうことがこれまでに何度かあったが、何が原因かさっぱりわからない。ブーツに雪がついているわけでもない。

30分くらいは悪戦苦闘していたのではないだろうか。ついに諦めてゴンドラでいったん下ることにした。スキーは2セット持ってきている。

別の板を持って再度ゴンドラ乗り場に向かったところ、長い行列ができていた。今日は好天の日曜日なのだ。しかし並ぶしかない。が、待ち列に一人客用のあって、こちらに行くと意外とすんなりと乗れた。

2時間近くタイムロスして、再スタートできたのは11時過ぎだった。

ようやく山に入れたと思ったとたん、うるさいエンジン音が聞こえてきた。何とスノーモービル。排気ガスの匂いまで漂ってきた。がっかり。

しかしスノーモービルが走っていたのは出発直後のエリアだけで、間もなくエンジン音も聞こえなくなった。

気温はかなり低いようで、写真には写っていないがダイアモンドダストがキラキラ輝いていた。

樹林帯を越えて広大な斜面が目の前に広がってきた。

歩き出して1時間くらいで山頂エリアまで来たが、あまりに広大でどこが山頂なのかわからない。小ぶりのスノーモンスターに出会った。

余市岳と手前に広がる飛行場と呼ばれている大平原。こういう真っ平なところをスキーで行きたいとは思わない。

あたりを見回しながら歩いていたら標識らしきものが目に入った。12時20分、ようやく朝里岳山頂(1280.6m)に到着した。

モンスターの陰でシールを剥がして下りの準備。

そして無木立の広大な斜面に飛び込んだ。

チョー快適な斜面だが快感はあっと言う間に終わってしまった。2分くらい?

あとは平坦なところをえっちらおっちら。さらに板を担いでちょっとした尾根に上がって、滑れそうに見えた林に入ったらすぐにアップダウンの試練が待ち構えていて、山頂から30分ほどかかってようやくスキー場エリアに戻ってきた。

あとはゲレンデを下までおりて、車に戻ってカップ麺昼食にした。

その後は4時過ぎまでゲレンデを滑って、ちょっと前にネットで見つけた「ていね温泉ほのか」へ向かった。

ここは24時間営業という温浴施設で、個室で寝ることができる。明日は札幌郊外のルートに行きたいと思っていたので小樽には戻らないことにしたのだが、どこか屋内で車を停められるところがないか探していて見つけた。もちろんコインパーキングよりははるかに高いけれどホテルに泊まるよりはマシ。車も屋内の駐車場に置くことができたので安心して眠ることができた。

朝里川温泉スキー場

1/22(土)は春香山へ行こうと思って登山口に向かったが、目的地の数百メートルくらい手前で通行止めになっていた。距離的にはここからでも歩けるくらいだが、このあたりに車を停めておけそうな場所が無い。仕方なくここから近い朝里川温泉スキー場へ行くことにした。

シルバーだとリフト券は3000円。駐車場は無料なのでかなり割安だ。

ゲレンデは圧雪されていなくて、上部の斜面はパウダー部分が結構残っている。

ツリーランエリアもあって、林の中を滑ることができた。

昨日の塩谷丸山の雪とは全然違って「これが噂の北海道のパウダースノーか!!」という感触だった。

温泉は昨年も寄った「湯の花 朝里殿」へ。

夜はまた小樽に戻って昨日と同じ屋内駐車場に入った。

塩谷丸山

記録に書かれていたようにJRの塩谷駅の駐車場に車を止めた。雪が降ったり止んだり。

出発しようかどうしようかと悩んでいたら、後から来た車の3人パーティが小雪の中を出発して行った。

それを見ると急に気分が楽になって、がぜん行く気が出てきた。

※赤が登り。青が下り。

準備を整えて10時頃に出発した。しばらくはザックにスキーをつけて車道を歩く。

15分ほどで登山口へ。

除雪されているのはここまで。この先でスキーを履く。

先行者のトレースを追っていたら前方に見えてきた。先頭が男性で後続の二人は女性のよう。

しばらく後ろについていたが、ふとgpsを見ると入れてきたルートからはずれてきている。先行者は知っていてルートを選んでいるのかも知れないが、そのあたりのことはわからないので、私は斜面を適当に横切って本来のルートに向かうことにした。

小雪が舞って風も強くなってきたが、あと少しのはずなのでピークを目指す。

ピーク直下に来たら人影が見えた。先ほどの3人パーティだった。

ここでスキーを脱いで12時40分、塩谷丸山山頂(629.2m)に到着した。

わずかの間、視界が開けて石狩湾が望めた。

写真を撮ったら早々に下山に移る。

頂上直下の斜面は大変な重雪で、滑り出したとたん、前のめりにつんのめって頭から雪面に突っ込んだ。先が不安になる。

このルートは上部では滑りは登りとは違うラインで下るようなのだが、初めてだと不安を感じていたのだが、幸い先行パーティがそのラインへ行ったようなので、そのトレースを追って行った。幸い、雪質はマシにはなったが、期待していたほどのパウダーではなかった。

先行パーティの一人の女性がちょっととまどっておられたようで、少し離れたラインで追い抜いてしまった。ルートがよくわからないが、gpsのルートから離れないようにして下って登りのトレースに合流した。

20分ほどの下りで登山口に戻ってきた。

この下でスキーを担いで歩いていたところ、3人パーティの男性が追い付いてこられた。「山頂の雪は重かったですねぇ」と言葉を交わした。

午後2時前に駐車場に戻ってきた。

カップ麺やコーヒーで一息ついてから、フェリーターミナルそばの「小樽温泉オスパ」に向かった。JAF割引で650円で入れた。

今晩どこに車を停めるか調べていたところ、小樽駅の近くにコインパーキングで屋内の施設があるというのを発見して、ここに行くことにした。24時間1000円なり。

冬の北海道の極寒に備えてアマゾンで新規購入したシュラフの中に入れるタイプの毛布に潜り込んで眠りに入った。

小樽へ

昨年3月に初めて北海道へ山スキーに行ったが、予想外に雪が悪かった。もちろん十分に楽しんだのだが、次はぜひ評判の北海道のパウダースノーを味わいたいと思った。

となると1月か2月。さすがにこの時期は寒さが厳しそうでいささか腰が引けるが、やはり一度は行っておかなければならないだろう。

かなり悩んだが1月末に行くことに決めた。

フェリーは問題無く予約できたが、いざ出発が近づいてくると寒さに対する怖さが大きくなってきた。ホテル泊なら不安は無いのだけれど、基本的には車中泊の予定。おまけに天気予報ではしばらく晴れ間は無さそうだ。

これまでに車中泊で朝に水が凍っていたようなことは何度も経験しているし、ずいぶん昔は冬山のテント泊もやっていたが、加齢とともに耐寒能力が衰えてきているのを感じる。手足の指先が冷える末端冷え性は一段とひどくなる一方で、実は20ウン年前に冬山を辞めたのはこれが最大の要因だった。

以前に山スキーをやっていた時も一度手の指先に軽い凍傷を負って、その時の後遺症で今も指先の感覚が少しおかしい。

それでも北海道の山へ行くなら山スキーという気持ちが非常に大きくて、昨年ようやくその夢を実現した。

今さら危険を伴うようなルートを目指すつもりはないけれど、やはり北海道のパウダースノーを一度は味わってみたい。それもゲレンデではなくて山スキーで。

本当は昨年行った大雪や十勝を再訪したいのだが、さすがにこの時期は寒さが厳しそうなので、札幌以南のあまり標高の高くない山をめぐる計画を立てた。

まずは小樽に上陸する。予定の便は1/19(水)夜12時前の出航。少し前にトンガで海底火山の大爆発があって、その津波の影響でフェリーの運航に影響が出ていたが、予定の便は日本海航路なので大丈夫だろうと思っていた。

しかしこのところ日本海側はしばらく天候が悪く、出発当日の午前中に、出航が遅れるという電話が入った。午前1時半までに着いてほしいとのこと。

舞鶴は雪かもしれないので若干の余裕をもって出かけて午前1時前にターミナルに到着したところ、何と乗船は3時半くらいとのこと。

致し方なく待合室で時間をつぶして、結局乗船できたのは4時過ぎで、出航したのは5時くらいだったのではないだろうか。当初の予定より5時間くらい遅れている。まぁ時間通り到着しても一晩寝るだけなので大勢に影響は無い。しかし今回は出だしからトラブルで、これはあまり気持ちのいいことではない。

日本酒を軽く吞んでから横になったが、やはり熟睡できない。海が荒れているので大浴場は開かないと案内している。フェリーでこれほど揺れるのは初めてだ。幸い船酔いはしない体質なので今のところは大丈夫だけれど、ほぼ1日この状態が続いたらどうなるだろうか。

航海状況の案内によると小樽到着は21日の午前5時半頃の予定とのこと。そのあとの運航スケジュールはどうなるのだろうか。

朝と昼はレストランが営業されたが、夜は荒波のために営業できないとのこと。弁当の販売のみ。大揺れで食欲はまったく無いが、とりあえず幕の内弁当を買って、無理やり胃袋に収めた。

乗船から25時間以上かかって1/21(金)の朝6時にようやく小樽に上陸した。当初の予定より9時間くらい遅れた。

まだ暗い。フェリーターミナルのそばのセイコーマートで朝食などの食糧を買って、あらかじめ調べておいた無料の駐車スペースに向かったところ、調べておいた二カ所とも除雪されていなくて入れなかった。

通りかかったコンビニの駐車場に入って、コーヒーを飲みながら今日どうするか考えた。

天気は雪。体調は良くないが、こういうダルさは少し運動した方が改善するということが経験的にわかっているので、ここから近い塩谷丸山(しおやまるやま)という600mほどの山に向かうことにした。

国境高原スノーパーク

年末の降雪で国境も滑れるようになっていたが、正月休みの混雑を避けて 1/5(水)に滑り初めに行ってきた。

近畿地方は年末から正月にかけては中南部ではおおむね好天だったけれど、北部はずっと雪模様だった。天気が回復するのは週末になりそうだったので、降雪覚悟で出かけた。

リフト運行開始前の8時頃に着いたが、予想通りの雪。気分が乗らない。

しかしリフト運行開始の8時半頃になると雪が止んで、少し晴れ間も出てきた。

しかしそれも束の間で、ほぼ終日小雪が舞っていた。

もっといい雪が積もっているのかと思っていたが意外に堅雪でちょっと期待外れ。

ひとつラッキーだったのは、シニア割引のために運転免許証を出したところ、一緒に入れていた JAF の会員証がひっついて出てきて、それを見た窓口の方が「JAFの会員さんですね」と言われて 200 円の割引とソフトドリンクのサービスが受けられたこと。

JAF は昨年の北海道遠征に備えて入会したのだが、かなり多くの施設で割り引きサービスが得られるにもかかわらず、それが非常にわかりにくい。意図的にわかりにくくしているのではないかとすら思ってしまう。

グランスノー奥伊吹スキー場

12/23(木)は滋賀県のグランスノー奥伊吹スキー場で練習してきた。

先週末にまとまった雪が降って、ようやくここもオープンした。と言っても行くのは初めて。以前から知ってはいたけれど、休日は非常に混雑するという話を聞いていて、さらに高速代もかかるので、これまでは足が向かなかった。

朝5時過ぎに家を出て、途中で朝食休憩を取って、8時過ぎに到着した。

雪質はかなりガリガリで、ところどころ地面が出かかっていたりと、期待したほどのコンディションではなかったが、横手山と違ってリフトや休憩所などの設備が整っていて、それなりに滑りこむことはできた。

朝8時から夕方5時までオープンしていて、うまいコース設定がされていてわりと長い距離が滑れるので、また来てもいいかなと感じた。休日は混雑するというのがわかる気がした。

横手山・渋峠スキー場

12/15(水)、16(木)は志賀高原の横手山・渋峠スキー場に行ってきた。

先月末にまとまった雪が降って随所のスキー場がオープンして、私も岐阜県のスキー場に2回行ったが、その後はまとまった雪が降らず、信州のスキー場も含めて滑れるエリアが減っていく一方だった。そのために致し方なく志賀高原まで遠出することにした。

志賀高原は20年ほど前には家族でしばしば出かけたが、嫁がスキーに行かなくなったのと私は山スキーがメインになったので、すっかりご無沙汰になっていた。

昔は一の瀬や高天ヶ原がメインだったが、このあたりはまだ十分なエリアが滑れない。そこで、今一番広く滑れそうな横手山に行くことにした。ここはこれまでに行ったことが無い。

14日の午後に家を出て、高速のパーキングで夜を過ごしてから横手山に向かった。志賀高原のエリアに近づくと路面に雪が出てきて、蓮池あたりまで来ると道は完全に雪に覆われていた。慎重に運転して無事駐車場に到着した。

まずは目の前のリフトで上がって初心者コースを下りてみる。期待に反して雪質が悪い。しばらく新雪が降っていないのだろう。朝でまだ気温が低いので雪が堅い。

その後は中級斜面で練習したが、滑れる斜面は意外と少ない。練習目的で来ているので構わないが、遊びで来たスキーヤーなら半日くらいで飽きてしまうんじゃないだろうか。

リフトなどの設備も古くて、20年前の一の瀬に比べても古風なスキー場だ。まるで学生時代に遡りしたような感覚。

横手山の山頂は標高が 2307m あって、スキー場としては日本最高地点。

正面には 10 月に訪れた妙高黒姫戸隠の山々。

その左は北アルプス。

実は富士山も見えていたのだが写真を撮り損ねた。

横手山の反対側には渋峠のゲレンデがある。ここは初中級程度の斜面で、斜面の横に非圧雪のエリアが少しあったので何度かそこに入ってみた。ただしまだヤブが出ていて、しばらく新雪が降っていないので固くて滑りにくかった。

温泉は湯田中駅そばの「楓の湯」へ。何と入浴料 300 円で石鹸シャンプー付き。おまけに露天まであった。

昨夜からこのあたりは大雪のようで、岐阜などのスキー場も来週にはまたたっぷり滑れるようになるだろう。